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中東は1947年の「国連パレスチナ分割会議」以降、混沌と混乱の中に置かれてきました。

その間、マスコミの視点は常に「イスラエル対アラブ」であり、その最前線であるパレスチナ問題は、イスラム世界とユダヤ・キリスト教徒十字軍の戦いである、と位置づけられています。

それで、いったい何がわかったのでしょう。何が解決したのでしょう。

この「イスラエル対アラブ」という軸足そのものがも狂っているからでしょう。

あるいは、そんな対立軸など幻想に過ぎないのかもしれません。

米ソ冷戦がそうであったように、中東における何千年にも及ぶ「怨念の連鎖」も、相克する感情の惹起に、その源があるのかもしれません。

そして、その相克する感情を昂ぶらせる勢力の中枢に何があるのかを知れば、中東問題は意外に簡単なことなのかもしれません。
いや、きっと、そうでしょう。

問題は、私たちが、私たちの固定化した思考形態なるものを自ら打破できるか否かにかかっているように思えてなりません。

ここでは、いままでの鋲着状態から自らを解放し、少し高見から俯瞰してみることにしましょう。

中東情勢は、2005年、マフムード・アフマディネジャードがイラン・イスラム共和国第6代大統領に就任してから、舵を切ったように変わってしまったようです。

アフマディネジャードは、イランの核開発計画に国連が異を唱えても、これをあからさまに無視、「(国際的に首都として認知されていない)エレサレムを違法に占領しているイスラエルは、世界地図から消えるべきだ」などと米国・イスラエル勢を刺激する発言を連発してきています。

それは挑発以外の何ものでもないように見えます。

「背景には、ロシアの威光があるから強気な発言を繰り返すことができるのだ」と中東ウォッチャーは見ているようですが・・・

というのは、アメリカによるイラン空爆計画は、過去、何度も実行に移されようとしていたし、とうとう“堪忍袋の緒が切れた”アメリカが何度もイラン制裁決議を決めたと国際メディアが報じるたびに、必ず、アメリカは不思議と思い留まってきたからです。

NWOの深いマインド・コントロール下にある日本の大新聞は、米国メディアの報道を真に受けて、いちように以下のような論調で報じています。
http://shasetsu.ps.land.to/index.cgi/event/368/

読売新聞 2010年06月11日
安保理制裁決議 イランはウラン濃縮をやめよ

国連の安全保障理事会が、イランに対する追加制裁決議を、日本などの賛成多数で採択した。2年ぶり、通算4度目の制裁決議である。

イランは、過去の決議を無視したまま、ウラン濃縮活動をやめないどころか、規模を拡大している。「核エネルギーの平和利用」であって軍事目的ではないと強く主張しても、不信感は増幅するばかりだ。

平和利用を隠れみのに核開発をした北朝鮮のあとをたどるかのようなイランに対して、安保理は、制裁強化でこたえる以外になかった。当然の決定だ。

新たな決議は、核や弾道ミサイルの開発にかかわる人、モノ、カネへの締め付けを強めている。イランとの深いつながりから、これまで制裁強化に消極的だった中国やロシアも支持に回った。

その政治的な意味は大きい。イランは真剣に受け止めるべきだ。

どうして日本のメディアは、その背景を独自に分析しないのだろうか。それとも、できないのか・・・

イランを支援しているロシア、中国もイラン制裁決議を支持する側に回ったということになっていますが、ロシア、中国が、言葉どおり実行したことがありましたか?と言ったらいいすぎでしょうか。

その前の5月3日に国連本部で開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議で、アフマディネジャード大統領は、「米国は核兵器の製造、保存、使用、脅迫について主犯だ」などと徹底批判したため、米政府当局者は「聞くに堪えない演説だった」と退席してしまいました。

【招かれざる客、イラン大統領】

イランもNPT条約加盟国ですので、いくらアフマディネジャードが憎たらしい発言をしようとも、アメリカとしてはイランに「来るな」とは言えません。

イランは追加制裁回避に向け外交攻勢を強めており、NPT参加もその一環とみられています。今回会議で核不拡散に対する国際社会の意見をまとめたい米国などにとっては、会議進行の不確定要素ともなる「招かれざる客」です。

ところが、ここにきて、突然、米国がイランのブシェール原発の稼動を認めたのです。計画通りであれば、来年の3月には稼動の運びになるとか。

「イランのブシェール原発稼働について、国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)は核兵器開発に直結するものではないとして問題視していない。

むしろ、ロシアからの核燃料供給にもかかわらず、イランが独自のウラン濃縮を強行している点に注目、引き続き同国の核開発を注意深く監視していく方針だ。

原子爆弾の製造には、原発用燃料の低濃縮ウランをさらに濃縮した純度90%以上の高濃縮ウランか、使用済み燃料から得られるプルトニウムが使われる。

だが、ブシェール原発の場合、燃料はロシアから供給され、使用済み燃料も同国に引き取られる。

燃料はIAEAの監視下に置かれ、核兵器への転用ができ ない仕組みだ。IAEA関係者は「ブシェール原発の稼働が核兵器開発に直結する恐れはこれまで報告されていない」と指摘するが、平和利用を名目にウラン濃縮を続けるイランの意図を疑問視する声は根強い」。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100822k0000m030063000c.html

今回で4度目のイラン制裁決議。
ブッシュの目の上の「たんこぶ」のごとき憎まれ口を繰り返し、過去何度も、ヒラリーが「イラン空爆だ」と叫んできた、あのイランに、なんというプレゼントをしたのでしょう。

イランのお目付け役にはロシアがいるから大丈夫、と米国勢はすっかり信じ込んでいるように見えます。

この不思議な男、アフマディネジャードと、オバマの発言、さらにはブッシュ、ヒラリーのイランに対する過去のスタンスの取り方、これらから何か見えてきそうです。
どうも、アフマディネジャードは、私たちが考えうる限りの政治力学なるものとは別の原理で動いているようです。それはイスラム主義終末論です。

アマディネジャードは、「同性愛者の権利を大幅に認める政策」を取ったこと以外は、どうもキリスト教の福音派と同じような考えを持っているのではないでしょうか。(イルミナティは同性愛者の権利を認め、これを擁護している)

というのは、彼がイスラム主義終末論の下に国際社会を撹乱しているのではないか、と考えると、いろいろツジツマが会うことが多いからです。

アフマディネジャードの役割は、パレスチナ国連分割会議以降、混沌と混乱の中に置かれてきた中東を「色分け」することにあるのではないのか。
「イスラムの核」のもとに、イスラム世界の統合が図られるのかもしれまん。

だから、米国は、オバマというケニア生まれのムスリム(イスラム教徒)の男を大統領にする必要があったし、9.11WTCテロ跡地「グラウンド・ゼロ」付近にイスラムのモスク建設を容認するだけでなく、信教の自由を口実に、これを進めようとしているのではないでしょうか。

それは、アメリカを「空っぽ」にするためです

イラク戦争は失敗だった、あの戦争はやるべきではなかった、という考え方が米国内だけではなく、世界中の世論として固着しました。

オバマのイラク撤収は、一見するとノーベル平和賞受賞者らしい英断のように見えます。イラクには核などなかった、生物化学兵器もなかった、のですから。「アメリカは反省している」ように見えるのです。そう装いはじめている。

一方、イランはどうでしょう。

背後にいるロシアの威を借りて、執拗なまでに米国を刺激するアフマディネジャードが、密かに核弾頭を開発したとしたらイスラエルの暴発を誘うような挑発をアメリカは制止できるのでしょうか。いや、その前に、「アメリカに、その気があるのか」という問いかけをしなければならないのかも知れません。

今後、イランが核開発を行った確かな証拠が出てくれば、米国民はイラン空爆もやむなしと考えるでしょう。

幸い、その頃には、イラクからの撤収が済んでアメリカ軍の戦力は温存できていることでしょう。アフマディネジャードの誘われるままに、米国も「ジハード」に突き動かされてしまうのかもしれません。アメリカの真意は。そんなところにありそうです。

最悪の事態になったとしても、来年の3月には、イランのブシェール原発が稼動するのですから、全面的な空爆はできないでしょう。

原発が破壊されれば、時間を置いて、多少なりとも、イスラエルにも影響が出てくるでしょうし、何より国際社会が許さないでしょう。

大方の戦力が中東にシフトしてしまえば、アメリカ国内の防衛が手薄になってしまいます。
イスラム(を騙った)によるテロ、イスラム以外の勢力によるテロが頻発し、イスラムに対する憎悪が極限にまで達した時点で、グラウンド・ゼロ跡地近くに建設されたモスクが破壊されるかもしれません。

むしろ、そのためにムスリムのオバマは、モスク建設を進めようとしているようにも見えてしまいます。「どうぞ、モスクを破壊してくださいな」と。
これから建設されるモスクには、日米開戦のときの真珠湾と同じ役割が与えられているはずです。

そうなったとき、イスラエル対アラブの火種が、米国内のキリスト教徒にまで飛び火するかもしれせん。

クリスチャンの中に忍び込んでいるサタニストたちが工作員となって、無垢なクリスチャンを扇動し、イスラムへの憎悪を焚きつけるかもしれないからです。クリスチャンよ、銃を取れ!と。

中東では、米軍のイラン派兵を巡って、ロシアが出てくるかもしれません。

その核弾頭ミサイルは、なんと米国内の有名な湖沼、河川の中洲などに配備されていた、なんてことも絵空事ではないことかも。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-145.html

そのときには、米国は経済破綻しているでしょう。治安の極度の悪化とともに、テロリストの汚名を着せられたクリスチャンが罪人として収容所送りになるかもしれません。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-69.html

そして、米国民は可及的な治安の回復と、新しいアメリカを求めるようになるでしょう。
このとき、マーシャル法の下、オバマは戒厳令を発動し、FEMAがすべての州警察、米軍を統制化することになるのでしょう。

悪くすると中東に派兵された米軍は、置き去りにされてしまう可能性もあるかもしれません。

米国の治安を守る軍隊は、なんとロシア人、中国人などの傭兵なのです。つまり無国籍の「国連軍」のことです。これらの傭兵は、すでに米国内に300万人ほどスタンバイしていると言われています。

「こんな愚かな戦争は、もう止めよう。キリスト教も、ユダヤ教も、イスラム教も、元はひとつだったじゃないか」。
アメリカ国民の、こんな「ぼやき」が聞こえてくるかもしれません。
そして、人々は嫌々ながらも「ひとつの宗教」を受け入れるのでしょうか。
その唯一神は何者でしょう。

秘密社会「ホッジャティエ」がイランを動かしている?

米・イスラエル連合を、執拗に挑発するアフマディネジャードとは何者でしょう。

イスラム世界の「神がかった」メンターなのでしょうか、それとも、単なる気の狂った男なのでしょうか、あるいは、破滅的終末論を信じるカルトなのでしょうか。

もともとは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教といった世界の命運を握っている三つの宗教が「ただひとつの神しか認めない一神教」であることから世界の混沌が始まったのです。

しかし、ともに唯一絶対神(アッラーフ、ヤハウェ、それぞれ呼称は違うものの)を信じていながら、なぜ世界は分断したままなのか。そして、なぜ、最終的解決法としてハルマゲドンを受け入れようとしているのか。

少なくとも、はっきり見えていることは、ユダヤ教のイスラエルも、キリスト教のアメリカも、そしてイスラム教のイランも、それぞれの聖典に預言されている「最終的決着の日」を目指している、ということです。

アフマディネジャードを、まるで「世界を破滅させるかのような」危険な挑発に駆り立てている源泉は、いったいどこにあるのでしょう。

アフマディネジャードは、ホッジャティエという救世主を待ち望むシーア派の秘密結社から出てきた人間です。

ここに、イランを陰から操っているのは秘密社会「ホッジャティエ」か という記事があります。
プラネット・イラン「Planet Iran」の7月28日の記事:
以下、翻訳

イラン政府内部の地下宗教セクトが、どんな役割を果たしているかについて、いくつかの噂があります。

イラン大統領・アフマディネジャードと閣僚の何人かが、終末救世主思想で知られているホッジャティエ(Hojjatieh)の秘密結社員であることが露見した、というのです。

ホッジャティエは1953年、テヘランにShaikh Mahmoud Halabiによって設立された、シーア派のセクトです。その性格は秘密性を帯びており、秘密結社といってもさしつかえないでしょう。この組織は、同じくシーア派でも、新たに別に創設されたバハーイー(Baha’i)信仰と戦うためにつくられたものです。

(管理人:イスラムの世界では「自分はマフディ(イスラムの救世主)だ」と主張する宗教指導者が相次いで出現した。イランではイスラム教から派生した新興宗教としてバハーイー教『バハイ教』がおこり、その指導者が、自分はマフディだと宣言した。これを異端とする“正統派”たちが、ホッジャティエを創設し、「われこそはマフディなり」と次々と現れるイカサマ師の排除に乗り出した)

ホッジャティエのメンバーは、“お隠れになっていた”マフハディ(第12代イマーム)がこの世界に戻ってくるという考えを、他のシーア派のイスラム教徒と共有して、悪行、不公平、および圧制を世界から取り除こうとしていました。

しかし、彼らは、マフディの再来を急がせるために、カオスと混乱を作りだすことによって黙示録の予言を速めるべきであると信じている人々です。

ハシェミ・ラフサンジャニ(Hashemi Rafsanjani)は、ホッジャティエのメンバーが、イラン革命でホメイニ支持者と並んで戦うことは本位ではなかったのだろう、と後年の伝記に書いています。彼らは、リーダーとして、マフディなしで革命とイスラム教の共和国を創設する意味が全くないと信じていました。

(管理人:マフディとは、救世主。シーア派主流を味方につけてイラン革命を成功させたホメイニが、マフディ崇拝のホッジャティエを利用したのではないか、と疑っているのでしょう。ホメイニ自身も、シーア派の12イマーム派)

イラン革命の後は、ホッジャティエは政治の表舞台から姿を消してしまいました。

ホッジャティエのメンバーは、革命の成功によって新しい息吹を吹き込まれた若い人々と一緒に国づくりをしていこうとホメイニに呼びかけましたが、ホメイニは、彼らの提案を拒絶してしまったのです。

これをきっかけに、ホッジャティエの連中は、ホメイニのVelayat-e Faqih(イスラム教法学者の保護)主義を拒絶するようになり、ホメイニも、あからさまにホッジャティエに反対するようになってしまったのです。

そして、ホッジャティエは、いよいよ1983年8月12日のアヤトラ・ローホーラ ホメイニのスピーチの後にやむを得ず分解・解散同様の状態になったのです。

このようにホメイニによって一度、消滅したかに見えたホッジャティエですが、最近の5年間、イランの保守的な人と革新主義の政治家たちが、「ネオ・ホッジャティエがテヘランの権力の回廊で再浮上してきていると警告しています。

二日前に、イラン人がイマームのマハディの誕生日を祝っているとき、レザルト新聞は「ここ数年のホッジャティエの情報活動が穏やかなものであるので、彼らの活動について法的にきちんと認可すべきである、と求めているようです。

アフマディネジャードの政治的采配において、ホッジャティエの影響がうかがえると警告していた政治家の一人は、アフマド・タバソーリ(Ahmad Tavassoli)というホメイニの元参謀長でした。

彼は、2005年に、
「革命防衛隊と同じように、イラン政府の行政府はホッジャティエによってハイジャックされてしまった」と、強く主張したのです。

イラン革新主義の元大統領、モハメド・ハタミが、2005年9月、マシャドで次のようにコメントしました。
「政治的に偏りすぎているにもかかわらず、イマームのホメイニ時代を革命と見なす人々が、現在では、テロと圧迫の恐怖の道具を振りかざしている」と。

ハタミは、このスピーチの中で、恐怖の道具を振りかざしている勢力がホッジャティエだと名指しこそしませんでしたが、「彼らは、石器時代の後進性を固執している浅知恵の伝統主義者」と、ホッジャティエを形容しました。
そして、いまや、ホッジャティエは、その背後に強大な組織を持っていると。

(管理人:革新派のハタミは、イランの秘密社会・ホッジャティエが、イランを石器時代のような呪術的社会にしている、と主張。そして、その教理の根底にあるもの=ハルマゲドンによってイスラムの救世主がこの世に現れる、という考え方=が、あまりにも病的であるために、イラン政府は内部から秘密結社に乗っ取られてしまった、と訴えています)

2009年6月に行われた大統領選の1週間前、The Supremeのリーダーにして革新主義者であるハディ・ハメネイ(Hadi Khamenei)は、「残念なことに、(イランの)メディアのほとんどが、ホッジャティエ支持者の手の内のある。

ホッジャティエは、それらの息のかかったメディアを利用して、イスラム教に関する自分たちの考えを社会に向けてプロパガンダしている。
ホッジャティエは、彼らの力を確立するために、ソフト・ウォー(Soft War)のテクニックを使っている」と語っています。

(管理人:ソフト・ウォー。教育・啓蒙、文化の啓発などの面で、人々を恭順の状態に置こうとする戦術。ハメネイは、ホッジャティエが、こうしたマインド・コントロールをイランの大衆に仕掛けている、と言っているわけです)

(管理人:まるでブッシュ政権内部のネオコンが、キリスト教原理主義・福音派を利用した構図と似ています。アフマディネジャードの背後にいる勢力は、イスラム原理主義に回帰させることによって、人々を預言者ムハンマドに引き付けるプロパガンダ戦術を使っています。その先には、「新しい世界に生まれ変わるためには、いったんは世界の破滅が必要だ」とするイスラム主義終末思想が横たわっているようです。キリスト教の黙示録も、イスラム原理主義の終末思想も、日本の神道の「みそぎ祓い」のような穏やかなものではないようです)

大統領選後、Rohanioun Mobarez党の党員であるAli Akbar Mohtashemipourは、「選挙をイラン国民が、どのように受け止めたか、また、選挙後に起こったことの背後にはホッジャティエの存在があった」と語っています。また、彼は、ホッジャティエという組織が、大衆に人気がないという理由で、この組織が危険ではないと考えることは間違いである、とも。

Ali Akbar Mohtashemipourは、Ayatollah Mesbah Yazdiという男が、ホッジャティエのメンバーであり、現政権の内部から影響力を行使している危険な存在である、と話しています。

Ayatollah Mesbah Yazdiという男が、ホッジャティエのメンバーの中でも、もっとも高い位階にある人物である、とする他のいくつかの報告もあります。

Ayatollah Mesbah Yazdiは、もちろん、これを否定しています。彼は、
「私とホッジャティエとの間に、ほんのちょっとの関わりを見つけると、すぐに私を糾弾するのだ」と反論します。

現大統領のアフマディネジャードは、Ayatollah Mesbah Yazdiによって感化されており、ホッジャティエの擁護者になっている、と言います。
また、Ateghe Sedighiという女性は、スピリチュアルなメンターとして、「アフマディネジャード政権において、ホッジャティエに加わることは危険だと、警告しています。…この女性は、イランの第二代目の大統領、故アリー・ラジャイー(Ali Rajae)の未亡人。(管理人:アリー・ラジャイーの大統領在任期間は、わずか16日。暗殺されたのです)

アフマディネジャード大統領は、公には、ホッジャティエとは、一切関係がない、と言っています。

しかし、彼のスピーチのすべてが「マフディの再来」に照らして行われており、これは国連議会に送ったものについても同様です。

アフマディネジャードは、アメリカがマフディ再来を阻止しようとしている明らかな証拠を持っている、と言います。
それは、アメリカがイスラム教(シーア派の)の救世主がメソポタミアから現れるということを知っているので、イラン侵攻を強行したのだ、と言うのです。

つまりは、アメリカがイランを敵視するのは、アフマディネジャードが推進していると言われている核開発のためではなく、世界の大艱難(イスラムにとっては、人類のミソギ)の後に現れることになっている救世主が、メソポタミアから出てくる人物である、というシーア派の考え方に対する抵抗からである、というのでしょう。

アフマディネジャードにしてみれば、「約束された救世主」を待ち望んでいるイラン大統領、というだけで、アメリカが難癖付けてくるほうがおかしい、と言っているわけです。

では、イスラムのシーア派の言う救世主・マフディとは、どんな存在なのでしょう。
日本語のサイトでは、【イランとアメリカのハルマゲドン】がまとまっていると思います。
そこからの抜粋です。

コーランの終末論には、キリスト教にない話も載っている。それがマフディの出現で、彼はキリストが再臨する前に世界が大混乱するときに現れ、悪者 (「ダジャル」dajjal と呼ばれるニセの救世主)と戦って勝ち、この勝利の後、キリストが天から再臨することになっている。

マフディは救世主だが預言者ではなく、ムハンマドの子孫である人間ということになっている(こう定義することで、ムハンマドが「最後の預 言者」であるという教義に反しないようにしている)。ここまでは、スンニ派とシーア派で同じだが、ここから先の解釈は両派で大きく違ってくる。

スンニ派で は、マフディはムハンマドの子孫として将来メディナに生まれる普通の人間である。

だがシーア派ではマフディは、西暦873年に「お隠れ」になった「最後のイマーム」が再臨するものだとされる。(イランの75%、イラクの60%がシーア派)(関連記事

▼イマームの「お隠れ」シーア派の「イマーム」とは、全イスラム教徒を束ねる歴代の指導者で、ムハンマドの子孫というだけでなく、神の意志を一般信者に伝える「聖人」的な存在だったが、第12代のイマームがなくなった後、イマームの系統は絶えた。

(歴代イマームが12人いたと考える「12イマーム派」がシーア派の中の多数派だが、ほかにイマームは7人しかいなかったと考える「イスマイル派」、5人だったとみなす「ザイード派」など、シーア派の内部はさらに複雑に分岐している)

シーア派では最後のイマームは死んでおらず、普通の人には見えない姿で存在し続けていると考えられ、この世の終わりに再び現れると考えら れている。

キリストのように昇天したと考えると、次に現れるときに「預言者」扱いになり「ムハンマドの後には預言者はいない」というイスラム教の根幹の教 義に反してしまうので、シーア派では「最後のイマームはお隠れになっている」という、微妙な考え方を採っている。

オリジナルな教えを重視するスンニ派は、シーア派が「聖人」「お隠れ」といった神秘的な教義を勝手に加えていることを嫌い、原理主義のスンニ派の中には「シーア派は異端だから殺せ」と主張する勢力がある。

シーア派信者の多くは、古代から大文明があったペルシャ・メソポタミア地方におり、シーア派の神秘的、密教的な性格は、彼らがイスラム教 に帰依する前にこの地域に存在していた古代文明の神秘宗教(ミトラ教、ゾロアスター教など)の影響を受けている。この神秘宗教は、日本仏教の密教や、古代 のギリシャやインドの宗教と共通性がある。

つまり、アフマディネジャード大統領は、イスラム原理主義終末思想を忠実にトレースする役割が与えられた人物ということですね。
普通の人には見えない姿となって“お隠れ”になっている救世主マフディが、再び、人間に見える姿となって中東に現れる日を「前倒しして、早くする」ために大統領になった(ならされた)ということです。

この聖書にも書かれていない救世主マフディが、再び、見える形(人間の形)となって登場するためには、偽預言者「ダジャル」dajjal と呼ばれるニセの救世主が現れて、世界を大混乱に陥れなければならないことになります。これが聖書の黙示録にある「ハルマゲドン」で、ダジャルがサタンの親玉・ルシファーということになるのでしょう。

そして、ルシファーの支配は3年半で終わり、その後、イエス・キリストの再臨ということになっているのですが、そのダジャル(反キリスト。ルシファー)を倒すのがどんな存在かを示しているのがコーランにある救世主マフディということになります。

しかし、マフディも、本当の預言者が現れるまでの「世のお掃除係」であって、つなぎ役。

アメリカは、マフディがメソポタミアから現れることを知っていて、それを邪魔している、とアフマディネジャードが公の場で主張しているのです。

「ダジャル」についてはyoutubeなどに、いくつかの動画アップされています。

次は、「ダジャル」dajjal とは何か、についてです。

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イランのアフマディネジャード大統領がユダヤ人という説




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アフマディネジャードの挑発的な言説の真意は?






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