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画像はJapan Times(2月11日付)より

アメリカの有力サイトは、ストロンチウム90の高濃度汚染水流出の事実を東電が今まで発表しなかった理由を「東京をオリンピック開催地に決めるため」と言っている。

ズバリ指摘…東京五輪が決まるまで、ストロンチウム90の高濃度汚染水の流出を公表しなかった

福島第一原発の状況は、どんどん悪化しています。
にもかかわらす、国は「4月1日 避難指示解除」を言い渡しました。

環境省が「再度一律に面的な除染を実施することはいたしません」と住民が求める再除染の要望を却下し、相談窓口や相談員が個別に対応すると説明。
福島の住民の反対する声は、ますます大きくなったものの、中には同意する住民も現れ(仕込みかもしれないが)、半ば威圧的に「4月1日解除」を飲まされた格好。

住民説明会に出た経済産業省の職員が言うには、「ま、官僚は頭がいいんですよ」らしい。

まるで、原子力ムラをバックにつけている俺たちこそが、日本の支配者だといわんばかりです。

住民を救出するどころか、さらに被曝させるような強圧的な手口を使うことが「頭がいい」という時点で、この官僚は絶望的です。まったく滑稽な「ヤツ」です。

原発再稼働のため、いち早く福島住民帰還の事実を作り、国内の原発の再稼動と、海外への輸出を本格化しようという安倍政権と、経済産業省の原発利権の温存と拡大とのために、福島の住民の生存権が奪われることになります。

安倍政権になってから、わずかの間に、なんと野蛮な凄い国になってしまったのでしょう。

そして、「とうとう来るものが来た」ということです。

NHK 20月20日
2月19日の夜、福島第一原発の山側にある放射能汚染水のタンクから、約100トンの高濃度汚染水が漏出しました。

漏れた汚染水には、主にストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が、今まででもっとも高い1リットル当たり2億3千万ベクレル(共同通信は2億4千ベクレルと報じている)含まれており、これはストロンチウムの放出基準値の760万倍というと極めて高い濃度

なぜ、このタンクが、ほとんどストロンチウム90で満たされていたのかというと、トリチウム以外の62種類の核種を分離できる多核種除去設備を通して、核種ごとに選り分けているからです。
このタンクは、「ストロンチウム90専用タンク」だったというわけです。
敷地内のタンクにはこうした高濃度汚染水が約35万トン保管されています。

「来るものが来た」というのは、放射能汚染のステージが広がったことが確定したということです。
そして、生活者個々の放射能防護の対応も変わっていかざるを得ない、ということです。

これまで、主婦たちが頼りにしていた「反原発アイドル」たちは、「いろいろな核種はあるが、今のところセシウムだけを考えていればいい」と一様に言っていました。

今になってみれば、彼らの言うことは「大変奇妙です」。なぜ、そんなことを繰り返し言ってきたのでしょう。

欧米人がもっとも恐れているストロンチウム90は、初期の段階で関東まで飛んできていた(したがって、私たちは、すでに内部被曝させられた)し、これからも徹底的に太平洋を汚染していくでしょう。

なにしろ、福島第一原発構内には、現時点で35万トンもの放射能汚染水があるのですから(それは、どんどん増えている)、地震が起きるたびにこうした大量の汚染水漏れが繰り返され、老朽化と人為的ミスが重なって、最後には次々とタンクが破断して、手が付けられなくなる可能性が大でしょう。

このことは、2011年の時点で原発作業を請け負う会社の社長が、ドイツのテレビ局のインタビューですでに警告していたことです。

しかし、国の規制委員会が、そのための対策を真面目に言い出したのは2013年9月になってからです。

この原子力規制委員会の委員長は、最初に水漏れが発覚した時、「大したことはない、騒ぎ過ぎだ」と言っていた田中俊一です。こんな人間が原子力規制委のトップにいるのです。本当に恐ろしい国です。

自分ことを「頭がいい」と自画自賛した経産官僚、そして規制委委員長の田中俊一。彼らは重い日本病に罹っていて、生涯治らないでしょう。

大々的に、そして公式にストロンチウム90の高濃度汚染水が漏れていることを発表したのは今回が初めてではないでしょうか。
これは、東電に、人としてのほん少しの真心が残っていたからではなく、諸般の事情から、これ以上隠せなくなったからです。

2月13日のロイターは、このように報じています。
太字の部分に注目してください。

東京 2月13日 ロイター
高濃度ストロンチウム90測定値、東電の公表は5カ月遅れ

東京電力が、福島第1原発の海側にある観測井戸から昨年7月5日に採取した地下水から、1リットル当たり500万ベクレルもの高濃度の放射性物質ストロンチウム90が含まれるとの分析結果を9月12日に得たにもかかわらず、公表が約5ヵ月遅れていたことが分かった。

同社は、500万ベクレルの分析結果を今月6日に公表していたが、その結果を得ていたのは昨年9月12日だったと今月12日になって公表した。
結果の把握から、実際の公表まで5ヵ月、沈黙を守っていたことになる


東電広報担当者によると、昨年7月24日の段階で、ストロンチウム90の値が全ベータの数値を上回っているサンプルがあることに気づいた。

ストロンチウム90の数値は全ベータの内数のため、数値の逆転はありえず、測定に何らかの誤りがあるとして、その原因が判明するまではストロンチウム90の数値は公表を見送ったと、同社は説明する。

時系列で追っていくと、東電はまず去年の7月24日に、ストロンチウム90の異常値を把握していた。
つまり、高濃度のストロンチウム90が漏れていることに薄々ではあるが気がついていたのです。

しかし、結果として、いつものような言い訳を言いながらこの事実を握りつぶした。

7月24日の3日前は参院選の投開票日でした。
東電は、7月21日の参院選投票日の翌日になって、突然、「以前から、原発構内から放射能汚染水が太平洋に流れ込んでいる」ことを発表しました。

経済産業省と東電は、参院選で原発推進を標榜している自民党を勝たせなければならなかったので、事実の公表を控えてきたのです。

それだけでなく、2012年12月の衆院選で、自民党を圧勝させるために、2012年12月から汚染水についての発表を一切、行わなくなってしまったのです。
これを追及しなかった日本の大メディアも腐敗の極にあります
。彼らは政権にすり寄ったのです。

この経緯については、「なぜ東電は参院選の翌日まで海洋汚染の事実を隠したのか」に詳しく書いているので読み返してください。

この記事を書くために、東電が発表した要素をすべて盛り込んだ説明用の画像を作成しました。
その画像が、スイス大使館の公式サイトに使われたわけです。

そして、ロイターの記事にあるように、去年7月24日に把握していたのに発表しなかったのは、7月22日に東電が今まで隠し続けてきた上に、さらに隠蔽したと言われることを避けたかったためです。
さすがに隠蔽の連ちゃんでは、いくら厚顔無恥な東電でも傷を深くする恐れがあったからです。

そして、もうひとつの日付け-それは「ストロンチウム90が含まれるとの分析結果を9月12日に得た」という9月12日という日。

9月8日は、IOC総会がブエノスアイレスで開かれ、開催都市に東京が選出された日です。

もちろん、東京に決定することは、ずっと前に水面下で決まっていたことは誰でも知っているでしょう。

このために、東電と経済産業省はストロンチウム90の日本の運命を決定づける致命的な汚染水流出の事実を隠していたに違いないのです。そう考えない人がいるとすれば、その人の情報感度は完全に失われています。

これら一連の仕掛けは、「Japan Times(2月11付)」の記事が暗示しているように、IOCのブエノスアイレスの総会で、安倍晋三に「アンダー・コントロール」と自信たっぷりに言わせるためのものであると思わせるのです。

記事の正確さから専門家や医師が信頼を置いているSimplyInfoでは、ズバリ「政府が東京にオリンピックを誘致するために、ストロンチウム90の漏出を隠蔽した」と書いています。

(注意:SimplyInfoは著作権の管理が厳重で、そのまま記事を引用したり、画像を転載する場合は、サイト運営者に事前に許可を得る必要があるので注意してください)

安倍首相は、その月の9月19日、福島第一原発を視察しました。
IOC総会で彼が言った「状況はコントロールされている」ことを世界のメディアに対して証明するために。

そこで彼は、案内役の東電幹部に、こう訊ねたのです。
湾内って、どこ?」。
分厚い防護服で完全防備しながら。

つまり、日本の支配者は、総理大臣などではなく、官界と財界、それらを操っているウォール街だということです。

東電が言う、9月12日という日付など誰が信じるのでしょう。
そして、今回のストロンチウム90の高濃度汚染水に関する「量」と「濃度」についても、誰が信じるというのでしょう。

少なくとも、これだけ何度も世界中の人々を騙してきた東電と日本の官僚たちに対して、私たちは疑う権利を持っているのです。

MSC認証は取得できない--東京オリンピックで、アスリートの食事に日本の魚は使えない!?

「東京オリンピックでは、日本の魚をアスリートたちに提供できないだろう」。
おそらく…、この無策な政府が何もせず、その代わりに世界に向けて嘘をつくことばかりに腐心していれば、そうなるでしょう。

「アンダー・コントロール」どころか何も抜本的な対策が講じられないまま、汚染水が流出し続ければ、法的にも日本の魚を出せなくなるのです。

東京オリンピックで、国産魚を提供できない可能性
ロンドン以降の五輪では、ホスト国が提供する水産物は、持続的な漁業で獲られたことが認証されたエコラベル製品に限られています。
すでに、リオ五輪では、 大会で提供される1400万食に含まれる水産物全てを、MSCASCのエコラベル認証取得品のみにすると宣言しています。

【その記事】Rio 2016 Olympics to Serve Sustainable Seafood

東京オリンピックでも、水産物の持続性を無視できるはずがありません。
最低でも、リオと同様のスタンダード(MSC認証ASC認証)が求められるでしょう。

2014年2月24日の時点で、日本でMSC認証を取得しているのは、
・京都の底引き(ズワイガニ・アカガレイ)
・北海道のホタテ
のみ。

これ以外で本審査の申請中なのが、北海道のシロザケのみです。

審査は厳格で、お金を積めば認証が取れるようなものではありません。
現状で審査をしても、認証が取得できる漁業はほとんど無いでしょう。

東京五輪で、国産魚を胸を張って提供するには、国際基準の漁業管理を導入した上で、認証を得る必要があるのです。
審査には時間がかかるので、今から、急いで準備をしても、間に合うかどうかは微妙です。

この世界地図にある赤のピンが、現在、MSC認証を取得している漁業です。
この漁場と港で水揚げされた魚であれば、安心ということですね。

頭のいい経済産業省の諸君、今度は、世界に対してどんな嘘をつこうと策を練っているのか、お手並み拝見です、って、日本の官僚のレベルに合わせようとすると、どうも低次元の話になって良くない。




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