4号機は、はがれ落ちている
Reactor 4 is falling apart
Fukushima Diaryという海外向けのサイトに、上のようなタイトルの記事があります。
さらに詳しく調べてみました。
どうも4号機建屋が、日を追うごとに剥ぎ取られていくようです。
どこがなくなったのか分らない方は、画像をクリックしてください。
説明が出ます。
上の画像は、JNNのライブカメラの動画(下の3つ)から、4号機建屋部分を拡大してキャプチャーしたものです。
時系列に、上(動画のアップは9月21日になっている)、中(12月5日)、下(12月10日)と並べてあります。
↑の動画です。
ここで注目すべき点は、12月5日から12月10日の間に、建屋の姿が大きく変わったということです。
まず西側(手前側)の白い壁が崩れてなくなっています。
そして、南側(画像の右側)のかなり部分が崩れ落ちた模様。
12月10日には、きれいに片付けられています。
下のキャプチャー画像は、その12月10日時点のものです。
そして、下は11月12日、初めて記者団に公開されたときの画像です。
http://cryptome.org/eyeball/daiichi-111211/daiichi-111211.htm
クリックすると拡大します。(リンク先の画像もクリックしてください)
これは、おそらく作業員が、使用済み燃料プールに建屋の屋根が落ちないように、重機を使ってはがしたものだと思われます。
余震で、ここまで崩れ落ちたのであれば、東京、横浜は閉鎖されているでしょうから。
気象庁の地震データですが、余震の震源が内陸に移ってきていることが分かります。規模は小さいものの不気味です。
震源は特に、いわき市周辺に集中しています。
福島第二原発のすぐ近くに震源の塊があります。
福島第二原発についての情報は一切出てこないのですが、ここも少なからず損傷を受けています。
今のところ、巨大な余震に耐えられるのか、そして、それを想定した補強工事が行なわれているのか、まったく分かりません。
福島第一原発の4号機建屋については、この様子なら建屋ごと崩壊することはないのではないか。
しかし、重量の重い使用済み燃料プールが傾く、ということはあるのかもしれません。
問題は、その場合、頑丈なプールがゆがんで、プールの底に亀裂ができてしまった場合です。
そうなると、プールの中の冷却水は下に漏れて流れてしまいますから、いくら水を大量にかけても、1500本以上の燃料棒はむき出しになって、溶け出します。
すでに建屋はないのですから、今までなかったほどの膨大な放射性物質が野放図に放出されることになります。
そうなれば、作業員が作業できないどころか、福島第一原発に立ち入ることもできなくなるでしょう。
福島第一原発は、いよいよ無人になってしまいます。
そうした事態に、他の1~3号機の冷却システムが対応できるようになっているかが問題です。
遠隔地でも冷却システムを運転できるような仕組みになっているのかが気になります。
いずれにしても、大きな余震による揺れが、次は福島第一原発にさらなるダメージを与えることになります。
政府は、「冷温停止宣言」を強弁しました。
こんな危うい状態でも、「ステップ2は終了した」ということにされてしまったのですから、次の段階は「廃炉工程」ということになります。
何か、欠陥だらけの基礎工事のまま、すぐに住宅を建ててしまうようなものです。
廃炉工程表では、プール内の燃料を回収する
■第1期(来年~2014年)
■格納容器修復などを実施する第2期(15~21年)
■原子炉内の溶融燃料を取り出す第3期(22年~)--と設定しています。
「第1期では、各号機の燃料を保管する共用プール(1~4号機の南側)から燃料を順次取り出して空け、2年後の14年に4号機プールから順番に燃料を回収し、共用プールに移す」ということになっています。
4号機建屋の使用済み燃料プールには、他の原子炉建屋の燃料プールに格納されている量の3倍もの核燃料が冷却されています。(1535本)
いつ崩れるか分らない4号機建屋のプールを、最優先でなんとかしなければならない、という東電・政府の「自覚」はあるようです。
問題は、使用済み燃料プールの真上で新しいクレーンを設置する作業を人間が行い、それを動かして、地上の共用プールに移し変えることが果たして可能なのか、ということです。
熟練した作業員が、たちまちのうちに致死量に達するほどの被曝をしてしまうでしょう。
さて、Fukushima Diaryの、その記事です。
4号機建屋の南側の壁は、ボロボロと落ちています。
4号機は、もっとも深刻な状態です。
もし、別の余震が起きれば、原子炉建屋の中に吊り下げられた状態の使用済み燃料プールの中に、瓦礫が落ちるでしょう。
そうなれば、東日本全域が汚染されて、住めなくなるだろうといわれています。
12月2日に、火のようなものが4号機建屋の近くで観察されました。
以来、それは、あたかも光の幻惑によって何かを隠すように、ふくいちカメラに向けて強い光が放たれています。
しかし、JNNのふくいちライブカメラのお陰で、4号機建屋の南側の壁がなくなっていることが確認できました。
少なくとも、12月5日以来、壁は見当たりません。
やはり、焦点はアウターライズ地震。
それによって再び電源喪失が起こるのではないか、4号機建屋の燃料プールが壊れて下に落ちてしまうのではないか、この二点が最大の問題です。
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どうも4号機建屋が、日を追うごとに剥ぎ取られていくようです。
どこがなくなったのか分らない方は、画像をクリックしてください。
説明が出ます。
上の画像は、JNNのライブカメラの動画(下の3つ)から、4号機建屋部分を拡大してキャプチャーしたものです。
時系列に、上(動画のアップは9月21日になっている)、中(12月5日)、下(12月10日)と並べてあります。
↑の動画です。
ここで注目すべき点は、12月5日から12月10日の間に、建屋の姿が大きく変わったということです。
まず西側(手前側)の白い壁が崩れてなくなっています。
そして、南側(画像の右側)のかなり部分が崩れ落ちた模様。
12月10日には、きれいに片付けられています。
下のキャプチャー画像は、その12月10日時点のものです。

そして、下は11月12日、初めて記者団に公開されたときの画像です。
http://cryptome.org/eyeball/daiichi-111211/daiichi-111211.htm
クリックすると拡大します。(リンク先の画像もクリックしてください)




これは、おそらく作業員が、使用済み燃料プールに建屋の屋根が落ちないように、重機を使ってはがしたものだと思われます。
余震で、ここまで崩れ落ちたのであれば、東京、横浜は閉鎖されているでしょうから。

気象庁の地震データですが、余震の震源が内陸に移ってきていることが分かります。規模は小さいものの不気味です。
震源は特に、いわき市周辺に集中しています。
福島第二原発のすぐ近くに震源の塊があります。
福島第二原発についての情報は一切出てこないのですが、ここも少なからず損傷を受けています。
今のところ、巨大な余震に耐えられるのか、そして、それを想定した補強工事が行なわれているのか、まったく分かりません。
福島第一原発の4号機建屋については、この様子なら建屋ごと崩壊することはないのではないか。
しかし、重量の重い使用済み燃料プールが傾く、ということはあるのかもしれません。
問題は、その場合、頑丈なプールがゆがんで、プールの底に亀裂ができてしまった場合です。
そうなると、プールの中の冷却水は下に漏れて流れてしまいますから、いくら水を大量にかけても、1500本以上の燃料棒はむき出しになって、溶け出します。
すでに建屋はないのですから、今までなかったほどの膨大な放射性物質が野放図に放出されることになります。
そうなれば、作業員が作業できないどころか、福島第一原発に立ち入ることもできなくなるでしょう。
福島第一原発は、いよいよ無人になってしまいます。
そうした事態に、他の1~3号機の冷却システムが対応できるようになっているかが問題です。
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いずれにしても、大きな余震による揺れが、次は福島第一原発にさらなるダメージを与えることになります。
政府は、「冷温停止宣言」を強弁しました。
こんな危うい状態でも、「ステップ2は終了した」ということにされてしまったのですから、次の段階は「廃炉工程」ということになります。
何か、欠陥だらけの基礎工事のまま、すぐに住宅を建ててしまうようなものです。
廃炉工程表では、プール内の燃料を回収する
■第1期(来年~2014年)
■格納容器修復などを実施する第2期(15~21年)
■原子炉内の溶融燃料を取り出す第3期(22年~)--と設定しています。
「第1期では、各号機の燃料を保管する共用プール(1~4号機の南側)から燃料を順次取り出して空け、2年後の14年に4号機プールから順番に燃料を回収し、共用プールに移す」ということになっています。
4号機建屋の使用済み燃料プールには、他の原子炉建屋の燃料プールに格納されている量の3倍もの核燃料が冷却されています。(1535本)
いつ崩れるか分らない4号機建屋のプールを、最優先でなんとかしなければならない、という東電・政府の「自覚」はあるようです。
問題は、使用済み燃料プールの真上で新しいクレーンを設置する作業を人間が行い、それを動かして、地上の共用プールに移し変えることが果たして可能なのか、ということです。
熟練した作業員が、たちまちのうちに致死量に達するほどの被曝をしてしまうでしょう。
さて、Fukushima Diaryの、その記事です。
4号機建屋の南側の壁は、ボロボロと落ちています。
4号機は、もっとも深刻な状態です。
もし、別の余震が起きれば、原子炉建屋の中に吊り下げられた状態の使用済み燃料プールの中に、瓦礫が落ちるでしょう。
そうなれば、東日本全域が汚染されて、住めなくなるだろうといわれています。
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少なくとも、12月5日以来、壁は見当たりません。
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