マグロ、サケ、ニシン、アザラシ、シロクマ…。
おそらく誰かが報道管制をしいているのでしょう。日本のメディアでは、ほとんど報道されない海洋生物の異変。
太平洋の生物濃縮が私たちの食卓を、いっそう貧しいものにしようとしています。
しかし、これは、まだ序章に過ぎません。
太平洋の海洋生物に続々と異変が-日本だけが「われ関せず」
太平洋のクロマグロ(本マグロ)からセシウムが検出。
北米のベニザケが極度に減少。
ニシンの原因不明の大量出血。
アザラシ、アシカの大量死。
北極圏のシロクマにまで異変。
もうげっぷが出そうなほど、満腹です。
福島の放射能は北米西海岸でマグロ、サケ、ニシンを汚染しているのだろうか
Is Fukushima Radiation Contaminating Tuna, Salmon and Herring On the West Coast of North America?
( 2013年8月26日)
1年以上前に、カリフォルニアの沖合で捕れた15尾のクロマグロ(本マグロ)を検査したところ、15尾すべてが福島第一原発由来のセシウムに汚染されていることがわかりました。
クロマグロは回遊魚(下)なので、一年のうち、日本と北米の間を行ったり来たりして泳いでいます。
しかし、他の種類の魚はどうでしょう?
例えば、ベニザケ(紅鮭)などは、日本からアラスカ、カナダ、ワシントン州(西海岸)、オレゴン州(西海岸)への広い海域にまたがって、広く分布しています。
AP通信は、カナダの西海岸、ブリティッシュ・コロンビア州の科学者たちと年配者(土地に長く住んでいる)たちが、ここのところ、急激にサケの数が減ったと言っていると報じています。
カナダのバンクーバーニュース1130によれば、アラスカとロシアのサケの価格が同時に暴落したということです。
ロシアの東海岸は日本側の海にー面しており、韓国より近いのです。
(※管理人:ロシアの魚市場で、サケの姿を見ることは少なくなった。では日本海も壊滅的に汚染されている? さて、どうでしょうか。そういう視点で読み進めてください)
アラスカのジュノー・エンパイア紙は、このように書いています。
同様に、カナダ放送協会は、サケが放射性プルーム(が降下した海洋)を移動していると報じています。
しかし、カナダの政府当局は魚を検査していません。
CBCリポーターが言うように、アメリカの政府当局は、放射能に関して独自に魚の検査をしていないのです。
(「米・食品医薬品局が、放射能に汚染された魚の検査を拒否」)
太平洋ニシンの場合は、さらに劇的です。この魚は、日本から南カリフォルニアまでのずっと広い範囲を回遊しています。
カナダの生物学者が調べたところ、(調べた)すべての太平洋ニシンに出血した跡が見られたということです。
ENENewsの報告から。
これに関するカナダ政府の回答について各メディアは以下のように報じています。
これまでにも、北米西海岸に棲息している海洋生物の中には、不可解な病気が発症している他の多くの報告がありました。
例えばアザラシの死。アザラシの主な餌はニシンです。
アザラシは多くの異なる種類の餌を食べているでしょう。タコ、ヤリイカ、小さなサメ…。
しかし、アザラシの「ブレッド&バター(なくてはならない食べ物)」は、なんといってもニシン…です。
太平洋のニシンに重大な疾病が発症しているのだから、南カリフォルニアのありえないほどの数の孤児になったアシカの赤ちゃんが、彼らの主食であるニシン(病気の)に関係しているのかどうか訊いてみることが重要です。
(Experts look into sea lion die-off)
最終的には、どこに行き着くのかですって?
核のエキスパート(アーニー・ガンダーセン氏のこと:そのときのビデオ)が、日本で巨大地震と大津波が起こった4日後に言ったこと--「私たちは、魚の放射能検査をするように要求すべきです」。
無謀な原子力政策の弁解者たちは、いまだに「低線量の放射能なら安全である」と主張しています。
しかし、科学者たちは、そうした主張の正体を(大嘘であると)徹底的に暴露したのです。
(※管理人:しかし、日本だけは、まだ「低線量被曝なら安全だ」と言っている学者が多数存在しています。日本は、そうしたインチキ学者が住みやすい唯一の国なのです)
私たちは、サケの個体数が減少しているすべての原因を、放射能のせいであると言っているわけではありません。
他の多くの要因があるかもしれないからです。
また、マグロは確かに日本から北米の方向に泳いでいるし、サケは何百、何千マイルも回遊しているものの、それぞれの個体として見た場合、サケもニシンも、そのすべてがアジアと北米、南米の間を泳いでいるということではありませんから。
(ここで終わり)
加害者が被害者づらする日本
3.11直後から、「心と心と国境を越えてつながっている」とマスメディアは、さまざまなキャンペーンを展開し、イベントをやってきました。
『24時間テレビ』を冠した特別番組では、おデブちゃんタレントが、本当にマラソンを完走していると思っているのです。視聴者の多くは、途中、エアコンがガンガン効いたワゴンに乗って移動していることなど想像もしないのです。
こうなると、マスコミの洗脳にかけられている、というより常識が欠如している、と言わざるを得ない。
「心と心がつながっている」というマスコミの商売のための美辞麗句が、こと海洋汚染となると、どこかに吹き飛んでしまうのです。「心と心」などという抽象的な表現より、「世界の海はつながっている」のほうが、明確で分かりやすいでしょうに。
私は、2011年の3月中に、「放射能汚染の問題は、最終的には個々人の死生観の問題になる」と書いています。
いくらデータを出して事実を説いても、知りたくない人には迷惑な話でしょう。
しかし、書いてきたことは、すべて現実になってしまったのです。
さらに、何が起こるかも、おおよそ分かっています。
データはあればあるほどいいのですが、なくても構いません。
物理の最低限の知識があれば、そして、それを応用できれば、誰でも「日本の将来」が分かるはずです。
失望させたくないから書かない。みなさんは、私のように崖っぷちに立った時、かえって闘志モリモリ、ワクワクするようなヘンタイではないでしょうから。
しかし、残念なことに、これだけは言っておかなければならないと思います。命を守るために。
『福島第一原発から漏れ出る放射能汚染水による海洋汚染は防ぐことはできません』。
しかし、時間を遠くに追いやることはできると思います。
その間に、本当の原因である、福島第一原発の背後の山脈の土をすべて削り取ることです。
日本ならできるはずです。
どうも、自民党のアスペルガー閣僚、アスペルガー官僚たちでは期待できません。おそらく何を言っても無視するでしょう。
日本は法的にも原子力緊急事態宣言はまだ解除されていません。現在も非常事態のただ中にあるのです。
この非常事態に絶対に官邸を留守にできないはずの首相の安倍晋三、経済産業大臣の茂木敏充、環境大臣(兼原子力防災担当大臣)の石原伸晃らは、福島第一原発構内から太平洋を破滅させることが確定的となった海洋汚染の報を聞いても、長い夏休みをとってゴルフ三昧です。原発災害の責任者が官邸に、ただの一人もいないのです。
また、日本のマスコミも、それが世界的に見て、どれほど異常なことなのか理解できないのです。
なんでも、この狂人は「政府が責任持つ」と、汚染水漏れ事故深刻度をレベル3に上げたことを受けて、またまた口から出まかせ発言。
犯罪者が、自分の犯行によって傷つけた被害者に支払う慰謝料を捻出するために、その被害者に「金を出せ」と言っているのと同じこと。この男の知能程度はサルより低い。
第一、野田佳彦と細野豪志が自信ありげに宣言していた「冷温停止宣言」を撤回したのは、当の安倍晋三だったはず。
それが、信じられないくらいの長期休暇を堪能したと思ったら、国政に力を入れるどころか、放射能汚染水問題で、どうやら世界中から非難を浴びそうになっていることがわかると、早速、中東・アフリカにとんずら。
何をしに行ったかというと、「日本にとって死活的(に重要)な中東地域を訪問し、包括的な関係を強化していきたい」ということらしい。本当はただの外遊です。
彼がちょっとでも都合が悪いことが出てくると、すぐに国政などすっぽかして逃避する男であることは、国民がいやというほど思い知らされたのではなかったのか。
残念ながら、世界最大のサウジでも石油資源の枯渇が言われるようになってきています。
中東の石油は、それほど長くはもたないのです。だから、彼ら中東の王様たちは、危険な原発を砂漠に建てようとしているのです。自分たちの権力を維持するために。
そんな子供同然の日本の首相に、まだ淡い期待を寄せている漁業関係者もどうかしている。
「漁業者、遠のく復興「また風評被害広がるのか」」
さすが、風評被害の発信源、産経です。
彼らは被害者ではない、加害者なのです。
福島第一原発建設に賛成して、彼らの命の糧である漁業権を売り渡し、その金で御殿を建て、高級車を手に入れたときに「終わった」のです。
(さらなる補償交渉がまとまったらしい 「地下水放出、前向きに=県漁連会長が表明」)
なんでも、福島の漁師の何人かは、漁に出られないと分かってから酒浸りだとか。
どこまで甘えているのか、福島の漁師たち。
世界は、もう「堪忍袋の緒が切れかかっている」のです。
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もうげっぷが出そうなほど、満腹です。
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( 2013年8月26日)
1年以上前に、カリフォルニアの沖合で捕れた15尾のクロマグロ(本マグロ)を検査したところ、15尾すべてが福島第一原発由来のセシウムに汚染されていることがわかりました。
クロマグロは回遊魚(下)なので、一年のうち、日本と北米の間を行ったり来たりして泳いでいます。
しかし、他の種類の魚はどうでしょう?
例えば、ベニザケ(紅鮭)などは、日本からアラスカ、カナダ、ワシントン州(西海岸)、オレゴン州(西海岸)への広い海域にまたがって、広く分布しています。
AP通信は、カナダの西海岸、ブリティッシュ・コロンビア州の科学者たちと年配者(土地に長く住んでいる)たちが、ここのところ、急激にサケの数が減ったと言っていると報じています。
カナダのバンクーバーニュース1130によれば、アラスカとロシアのサケの価格が同時に暴落したということです。
ロシアの東海岸は日本側の海にー面しており、韓国より近いのです。
(※管理人:ロシアの魚市場で、サケの姿を見ることは少なくなった。では日本海も壊滅的に汚染されている? さて、どうでしょうか。そういう視点で読み進めてください)
アラスカのジュノー・エンパイア紙は、このように書いています。
同様に、カナダ放送協会は、サケが放射性プルーム(が降下した海洋)を移動していると報じています。
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これまでにも、北米西海岸に棲息している海洋生物の中には、不可解な病気が発症している他の多くの報告がありました。
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しかし、アザラシの「ブレッド&バター(なくてはならない食べ物)」は、なんといってもニシン…です。
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最終的には、どこに行き着くのかですって?
核のエキスパート(アーニー・ガンダーセン氏のこと:そのときのビデオ)が、日本で巨大地震と大津波が起こった4日後に言ったこと--「私たちは、魚の放射能検査をするように要求すべきです」。
無謀な原子力政策の弁解者たちは、いまだに「低線量の放射能なら安全である」と主張しています。
しかし、科学者たちは、そうした主張の正体を(大嘘であると)徹底的に暴露したのです。
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私たちは、サケの個体数が減少しているすべての原因を、放射能のせいであると言っているわけではありません。
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また、マグロは確かに日本から北米の方向に泳いでいるし、サケは何百、何千マイルも回遊しているものの、それぞれの個体として見た場合、サケもニシンも、そのすべてがアジアと北米、南米の間を泳いでいるということではありませんから。
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3.11直後から、「心と心と国境を越えてつながっている」とマスメディアは、さまざまなキャンペーンを展開し、イベントをやってきました。
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しかし、書いてきたことは、すべて現実になってしまったのです。
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「漁業者、遠のく復興「また風評被害広がるのか」」
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