カレイドスコープ

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3月12日の朝。すでに官邸から「1号機のベント開放命令」が出ていたのに、本人は「これから」と言っている。官邸の法的な手続きである「命令」にも、どこ吹く風の清水。
東電が政府の命令に従ってベント開放を行なったのは4時間後。そして、その5時間後には水素爆発を起こして、大量の放射性物質が広範囲にばら撒かれた。
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画像:photobucket

この写真は、海外メディアが報じたもので、最初の爆発が起こった3月12日、13日に原発周辺から避難してきた住民の様子です。
一ヶ月以上経った今も、つくば市などの自治体の心無い扱い(ニュースで報道されてしまい、すぐに撤回した)に福島県民は心をズタズタにされているのです。

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福島県の前知事、佐藤栄佐久氏が18日、外国特派員協会で会見したものです。videonews.comの動画から。
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三陸の各自治体は津波ハザードマップを作っています。
当然、今回のような巨大地震のときは、自治体が指定した避難場所に身を寄せて難を逃れようとします。

しかし、今回の大震災では、命を救ってくれるはずの津波ハザードマップによって命を奪われた人たちが、とんでもない数に上っているのです。自治体は、間違ったハザードマップを作成し、住民に広く配布していたのです。

こうした自治体の責任は追及されないでままでいいのでしょうか。ここでも便利な言葉-「想定外」が使われているのです。

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14日に福島第一原発の3号機が水素爆発した後、翌15日~16日に大量の放射性物質が撒き散らされて、関東にまで達しました。通常の何十倍もの空気中線量が観測されたのです。

この証言者は、事前に察知して、12日に原発周辺から家族で脱出して会津地方に逃げたものの、そこでは「放射線被爆者の差別」を受け、ゴミ扱いされたと証言しています。

どうも、民放が「みんなで助け合おう」というような美辞麗句を並べ立ててキャンペーンを展開していたのとは裏腹に、現実は、もっと殺伐としたものだったようです。
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3月14日に水素爆発したプルトニウム燃料の3号機。
それでも、枝野官房長官は「3号機の格納容器は健全だ」と言ったのです。
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福島第一原発の1号機で、再び、再臨界の可能性が高まりました。
最悪のシナリオ(水蒸気爆発によって大量の放射性物質がばら撒かれる)が脳裏をよぎります。
そうした事態になったとき、どのように行動すればいいのか。
推理してみましょう。

「ただちに」、「いますぐに」は大気・土壌・水源の汚染に使う言葉。「現段階では」は、海洋汚染に使う言葉。
政府は、言葉の使い分けが上手です。
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写真はMail online
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放射性物質による汚染は、想像以上に広範囲にわたるようです。でも、見えないから、「そんなの菅ケーねー」ですか。
       
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管理人:ダンディー・ハリマオ

『カレイドスコープ』は「目から鱗(うろこ)」とよく言われます。
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