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「最後は結局はお金でしょ」。
原子力安全委員会・委員長の言ったことは原子力産業の本質的な矛盾をついている。彼は正しい。



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この中で嘘をついているのは誰でしょう?


この中で、国民に大嘘を言っている人物がいます。
それは誰でしょう?

●福田赳夫
1977年、日本赤軍がダッカ日航機ハイジャック事件を起こした時、当時の総理大臣、福田赳夫は「一人の生命は地球より重い」と述べて、身代金600万ドルの支払いと、超法規的措置として獄中メンバーなどの引き渡しを決断しました。
彼は、そのとき自民党のトップとして、今までどおり日本列島に原発を推進していました。

●高木孝一
1983年当時、全国原子力発電所所在市町村協議会会長を務めていた高木孝一(福井県敦賀市の市長:2012年6月1日没)は、「原発は電源三法交付金や原発企業からの協力金があり、たなぼた式の金だ。放射能の汚染で50年、100年後に生まれる子供がみんな障害者でも心配する時代でない」と、世間が度肝を抜かすことを言い放ちました。
彼は「子供の遺伝子が放射線によって破壊され、生まれてくる子供に先天性異常があっても心配するな」と言ったのです。

●斑目春樹
原子力規制委員会の前身である原子力安全委員会の委員長であった斑目春樹は、核の最終処理場の立地選定問題で、「最後は結局、お金でしょ」と地元住民の本音を代弁しました。
原発立地の住民は本当に「お金でしょ」なのでしょうか。

●細野豪志
2012年6月、NHKクローズアップ現代に出演した細野豪志環境大臣(当時)が、浪江町の住民に「たくさん被曝して頂いた」と口を滑らせました。(このページの下から3分の1あたりにある呼び出し動画の0:40から)
細野は、なにかしら薄笑いを浮かべながら語っています。

●岡田克也
民主党の岡田克也議員は、2011年12月29日、文化放送「くにまるジャパン」の生放送に出演して、このように語っています。
「福島に私も何回も足を運んでますが、そこで一番こたえるのは、あの小さな赤ちゃんを抱えたお母さんやお父さんが『子供たちは本当に大丈夫ですか』と、これ一番こたえますよね。
………
そのために相当の時間とお金はかかりますが、そのことは誠意を持ってやっている、というふうに思います」。

●安倍晋三
「アンダー・コントロール」。言うことなし。

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まだまだ、たくさんありますが、このあたりで。

さて、大嘘つきは誰でしょう?

もちろん安倍晋三福田赳夫です。

安倍晋三総理は、3月3日の参議院予算委員会で、民主党の那谷屋正義議員が、IOC総会で「福島原発で汚染水が漏れている。総理は世界に向かってコントロールできていると言ったが、あれはウソだったのか」との質問に、半ば開き直って、このように答えました。(今日の笑えない話)


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《3月3日参議院予算委 29:35~》

「あのときはまさに、日本はちゃんと対応できていないのではないか、事態もまったく掌握できていないのではないか、そういう国にはオリンピックなど任せることはできないね、という雰囲気があった。

それをいかにして、日本の総理大臣として、払拭することができるかというのがスピーチのポイントでございましたから、事実をしっかり把握して対応してますよ、という意味においてコントロールしてますよ、と申し上げた」。

安倍総理の中では「アンダー・コントロール」の意味は、「事実をしっかり把握して対応している」という意味であって、「制御している」という意味ではないようです。
つまり、「私は嘘を言った」と白状してしまったのです。

安倍晋三という男は、正直者なのか、イカサマ師なのか、それとも本物の馬鹿なのか、国民がいちばんよく知っているでしょう。

それにしても、放射能で「お・も・て・な・し」とは。

福田赳夫元総理大臣。
「地球より重い命」なんてありません。
自民党の議員が政権を維持するために国民に訴える手口は、こうした情緒に訴えるレトリックです。
決して人道主義ではないので最初から滅茶苦茶です。しかし、国民は「うんうん、福田はいい奴だ」と言うのです。


さて、残りの高木孝一、斑目春樹、細野豪志、岡田克也の4人のうち、正直者を上から順番に挙げてみましょう。

1位 斑目春樹
2位 高木孝一
3位 細野豪志
4位 岡田克也


の順番です。

「放射能の汚染で50年、100年後に生まれる子供がみんな障害者でも心配する時代でない」と言った高木孝一が2位ですって!
そうです、彼は正直です。

なぜなら、高木孝一は、住民を被曝させた「被曝料」として莫大な金を国にしっかり要求したからです。
西川一誠福井県知事、河瀬一治敦賀市長たちも正直者です。自分たちは「銭ゲバだ」と言っているのですから。

細野豪志
も、被曝させた事実は認識しているので、その点では正直者ですが、当時の政権与党として浪江町の住民に支払うべき「被曝料」にはその後も触れていません。
細野は「いただいた」と言ったのですから、対価が発生しなければおかしいのです。

岡田克也
は、単なる酔っ払いの戯言レベルです。

なぜ高木孝一が正直者なのか、その答えを班目春樹が言っています。「最後は結局、お金でしょ」。悲しいかな、そのとおりなのです。

米軍の要請によって浜岡原発を菅直人が停止した時、立地自治体の御前崎市の市長、石原茂雄がもっとも心配したのは「原発を止めたら交付金が入ってこなくなる」ことでした。
「昨夜、海江田経産大臣から電話がありまして、交付金は100%やる、と言っていました」と、喜びを押し殺した表情でテレビの記者に語っていた姿が印象的でした。

九州電力の玄海原発を巡る「やらせメール」事件で一躍、時の人になった佐賀県知事の古川康、原発立地の玄海町町長の岸本英雄らも同様に、ある意味では正直者たちです。

そもそもが、原発推進派とは、立地選定の段階から土地ころがしなとで入ってきて、その後も電源三法交付金や原発企業からの協力金によって金儲けをしたい人々なのです。
そして、彼らは、それを隠さず国に「金よこせー」と言っているのですから正直者なのです。

そもそもが、原発事故が起こった場合、住民がどれほど被曝するかといった人道主義や道徳、倫理といった概念がもともと欠如している人々なのですから、その連中に「住民の安全第一」と説いたところで話が通じるはずがないのです。

しかし、悲しいかな、これは原発立地の住民たちも同じなのです。
彼らは、原発を誘致する時点では、自分たちが被爆するリスクをほとんど考えませんでした。
当然、日本列島やアメリカ西海岸まで放射性物質の雨を降らせるかもしれないなど露ほども考えないのです。
彼らは洗脳されているので、知らず知らず、自分の命と引き換えに金勘定をするようになってしまうのです。

しかし、ひとたび原発事故が起こってしまうと、今度は正反対の立場を取って、「原発憎し」に変わってしまうのです。
原発を語ると道理が引っ込むのです。

これは、各国の放射線被曝防護体系がICRP勧告に立脚しているからこそ噴出する矛盾なのです。
ICRP勧告は、ICRP自体が人の命と健康を金で勘定しますよ、と世界中に宣言しているように、経済を優先した考え方を基本にしているからなのです。

だから、原発立地の住民たちが原発を受け入れるのであれば、電力会社や政府と次のような契約を結ぶべきなのです。
「1ミリシーベルト被曝するごとに、生涯にわたって月々○○万円よこせー」と。

原子力ムラと住民が正しく議論するためには、命ではなく金をベースにして議論すれば、こうした矛盾は起きてこないはずです。
しかし、住民たちは、自分たちの健康や命、子孫の繁栄には目をつぶらなければならなくなるでしょう。

そうした意味では、原発立地の首長たちの金銭的な要求や、トモダチ作戦によって空母ロナルド・レーガンの艦上で被曝させられたと数百億円の訴訟を起こしている米海軍の軍人たちは正しいのです。

もっともタチが悪いのは、住民たちに「タダで被曝を強制している連中」なのです。
彼らには、何ら大義はありません。
だから、彼らと交渉するときは、人道主義を持ち出しても通じないのです。

つまり、原発メーカー、官僚、政治家、学者、研究者で構成されている原子力ムラが言いたいのは「金が欲しいなら、つべこべ言うな」ということです。

あーあ、その際に、再稼働させたいなら割増料金で。

とても悲しいことですが、そういうことです。


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巨大地震の被害想定-太平洋沿岸部で広がる地価下落ドミノ現象
国際原子力コミュニティーの闇
放射線被曝の誤解-この中で嘘をついているのは誰でしょう?
-編集後記-
フリーミアムで加速されるマスコミのリストラ


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