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HOME   »   原発・環境汚染  »  汚染水の海洋放出 ガンを誘発するトリチウム汚染の恐怖
       
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東京電力 写真・動画集より

たび重なるタンクからの汚染水漏出トラブル。
これは日本の悲惨な未来を暗示している。

東日本の太平洋岸の漁業はこれで全滅-なぜか問題視されないトリチウムの重大性

福島第一原発構内に設置してある放射能汚染水のタンクからは、これまでにも何度かの漏水トラブルが発生しています。

6月5日のタンクからの漏水については、さすがの東電もすぐにマスコミに公表するようになりました。

この漏水トラブルについて、原子力規制委員会の田中俊一委員長は、6月5日午後の定例会見で、
「(タンクの)継ぎ目のところでは、締めが足りなかったらその程度の水漏れはある。すぐに対応してもらえばよい。そんなに問題視することはない」などと記者の質問に答えました。
(ロイター 6月5日)

これが、「最初の一滴」であることに、彼は気がついていないのです。

規制委の田中委員長は、「締めが足りなかった」と言っています。

そのとおり。タンクは溶接しておらず、部材をボルトで締め付けてあるだけなのです。
大きな地震が来れば、放射能汚染水で満杯になった重量のあるタンクは、左右に、上下に、ゆっさゆっさと揺さぶられ、簡単にボルトが吹き飛んで、タンクは破壊されてしまうでしょう。

そうした“ネジで仮止めされただけの”汚染水タンクは、原発構内にすでに数百基もあり、今後、倍増されるのです。

地震(あるいは竜巻)によって、何十万トンもの放射能汚染水が原発構内に流れ出したとき、何が起こるのか、誰でも想像することができます。

2011年3月下旬、3号機のタービン建屋地下1階で床に溜まった汚染水に足首まで浸かった作業員2名が福島県立医大に緊急搬送された後、すぐに放射線医学総合研究所に移送されましたが、その後は消息不明です。

原子炉を冷却した結果、放射能に汚染された水には、トリチウムというガンを引き起こす原因となる重大な放射性物質が含まれています。

東電、そして国や政治家は知識がないのか、あるいは今でも隠蔽しようとしているのか、まったく情報を出しません。

反原発を訴えているはずの学者、研究者などの“自称”専門家たちも、トリチウムの重大な危険性については口をつぐんています。

ほうぼうで講演会を行っている反原発を標榜する研究者たち……彼らは「専門家」を自称するも、その実、ほとんど専門知識を持っておらず、トリチウムの脅威については意図的に話をそらそうとさえしているようです。

この種の人たちもまた、知識不足からなのか、あるいは金儲けのためなのか、結果的に私たちを新たな脅威に近づけているのです。

放射能は、時間の経過とともに様相が変わってきます。
もっとも、それは私たちに知らされていなかったことが、徐々に出てきているだけなのかもしれません。

世界的な核物理学者と、世界的な放射線医学の権威二人が、トリチウムに汚染された福島と日本の将来について警告しています。

元国連職員の松村昭雄氏が、この二人と連絡を取って、分かりやすくまとめた記事が同氏のブログにアップされています。

専門家が解説する「福島第一原発からの放射能汚染水が及ぼす影響」について
Experts Explain Effects of Radioactive Water at Fukushima
(AKIO MATSUMURA FINDING THE MISSING LINK  6月5日)

はじめに
松村昭雄

福島第一原発の放射能汚染水の漏出は、新たな問題となっています。

照射済み燃料は、間断なく冷やし続けなければなりませんが、その結果生じる高濃度の放射能汚染水を、永久的、持続的に処理するための工程については、東電は未だに考え出すことができていません。

東電は、(冷却することによって生じた)放射能汚染水から、大部分の放射能を除去する工程は有しているものの、トリチウム(これは非常に危険な発癌物質)のような放射性核種を除去することはできないまま、安全基準をはるかに超える規模で、そうした核種が集結しているのです。

東電は、法律で定められているレベルまでトリチウムを薄めてしまうために、太平洋に放射能汚染水を流し込んでしまいたいと考えています。

しかし、東電に懐疑的な地元の漁師たちは、この動きに反対しています。
その間にも、東電は汚染水タンクに汚染水を貯蔵しているのです。

それらのタンクから汚染水が漏れ出していますが、(麻痺してしまって)もう驚かなくなっています。(マーティン・ファクラーのNYタイムズの記事

東電は、結局は汚染水タンクの収量を使い果たしてしまうであろうことを認めています。
汚染された冷却水の管理は、2011年以降、東電が直面している最も過酷で危険な問題なのです。

問題の背景

Japan Timesの記事によれば…(以下)

5月7日の時点で、東電は敷地内にある940基の大型タンクに29万トンの汚染水を移送しましたが、まだ、9万4500トンの汚染水が、原子炉建屋と他の施設の地階部分に残されたままになっています。

東電は、核燃料が再び溶け出したり燃え出したりしないように、一時しのぎの設備によって、1号機、2号機、3号機の溶けた燃料の上から永久的に水を注ぎ続けなければなりません。

しかし、格納容器は、メルトダウンによって損傷を受けており、高濃度の放射能汚染水が地下部分に漏出したり、流れ込んでしまっています。

放射能が危険なレベルまで達しているため、作業員が、廃炉工程の作業に取り掛かることができないだけでなく、(格納容器の)損傷の具合を評価するために必要な距離まで近づくことさえできないのです。

さらに、津波と水素爆発によって損壊した建屋の地下部分に流れ込んだ(原子炉への冷却水が混じった)約400トンの地下水が、この問題をいっそう困難にしています。

東電は、原子炉に水を再循環させる前に、セシウムを除去しながら、地下に溜まった水を排出する水のリサイクルシステムを稼動させています。
しかし、地下水のさらなる流入が、脅威を増大させているのです。

こうしたことから、東電ができうるすべてのことは、汚染水の貯蔵タンクを次から次へと増設していくことしかないのです。

…この汚染水は、結局、どんな問題を提起するのでしょうか。

東電は、敷地内に汚染水タンクを増設するには限界があると言っています。
森や敷地内の空き地を整地することによって、2015年の中頃までには、汚染水の収容能力を現在の43万トンから70万トンに増やすことができると言っていますが…。

これによって、東電は、約3年の時間を稼ぐことができると考えています。

水は、どのようにして放射能汚染されるのか
ゴードン・ウドワーズ博士

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物理学者のゴードン・エドワーズ博士は、「核に対して責任を持つカナダ連合」(CNNR=Canadian Coalition for Nuclear Responsibilityの創始者にして会長。2006年の「核のない未来賞」の受賞者。

エドワーズ博士の福島第一原発関連の記事は→こちら


1)核燃料が原子炉の中で、あるいは原子爆弾の原料として使用される場合は、原子は分裂してエネルギーを発生します。
核分裂の反応過程は、ニュートロンと呼ばれる亜原子粒子が引き金となって起こります。

原子炉の中で、ニュートロンが止められた場合、核分裂の反応過程も止まります。
これは「原子炉のシャットダウン」と呼ばれるものです。

2)しかし、核分裂反応の過程で、それまで存在していなかった何百種類もの新しい放射性原子が生成されます。
これらの有り難くない放射性の副産物は照射核燃料に蓄積されていきます。

それらの副産物が集積すると、オリジナルの核燃料の何百万倍もの放射能を出します。

3)このようにして新しく生成された放射性物質は、核分裂生成物放射化生成物および超ウラン元素に分類されます。
ヨウ素131、セシウム137、ストロンチウム90のような核分裂生成物は、分割された“原子の破片”のことです。

三重水素3H :トリチウム)、炭素1414C:放射性炭素)、コバルト6060Co)のような放射化生成物は、もともと非放射性原子であったものが、一つ以上の迷走中性子を捕獲した後に、放射性原子に変換されたものです。

プルトニウム(Pu)、ネプツニウム(Np)、キュリウム(Cm)、アメリシウム(Am)のような※超ウラン元素は、質量の大きいウラン原子に、一つ以上の中性子が捕獲され、さらに質量の大きいウラン原子になった後、変成によって生成されます。

※超ウラン元素とは?

ウランが核分裂を起こす時に核分裂しないウラン原子(238U)に中性子が捕獲されてできる原子、すなわち、ネプツニウム、プルトニウムなど、ウラン原子以上の原子番号を持つ元素のことをTRU(超ウラン元素)と言う。

これらの核種を有意に含む低レベル放射性廃棄物をTRU(超ウラン元素)含有放射性廃棄物と称している。
TRU(超ウラン元素)含有廃棄物の発生源と安全対策より)

4)これらの強烈な放射性の副産物のため、核分裂反応が止まったとしても、その後も、照射済み核燃料は、一年中熱を発し続けます。
この熱(崩壊熱)は、核廃棄物で進行している原子核の壊変によって引き起こされます。

この原子の放射性崩壊のスピード遅くしたり、止めることは誰にもできません。
したがって、崩壊熱も止めることができないのです。

しかし、崩壊熱の放出は、10年も経てばそれほど激しくなくなり、時間の経過とともに徐々に減じられていきます。

5)原子炉が停止された最初の頃の数年間は、崩壊熱が生成されると同時に、その熱を、その場その場で取り除いていかないと、照射済み燃料の温度は、危険レベルまで上がってしまいます。

そのとき、放射性ガス、放射性の蒸気、放射性粒子は、とてつもない割合で大気中に放散されてしまうでしょう。

6)照射済み燃料から崩壊熱を取り除くための、最も一般的な方法は、絶えずその上に水を注ぎ続けることです。

東電は、一日当たり400トンの水を注ぎ続けています。
その水は、核分裂生成物、放射化生成物および超ウラン元素で汚染されるようになります。

これらの核廃棄物には、放射性毒(ラジオトキシン)があり、あらゆる生物にとって有害であるので、冷却のために注がれた水が汚染されている限りは、環境中に放出してはならないのです。

7)3基の破壊された原子炉の溶融した炉心を冷やすため、東電によって毎日注ぎ込まれている400トンの水の他にも、別の400トンの地下水が原子炉建屋に毎日、注ぎ込んでいるのです。

この水(400トンの地下水)もまた、放射能に汚染されてしまうので、汚染除去がされないまま、タンクに貯蔵されているに違いないのです。

8)東電は、汚染水から、62種類の異なった核種の放射性物質を除去できる多核種除去設備(通称「アルプス」/ALPS:Advanced Liquid Processing System)を使用しています。

しかし、除去するスピードは遅く、100パーセント除去することもできません。
また、いくつかの種類の放射性物質は、まったく除去できないのです。

9)たとえば、トリチウムは汚染水から除去することはできません。
トリチウムは放射性の水素で、これが酸素原子と結合した場合、放射能を帯びた水分子が生成されます。

水から水を濾過することはできないわけですから、濾過作用浄水システムを使っても、トリチウムを汚染水から除去することはできないのです。

そして、トリチウムは環境中に放出されて、あらゆる生き物の中に自由に入っていってしまうのです。

10)原子力は使い捨て社会の決定版と言えるでしょう。
照射済み燃料は、生物環境に影響を与えないように隔離されなければなりません。

原子炉の炉心領域を構築するために使用される高品質素材は、決してリサイクルしてはいけないし、再利用してもいけないのです。
それらは、放射性廃棄物として永久に・隔離され保管されなければなりません。

崩壊熱は、原子炉のシャットダウン後も、長い間放出され続けるので、もはや正常に動かない原子炉を完全に止めることはできません。

メルトダウンによって不完全な状態となった原子炉を冷却すればするほど、放射能汚染された膨大な量の水を生み出すことになります。
その汚染された水は、そのまま貯蔵されるか、環境に投棄されることになるのです。

「原子力は容赦ないテクノロジーだ」と、人々が言うのも当然のことなのです。

トリチウム汚染水が医学的に意味するところの9つのこと
ヘレン・カルディコット博士

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ヘレン・マリー・カルディコット(1938年8月7日生まれ)博士は、オーストラリアの医師、著者、反核唱道者。

1977年には、ボストンのChildren'sHospital Medical Center のスタッフとなり、1977年から1978年までハーバード医科大学小児科にて教鞭をとる。

1977年から1986年の在米期間中(1961年に設立されたが実質1970年から1978年まで休止状態にあった)、Physicians for Social Responsibility(社会的責任を果たす医師団)を復活させ、1978年から1983年まで創立会長として、原子力の危険性について大衆や同僚を教育する事に専心する医師23,000人勧誘することに尽力した。

また、米国外においても、原子力、核兵器、核戦争の医学的危険性の教育に焦点を合わせた同様のグループを各国で設立した。

傘下組織であるInternational Physicians for the Prevention of Nuclear War(核戦争防止医師会議)は1985年にノーベル平和賞を授与。

カルディコット自身、1982年にAmerican HumanistAssociationからヒューマニスト・オブ・ジ・イヤー賞を授与された。

より詳しいことは→こちらへ。


1)放射能汚染水からトリチウムを分離する方法はありません。
トリチウム(エネルギーの低いβ線を放射しながらβ崩壊する)は、100年以上、放射性を持ったままの強力な発ガン物質です。

トリチウムは、(水に取り込まれると)藻類、海草、甲殻類、そして魚などの水生生物に集中して蓄積されます。

トリチウムは(他の核種と同様に)無味無臭で、目に見えないので、シーフードを含む食べ物の中に、今後何十年もの間、必然的に取り込まれてしまいます。

それは、DNA分子(つまり遺伝子)の中で結合します。
DNA分子の中では、後になってから、癌に結びつく変化が引き起こされる場合があります。

(トリチウムがDNA分子内で起こす変化は)脳腫瘍、赤ちゃんの先天性奇形、多くの臓器でのガンの原因となります。

この放射能汚染水を永久に封じ込めておく方法はなく、今後、50年以上の間、太平洋に漏出することは避けられないため、非常に恐ろしい事態が待っているのです。

あるいは、他の多くの放射性元素中でも、300年以上放射能を待ち続け、非常に危険な悪性の筋肉のガン(横紋筋肉腫)を引き起こす原因となるセシウム137、そして、300年間、放射能を出し続け、骨肉腫や白血病を引き起こすストロンチウム90を含む、他の多くの非常に危険な同位元素が、さらに長い年月をかけて太平洋に漏れ出ていくのです。

2)ほとんどのガンには放射線が影響していると考えられます。
福島や福島以外の多くの大地が汚染されてしまったので、茶、牛肉、ミルク、青菜、米などの食べ物は、今後、数百年にわたって放射能汚染されたままでしょう。

3)「除染」という言葉は、誤っています。
放射能に汚染された土壌、木材、葉っぱ、水から放射能を除去することはできませんし、できることといえば、別の敷地に移すだけです。

4)放射性廃棄物を燃やすことは、日本の汚染されていない地域を含む他の地域へ、ガンを誘発する原因を拡散することに他なりません。

5)ガンの発症までには長い潜伏期間があります。
それは、放射能に汚染された食物を食べ、汚染された空気を吸った後、2年から80年です。

6)IAEAは、(福島第一原発の原子炉を)廃炉にするまで、50~60年はかかるだろうと言っているし、何人かの人たちは、この困難な状況がクリアにされることはないし、取り除かれることもないと予想しています。

7)日本は、高線量の溶けた核燃料や燃料棒を、いったいどこに置くのでしょう。
地震で引き裂かれる日本列島に、この死の物質(アメリカ環境庁によれば、100万年の間、外気圏から隔離された状態に置いておく必要があるという)を保管できる安全な場所などありません。

8)これらの放射性元素は、絶え間なく水と海洋へ漏出したり、大気中に放出されるため、未来の世代へ向けて、必然的に、先天的奇形、癌、遺伝的欠陥の発生率が、時間の経過とともに増加していくことになるのです。

9)子供は、成人が受ける放射能による発ガン効果の10倍から20倍もの影響を受けます。(幼い女の子は、同じ幼い男の子の2倍の感受性があります)

さらに胎児は、成人の数千倍も放射能に対して感受性が強いのです。
特に、妊婦の腹部へのX線は、子供の白血病の発症率を2倍にすると見られています。

(記事はここまで)



(管理人)

成長戦略に「原発の活用」と「原発の輸出」。本当に恥ずかしい国に貶められたものだ

東電は、原子炉を冷却する(正確に言えば、メルトダウンして下の岩盤が溶け続けている「穴」に水を注入し続けている)際に出る高濃度の放射能汚染水を回収して、通称「アルプス」という多核種除去設備を使って放射能を除去していてます。

処理後の水は、構内に次々と設置した汚染水タンクに貯蔵して、少なくとも数百年の間、外部環境から隔絶した状態においておく必要があります。

すでに、5月7日の時点で、940基の汚染水タンクは、ほぼ満杯状態。汚染水が出続ける限り、新しいタンクの増設を行わなければならないのです。(しかし、それは、近未来において必ず破綻します)

これは、原子炉を冷却することによって、別の新たな問題を生じさせる原因を作っていることになります。
その最初の顕在化したトラブルが、タンクからの「水漏れ」です。

経済産業省エネルギー庁は5日、東京電力福島第一原発の汚染水を減らすため、敷地内でくみ上げた地下水(つまり高濃度放射能汚染水)を海に放出する「地下水バイパス計画」について、初の県民向け説明会を福島、いわきの両市で開きました。(第一原発地下水バイパス計画 福島、いわきで初の説明会)

パイバスから地下水くみ上げ、何ら処理を施さないまま、太平洋に流し込んでしまおうというのです。
「地下水は、生活用水に使用できるほど汚染が少ない」という東電の説明によって。

「地下バイパス」についての補足説明:

福島第一原発近くの地下にある双葉断層に沿って、水が上がってきていることが確認されています。
これが、直下型地震の引き金になると東北大学の教授が指摘しています。

下の図は地下バイパスの説明図ですが、原子炉建屋手前で地下水を汲み上げて(①~②の部分)水の量を減らせば、建屋内に地下水が吹き上がることはなくなるだろう、という見込みの下で行う工事ですが、計算どおり、地下水の圧力が下がるかどうかはわからないのです。

地下パイバスの流れ
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もし、の量の調節に失敗すれば、地下水の圧力が下がって、逆に建屋とタービン室の地下に溜まっている汚染水が地下水脈に流れ込むことが考えられます。

その場合、とんでもない高濃度の汚染水が、そのまま海に流れ込んでしまいます。
そうなれば、地下水の水の量は人為的に調整できないので、「流し放題」となって海は完全に死滅してしまいます。

また、そうした事態になっても、しばらくの間は分らないだろう、ということです。

さらに言えば、そのような事態に至ったときに、東電と政府は、さらなる補償額の上積みを出さないために、海が汚染されても、公には発表しないかもしれないという疑念が残るのです。

地盤は、次の地震でも安泰とは限りません。

岩盤にひずみができたり、雨量が少なかったり、自然の条件の変化をしっかり勘案した上での計画なのか、という不安があるのです。

そういう意味で、ボーリング調査もろくに行わず、いったいどんな専門家が、この計画を考え出したのか。東電の「行き当たりばったり」の対応は、まったく信用できないのです。

もちろん、地下水自体が放射性物質が降り積もった山から地下に浸透してきた水なので、程度の差はあれ、すでに放射能に汚染されていることは言うまでもなく、地元の漁師さんが心配していることは正しいのです。


ここでも、経済産業省は御用学者を担ぎ出して、「計画は安全だ」と訴えています。
(官僚も、少しは脳味噌を使ってみたらどうか)

「すでに安全ではないのに安全だ」という官僚の思考回路は、3.11前とまったく変わっていないのです。
いつもの東電からの「安全神話」リリース→「福島第一原子力発電所でのトリチウムについて

犯行当事者である一企業の、こうしたインチキプロパガンダを何らチェックすることなく放置していること自体、官僚の低劣な知能を物語っている。


(地下水バイパス設備の概要についての東電の動画)

このブログと姉妹ブログでは、国もほとんど情報を出していない段階で、山岳地帯から平野部へと、どのように放射能汚染が広がっていくか何度か予想記事を書いてきました。

あれから1年半が経った今、現実は、ぴったりその予想通りになっています。

これは、「放射能を持つ粒子には質量があること」、「その粒子は電荷を持っており、耐えず電気的に安定した状態になろうとする性質がある」ことを理解していれば、どんな人でもかなりの確度で予想できるのです。

季節によって流れは多少変わりますが、日本列島を取り巻く海流は、下のイラストのようになっています。

20130608-1.jpg
画像は、コチラから拝借

親潮と黒潮がぶつかる場所。福島第一原発沖の次には、ここに放射性物質が集中して沈澱するはずです。

パイパス設置のための説明会は、福島県だけでなく、むしろ茨城県、千葉県で行う必要があるのです。
このパイパスが完成すれば、今でもすでにそうなっていますが、東日本の太平洋岸の沖合いで獲れた魚介類は、今度こそ本当に食べられなくなるでしょう。

もちろん、国と原発推進政党は、完全に犯罪のグルですから、一切、情報を出しません。

6月6日。経団連の米倉会長が福島第一原発を訪れました。
視察後、米倉氏は、
「経団連も廃炉や安全管理の技術提供のほか、今後の原子力政策のあり方などを提言し、復興の促進に少しでもお役に立ちたい」などと述べたものの、原発推進への姿勢は崩していないのです。

まったく懲りない人々です。精神異常者たち。

成長戦略に「原発活用」はとんでもない


日本のトップは、「美しい国をつくる」と言いながら、日本の原発を世界中に売り込むことが成長戦略の柱である、と言っています。

アベノミクスの本質が、連日の日経平均の大幅下げによって、単に日銀券を大量に印刷しただけの金融相場であったことが露呈された今、この発狂男は、死の商人となって、世界中に“プラント型核爆弾”の売り込みに嬉々として取り組んでいます。

この不気味な男を、初期の頃からワシントンが敬遠しているのは妥当なことでしょう。

7月21日の衆参ダブル選挙の可能性はなくなりそうですが、参院選の結果いかんでは、この政権は、原発と放射能情報を徹底的に潰しにかかるでしょう。

多くの国民を無関心の状態にしたまま、言論弾圧としか考えられないような法案を矢継ぎ早に政権公約に盛り込もうとしていることからも、それは確実なことです。

分かったときは手遅れ。
何度でも引っかかる日本のB層有権者。

彼らがお題目のように唱えている「国家としての自立」など、無理無理。







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