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「あなたにとって、私にとって、もっとも重要なことは、いち早く視線を欧米からアジアに向けることです。
アジアを、ユーラシアを研究しましょう。日本の未来は、そこにしか存在しません」・・・


(この記事は、メルマガ第222号パート1のダイジェストです。全文はメルマガでお読みください)

北朝鮮の豊富な石油備蓄は中国の援助によるもの

・・・ジム・リカーズ(James Rickards)は、9月4日のCNBCの生番組で、北朝鮮に関する国際社会の規制と不適切な対応について、辛辣な批判を浴びせました。

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この不可解で影響力を持った男は、やや強調するように次のように言っています。

「北朝鮮は、この日のために戦略的に石油備蓄量を積み上げてきた。少なくとも1年分の石油を備蓄しており、中国は背後から、北朝鮮のエネルギー備蓄を助けてきた」。

・・・リカーズは、したがって、「北朝鮮の横暴に対する反動的措置として有効に働く分野は、米国が中国人民銀行や中国工商銀行ほか、中国の主要銀行を米ドルの国際決済システムから締め出すことだ」と語気を荒くして述べました。

本当の戦いは、サイバー戦争と通貨戦争・・・どちらもステルス戦争だ

・・・北朝鮮の指導部は、確かに、米国が北朝鮮に本格的に攻撃を仕掛ける前に、ロサンゼルスなどの米国西海岸の都市を破壊する能力のある水爆を搭載できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)の完成を急いでいます。

米国は、外交による解決の道を諦めて、具体的行動を起す準備に取りかかってています。

・・・やっと日本のメディアも報道するようになりましたが、北朝鮮の電磁パルス (EMP) 攻撃もSFのお伽噺と無視することができなくなってきたのです。

北朝鮮にとって、広範囲に影響を及ぼすEMP攻撃であれば、なり物入りのICBMが実際には使い物にならないほど精度が悪いことを露呈せずに済むはずです。これは、現実的な脅威です。

(※北朝鮮の電磁パルス (EMP) 攻撃については、メルマガ第204号パート1とパート2「北朝鮮の核の脅威と電磁パルス兵器幻想」よって極東有事を引き起こす米朝のチキンレース」にて詳述。ダイジェストはコチラコチラ)

“ブラックスワン”は、サイバー空間と宇宙空間から飛んでくる

・・・国家を倒すのに、兵器を大量に消費し、無意味な殺戮を蛮行する必要などないのです。通貨を破壊すればいいのです。

今まで繰り返し書いてきたように、核弾頭ミサイルは、完全な抑止力としては、すでに機能しなくなっているのです。
本当の脅威はサイバー空間と宇宙空間から突然、やって来るのです。

トランプ政権による挑発的言動は、北朝鮮向けではなく、実は中国に向けたもの

・・・少なくとも言えることは、中国は北朝鮮の核開発問題の早期解決を望んでいない、ということです。

・・・「北朝鮮に対する攻撃の第一ステップは、電力網を遮断し、指揮命令系統を分断することだ。

北朝鮮のすべての軍事活動が大混乱をきたしたとき、北朝鮮の対空防衛能力は大幅に削減されるか無力化に近いかたちになるだろう。
その段階になれば、米軍のステルス爆撃機が北朝鮮の上空に入る準備を示すだけで、北朝鮮指導部は強烈な心理的不安を引き起こすだろう」。

つまり、ジム・リカーズは、北朝鮮軍の指揮命令系統を破壊した上で、米軍による限定的な攻撃が非武装地帯(DMZ)地域で展開されると見ているのです。

イラクのフセイン、リビアのカダフィー・・・次は

韓国情報部は、9日前後に北朝鮮がICBMを発射する可能性について触れています。欧米メディアも、これを受けて「それは、ICBMである可能性が高い」と報じています。

・・・金正恩は、外交経験もなければ声明のひとつも出すことができない不幸な星の下に生まれた若者に過ぎません。

・・・「イラクのフセイン、リビアのカダフィー・・・次は自分だ」と追い詰められた金正恩を、過保護にも中国が抱きかかえるようにして擁護し、西側世界の防波堤にならなければ、北朝鮮は、行きつくところまで行くでしょう。

人民元とシティー・オブ・ロンドンは金(ゴールド)に向かう

中国とロシアが、西側諸国から北朝鮮の主権を守ろうとしている本当の理由は、ユーラシアを横断する新しい通貨システムの構築を進めているからです。

・・・英国王室とロンドン・シティーの支配者たち、そして、英米系中国人からなる強力な国際金融グループは、ともにロンドン・シティーを中国人民元の主要なトレーディング・センターにする計画を着々と進めてきました。

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ロンドンを中国人民元優位の世界的金融のハブにすることによって、米ドル、ユーロ、円などの国際通貨と闘わせる主戦場にすることこそが、世界金融支配のステップを一歩も二歩も進めることにつながるのです。

・・・日経アジア・レビューによれば、「世界第一位の石油輸入国、中国は、人民元建てで、かつ金(ゴールド)と交換可能な原油先物取引を開始するために準備万端ととのえている」とのこと。

また、今年の2017年4月11日、ロイターは、英国王立造幣局(ロイヤルミント)が、米国拠点のCMEグループとの協力によって、「ブロックチェーン・ベースの金(ゴールド)取引プラットフォームを開発している」と発表しました。

CMEグループは、「テクノロジー企業のアルファ・ポイント(Alpha Point)とビットゴー(BitGo)によって構築された新しいプラットフォームは、主要な金融機関のグループによって、すでに実証実験の段階に入っており、今年中に運用される予定である」と発表しています。

この英国王立造幣局(ロイヤルミント)から発行される新しいデジタル・トークン『ロイヤル・ミント・ゴールド』、あるいは『RMG(Royal Mint Gold』、あるいは『RMG』は、金融機関によっても売買されることが決まっています。

・・・人民元を使った金(ゴールド)と交換可能な原油先物取引にしても、英国王立造幣局のデジタル・トークン『ロイヤル・ミント・ゴールド』にしても、ニューコートが暗号通貨の価値の裏付けを金(ゴールド)で行おうとしていることが分かります。

その点では、中国とシティー・オブ・ロンドンの利害は一致しているのです。

<以下省略>

金(ゴールド)で裏付けられた原油先物が中東の地政学的勢力図を塗り替える!?

まず、中国とシティー・オブ・ロンドンの狙いは、人民元の国際化を促進することによって、ドルが独占している国際決済システムから離脱することにあることは明らかです。

その第一段階は、中国が、もっとも重要なコモディティーであるアジアの石油ベンチマークを作成することによって、石油輸出国がドル建てやユーロ建てのベンチマークを迂回して人民元での決済を受け入れられる環境をととのえることです。

・・・
中国は、人民元建ての原油先物取引に世界中から顧客を引き込むため、上海証券取引所と香港証券取引所において、完全に金(ゴールド)と交換可能な人民元の発行を計画しています。

先月、上海先物取引所とその子会社である上海国際エネルギー取引所(INE)は、原油先物の生産環境で4回のテストを成功裏に完了しました。

上海国際エネルギー取引所は、今年末までに原油先物の上場を目指す準備作業を続けています。

・・・もう少し遠い未来を見通してみたときに、人民元が金(ゴールド)で裏付けされるということは、他のアジア、ヨーロッパの通貨も金(ゴールド)で裏付けされていれば、新しい石油ベンチマークで原油ほかのコモディティーの決済が可能になることを意味します。


その際に使われるのが、「ブリッジ通貨」と呼ばれている、ありとあらゆる国の通貨(価値)の交換を繋ぐ架け橋の役目を果たす仮想通貨であるはずです。

<以下省略>

日本は死にゆく西洋に別れを告げて、アジア、ユーラシアに向かうべき

もっとも不透明な問題・・・それは、人民元の価値をどのような方法で金(ゴールド)で裏付けるのか、ということです。
これについて、マーチン・アームストロングが適切なサジェスチョンを与えてくれています。

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実は、このアームストロング氏。
彼こそが、中国に対して、金(ゴールド)で償還可能な商品取引契約を発行すべきであると助言した一人なのです。

中国が、果たしてアームストロングのアドバイスに従って、金(ゴールド)で裏付けされる原油先物取引を始めようとしたのかは不明です。

しかし、事実は、中国が忠実にそれを執行しようとしているということです。

アームストロングは、人民元の価値の裏付けや先物に金(ゴールド)の持つ普遍的な価値を充てることについて、自身のウェブサイトの記事で端的に説明しています。

・・・それは金の上昇または下降に基づいていません。

・・・唯一可能な方法は、人民元を金(ゴールド)にリンクさせることです。くれぐれも、金(ゴールド)の絶対価値とペッグさせてはなりません。

つまり、変動為替レートで "金(ゴールド)とリンクさせる"ことが重要なのです。

そうすれば、人民元は、(人民元に対して見かけ上)変動する金(ゴールド)で換金することができるので、人民元の利用者は、それを使うことによって人民元の信用を高めることに貢献することになるのです。

これは、長期にわたる通貨制度の構造改革です。

・・・当然、誇大宣伝は、これが「ペトロダラー」の終わりだと主張するでしょう。
なぜなら、通貨の変動で儲けようとする人々は、ドルを下落させるためなら、どんな口実も使う人々だからです。

彼らは過去に生きている人々です。米国は、すでに純輸出国でもなく、輸入国でもありません。

・・・それなら、ドルを人民元のように金(ゴールド)にリンクさせることはできないのでしょうか?
これについては、アームストロングは解答を避けています。

それは、メルマガ第221号「崩壊せまる株式市場と逆相関の金(ゴールド)市場と仮想通貨市場」で書いたように、フォートノックスには公開されているとおりの数量の金(ゴールド)が存在しないことからも分かります。

米国は、ドルを金(ゴールド)にリンクさせるに十分な金の備蓄量を持っていないのです。

・・・そして、ジェイコブ・ロスチャイルドのRITキャピタルパートナーズ(RIT Capital Partners)の「半期報告書」で明示されているように、「西洋の資金はアジアにシフトする」のです。

あなたにとって、私にとって、もっとも重要なことは、いち早く視線を欧米からアジアに向けることです。
アジアを、ユーラシアを研究しましょう。日本の未来は、そこにしか存在しません。

まず最初にやるべきことは、私たち自身が、西洋の経済大国幻想から目を覚ますことであるはずです。
日本は米国と無理心中すべきではありません。

(この記事は、メルマガ第222号パート1のダイジェストです。全文はメルマガでお読みください)

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