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16日の「冷温停止宣言」、「事故収束宣言」の国民に向けてのものではなく、世界に向けてのものでした。
どうも、この「インチキ宣言」が、この政権の「終わりの始まり」になりそうで。


「燃料棒、答えてないじゃない」-「いいんです!」

16日の野田「冷温停止宣言」、「東電原発人災事故収束宣言」は、世界中のメディアを怒らせてしまいました。
これは、そのときのNHKの生放送を編集したものです。

ここで、不思議なことが起きたのです。



またまた、この動画は削除されるでしょうから、下にキャプチャーをとっておきました。

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野田が、「冷温停止」どころか、内部被爆、シーベルト、ベクレルの意味が理解できないことぐらい、国民、いや世界の人々は知っています。

彼が、videonews.comの神保哲生氏の質問の意味も理解できないし、当然、まともな答えができるはずもないことは、最初から分かっていました。

それ自体は特に驚くことではありません。
問題は、本質をついた神保氏の質問の前に、突然、画面が切り替わったことです。
これは100%、NHK側と、内閣の側とであらかじめ打ち合わせができていたのです。

会見のいちばん最後に神保氏の質問を持ってきた(手を挙げた神保氏を当てる)のは、「どうも、野田が答えられないような質問をしそうだ」という心配から、そうしたのです。

その前には、思考停止の大マスコミの記者たちからの質問を受けていたわけですから、
「もう、そろそろカメラをスタジオに戻してもいい頃」というタイミングを見て、神保氏を当てたのです。

野田の側としては、できれば、原発の知識の皆無な政治部の記者だけで会見をさっさとやって、逃げを打ちたかったでしょう。

ただ、それでは、国民からますます疑われるので、形だけでも「公平性」を重んじるというポーズを取るために、フリージャーナリストを何人か入れたのです。

その代表のひとりが神保氏だったのです。

この記者会見の仕切りは、千代内閣広報官です。

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http://www.mobypicture.com/user/tokunagamichio/view/8173671

千代幹也
この男は、安倍晋三官房長官時代から7人の長官を補佐し、政府の裏金「官房機密費」に携わってきた「金庫番」です。

民主党は野党時代、『官房機密費』の公開を求めていたのに、菅政権になるや、その全容を知る“キーマン”を内閣広報官に抜擢し、首相会見まで仕切らせる とはマンガです。

しかも、菅政権になってから、機密費の支出額は鳩山政権当時と比べて毎月4000万円増の1億円になった。

過去の機密費は大マスコミの記者にも配られたと報じられているから、全てを知る千代氏が広報官になったとなれば、テレビや新聞の記者が鋭い質問をぶつけられないのも分かります」(雑誌記者)
「日々坦々」資料ブログさんより

自民党時代には、使途不明の官房機密費がマスコミの記者連中に配られていて、記者クラブ所属の記者連中は思うような記事を書けないように縛りをきかせられていたのです。

では、それを批判して政権を取った民主党は、どうか。

この記者会見場で政治記者から発せられた質問は、「冷温停止」を避けるかのようなものばかり。
野田も、同じ穴の狢…?

少なくとも言えることは、この異常な記者会見を見る限り、野田千代内閣広報官との間で連携ができていて、その意向を受けたNHKが、次に神保氏の質問の番が回ってきて、野田を困らせることを知っていたからこそ、その直前にタイミングよく画面を切り替えたのです。

千代の才能は、きっと「口が鉄より堅いこと」なのでしょう。

この件について、「冷温停止」記者会見があった16日深夜の番組で神保氏が語っています。



06:30から
「あの記者会見は、総理会見なので、総理を取材する内閣の記者たちが行っているんです。
内閣の記者たちは、原発問題を扱っているわけではないので、税の問題とか、社会保障の一体化とか、そんなことを普段、やっている人たち。

そういう場での記者会見で、いきなり「冷温停止」の発表があったせいで、(内閣の記者たちが)税のこととか、福祉のこと、消費税のことなどについて質問していて、ちょっとガッカリするところもあるんですけれど、外国の記者、私のようにネットメディアや、フリーランスの記者は、いちばんそういうこと(冷温停止)を訊きたかったということもあって、そういう質問が、たくさん出るはずだったんです。

ただ、実は、ほとんど内閣記者会の人たちにしか質問があてられなくて、外国の記者や、フリーのネットメディアは、一回か二回しか当たらなかったので、あまり、そっちのほうの質問が出はなったということですね。

たまたま、私がフリーランス、ネットメディアの中で、一人だけ当たって、そのほかは外国の報道機関が一人だけ当たって、ということだったんですね」。

世界中のメディアが「冷温停止宣言」の中身に注目しているというのに、あたかも、グリコのおまけのように、さりげなく、しかし尊大、かつ大仰に世界に発信したのです。

言うだけ言って質問は受けない。
野田は北の将軍様といい勝負です。

サラリーマン政治家、細野君も上司の野田のいうとおりやっています。



もちろん福島第一原発人災事故は、収束などしていません。爆発の危険は大いに残されています。
福島第一原発全体の不透明性は、ますます高まったという点では、むしろ危険性は、いっそう高くなったと考えるほうが正常です。

最近になって、やっと原発学者たちも、確実視されているアウターライズ地震によって建屋のさらなる崩壊について言及するようになりました。
細野は、次の工程で最優先にやるべきことは、4号機建屋内の使用済み燃料プールから燃料棒を取り出して、他へ移し変えることだ、と明言しました。

来年4月には大規模な除染部隊を組織し、同時に、いままでの避難区域の指定を見直す方針を明らかにしました。
彼らは、避難住民に「死に行け」と言いたいのでしょうか。

野田内閣は、東電の体質と似ています。
この内閣には、九電、北電などがやってきた「世論の捏造」を撲滅することなど不可能です。

福島第一原発による災厄は、これからが本番です。
まだ、その牙を剥いていないのです。原発が悪魔たるゆえんです。

ほとんど伝わってきませんが、福島第二原発もダメージを受けていて、ひょっとしたら放射能漏れが続いているのではないか、と疑われています。
東電は絶対に情報を出さないでしょうけれど。

見識のある人が言いました。
「忘れたら死ぬ」。

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3月11日に福島第二原発を襲った津波

奇妙な原発関連番組をつくり続けるNHK

10月17日放送のNHK番組 『あさイチ』の「放射線大丈夫?日本列島・食卓まるごと調査」は酷かったらしい。
「福島産を使った食事は、0ベクレル。
産地に気遣い食事を作っている東京や北海道の方が、セシウム濃度が高い結果が出た」という内容。

これこそ捏造を超えて、危険な洗脳番組と言うしかないでしょう。

何より酷いのは土曜日の朝に放送されている小野文アナ司会の「週刊ニュース・深読み」です。
原発関連のテーマを扱うときは、決まって原子力ムラの御用学者を呼んできて、まるで視聴者が「原発ヒステリー」にかかっているかのような誘導をしています。

先週のゲストは、東大名誉教授の唐木英明でした。

彼は、7月27日の衆議院厚生労働委員会で、
「基準を10倍超えた牛肉を毎日1Kずつ63日間食べ続けるとやっと、食品基準の5ミリシーベルト(5000μシーベルト) に近づくけれども、これでさえ非常に安全な値ですから心配しなくてもいい」
と言っているのです。

また、唐木は2005年の時点で、食品安全委員会の委員を努めており、やはり今回の「セシウム牛肉安全」と同じように、「牛肉安全宣言 BSE問題は終わった」を宣言している、トンデモなく危険な人間です。

さらに唐木のやっている財団の現会長が、アメリカ穀物協会の日本代表、その上、モンサントに3年勤務していたという人物。
どこまでも胡散臭く、ゼニゲバの臭いがぷんぷん漂うのです。

先週の「週刊ニュース・深読み」では、唐木と同じくゲストに呼ばれたお笑いが、「(原子力関係は)いろいろ金で買収されている人が多いじゃないずかぁ」と正面に据わっていた唐木に向かって屈託なく話しました。
そのときの唐木は、狼狽したような表情を隠すことができませんでした。

しかし、司会の小野文アナには驚きました。
「私、ベクレルとシーベルトの違いがわからないので、放射性物質の量といっても感覚がつかめない」とぬけぬけと言う始末。原発の爆発から9ヶ月も経っているというのに。

こういう職務放棄とも取れる発言を平気でするアナウンサー、キャスターが多すぎるのです。

もっとも、小野文恵のような困ったNHKアナばかりではなく、NHK堀潤アナは脱原発を公に表明して、「国に頼ることなく、我々で脱原発を訴えよう」とtwitterなどを通じて呼びかけています。

この人の10月1日のつぶやき…。

どうしてこんなに大切な情報が原発事故から半年になって発表されるのか。
僕らメディアの責任も本当に重たい。
飛ばないって思ってたけど、実は飛ぶんですって、それはないよ。。。実は飛んでましたって。。。本当に本当に申し訳ない思いで一杯です。何にも役にたってない。


そうです、飛ぶんですよ、プルトニウムは、
人々に警告するために連日、必死になって記事を更新していたブロガーさんたちは、4月の段階でプルトニウムの危険性について訴えていました。

残念ですが、堀潤アナも根本的に間違っています。

正しくは、
「僕らは何も役に立っていない」ではなく、
「僕らは大勢の人たちを被曝させることに大い役に立った」です。




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