カレイドスコープ

| 全記事タイトルリスト
HOME   »   原発・放射能  »  隠されてきたプルトニウムの大量放出! 
       
20110907-6.jpg


写真はWikiより。
今年の葉タバコは熟成、選別、圧縮を経て7月~10月にかけてJTへ出荷。


隠されてきたプルトニウムの放出量 


大気中に、大量のプルトニウムが放出されていたことについて、やっとメディアが騒ぎ出しています。

少し、おさらいです。
3月14日の午前11時頃に、福島第一原発 3号機で水蒸気爆発が起こりました。


プルトニウムは、運転中のどの原子炉からも自然に生成されているのですが、この3号機は核燃料ペレットを作る段階でウランにプルトニウムを混ぜたMOX燃料を使っているため(プルサーマル)、爆発した場合には、大量のプルトニウムが放出されます。

3号機では、原子炉に入っている数百本の燃料集合体のうち、その三分の一がMOX燃料でした。

映像で観る限り、3号機の爆発の噴煙は12日の1号機の爆発のときと違って、おそらく300m以上、高く舞い上がったことでしょう。
これが、上昇気流に載ってどこまで飛んでいったか、ということです。

アメリカの原子力専門家、アーニー・ガンダーセン氏は、

「4月の段階で、シアトルの人たちは、一日当たり5個ものプルトニウム放射性粒子(ホットパーティクル hot particle)を肺に吸い込んでいました。
この頃、東京の人は1日当たり10個のホットパーティクルを吸い込んでいました
と話しています。

CNN:福島原発プルトニウム粒子飛散!ガンダーセン氏解説,J.King7PM 6/7(字幕)




CNN解説+福島原発プルトニウム粒子等北米も飛散!ガイガー計測不能(字幕)



そして、これは8月30日にアップされたガンダーセン氏の最新ビデオです。

福島原発保管プール核燃料が爆発し破片1.5km越飛散! 新データ証明!(字幕)


4:10辺りから。
プルサーマルの3号機の使用済み燃料プールが破壊されていることを指摘しています。

大分、後になってから東電も、原発の敷地内数ヶ所からプルトニウムが検出されたことを認めました。
水素爆発のときに燃料プールが破壊されて、使用済みの燃料棒が破損して、周囲にプルトニウムが拡散したと考えないほうがおかしいのです。


ECRR(欧州放射線リスク委員会)科学議長のクリス・バズビー博士も、5月頭の時点で、

「すでに米国で(放射性)物質が出ていますし、ウラニウムとプルトニウムの濃縮物がハワイやマリアナ諸島のエア・フィルターから出ています。
福島第一原発の30km圏内を走っていた車のエアフィルターからも、プルトニウムが検出された
ことを指摘しています。

NHK、各民放-「プルサーマルという言葉はテレビでは出すな!」

「プルトニウム隠し」について、ジャーナリストの上杉隆氏は、おそろしいことを言っています。
東電、保安院、電事連すべての禁句は「プルサーマル」。

3月12日、14日の相次ぐ水素爆発でプルトニウムが大量放出されていたことは分っていたのに、これを必死に隠蔽した経緯が分ります。

当ブログでは、このことについて、4月12日に「プルトニウム隠し」というタイトルで記事にしています。

15分弱の短い動画なので、頭からご覧になることをお勧めします。


宮崎 哲弥&上杉 隆 - 国家と情報Part2(2/4)

東電、保安院がマスコミ各社に「プルサーマルのタブー」を通達していて、報道管制を強いていたことは確実です。

また、マスコミ自体もプルト二ウムが放出されていたことの重要性より、さらなる水素爆発の可能性ばかりに目を奪われて、プルトニウムについては追求しませんでした。

おかしいと気づいて、彼らを追い詰めたのは、上杉隆氏のようなフリージャーナリストたちでした。

そして、経済産業省は人々の関心も薄れたと思ったのでしょう、水素爆発から5ヶ月も過ぎ、そろそろ9月に入ろうかというときになって、こっそり放出された核種と量について、ホームページで発表したのです。

5ヶ月も経った8月26日になって、原子力安全・保安院は、こっそり驚愕のデータを出してきた

下の表は、経済産業省のホームページに目立たないようにアップされた報告の中にあります。

タイトルは、
2011年8月26日 東京電力株式会社福島第一原子力発電所及び広島に投下された原子爆弾から放出された放射性物質に関する試算値について
というマスコミ向けリリースです。

これは、3月11日から3月16日までに、どんな核種がどれだけ放出されたかを原子力安全・保安院が遡って推計したものです。

こんなことを8月26日になって、こそこそ出してきたのです。

クリックで拡大
20110907-4.jpg


この表について、週刊現代の9月10日号の記事によると、
20110907-1.gif

「このリストは、福島第一原発事故直後から3号機が爆発した後の3月16日までに、どれだけの放射性物質が大気中に放出されたかの試算を原子力安全・保安院がまとめたものだ。

それによると、放出された放射性物質は全部で31種類。

そのなかには半減期が2万4065年のプルトニウム239や、ストロンチウム 90なども含まれている。

プルトニウムは、セシウムや放射性ヨウ素と比較すると重く、東京電力が3月28日に、原発敷地内でごく微量を検出したと発表した以外、実際にどれくらいのプルトニウムが放出されたのかも明らかになっていなかった。

ところが、リストに記載された試算値では、プルトニウム239だけで合計32億ベクレルが大気中に放出されたというのである。

セシウム137にしても、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教によれば、広島原爆の150発分が放出されたことになる、というから衝撃的だ」。


と書かれています。

表の下に小さく記されているように、「IAEA閣僚会議に対する日本政府の報告書」として6月に作られたということです。

間もなく6月に入るというときになって、IAEAへの報告書の提出期限が迫ってきたので、今までひた隠しにしてきた「3月にプルトニウムが大量放出されていた」ことを、しぶしぶ正式発表した、ということです。

そして、経済産業省のホームページに掲出されたのはさらに2ヵ月以上経った8月26日なのです。
それも、もっとも目立たない姑息な方法で。

東電は、最初の爆発(3月12日の1号機の水素爆発)の時点でプルトニウムが放出されていたことを知っていたため、記者会見でマスコミが質問してくるまで、あえて自分のほうから「プルト二ウム放出の可能性」については言わなかったのです。

3月20日頃、私が海外の方々からいただいたメールによると、放射性核種に詳しい(欧米の人は日本人より詳しいのです)人々の間では、小パニックが起きていたようです。

海外の人々は、それほどプルトニウムが恐ろしいものであると認識しているのです。

難しいテーマを平易に解説することでお茶の間で人気となった池上彰氏でさえ、3月11日以降、何度も福島第一原発事故関連の特番のメインを努めながら、「プルサーマル」や「プルトニウム」については解説することができなかったのです。

いかに東電ほかの電力事業者、経済産業省、原子力安全・保安院、原子力安全委員会、電事連、電力総連、それに文部科学省たちの、いわゆる日本の原子力マフィア(海外では、nuclear Mafiaという呼称で報道されています)が、マスメディアを飼いならし、NHKにさえも強力な圧力をかけているか分ろうというものです。

東電は、プルトニウムを計測する機械を持っていないので、計測できない」などと、子供でも言わないような言い訳を通してきました。

東電が、やっとプルトニウムが放出されていたことを認めても、「ごく微量で心配ないレベル」をマスコミは何も調べないで、そのまま垂れ流してきたのです。
日本のマスコミは、国民の命を奪います。

その結果、マスコミは、まったく罪もない赤ちゃんまで被曝させたのです。

東電、電事連ら原子力マフィアのお仲間に、彼らの小間使いに成り下がってしまったマスコミのチンピラ坊やたち、東電によって接待漬けにされている老害ジャーナリストたちを加える必要があります。

記者クラブ制度のぬるま湯の中で、東電や電事連に飼いならされたオツムの足りない記者たちの本質は原子力マフィアの広報担当にしか過ぎないのです。

セシウムはヒロシマ原爆の168倍

この表によれば、ヒロシマの原爆で放出されたセシウム137(表のCs-137)は、8.9×10の13乗ベクレル、福島第一原発から出たセシウム137は1.5×10の16乗ベクレルですから、ヒロシマ原爆の約168倍、同位体のセシウム134の1.8×10の16乗と併せると、途方もない量のセシウムが放出されたことが分ります。

また、プルトニウム238、239、240、241(Pu-238、Pu-239、Pu-240、Pu-241)といった、恐ろしい核種も出ています。

プルトニウム239がβ崩壊する前のネプツニウム239(Np-239=物理的半減期は2.4日)も出ていますから、上の表にあるとおり、大量のプルトニウムが大気中に放出されてしまったことは疑いようのないことです。

ウラン238+中性子 → ウラン239 → β崩壊 → ネプツニウム239 → ベータ崩壊 → プルトニウム(239他の同位体)〕の順に崩壊していきます。

問題は、放出されたプルトニウムがどれくらいの量で、どこまで飛んで行ったかです。

ガンダーセン氏は学者のネットワークを通じて、日本からのプルトニウムが太平洋を渡ったことを確認したと証言しています。

クリス・バズビー博士も同様です。

量については、上の表にある31種の核種をすべて足し算すれば総量が分ります。
プルトニウムも同様です。(どれかの核種に換算する必要があると思いますが)
大変な作業なので、ここでは割愛します。

福島原発から放出されたプルトニウム239は76兆ベクレル。これは前に、発表された量の実に23000倍の量だという
76 trillion becquerels of Plutonium-239 released from Fukushima ― 23,000 times higher than previously announced

この値は原子力安全・保安院がプログラムを使って推計した値です。

表にあるとおりネプツニウム239が生成されています。
ネプツニウム239の半減期は約2.4日なので、これがβ崩壊して、プルトニウム239が生成されている最中にあったということになります。

6月6日の時点で、東電、保安院の発表を聞いて、大気中にのみ(海洋に放出された分は加えていない)放出された放射性物質の量が77万テラベクレルであることは小出助教も確認しています。(彼らの発表が正しければの話)

この表を少し、詳しく見てみましょう。
3月11~16日までに放出されたネプツニウム239の総量は、表によると76兆ベクレル
これが、順次β崩壊して、数日のうちにプルトニウム(プルトニウム239、その他プルトニウムの同位体)になります。

3月11~16日までにネプツニウム239から、プルトニウムの同位体になったのが、表によると、
・プルトニウム238→1.9×1010=1900億ベクレル
・プルトニウム239→3.2×109 =32億ベクレル
・プルトニウム240→3.2×109 =32億ベクレル
・プルトニウム241→1.2×1012=1兆2000億ベクレル

て、プルトニウム238、239、240、241を合計すると1兆3964億ベクレルです。

全プルトニウムの1兆3964億ベクレルうち、プルトニウム239は、わずか32億ベクレルで全体の0.029%です。
これが、3月16日までの状態です。

どういうことかというと、ネプツニウム239は、β崩壊してほとんどがプルトニウム(239だけではない)になりますから、3月16日の時点で、それまでに放出されたネプツニウム239の全量76兆ベクレルのうち、たった1兆3964億ベクレルしかβ崩壊していないことになります。

つまり、3月16日の時点では、残りの約74兆6000億ベクレルが、プルトニウムになっていないのです。
これが、ほぼすべてプルトニウム同位体になると、そのうちの0.029%がプルトニウム239になるのですから、
74兆6000億×0.00029=216億ベクレル のプルトニウム239が生成されます。

くどいようですが、これは3月16日の時点です。
3月17日、18日…その後、ずっとネプツニウム239は生成されているのです。
ネプツニウム239は、過去の結果であると同時に、数日後のプルトニウムの量をも同時に表しているということを考える必要があります。常に、量と質が変容しているのです

なぜ原子力安全・保安院が、「3月16日までの量」と区切ったのか。
つまり、仮に「3月20日までの量」とした場合、とてつもないプルトニウム239が生成されてしまうからです。

そんな途方もない量のプルトニウム239が生成されたことを、公式に発表すれば、世界中がパニックになるかもしれないので、3月16日までしか出さないのです。

3月21~22日にかけても「発表されない爆発」が起きていますので、4月上旬までにプルトニウム239が、どれだけ生成されたかを想像すれば、思わず身震いがします。

そういう事情から、3月16日まで、と区切ってしまって、その後は、プルトニウムが、ほとんど生成されていないかのような印象操作を行っているのです。
むしろ、もっとも恐ろしいプルトニウム239の量が、どんどん増えていくのは3月16日以降なのです。
とてもではないけれど、そんな数字は発表できなかったのです。

ポイントは、ネプツニウム239が、とんでもない量、すでに放出されているのに、プルトニウム(239他、同位体)の量が少なすぎるということです。
このポイントを見過ごしてしまったら、またまた騙されるだけです。

ネプツニウム239の物理学的半減期は2.4日です。
このことが何を意味しますか?

あくまでプルトニウムとの量の比較で見なければなりません。
プルトニウムになる前の大量のネプツニウム239が残っており、ほとんどは、3月16日の1~2日前に放出されたということを意味するのです。

これは3月14日に水素爆発した3号機から放出されたと考えるほかなくなります。

つまり、3号機は、もっとも危険なMOX燃料を使うプルサーマルですから、東電や保安院、経済産業省ら、是が非でもプルサーマルを推進したい人々にとっては、ネプツニウム239がβ崩壊して、次々とプルトニウム239が生成されていく3月16日以降のプルトニウム(同位体)を発表したくなかったのです。

これが真相なのです。

この表ひとつからでも、ここまで読み解くことができるのですから、これはマスコミの怠慢というしかないでしょう。

(くれぐれもお断りしておきますが、「プルトニウム」と書いてあるのはプルトニウム同位体全体のことです)

明らかに3月16日の時点で、まだβ崩壊していないネプツニウム239は、すでにプルトニウムになっている量の60倍もあったのです。

ですから、保安院は3月16日までの総量しか出していないのですが、3月17日以降も、この大量の在庫のネプツニウム239が、次々とプルトニウムになっていったということになります。

その一方で、毎日、新しいネプツニウム239が生成されていたのですから、もう計算のしようがありません。

おそらく相当の量のプルトニウムが東京にも飛んできていたはずです。
しかし、3月16日以降、どれだけの量のプルトニウムが放出されたのか、東電、経済産業省は発表しません。

プルトニウムは、3月から引き続き放出されているのです。毎日、毎日、新しいプルトニウムが。

東電、保安院は、つまり3月の段階から、プルトニウムの放出量を把握していたのです。
にもかわらず、セシウムの量にだけ人々の関心が向けられるように、マスコミを通じて国民をスピン・コントロールしてきた疑いがあります。

ここにきて、やっとストロンチウム90の脅威について報じられるようになりました。
同時に、ププルトニウムも放出されているのですが、このことについては、一切、報じることはありません。
マスコミが間違った自主規制を行っているか、あるいは報道管制が布かれているか、どちらかでしょう。

プルトニウムの放出量を定期的に発表していれば、日本人はどうか分りませんが、世界中の人々はパニックになっていたでしょうから。

しかし、プルトニウムは、山に、野に、校庭に、ビルの屋上に落ちており、野菜の葉や米に付着しているのです。

学者もセシウムのことにしか触れていません。
計測していないのですから仕方がないと言えばそうなのですが、ただ、彼らも現実に存在しているものを見ようとしていないだけなのかもしれません。

パニックにならないように…。
言い換えれば私たち国民が、東電や政府のマインド・コントロールから覚めてしまわないように。

プルトニウムが土壌に落ちている以上、除染作業などは、よほどしっかり防備してからでないと危険です。
東京周辺でも広がる放射性物質汚染除去活動

そうした裏事情が分らなかったのは、マスコミの連中です。
電力会社からのCM料を当てにしているテレビ局の報道部は、ジャーナリズムの本分を捨て去り、東電に都合の悪い情報を極力出さないようにしてきました。

しかし、そんなに東電に尽くしても、テレビ局は決して報われなかったのです。
何より、彼らが、いちばん東電・保安院に騙され、プロパガンダとして利用されたからです。

他人(国民)を騙す前に身内(マスコミ)を騙せ、とはよく言ったものです。

東電・保安院は3月27日の外国プレス向けの記者会見で、

■3月27日(ブルームバーグ):

「プルトニウムはアルファ線 だが、どれぐらいの量があるかを測定する装置を当社は持っていない。
測定していない以上は、絶対ないとは言えない」

と、これまた、信じられない大嘘を顔色ひとつ変えることなく言っていたのです。

20110907-5.jpg


しかし、この画像のように、東電は21、22日には独自にプルトニウム検査を実施していて、測定に一週間かかる、とフリージャーナリストたちの追及に対して答えていたのです。

さらに結果が出るまで1週間もかかることなど、ありえないと上杉氏が突っ込むと、東電、保安院は逃げられないと悟ったようで、その翌日の29日に「枝野官房長官を通して、プルトニウムが検出された」ことを発表したのです。

これでは日本のメディアだけでなく、ブルームバーグを始め、外国メディアは、いっせいに騙されたことになりますから怒り心頭でしょう。

東電、保安院は、結局、裏で示し合わせており、もう何から何まで嘘だらけです。
そして、その嘘は、今でも続いています。

そして、これを追求した上杉隆氏は、記者会見に入ることができないようにされてしまいました。
他のフリージャーナリストも同様、完全に記者会見から閉め出されてしまったのです。

東電、保安院から情報が一切出てこなくなってしまったのは、こうしたフリージャーナリストたちが言論封殺されているからです。彼らを会見の場に復活させないと、東電、保安院たちは、ますます増長して、嘘のつき放題、やりたい放題でしょう。

英語サイト、エナジー・ニュースは「8月29日の時点で、この発表の23000倍の量のプルト二ウムが放出されている」と書いています。

previously announcedと書かれてあるのですが、それがいつ発表されて、プルトニウムの総量がいくらだったのか、書かれてないようです。
こうなった以上、もう、どうでもいいことかも知れませんが。

この23000倍というのは、6月に保安院から発表された表(3月16日までの分)を元にしているのです。

この表に書かれてあるとおり、できたてホヤホヤのネプツニウム239が生成されていたのですから、少なく見積もっても、3月、4月は元気いっぱいプルトニウムが出ていた、ということが言えます。

結局、3月12日の1号機の水素爆発のときから、プルトニウムは放出されていて、福島だけでなく、遠く北米大陸まで飛んでいっているのです。
そして、東北、関東の人々は当然のこと、世界中の人々も、何も知らされずにプルトニウムを吸い込まされてしまった、ということになります。

しかし、東電、保安院は3月12日のときに、このことを予想していたし、3月下旬には、プルトニウムが大量に放出されていることを、しっかり認識していたのです。

プルトニウムが地球でもっとも毒性が強い物質だというのは、プルトニウムのホットパーティクルを一呼吸でも吸い込んだりしたら、高い確率で肺がんになるかもしれない、ということからです。

プルトニウムはα線核種ですから、ホールボディーカウンター検査を受けても検出されません。
福島県の人たちは、本当に心配になってきます。

なんとか、今のうちに何か手を打てないものか。
暗澹たる気持ちにさせられます。

前の記事でも書きましたが、吉本興業の「おしどり」のマコさん(鳥取大学医学部で生命科学を専攻)が、ある大学の教授にインタビューしたことを話しています。↓
110824 鳩山由紀夫前首相主催勉強会「上杉隆氏ら自由報道協会による原発事故取材報告」

この部分は、詳しくは、マコさんが書き起こしたこの記事に書かれてあります。
以下の囲みは、重要部分の抜粋です。

 では、前回の続き。先生の研究室に伺ってお聞きした話です。なぜ、その先生のお名前を明かさないか、は後述いたします。

そして、先生は独自で福島県内、原発の敷地前まで行き、土壌、稲藁、水の解析を始められたのです。その論文を見せて頂きました。

この論文は、今、海外の学会で審査にかけられてて、査読中なのです。

ですから、詳しいデータや先生のお名前を明かすことができないのです。

その論文が学会にアクセプトされるまで(学会誌に掲載のため採用されるまで)二重論文にならないよう、詳しいことは公表できないのです。

その論文の解析結果は恐ろしいものでした。

要点だけ書きます。

ネプツニウム239という物質が飯舘村で福島原発の正門と同程度検出された、というもの。

ネプツニウム239、あまり聞いたことないでしょう? 

これはプルトニウム239の親核種となるのだそうです。

ウラン239→ネプツニウム239→プルトニウム239とβ崩壊していくのです。

そして、ネプツニウム239の半減期は約2.4日。
つまり、ネプツニウム239は2~3日で半分がプルト君になるのです!

そしてその量の具体的な数字は出せませんが何千Bqという大変な量が検出されているのです。それがいずれ必ず、全てプルトニウムになるのです。

しかし、ネプツニウム239の段階で解析にかけられたのは幸運だった、と先生はおっしゃっておられました。

ネプツニウム239はγ線核種なのだけど、プルトニウム239はα線核種。α線核種は出している放射線がとても短く、見つけにくい、検出しにくいのです。

あら? ということは、ひょっとしたらその、先生が解析にかけられる以前の土壌には、もっとネプツニウム239があったかもしれない?

「その可能性は非常に高いと思います」。


この教授が誰だか、想像はつくでしょう。
今、当てっこケームをすれば、原子力マフィアたちが、この教授を妨害するかもしれません。

世界の学会で公式に認められてしまえば、東電、保安院、経済産業省、文部科学省のチンピラたちも、隠ぺい工作はできなくなるでしょう。

同時に、それは世界中のメディアがいっせいに日本の政府に襲い掛かってくることを意味します。
官僚の坊やたちには、まだ理解できていないのです。

こうした嘘を吐きながら、オズラ西山審議官は省内でラブアフェアーを楽しみ、「たいしたことない」と繰り返していたのです。
西山審議官の子供も東電にコネ入社だそうです。

本当に驚きます。これが人間のやることかと。

追記:
このプルトニウムの放出量が記されている表は、確かに6月6日に保安院が発表していました。
しかし、いろいろ細工がしてあって、大方の記者は、その場では内容を理解できなかったようです。

ということで、この記事では、正式に発表したのは経済産業省のホームページに掲載された8月24日とします。

詳しくは、保安院の小細工を経済産業省がツジツマ合わせをお読みください。

【参考】なぜプルトニウムを吸い込むのが危険なのか


セシウムたばこで肺の中にミニ・ホットスポット

小宮山洋子厚労相が5日、“たばこ1箱700円に値上げ”を突然発表しました。
この発言は、愛煙家たちから大ブーイングです。
「禁煙ファシズム」だと。

首相の野田佳彦も、「まるでオヤジ狩だ」と否定的。

小宮山は、「700円に上げても税収は減らないんだから、いいじゃない。国民の健康のためですよ」と言っています。

タバコの葉はJTと契約した農家だけが栽培できます。
関東、東北、九州などでも栽培されています。

で、今年も紙巻タバコの製造に使用される葉タバコの収穫が始まりました。
葉タバコは1年草なので、収穫は年1回。

初回は問題なし JTの国産葉たばこ放射性物質検査 
2011.9.6 産経ニュース

産経新聞には、このように書かれています。
思わず悪寒が走りました。


日本たばこ産業(JT)は6日、タバコの原料となる葉タバコのうち収穫期を迎えた「黄色種葉タバコ」について放射性物質の検査を実施したところ、放射性セシウム、放射性ヨウ素ともに同社暫定基準値を超えたものはなかったと発表した。

検査は生産農家からの購入を控えて実施したもので、対象地域は農作物で放射性物質の検出による出荷自粛、制限が行われた茨城、栃木、千葉、静岡の4県と近隣で黄色葉タバコの生産地である新潟市と愛知県豊橋市

福島県は東京電力福島第1原発事故の影響ですでに今年の耕作を休止している。

対象となる葉タバコの量は茨城、栃木、千葉、静岡の4県で、昨年同社が全国の生産農家から購入した約3万トンの約7%にあたる約2000トン。

各市町村別にサンプルを抽出し、同社の研究所でゲルマニウム半導体検出器を使用して放射性セシウム134、同137、放射性ヨウ素131が検出されるかどうかを検査。

同社暫定基準値はセシウムが1キログラム当たり500ベクレル、ヨウ素が同2000ベクレルだが、検査結果はいずれもセシウムは基準値を下回った。

タバコの原料となる葉タバコのうち収穫期を迎えた「黄色種葉タバコ」について放射性物質の検査を実施したところ、放射性セシウム、放射性ヨウ素ともに同社暫定基準値を超えたものはなかったと発表した。

葉タバコは食品ではないため、今回は食品衛生法が規定する野菜類の数値を適用した。


クリックでJTのpdfファイルへ
20110907-7.jpg


放射性物質の検出器にはゲルマニウム半導体検出器を使っているので、放射性核種まで計っているのでしょう。

しかし、同社の暫定基準値は、セシウムが1kg当たり500ベクレル、同じくヨウ素が2000ベクレルに設定しているとのこと。

「タバコは食品ではないため、食品衛生法が規定する野菜での基準値を適用した」と書かれています。
意味が分りますか?

同社、つまりJTは、タバコの基準値を国が決めていないので、勝手に野菜の基準値を適用しているのです。
しかし、JTは、「タバコは野菜ではない」と言っています。
頭が混乱してきます。

野菜は食べるものですが、タバコは煙を吸引するものです。気管支から肺に入ります。

JTは、「野菜の基準値を下回ったから安全だ」と言っているのです。
しかし、(JTが勝手に都合のいいように決めた)基準値以下だからといっても、セシウムは確かに葉タバコに入っているのです。

そして、上の原子力安全・保安院が発表した表のとおり、セシウムが検出されれば、一定の割合で必ずプルトニウムも入っているのです。その上、基準値は、経口の野菜と同じ。

こんなタバコを吸っていれば、肺の中は間違いなく、ミニホットスポットだらけになります。
確実に肺ガンになる人が、一気に増えるでしょう。

「タバコやめますか? 命かけますか?」です。

原発事故以来、ガン保険が売り止めになっているそうです。
いくら健康に悪いからタバコをやめるように言い聞かせても、いうことを聞かないご主人に、こっそり生命保険を増額することもできなくなりました。

小宮山厚生労働大臣は、このことを厚生官僚や、いわゆる有識者たちから聞いたのかもしれません。
それで一気に700円に値上げ。

その前に、こんな放射能タバコを売り出すことを禁じなければならないのですが、メルヘン小宮山は、なーんも分らない大臣です。
原発作業員の被曝線量上限値を上げないといっておきながら、口の端も乾かないうちに上限値を上げてしまうのですから。

「これはオヤジ狩り」などと言っている総理の野田などは、もう話になりません。

こうなれば、いっそのこと、山に籠もって仙人のように霞を食べて暮らしましょうか。

いや、これもダメです。
ホットパーティクルの霞ですから。






Geiger counter(ガイガーカウンター) RD1503 ロシア製
e-chance
参考価格: ¥ 102,900
価格: ¥ 29,770    
OFF: ¥ 73,130 (71%)

 
Geiger counter(ガイガーカウンター) RD1503 ロシア製



関連記事
       
NEXT Entry
ND(不検出)の食物でも放射性物質は含まれている
NEW Topics
プーチンがイーサリアムへの支援を表明した
始まった欧州の金融危機とジム・ロジャーズの最悪の警告
共謀罪成立で、“忖度”総太郎が大活躍
地下経済に流れ込む金と忍び足で近づく金融崩壊(その2)
共謀罪でトンズラ・・・政治家としての死期が迫っている菅義偉
地下経済に流れ込む金と忍び足で近づく金融崩壊(その1)
サイコパス詐欺師と嘘つき珍獣の2ショット
「金(ゴールド)が銀(シルバー)を買え!」と言っている(その2)
「金(ゴールド)が銀(シルバー)を買え!」と言っている(その1)
「中央銀行の仮想通貨から、うまく逃げおおせろ!」
乗っ取られたワシントンと日本の「ディープ・ステート化」
トランプ、ル・ペンは大イスラエル帝国建設への道を歩む(2,3)
トランプ、ル・ペンは大イスラエル帝国建設への道を歩む(1)
米国による「北朝鮮の核とEMP」幻想が招く極東有事(その2)
米国による「北朝鮮の核とEMP」幻想が招く極東有事(その1)
web master

ダンディ・ハリマオ

Author:ダンディ・ハリマオ
ようこそ、陰謀の迷宮へ--
いま、あなたに仕掛けられた壮大な罠を快刀乱麻を断つがごとく解き明かす!

ご質問について
Categories...

openclose

カテゴリー+月別アーカイブ
 
全記事表示リンク
Archive Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

■放射能・地震から身を守る
原発・放射能、内部被曝、避難・疎開、火山噴火・地震に関する最新記事はアーバンプレッパーへ↓
検索フォーム
リンク1-反グローバリズム
(日)は日本語サイト。(英)は英語サイト
リンク10-外国語サイト
リンク12-未来学
Translation(自動翻訳)
ログイン
QRコード
QRコード

Page Top