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プルトニウムのホットパーティクル(羊の肺の中の写真)。

放射線医学総合研究所が、プルトニウムなどのアクチニド核種の内部線量に詳しい専門家を募集している、という記事です。
「Fukushima Diary 2011年12月12日 アップ」の記事から。
彼らは考えうる限りの放射能疾患に対処しようとしている

They are preparing for the possible radiation disease

放射線医学総合研究所(放医研)は、アクチニド核種の専門家を募集しています。
放医研は、政府からの予算によって、放射能の緊急被曝疾患を取り扱う組織です。


アクチニド(Actinide)とは、一般にアクチノイド (Actinoid)系の元素からアクチニウムを除いた元素群のことを指して言われる場合が多いのですが、最近では、化学界における国際的な標準であるIUPAC命名法にならってアクチニウムも含めている。

つまり、アクチニドとアクチノイドは同じもの
クリック
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原子番号89のアクチニウムから103番のローレンシウムまでの15種類をアクチノイド系核種といっている。
この15種の核種のうち、トリウム・ウラン、ネプツニウム、プルトニウム、アメリシウムは、ネットでも出てくるようになった。

アクチニド系核種は、原子番号の89~103までの核種で、ウラニウム、ネプツニウム、プルトニウム、アメリシウムなど、使用済み核燃料にも関連する核種を含んでいます。

募集の目的は、特にアクチニド核種の内部線量(internal dosimetry)測定に関する研究開発と、アクチニド核種を管理することです。

どの地方自治体もアクチニド核種を測定してきませんでしたが、それらが福島原発から出てきたものであることは認めています。
放医研は、なぜこの分野の専門家を募集するのか説明する必要があります。

募集要項は、ここ(英語ページ日本語ページにあります。

職種は「専門家レベル」、フルタイム勤務で、着任地は千葉市稲毛区穴川の放射線医学総合研究所。
募集期間は2012年1月13日まで、着任日は4月1日となっています。

「放射線救急医療、放射線測定、内部線量測定および被曝管理に関して広く深い知識をお持ちの方。

若い研究者に対するリーダーシップ能力を持ち、放射線救急医療、放射線測定、内部線量測定および被曝管理の分野での十分な研究実績を持っている方。

ホールボディーカウンターとバイオアッセイの両方による内部線量測定の実際的な知識を持っている方。

国際会議で技術的なプレゼンテーションを行うに十分なほどの英語能力を持っている方。
国際会議でのプレゼンテーションの経験をお持ちの方」。

かなりのスキルと実際的な能力を持った専門家を必要としているようです。
放医研は、「内部被曝」という言葉を使わず、「内部線量」という言葉を使っています。

業務内容は、

・被ばく医療における内部線量評価の実施と指導
・特にアクチニド核種の内部線量評価の高度化に係る研究および指導
・内部線量評価に関する国内協力体制の確立と国際的ネットワークの拡充
国内外の放射線被ばく事故への対応と国際協力
・その他、REMAT構成員として被ばく事故発生時に国内外において事故対応にあたること


ウランに中性子をぶつけるとプルトニウムになり、これが崩壊してアメリシウム、そしてキュリウムに変化していくのですが、これらのアクチニド核種のうち、なんといってもプルトニウムが問題です。

福島原発由来のプルトニウムが想像以上に広範囲に飛んできていることは、もはや隠しようがありません。

今回の募集は、原子力マフィアの総本山、IAEAから国際協力を呼びかけられたものであることは誰でも想像がつきます。IAEAは、プルトニウムによる内部(被曝)線量の調査結果がほしいのです。

放医研とIAEAとは提携関係にあります。(下図)

20111213-1.gif
この図は、Weekly Zenshinから転載させていただきました

福島県立医科大学は、放医研を通じてIAEAのコントロール下にあることが分かります。
IAEAが日本の放射線研究機関の骨格部分に入り込んでしまっているのです。

日本原子力研究開発機構は、福島大学と協定を結んでいますが、ここに新たに群馬大学とも連携協定を結びました。(2010年3月)
群馬大学長の早川教授に対する訓告処分も、原子力ムラに配慮してのものであると断定できます。

大学の自由な言論を報じこめようとする学長の高田邦昭は、この地位にふさわしくな人間です。どうも、胡散臭い。

今回の募集対象は、かなり高い能力を持った専門家です。
放医研も、本格的にプルトニウムの内部線量(あくまで放医研の定義によると内部被曝ではなく、内部線量ということになるのです)の調査に乗り出したということです。

しかし、それは治療のためでなく、あくまで調査目的です。
プルトニウムによる内部被曝の科学的根拠が出てくるでしょう。しかし、そうした事実が判明したとしても、放医研は、まともな情報を出さないでしょう。
まったく、この世界の人間は、気色の悪い者たちばかりです。




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