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北朝鮮の脅威を利用して中国の人民元が売られ、その資金が暗号通貨市場に流入して値を上げた。
金(ゴールド)の急激な上昇と暗号通貨の上昇が同時に起こったのである。
それは、投資家が、金(ゴールド)市場と暗号通貨市場を、「有事の際の」資金の避難先として意識していることを示している。
さて、目前に迫った米国の債券バブル崩壊では、どんな動きを見せるのだろうか。


(この記事は、メルマガ第219号パート1、パート2の2本の記事のダイジェストです。全文はメルマガでお読みください。キャンペーン期間中です)

ビットコインは有事を踏み台にして上昇し続ける

・・・昨日の韓国の日刊新聞ハンギョレは、北朝鮮が韓国を4つに分けてミサイル攻撃圏を設定したと推定。
それを受けて、23日、韓国では全国的な防衛訓練が実施されます。

・・・しかし、CIA長官のマイク・ポンペオは、「北朝鮮が次のミサイルを発射しても、そのことは、すでに織り込み済みだ。核戦争の瀬戸際にいるかのように話す人もいるが、われわれがそうした場所にいることを示す情報はない」と、CIAの分析結果を述べています。

実際に、ニューヨーク市場のNYダウは、10日、北朝鮮情勢の警戒感から一気に200ドル以上も下げたものの、ここ数日は小康状態を保っています。

市場の恐怖心を図る指標として知られている「VIX指数(Volatility Index)」も、4、5日前は15.51まで上がってきましたが、
19日25時時点では13.88でとどまっています。(VIX指数が30を超えて来ると要警戒。)

・・・戦争が迫っていたり、地震などの大災害が起こる前兆が顕著になって来ると資金が流れるのは、金(ゴールド)などの貴金属です。

金(ゴールド)の値動きは、ニューヨーク株式市場と逆の動きをします。株式市場の下落が近づくと、敏感な投資家は、暴落前に株を売って金(ゴールド)を買い、資金を避難させるのです。

下は、ロンドンのブリオンボールドの24時間のチャートです。上がドル建て価格。下が円建て価格です。

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ドル建てでも円建てでも、昨夜から急激に上昇しています。そして、今、さらに上昇しています。

・・・いっぽう、ビットコインは、8月21日にセグウィット(segwit)の実装を予定しており、11月中にも二度目のハードフォークを実行すると同時にセグウィット2Xの実装が行われます。このとき、再び、新しいビットコインが生まれ、ビットコイン・キャッシュを含めて3種類のビットコインに分裂します。

・・・さらに、8月10日に中国の銀行で取り付け騒ぎが起こったことも、中国人のビットコイン買いを後押ししたことでしょう。

いよいよ債券バブル崩壊が秒読み段階に

元連邦準備制度理事会(FRB)議長アラン・グリーンスパンは、債券バブルが、さらに大きな危険をもたらすと考えています。

・・・2008~2009年の世界金融危機以来、世界の中央銀行は、金利を不当に低水準に置くために、数兆ドル相当の債券を購入してきました。
特に、異次元の金融緩和によって国債を買い集めてきた日銀の資産が500兆円を突破したというニュースは、日本経済の先行きに暗雲が垂れ込めていることを意味します。

木内前日銀委員は、「国債買い入れは来年中ごろに限界に達する可能性」を指摘しています。

・・・また、ヨーロッパ最大の民間銀行であるドイツ銀行のデリバティブも破裂寸前です。
ドイツ銀行が抱えているデリバティブは、総額で7500兆円と見積もられています。これは、ドイツのGDPの19倍に当たります。

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リーマンブラザーズが破綻した時の損失額が約80兆円ですから、ドイツ銀行が破綻した場合、最悪のケースでは、実に100倍近い大規模な金融災害になる可能性があります。その衝撃波は地球をすっぽり包み込むでしょう。

年内の利上げ確実と見られていた米・連邦準備制度理事会(FRB)では、ここにきて、利上げ慎重論が急浮上
これは、目標とする2%の物価上昇率に陰りが見えてきたためで、これが一時的な低インフレであるのか確認できるまで利上げを延期すべきだとの意見が主流を占め始めています。

・・・グリーンスパンは、二つに分かれたFRBの利上げ判断を危惧して、迷走する中央銀行の金融政策に重大な懸念を表明しています。CNBCのSquawk Box(8月4日付)は、このように伝えています。

「8月4日の金曜日、元連邦準備制度理事会(FRB)のアラン・グリーンスパン議長は、債券市場は株価を脅かすほどの崩壊の危機に直面していると大胆な警告を出した。
今や、信じられないほど長い間続いた低金利の時代が終ろうとしている。30年以上も続いている強気市場は利益の確定時期を迎えようとしている。
今後、金利が向かう方向はただひとつ。それが始まったら一気に動くだろう」。

つまり、これからの局面では、わずかな利上げでも債券バブル崩壊の引き金となる可能性を示唆しているのです。

これまでも、米国の債券バブル崩壊は秒読みと言われてきました。
グリーンスパンがそれを言い出したことは、世界にとって大きな衝撃です。

ロシアのRTをはじめとして、多くのメディアが彼の警告を取り上げています。

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・・・たとえば、米ナスダックは、グリーンスパンより一足早く警告を発しています。
「投資顧問と投資家は、いっそう注意深くしてほしい。債券市場の長期的なバブル崩壊は、もはや必至だ。
債券を中心に投資を行ってきた投資家は、今まで以上に深刻な事態に陥っている。
これは主に、市場の最終局面で見られる金融緩和の減少傾向から、そのように断定できる」・・・

・・・木内前日銀委員の、「国債買い入れは来年中ごろに限界に達する可能性」との警告は、まさにこのことだったのです。

30年債の利回りが高止まりして下がらなくなったとき

・・・一部のアナリストは30年債の利回り(30-year yield)を見るように私たちに指示しています。
「・・・1980年代以来、長期金利の大幅な下落傾向が確認されている。
だから、30年の利回り(30-year yield)は、よほどのことが起きない限り、ちょっとやそっとでは簡単には変更されない。
だから、もしこの傾向が変わって30年債の利回り(30-year yield)に上昇の兆しが見えてきたときは、それこそが崩壊の明確なサインだ」。

「ゴールドは究極の通貨だ」-アラン・グリーンスパン

さて、アラン・グリーンスパンですが、彼は、アイン・ランド(Ayn Rand)のインナーサークル(それは、ユーモラスな集団と呼ばれていた)に属していた男であり、典型的なリバタリアンとして知られています。

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・・・彼は、1999年5月の上院銀行委員会で、「金(ゴールド)の売却はしない。ゴールドは究極の通貨だからだ」と述べたように、金本位制を主張してきました。

事実、グリーンスパンは、FRB議長の任期の最後の方では、「FRBは、もっと金を備蓄すべきだ」と訴えていたのです。
ロスチャイルドがそうであるように、彼もまた「金(ゴールド)こそが、紳士が使う本当の通貨である」と考えているのです。
(※メルマガ第154号「あなたの資産を銀行システムの外側に移してください!」にて詳述)

それは、想像できないほどの大崩壊

・・・「それは、どれほどの規模の崩壊なのか」・・・

「債券市場の崩落」について、FOXビジネスネットワークのマリア・バティロモ(Maria Bartiromo)が、グリーンスパンにインタビューしたときの記事がアップされています。

アラン・グリーンスパン:非情の厳しいスタグフレーションに入っている」 ( 画像クリックで動画へ)

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グリーンスパン:
「明らかに、長期国債の利回りに上昇圧力が出ています。今までの利回りは、並外れた低レベルでした。

現在、インフレ圧力が増大の一途にある中で、私たちは、まさに長期間の景気停滞を経験しようとしているのです。
そうです! 間違いなく私たちは、スタグフレーションといったものに向かっています!

・・・金(ゴールド)をはじめとするコモディティーへこの資金シフトの要因は、連邦準備制度が、いよいよ利上げにチャレンジする状況がととのいつつあるからということではなく、投資家のリスク回避のための投資選好が、ペーパーマネーより現物に向かいつつあるという大きな変化の現れなのです。

金(ゴールド)の値上がりを見れば分かるように、コモディティーや新興市場は、すでに高止まりしているため、投資家の関心は、さらに市場株の掘り起こしに向けられるかと思いきや、実はそうならず、第三の道を探り出したのです。

これは、「スタグフレーションに入った」とするグリーンスパンが言及したリスクに対応する動きです。

そう、「株式市場からは、いつでも逃げられるようにしておけ!」と自分に言い聞かせると同時に、その資金は、“第三のリスク回避の道”である仮想通貨(暗号通貨)に向かうようになったのです。

数時間で倍以上の値がつく暗号通貨の熱狂はバブルなのか

さて、“憎らしいほどよく当たる”と言われている未来予報士、ジェラルド・セレンテは、資金逃避先としての暗号通貨市場の先行きを、どう見ているのでしょう。

・・・数年前から、「経済崩壊は時間の問題」と警告し続けてきたジェラルド・セレンテですから、すでにバブル状態をはるかに凌駕するほどの過熱ぶりを見せている暗号通貨市場も同じように、近々、破裂するだろうと警告すると思うでしょう。

しかし、ブロックチェーンと暗号通貨の仕組みを知らない経済評論家が「そろそろ仮想通貨バブルがはじける」と煽る中、セレンテは、キャッシュレス社会への競争が加速するにつれて、暗号通貨が大幅に増加すると予測しています。

米国の大富豪たちは、どうしても暗号通貨の価値が理解できない

・・・つい先月の暗号通貨市場の時価総額はドル建てて920億ドル、円建てでは10兆円程度でした。
それが、今月はすでに13兆円にまで拡大し、来月の頭には、おそらく15、6兆円にまで増えるでしょう。

毎週1兆円のペースで時価総額が膨れているのです。

ビットコイン、イーサリアムSETLcoin、そして他のアルトコイン(暗号通貨市場では、基軸通貨のような存在になっているビットコイン以外の暗号通貨のことを総称して「アルトコイン」と呼んでいる)と呼ばれる暗号通貨は、新しいプレイヤーが暗号通貨市場に参入してくるたびに荒々しい値動き(ボラティリティー)を経験してきました。

富豪の金(ゴルード)への憧れと英国王室の形骸化

・・・まもなく、来るべき世界的なキャッシュレス社会では、やがて紙幣や実物の鋳造コインを見たり触れたりすることは難しくなるかも知れません。

・・・各国の中央銀行が、こぞって暗号通貨の発行を計画していることは、メルマガ第198号パート1とパート2「各国の中央銀行が仮想通貨を発行-未来の支配者は誰か?」に書きました。(ダイジェストは、コチラコチラの記事)

中央銀行が発行する暗号通貨を日常的に使用せざるを得ない状況が訪れたとしたら、それは、私たちのプライバシーがなくなることを意味します。
それは、まさしくビッグブラザーの共産主義の世界なのです。

だから、「中央銀行の仮想通貨から逃げおおせろ!」と、この数年、一貫して書いてきたのです。

・・・しかし、それは悪いことでばかりではありません。

人々が、少しずつ現金を使用しなくなって、自国通貨との物理的、感情的なつながりを絶つにつれて、長い間、世界を支配してきた、あの王国の紙幣やコインを保有したり使用することに誰一人として誇りを感じなくなるでしょう。

世界中で、エリザベス女王の横顔がデザインされた紙幣やコイン、切手を使っている国が、いったいいくつあると思いますか。とても多いのです。

キャッシュレスの世界では、人々が「信頼するに足る神の存在」は消失してしまうのです。

そのとき、人々は、英国王室の存在について、改めて考える機会を得るでしょう。
それが、英国王室の虚構と、潜在的な世界支配が終わりを告げるときでもあるのです。


(この記事は、メルマガ第219号パート1、パート2の2本の記事のダイジェストです。全文はメルマガでお読みください)

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