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「Off-the-Grid」という言葉があります。
Grid=「格子、網、碁盤の目」。つまり、Grid=「電気、ガス、水道、電話、交通機関など、行政が都会に縦横無尽に張り巡らせた息が詰まるような網の目の世界」から(Off)飛び出て、自主独立型のエコロジカルな世界に生きよう、という意味。

再生可能なエネルギー(太陽光、風力等)をベースに、「自分の目の届く安心できる」生活を自分で開発しようというライフスタイルに使われているようです。


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「Off-the-Gridで自分の食べるものを自分で作る」。

最近、欧米で使われるようになった表現ですが、単なるエコロジーとは違って、「マス・プロダクト、マス・セール、マス・コミュニケーション」のシステム、そして行政の枠組からも外に出て、自助努力で暮らしまわりのことをやっていこう、という意味でいいと思います。

食物の生産に限って言えば、種、苗作りから、ハウスの建設、水周り、収穫、原料加工、調理まで、すべて自分のアイデアで行い、どの過程で何をしたかが、すぐに分かる物作りをしようという意味にも使われているようです。

生活者(有権者)が望んでもいないのに、水道水には勝手にフッ化物を入れられ(アメリカとヨーロッパの一部の国で)、加工食品には数百種類の添加物を入れられ、 街に出れば一挙一 動を監視カメラで盗み見され、それで、エネルギーを節約しろとか、光熱費の料金を知らないうちに上げられたり、とか、そんなわずらわしい暮らしとは、きっぱり「さよなら」しようということです。

「国が国なら、私たちは私たち」とばかり、欧米人はさまざまな知恵を働かせているようです。

今回は野菜作りについてです。
エコやoff-the-gridを推奨しているActivist Postから。

自分の力で食料を生産する4つの最良の方法

Best Methods for Off-the-Grid Food Production
(Activist Post 2011年2月10日)

自分たちが食べる食料のすべてを自分で生産できる、というのは幻想かもしれません。
全部、自給することを考えると、数エーカーの肥沃な土地と長期間にわたる労働、高価な農業機械で作業をしている映像が脳裏に浮かんできます。

しかし、これらのいずれも、自給自足の食料生産を達成することには必要がないのです。
あなたとあなたの家族のために多くのスペースを必要とせずに、豊富な食べ物を生産できる多くの農業園芸の技術、設備があります。

必要なのは、朝から晩まで農作業することではなく、必要な分だけ作業する時間です。

実作業にかける時間より、むしろ、この方法を実践するために、さまざまなことを勉強をするほうに、より多くの時間が必要になるかもしれません。

自分でつくった小麦やフラワーコーンを、パンやトルティリャ(薄やきトウモロコシパン)、パスタにするために粉を挽き、すりつぶしたり、ピクルスの缶詰をつくったりして保存食にしたりする方法を身に付ける必要があるのです。

自給自足で自分たちの食べるものを、効率よく生産しようとする場合に、まずは自分の食事を、どのようなものにしようかと考えることが大切です。

あなたは肉と乳製品を必要としますか?
どれくらいの穀粒が必要ですか?


自分で食べるものを自分の力で、すべて作るためには、もし、あなたの持てるもの(土地、農機具、農業知識)が限られているのであれば、現在の食事の内容を変える必要も出てくるかもしれません。

ある人は、これは自分の食事を犠牲にするものだ、と見なすことでしょう。
しかし、高いレベルで食物を自分の力で作ることのできる人々は、一様に、自分たちの食事が平均的なアメリカ人よりはるかに健康的であると胸を張って主張するでしょう。

適切な計画を立てる熱心さがあれば、誰でも、自分の食べ物を生産することで、不気味に迫る食糧危機を難なく乗り切ることが可能となるのです。

以下の方法は、すべて必要というものではありません。
個々人の状況に合わせて、このうちのいくつかのやり方を組み合わせて、独自のテクニックとして利用することで、最高の結果を出すことができます。

これらを最適に利用するには、自身の所有(土地や農地など)状況、住んでいる場所の気候の状況、どのくらいの予算をかけられるか、時間的にどのくらいの手間をかけられるかに影響されます。

ここに、自分で食べるものを生産する最適な方法が4つあります。



1)完全自給型菜園(パーマカルチャー・ガーデニング:Permaculture Gardening)

※パーマカルチャー
(完全自給型農業)は、(水、空気などの)自然資本をうまく配置して、食用に適する植物が最適な状態で生育できるように全体的にデザインすることです。
パーマカルチャー菜園入門

パーマカルチャーは、規則正しく、水、土、害虫のバランスをとるために植物を置きます。
たとえば、窒素固定植物が窒素を必要としている植物の隣に植わっているかもしれません。その窒素を必要としている植物は、窒素化合物を吸い取ってしまう植物の成長を妨げてしまうかもしれません。これは不適切です。
窒素固定植物が、食用のものではなく、単なる装飾としての植物の隣に配置されているかも知れません。これは、もったいないことです。適切に配置を考えて植えることが大切です。

パーマカルチャーは、鶏、ヤギ、アヒル、蜂などの異なった動物を取り込みながら、同時にさまざまな植物を使うことによって自然を作り直すものです。
(小スペースに、ひとつの閉鎖系の生態系をつくるもの)

また、利用可能な土地の広さに応じてパーマカルチャー・デザインすれば、垂直ガーデニングや養殖池のような特徴あるガーデニングにすることができるかもしれません。

この方法を利用したパーマカルチャー菜園を作るには、それほどの費用を必要としない代わりに、多くのノウハウを吸収し、試行錯誤が必要となります。

パーマカルチャー菜園は、豊富な収穫を達成することができるのが特長です。
その実例として、以下のビデオをご覧ください。



【参考】
http://ozgarden.fc2web.com/PermacultureBook.html
http://www.pccj.net/learnpc/school/

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2)アクアポニクス(Aquaponics)-野菜の水耕と魚の養殖の一体型農業システム

アクアポニクス
は、養殖漁業と水耕法を一体型にしたハイブリッド農業システムです。

野菜とハーブの栽培は、下部の養殖漁業用プールからの廃水を再利用して水耕栽培に生かすのです。
水耕栽培なので土は不要で、魚の水槽(魚の糞などで富栄養化された水)からの排水だけで野菜をつくります。

20110217-1.jpg

植物(野菜)は、魚の糞などの廃棄物からのバクテリアを栄養として育ち、後に浄化された水として、再び魚の水槽に戻されます。いわば、「自己完結型の閉鎖系ハイブリッド型農業システム」です。

アクアポニクスは、魚の養殖と野菜・ハーブなどの栽培と、必ず一体となったシステムですが、住宅の室内でできる小型のタイプや、植物工場のような農業ビジネスとして計画する大規模なタイプなど、自分の胃袋に合わせて、あるいは経営計画に合わせて、自由な大きさにすることができます。

熟練してくると、狭いスペースで、大量の野菜と魚を生産できるようになります。

もし、追肥や化学物質を加えたい場合は、ほんの少量でこと足ります。

アクアポニクスは、室内向け栽培に適した農業システムで、植物工場や通常の温室で使われているグロー・ライト(grow light)で光エネルギーを与えます。

以下のビデオは、アクアポニクスの事例の一つです。



【参考】
http://innoplex.org/archives/1588
http://innoplex.org/archives/3477
http://innoplex.org/archives/5945
http://innoplex.org/

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3)温室栽培(Greenhouse)

冬の寒さが厳しい土地に住んでいる場合、温室栽培は食料の自給自足には欠かせないシステムです。
温室栽培の場合には、ある程度の規模をもった施設ではなければ、完全に野菜を自給するまでには至りません。



2)のビデオの最初に登場するDervaes家の人たちは、南カリフォルニアに住んでいますが、苗をクローンで作ることから始めて温室栽培に取り組んでいます。
インターネットで、温室栽培のスターターキットを入手
することができます。

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4)屋内栽培

屋内での野菜・果物の栽培は、グロー・ライトを使って水耕法で行なうのが典型的です。
愛好家(趣味が高じて)として、しっかりしたサンルームを持っている人も中にはいます。
ここでは、屋内での水耕栽培に焦点を当てたいと思います。

確かに、一定の設備を必要とするこの方法は、安いコストで食料を生産できるというものでは決してないかもしれません。
しかし、天候や、その他の要素によって、自給自足の野菜作りが妨げられるということがないので、もっとも確かな方法であると言えます。

屋内の水耕栽培には、LEDs, CFLs、HPSsのような照明装置を必要とし、管材料、排水、肥料、換気装置なども必要となります。
しかし、屋内水耕は、ほんの小さなスペースがあれば、葉菜、ハーブ、トマト、芽キャベツなどが信じられないほど大量に収穫できます。

温室栽培を、完全に自立的に行なうためには、性能の良いグロー・ライトを見つけることが大切です。そして、太陽光発電機とつなげて、温室栽培にかかる電気エネルギーコストを相殺できるようにしてください。

以下のビデオは屋内植物照明に関するものです。



【参考】
温室水耕栽培を大規模化し、農業ビジネスとして位置づけようとすると、効率の問題、エネルギー・コストの問題、植物工場で作られたので、安心(化学肥料、農薬をほとんど使わないで済む)とはいっても、割高の野菜を消費者が受け入れるか、といったさまざまな問題をクリアしなければならなくなります。
http://www.news.janjan.jp/living/0904/0904211878/1.php

自給自足として個人の食卓用に作るのであれば、こうしたことは知恵と、自分の余暇を投入することによって、ほぼ解決できるわけです。

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管理人:

自分の家で、自給用の野菜を作ることはそれほど難しくはありません。
ただ、これが将来の食糧危機に備えて、ということになると気が重くなってきます。
几帳面な人なら、自分の食生活をカロリー計算から見直し、必要なミネラル、ビタミンなどが必要十分量を摂ることができるか、栄養学的な勉強も始めるかもしれません。

特に、都会では、マンション暮らしの人が多いと思われますが、わずかなベランダがあれば、驚くほどの収穫量があることは、ご友人などから話を聞かれているでしょう。
キッチンの小窓近くで、ハーブなども栽培できます。やってみましょう。

フランスの主婦が、客人が来たときに、栽培していたハーブを、ちょこっとちぎって料理に使う。
なんとも、格好いいではありませんか。

ご家庭で、お子さんといっしょにやれば、少なくとも、マグロが「パックに入れられた切り身」のことだと思わないでしょうし、豆腐が大豆からできていることもわかるようになるでしょうから。

それに、ディス二ー・ランドに行って疲れ切って帰ってくるより、観光農園に行って、ブルーベーリーを自分の手で収穫し、自宅でジャムを作るほうが楽しいかもしれません。

そんな時間などない、という方は、将来に備えて、農作業を委託してみたらいかがでしょう。
貸し農園ではなく、農業の専門家にお金を支払って、自分たちの食べるものを栽培してもらう、というもの。
費用はかかりますが、産地と直接、つながることもできますし、食べるものすべて自給できます。

【農作業委託・受託システム】
http://www.kosaku.gfarm.net/
http://members.jcom.home.ne.jp/ja-kisarazu/p_n_ryoukin15.html
http://www.pref.akita.jp/noseika/H17/0525taishoshokai/06aguri.pdf
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/317.pdf
http://homepage3.nifty.com/npo-tagayasu/
http://ytnk.jp/sub3.html
http://business3.plala.or.jp/n-kosya/jigyou_d.html
http://www.marutan-group.com/dandan-journal/001688.html
http://www.kanagawanougyokaigi.or.jp/sosikigaiyo/20ryoukin.html

まずは、NPOや役所にメールなどで問い合わせしてみるといいのではないでしょうか。
農家のニーズは、農業のエキスパートとして誇りを持って高度な労働を行い、その対価を稼ぐことです。
都会に住む人たちは、農家に敬意を払って、お付き合いしたいものです。

当てにならない政府がTPPに加わろうが、関係なくなります。
安かろう、悪かろう(農薬降り掛け)野菜より、安かろう、良かろうの食べ物を自分で調達できるはずです
スーパーやコンビニがなければ生きていけない、などは、それこそ幻想です。

まずは、マンション住まいの方は、ベランダでハーブのプランタ栽培から始めましょう。
Off-the-Gridの第一歩です。




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