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HOME   »   原発・放射能  »  「地面の亀裂から黒い水蒸気」はデマと推定されます
       
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1~6号機の使用済み燃料6400本が冷却されている共用プール(Common spent fuel strage pool)
画像:fukushima phototour

彼らのソースは、ひとつで裏取りをしていない


前の記事、バズビー博士:「地面の亀裂から水蒸気」、本当!?では、ECRRのクリス・バズビー博士と広島大学のロバート・ジェイコブズ氏の「福島第一原発の敷地の地面に亀裂ができていて、そこから水蒸気が吹き上げている」という証言について考えてみました。

実は、この「地割れから水蒸気」の件については、今月の頭に、二、三人の閲覧者の方から「他のサイトで知ったけれど、本当ですか?」というような、問い合わせともつかないメールを頂戴していました。

このときは、ざっくり国内外の情報を調べたところ、そういう事実、ならびに「それを想起させるソース」は一切なかったので、「おそらくデマだと思います」とお答えしておきました。

今回は、バズビーとジェイコブズという二人の男が、再び「地面の亀裂から水蒸気が出ている」と、ロシアのRT newsで語っていたことから、「すわっ!てーへんだ!」と火が点き、それが世界中を回っているようです。

そして、今回も再び「亀裂から水蒸気」について調べてみましたが、そういう事実は見つかりませんでした。
従って、現在のところ、やはりこれは「デマ」だと考えるのが妥当です。

面白ろおかしく私の記事バズビー博士:「地面の亀裂から水蒸気」、本当!?も広めて、恐怖の増幅を図っている一部の人たちがいるようですが、タイトルにも本当!?と断っているように、これは事実ではない、つまり「ガセ」であると遠まわしに書いています。

押し付けをしないのが、当ブログの考え方ですので、「後は、閲覧者の人たちが、それぞれ自分の頭で考えてください」と言っているのです。

バズビーもジェイコブズも、ある日本のサイトから情報を入手したようで、どうも裏を取っていないようです。

地面に余震で地割れができて、そこから本当に水蒸気が出ているのであれば、とっくに原発の敷地内に作業員は立ち入ることはできませんし、すでに死人が出ているでしょう。

地割れができる原因は、液状化、でなければ、地下で水と核燃料が反応して高圧の空気が地面を押し上げている、ということになりますから、まさに核爆弾の上に載っているようなものです。
こんなことが起こっているのであれば、全員撤退、福島県の浜通りは無人にしなければなりません。

このように得られる情報から判断するしかないのですが、上のようなことは「ない」と思います。

また、液状化も、ないと思います。

福島第一原発の立地は、岩盤に近いところまで掘り進めて行って、固い地盤に原子炉建屋が建造されています。
液状化はないが、しかし、地盤沈下はある。4号機建屋の傾きがそうです。これは事実です。

細野が、大気中への放射性物質の放出量が「2億ベクレルに減少した」と発表したのですが、これについては、私は「まったく信じるに足らない」ばかりか、とんでもない大嘘で、これを政府の人間が、しゃあしゃあと言うようであれば、「終わりだ」と思います。

彼が、メディアに出て繰り返し言っているように、「政治家は結果である」が細野の坊やの信条なのですが、こんなデマばかり流しているようでは、今に死人が大勢出る恐れがあるので、細野には即刻、辞めてもらいたい。
“コイツ”も、東電に取り込まれつつあるようで、やっぱり坊やはダメです。

水蒸気が出ているのは6400本の核燃料が貯蔵されている共用プールから

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上の写真で分かるように、4号機建屋の西50mほどのところに共用プールの建屋があります。(外観は、このページのトップ画像)
共用プールとは、正確には、6375本の核燃料棒が貯蔵・冷却されている巨大なプールのことです。

1号機~6号機のプール、そして原子炉にある(あった、、今では過去形)分と併せると11,417本もの膨大な量の核燃料棒が、今でも崩壊熱を出し続けているのが福島第一原発の実態だということです。

この共用プールの様子は、ほとんど報じられていませんが、今でも崩壊熱を出していて、ときどき大量の白煙が上がっています。

実は、「地面の亀裂から水蒸気が出ている」という情報をいただいてから、「これは、おかしい」と思ったので、ときどき下の画像のように「ふくいちカメラ」のキャプチャーを取っておいたのです。

この大量の白煙(水蒸気)は、間違いなく共用プールから出ているものでしょう。

20110824-6.jpg

ちなみの、下の画像は、4号機(ときには3号機と連動して)の使用済み燃料プールから出ている水蒸気です。
4号機建屋の使用済み燃料プールは5階にあるので、無風状態のときは、真上に噴出したように見えます。
明らかに、共用プールの水蒸気と出方が違います。

20110627-6.jpg

この共用プールに貯蔵されている核燃料棒6400本の冷却は、トラブル続きで不安定な状態にあります。

3月21日に、わずかに共用プールについて報じられています。
【共用プール】使用済み燃料を水中で貯蔵する共用施設。19日時点の水温は57度で、消防庁が21日放水した。

そして、4月17日にも、誤動作のため。冷却が一次停止しています。

共用プールは第1原発の1~6号機で燃やした後の燃料を冷やしており、崩壊熱のエネルギーは高いままです。
1号機、3号機の水素爆発が、あまりにも衝撃的だったために、爆発の危険の少ない共用プールの6400本の核燃料については、メディアは特に関心を払わず、東電側も情報を出してきませんでした。

共用プール建屋地下に水=電線管から9トン流入
福島第1原発事故で、東京電力は15日、各号機共用の使用済み燃料プールがある建屋の地下に電線管から地下水が流入していることが分かったと発表した。

判明したのは13日夕で、量は推定約9トン。

放射能汚染水用タンクに移送した後、流入を止める工事を行う。

 同原発では事故前まで、各建屋の周囲の地下水をポンプでくみ上げていたが、事故でポンプを動かせなくなったため、周囲の地下水の水位が上がっている。東日本大震災でコンクリート製の電線管にひびが入るなどして地下水が入り込み、プール建屋地下に流入したと考えられるという。(2011/08 /15-13:05)


共用プールは下図のように、90本の核燃料棒が格納できるステンレス製のラックが76個、水の中に置かれてあり、安定冷却の状態にあります。

20110824-8.jpg


共用プールの下の地階には、ポンプと思われるさまざまな機械が設置されており、広い空間になっています。
ここに8月13日の夕方の時点で9トンの水が溜まっている、と新聞が報じたのです。

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9トンですから、この巨大な共用プール建屋からすれば、取るたらない量かも知れません。
しかし、この水がどこからやってきたのか。
当然、余震によって、地下室に亀裂ができたからです。

それより心配なのは、共用プールからの大量の水蒸気です。
プールの冷却水の温度が高いわけですから、果たして安定的に冷却できているのだろうか、という疑問が湧いてくるのです。

4号機建屋の5階にある使用済み燃料プールの水蒸気と同様、共用プールの水位が下がって、核燃料が水面から顔を出したり、沈んだりを繰り返しているのではないか、という懸念。

共用プール建屋付近からの謎の閃光


2:40秒辺りから注視のこと。まぶしいほどの閃光が。


14:00秒辺りから注視。この光りかたは、明らかに「スパーク」。

作業員は、深夜でも作業をしていることがあります。
溶接機もガスバーナーも使用しています。

しかし、この閃光は、溶接機のバーナーの光ではありません。こんなにまばゆいほどの光は出ません。
これが謎です。

確かに、共用プール建屋か、もしくは、その付近で何かが起こっているのでしょう。
答えは、まだ見つかりません。

さらに詳しくは、以下のサイト様の記事をご覧ください。正確で客観的な視点で書かれています。
核燃料6400本の共用プール付近から光と白煙が見える
共用プール付近から水蒸気が噴き出している

以前、この記事で、福島第一原発事故の収束のために命がけで戦っているハッピーさん、という原発作業員の方のツイートをまとめてご紹介しました。

今では、あまりにも原子力マフィアの連中の隠蔽が激しく、東電を筆頭に電力会社の株式を保有しているNHKも、その腐敗体質が国民に分ってしまった以上、紙の切れ端のような情報から、多くのことを推理しなければならなくなっています。

以前から、NHKの過去に放送した放射能に関する動画が次々と削除されていくので、その不自然さを訝しく思っていたのですが、結局、この公共放送も経済産業省の犬であったことが分りました。

国民が自分たちの命を守ろうとして、チェルノブイリで何が起こったのか知ろうと思っても、5月頃から怒涛の勢いで削除されてしまうのです。

特に、ICRP、IAEAが、チェルノブイリ原発事故のときに、どれくらい酷い失態を演じ、多くの人々を結果的にガンにさせ、死に追いやってきたかをNHKは冷徹に報道していたのですが、そうした本質的な動画に限って、即刻削除されてしまうのです。

私は、NHKも、原子力マフィア、つまりIAEAと経済産業省ラインに取り込まれてしまって、原発推進に反対する気概をなくしてしまったように見ています。

その奥には、グローバリスト・ユダヤがいます。
その「装置」であるICRPとIAEAが、経済産業省の中の走狗を通じて、日本のメディアに原発関連の闇に触れさせないようにコントロールしているとしか思えないのです。

ジャーナリズムとは形だけ、総サラリーマン化してしまったNHK程度では、腰が引けてしまうんだろうなぁ、というのが私の本音。
いまや、NHKは国民の命をないがしろにする、とんでもない公共放送に成り下がってしまいました。
それでも、あなた方は臆面もなく受信料を請求するのですか?

そんな中で、作業員からの現場の状況を教えてくれるツイートは貴重です。

ハッピーさんと並んで、TSさんという作業員の情報も貴重です。
お二人を下記に紹介します。
■twitter  @Happy20790  ハッピーさん
ただし、ツイートですから、理解するには自分たちの正しい想像力と多少の知識を必要とします。、

最近、このお二人に、「ヤツラは東電の工作員だ」という誹謗中傷が入りだしました。とても奇妙です。
たとえば、こういう連中。
http://twitter.com/#!/sunnysunnynismo/status/105252938896773120
(ここのは、執拗に悪印象を植え付けようとしています)

http://twitter.com/#!/sunnysunnynismo/status/104149910483509248
 ←これも印象操作している)

TSさんだけでなく、その他の胡散臭い連中がハッピーさんにも攻撃を加えているのですが、彼らの常套句は、こうです。
「この人たちは東電の工作員だ」。

ここのところ急激に湧いてきたこうした連中は、疑う必要があります。
彼らこそ、東電関係の工作員ではないかと考えない人々のほうが私は不思議です。

まさか作業員の携帯電話を取り上げることはできないので、こうした連中を雇っているのでしょう。
東電が関連会社に依頼して、情報操作を行っていることは明らかなことですから。

そのようにイメージするのが自然であるのに、この二人に攻撃を加える怪しい人間たちに賛同する人々は自分が致命的な情報弱者かもしれないと考えることです。
でなければ、少しオツムが足りない…。

私が分析したところ、このお二人は本当に、現場の情報を良かれと思って私たちに知らせくれているのです。
分析した、というのは過去に遡って、ツイートが事実かどうか確かめたからです。

毎日、被曝して疲れきった体で情報発信を続けることなど、「知って欲しい」という危機感がなければできないことなのです。
同じような気持ちで原発関係のブログを書いているブロガーさんたちなら、分るはずです。

私のところにも、「あの人は東電の回し者だから注意のこと」というようなメールが来るのですが、私は、まったくそうした人たちのことを信用しません。

逆に「なぜ、あなたは、こうした人たちを東電の工作員だと思うのか」と質問すると、なしのつぶてです。
単なる、深読みのできない坊やたちか、あるいは本物の東電の工作員です。

この種のメールが、もう少し集まってきたら、一斉公開して、こうした悪質なメールの出所をこのブログで明らかにする予定です。
タイトルは、「東電さ~ん、いらっしゃ~い」の予定。

政府は、最悪ではあるが、残された唯一の選択をしたのかも知れない

さて、そんないきさつがいろいろあるのですが、ハッピーさんの、ちょっと気になるツイートがあります。

20110824-10.jpg
北側というと、5号機、6号機のさらに北側のことでしょうか。
もしそうなら、高台になります。

私は、推測に過ぎませんが、1年かがりで、新しい共用プールと建屋を建設し、極秘裏にそこに核燃料を移す計画を実行に移しだしたのかも知れないと思っています。

第二の津波は、必ずやってくるでしょう。

このことが何を意味するか、想像してみませんか?

アウターライズ地震は、ほぼ必ず起こる、というのが、福島第一原発事故の収束に関係している専門家たちの共通した見解です。
当初は、次の津波に備えて防波堤を築くという計画でした。これは雲散霧消してしまったかのようです。

防波堤の建設は何年もかかります。
では、何年か先に防波堤を築くとして、それまでに津波の来襲に供えてやっておくべきことは何か。
(つまり、今より高い防波堤の新設は、やらないと決めたのです。これが何を意味するのか考えましょう)

それは、無傷とはいえないまでも、なんとか冷却できている6400本という膨大な量の核燃料棒の安全確保です。

これが海に流出すれば、世界の海は終わりです。

私は、防波堤の工事を次に回し、岩盤に達するまでの深い遮水壁を造ることも後回しにして、この6400本の核燃料棒を安全と思われる高台に移すことを最優先事項に選択したのだと思います。

そのことは、同時に1号機から4号機を見捨てることを意味します。

すでにメルトスルーしてしまっているのですから、上から水をかけようが、津波が来て大量の海水が上から、ザンブとかけられようが大勢には影響がないのてす。

ただし、そのときは水蒸気爆発するかも知れません。するでしょう。

政府は、苦汁を飲んで、最悪の選択をしたのだと思います。
だから、菅直人が、細野の坊やの「避難準備区域の解除」を撤回して、警戒区域の指定継続さえも発表したのでしょう。

そして、専門家たちも、やっと今になって「10年単位で家に帰れない可能性もある」と明言したのです。
繰り返しますが、「10年単位」です。10年ではありません。20年、あるいは30年、いや、もっと…。
それを誤魔化して言うと「10年単位」という言い方になります。

菅直人は確かに早い段階で、避難住民に対して「数十年は戻れない」ことを正直に言ったのですが、そのとき、無知なマスコミは総バッシング、原発立地の市町村の首長たちも、「なんと冷たいことを言うのか」と菅直人を罵倒したのです。

彼らは、そのとき、現状を理解できなかったのです。

世界中のメディアから大バカ扱いされている佐藤雄平は、今日も有名女優と「ふくしま新発売。」キャンペーンをやっているのでしょう。

憧れの女優といっしょになって上機嫌の雄平ちゃんですが、正常な思考能力の残っている人は、彼のような人間が、結局は全国の人々を死なせていくのだろう、ということを考えたほうがいいです。

そして、最後に、ひとこと言いたい気分なので、
「この程度のデマに踊らされているようでは、自分の命など守れない」。





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