
おおい町の14人の町議。
13人が理念なき無定見の再稼動派。
慎重な良識派の町議はただ一人だけ。
こんな連中に、関西の、関東の運命を委ねるわけにはいかない。
私たちに、これ以上甘えないでくれ。
最初に「再稼動ありき」の出来レース町議会
関西電力・大飯原発再稼動を巡る問題で、5月14日、福井県おおい町議会の全員協議会で、出席した13人の町議のうち12人が再稼動に同意。反対は残りの1人だけという結果となり、時岡町長に、議会の意思としてこれを報告。
その週のうちに、時岡忍町長から、地元原発自治体の「総意」として、西川一誠知事に、3、4号機の再稼働に同意する意向を伝えることになっています。
周辺自治体の反対を押し切って、再稼動に向けて一歩進んだ形ですが、野田政権、経済産業省と一体となった完全な出来レースに、もう国民は辟易しているのです。
原子炉のすぐ裏山が崖崩れの危険があることが関西電力の解析で明らかになったというのに、補強工事は14年からの予定。
いつ崩れてくるかもしれない、というのに補強工事をしないまま再稼動しろ、と言っているのが枝野、細野、野田ら、仙谷から指示を受けて動いているロボット議員たちです。

狂気の再稼動に突き進むのは、関西電力はもとより、どうも政権のほうに国民に知られたくない深い事情があるようです。
野田政権には「再稼動の闇」があるのです。
野田政権は、おおい町全員協議会に、再稼動の牽引役を任せています。
秩序を失った、おおい町議会に全国から批難が殺到しています。
20120515 原発再稼動‥おおい町議会が容認
この動画は、例のごとく、いずれ削除されるか非公開扱いになるでしょうから、以下にキャプチャーを取っておきました。
この動画では、以下4人の町議の発言が取り上げられています。
猿橋巧町議→たったひとりだけの反対派
この町議は出席した町議13人のうち、たった一人の反対派。
以下、賛成派12人のうちの3名の町議の発言の一部が取り上げられています。
猿橋啓一町議→地元と電力消費地のために
「地元と電力消費地のために、日本のためにも経済のためにも動かしていただきたい」。
※この人だけは、こちら(リンク切れ)から。
(と言っているそばから、次々と非公開扱いに。
凄まじい資源エネ庁の圧力)
浜上雄一町議→「交付金の減少が困る」
「民意は再稼動」にあるそうです。初耳です。
JRTが行った投票では、再稼動賛成は、たったの7%、反対は92%です。
「寄せられたコメント400通以上は、ほとんどが反対意見であった」。
(ウォールストリートジャーナル 2012/4/13)
浜上町議の思い込みは、“民意の錯覚”そのものです。
古石實町議→「お前ら動かせ」と言われている
この横柄な町議は、「お前ら、動かせ」と地元民から言われているのが再稼動賛成の理由の主なものだと言っています。
彼は、それが安全性とどう関係があるのか何も語ることができないのです。
今川直樹町議-「国民がどうのこうの言うな」
「地元の経済問題・雇用問題については、われわれ(おおい町民)だけが言える。
言える固有の権利は、われわれしか持ってないのであって、周辺市町村とか立地自治体以外の国民が、どうのこうのと言える問題ではない」。
おおい町民・選民宣言
昨年の4月、おおい町・町議選挙が行われました。
定数14の枠に対して、立候補者は15人。結果は、現職1人が落選しただけで、他の14人は、そのまま当選。
要するに、おおい町議選は立候補すれば、誰でも当選することができるのです。
その14人の町議員の名簿は以下。(平成23年5月10日現在 おおい町役場作成)
「原発がどうのこうのと言っていいのは、われわれ地元のおおい町の人間だけ。国民は黙っておれ」と言ったのは、今川 直樹町議。
つまり、「再稼動はわれわれが決めるが、万一、事故が起こった場合は、国や国民の責任。
周辺自治体が、どうなろうが知ったこっちゃない」と言っているのと同じことです。
「選ばれし民・おおい町民」です。
「再稼動容認」の呆れた実態
20120516 「再稼動容認」のあきれた舞台裏 おおい町議会
さっそく、「おおい町の町議による議論なき再稼動」の動画が次々と削除され始めたので、この動画についても、文字起こしとキャプチャーを取っておきます。
00:31~
ジャーナリスト・吉富氏:
おおい町は人口8800人で、町会議員さんは14人いるんですね。
うち一人が病欠で、残りの13人が再稼動の是非を討議したんですけれども、まあ、最後の最後になって、もう唖然とするような場面に遭遇しました。
まずは、その様子をご覧ください。
おととい(5月14日)、おおい町議会は、大飯原発の再稼動を容認する見解をまとめ、町長に伝えた。
国中の視線が向けられている関西電力の再稼動問題。
議会は、どのように議論を行い、地元の意見をまとめたのだろうか。
審議期間は一週間。
これが、その実態である。
この審議は、先週月曜日(5月7日)から始まっていた。
しかし、議会の原則に反し、非公開で進められていた。
それが金曜日になって、突如、公開。
(管理人:
大変、失礼な言い方ですが、この町議の面々に、独自にマスコミに公開しようなどという判断のできる人間はいません。
唯一の反対派、猿橋巧町議は、常に立場の弱い場所に追いやられています。
確実に、おおい町議会の裏の指導者が、逐一、経済産業省=エネ庁と連絡を取り合って、指示を仰いでいるのです。
急にマスコミに公開することにした、というのは、あたかも、この議会が民意を反映したものである、という印象をマスコミを通じて全国に流すことが目的)
ようやく議論の実態が明らかになった。
審議でもめたのは、先月(4月26日)開かれた町民説明会の取り扱いだった。
説明会では、国が再稼動の安全性について説明し、8人の住民が意見を表明したが、その多くが再稼動に慎重な内容だった。
これに対し、新谷欣也議長が住民の声を軽視するような発言をしたため、議員から意見が相次いだ。
「単なる参考意見で終らせると、後で問題が出てくるので」。
管理人:
これは、
「地元の経済問題・雇用問題については、われわれ(おおい町民)だけが言える。
言える固有の権利は、われわれしか持ってないのであって、周辺市町村とか立地自治体以外の国民が、どうのこうのと言える問題ではない」
と言った今川直樹町議。
住民の意見こそ、いちばん大事なのでは?
後で問題が出なければいい、と言っているのと同じ。
しかし、逆の意見もあった。
管理人:
「住民の意見は、みんな(町議の間)で検討する次元のものではない」。
「次元」とは。この町議、ものすごい発言です。
町民説明会は、単なるセレモニーに過ぎないのだから、必要以上に斟酌することはない、と言っています。
おおい町には、民主主義は存在しないのです。
紛糾した審議。
記者たちは(新谷欣也)議長にコメントを求めた。
新谷欣也議長:
住民説明会におけるみなさんの意見等、きちんと聴けたと思っております。
議論は週末へとなだれ込んだ。
ジャーナリスト・吉富氏:
住民は、再稼動に賛成なのか反対なのか、その意見を集約するため、休日を返上してこの部屋で開かれます。
ところが、審議は予定時間になっても開始されず、15分遅れのスタートとなった。
結局、町民説明会での声は、判断材料として汲み取り、議員が接している住民の意見なども総合判断して、次の審議では再稼動問題に結論を出すことを決めた。
ただ、記者たちは、開始が遅れた15分間に何かがあったと疑問を抱いていた。
(管理人:
この再稼動を決める最終会議は、霞ヶ関の官僚の指示を取り入れている以外にない。
15分の間に、あったこと、というのは、この会議の最終の着地点は「再稼動容認」にする、という町議たちへの最終確認であったはず)
記者:
今日、開始がおよそ15分ほど遅れたんですけれども、それは、どういったことを話しあわれたんでしょうか?
新谷欣也議長:
それを話す必要がないと思っています。
記者:
んっ?
なぜ、なぜですか?
新谷欣也議長:
私が、お腹が痛くなってトイレに行ってました。
そのために遅れました。
管理人:
ヘラヘラ笑いながら答える新谷議長と、その隣でニタニタ笑う小川宗一町議。
まったく誠意の欠片もない不真面目な町議たち。こんな町議が現実にいることに驚く。
ジャーナリスト・吉富氏:
それが公式見解ですか?
管理人:
記者たちの質問に一度たりとも真面目に答えず、それどころか小馬鹿にするような態度を取り続ける新谷欣也町議の無礼な態度に、少し怒りの表情を見せています。
国中が、特に関西圏の人々が自分たちの命に関わる重大事と、おおい町議の人たちが、再稼動について、どんな考えを持っているのか固唾を呑んで待っているのに、この態度はあまりにも常軌を逸する非礼。
「お腹が痛くなって、トイレに行ってました」を繰り返す新谷議長。
記者:
それが公式見解ですか?
新谷欣也議長:
はい。
(管理人:呆れた)
二日後の月曜日、再稼動に反対する人たちが、役場に抗議の横断幕を設置した。
しかし、議会は意見の集約を実行した。
新谷欣也議長:
再起動に同意する方の起立を求めます。
起立、多数であります。
再起動に同意することとして、町長にお伝えすることに決定いたしました。
(管理人:
この会議に出ていたのは全部で13人。
議長を除いて容認11人、反対1人)
圧倒的多数で再稼動の容認が決まった。
この結果を議長は、どう受け止めているのだろうか。
感想を求めた。
記者:
一言だめですか?
新谷欣也議長:
一言だけ。
あ
一言ですやん。
記者:
一応、集約できた形になりましたですけれど、ご感想を。
新谷欣也議長:
感想?
「集約ができました」っていう感想です。
「謎の15分の遅れ」に陰で議会に指示を出す黒幕のうっすらとした姿が
この町議は、頭が弱いのか。
おおい町の町議会は、こうした最低限の説明もせず、会議の運びを事前に密室で決めるようなデタラメ議会です。
町議連中も、「最初に稼動ありき」のシナリオをつくり、再稼動を決める最終決定の会議にマスコミを入れたのはいいが、「謎の15分の遅れ」によって、おおい町議会を背後で操っている国の輪郭を自分たちで、炙り出してしまいました。
慣れないことは、やるものではないのです。
この会議の直前に、大飯原発再稼動の黒幕から、どんなFAXが入ったのでしょう。
記者でなくとも、誰もが想像できること-
それは、議長を務める新谷欣也という、ある意味“ノリのいい”男に、その黒幕から「マスコミの誘導尋問に引っかからないように」と念押しされたということでしょう。
これは、おおい町議会だより25号に掲載されている大飯原発再稼動についての基本方針「のようなもの」。
抽象的な文言が並び、安全性の確保については具体性ゼロで、一言も書かれていない。
このデタラメ町議会の広報は、おおい町の町民をマインド・コントロールにかけようとしているのですが、あまりにも能がないために、まったく意味を成していません。
次もまた原発事故を起こせば、福島第一原発事故のときほど、全国の人々は情熱を持って、おおい町周辺の人々を助けない
町民説明会で、住民の一人が大変、素晴らしい意見を述べています。
上のキャプチャーの髪を後ろに束ねた男性です。
「もし事故があったときに、関西に避難しないといけない。
その関西の人の反対を押し切ってやるのであれば、いざ事故が起きたときに、早急には手助けしてくれないかも」
と会場で発言しています。
福島第一原発事故の時は、日本中が東電のマインド・コントロールにかかっていたし、経済産業省、文部科学省の長年の洗脳に、どっぷり浸かっていました。
福島第一原発事故、チェルノブイリ原発事故も、ともに日本、旧ソ連が初めて体験した過酷な放射能被曝事故でした。
知識がなかった分だけ、すべての人々が相応な被曝してしまいました。
だからこそ、逆に人々は不満を言うヒマもなく、なにが起こっているのか訳も分からず、ただひたすら純粋な隣人愛から助け合ったのです。
しかし、今は多くの国民が「原子力ムラの犯罪」について目覚め、その手口について次々と喝破し始めています。
国民は、福島第一原発事故当時とは比べ物にならないくらい、飛躍的に賢くなったのです。
日本で二度目の大きな原発事故が起きれば、それは確実に人災として認定されます。
次は「想定外」、「津波のせい」などという言い訳は一切通用しないのです。
なぜなら、誰もが想像していなかったマグニチュード9.0の巨大地震が、これから日本のどこにでも起こりうるということが分かったからです。
そして、日本のすべての原発は、震度6以上に耐えられる構造になっていないことも、はっきりしているからです。
それを承知で再稼動させるというのなら、100%人災と言わずして何と言うのでしょう。
直接の原因が自然災害にせよ、オペレーターなどの作業員の運転ミスにせよ、自分たちが強引に再稼動した大飯原発で事故が起きれば、関西の大都市圏の人々は、まず大飯原発を不正で、ほとんど違法な方法で再稼動させた人々を強く断罪するでしょう。
大飯原発からの放射能のプルームが飛んでくる中、自分たちの安全の確保を図ることを最優先し、おおい町の住民のことなど気にもかけないどころか、排除する人も出てくるでしょう。
「お前たちのせいで、関西はこんなにひどい目に遭わされた。どうしてくれるんだ」と。
ここに挙げた町議たちは、ただ一人反対している猿橋巧町議を除いて、目の先一寸の愚か者たちです。
自分、あるいは自分たちの親族が経営する事業に原発マネーを誘引し、雇用を創出することで地元に影響力を持っています。
彼らは、理念なきゼニゲバ町議たちです。
こうしたゼニゲバ町議たちは、おおい町と、その周辺の人々を日本列島を彷徨うディアスポラにしようとしているのです。
今川直樹町議の発言-
「地元の経済問題・雇用問題については、われわれ(おおい町民)だけが言える。
言える固有の権利は、われわれしか持ってないのであって、周辺市町村とか立地自治体以外の国民が、どうのこうのと言える問題ではない」。
こんな不見識な人間は、即刻、町議を辞めるべきです。
地方交付税の他に、電源三法交付金をもらいながら、事故が起これば国に責任を押し付ける。
その電源三法交付金も税金、事故が起こったときの補償金も税金。
おおい町議たちは、どこまで私たち国民に甘えているのだろうか。
国民は、どちらかといえば、再稼動賛成派でさえ、拙速な再稼動はやるべきではない、と言っているのに、そして、そのためには電力使用制限令の受け入れも已む無し、と考えているというのに。
これでは、原発乞食そのものである。
原発マネーを受け入れたが最後、なかなかその麻薬を断つことができなくなる。
原発の将来は、おそらく長くて、あと30年。短ければ、せいぜい15年。
その後は、なんら地場産業の新興に努力しなかったツケが回ってきて、一気に町の人口は流出。
巨大なコンクリートの墓場と共に、町は廃墟同然の衰退を見るのです。
これは戦前のエネルギー政策の残渣を見れば明らか。
私は、各地の巨大炭鉱、銅山、硫黄鉱山の跡地を見て回ったことがあります。
そこには、いわゆる企業城下町と言われる賑わいが、かつてありました。
しかし、町ごとなくなってしまうような大事故が起きると、一気に企業は引き上げていきます。
その後で、生き残った住民たちは、ディアスポラとなって全国に散らばっていったのです。
福島第一原発周辺の無人地帯に匹敵するような場所が、今でも日本の各地に残されています。
それは、私のような酔狂な人間でなければ知ることはありません。
ちなみに「タコ」、「タコ部屋」という言葉は、ここから生まれました。
それを今でも繰り返しているのが、原発立地の人々です。
原発立地の人々は福島から多くのことを学ぶ必要があります。
福島の除染はできません。数年先の結論は分かりきっています。
人々が被曝損にならないうちに、早く悪い夢から覚めなければなりません。
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関西電力・大飯原発再稼動を巡る問題で、5月14日、福井県おおい町議会の全員協議会で、出席した13人の町議のうち12人が再稼動に同意。反対は残りの1人だけという結果となり、時岡町長に、議会の意思としてこれを報告。
その週のうちに、時岡忍町長から、地元原発自治体の「総意」として、西川一誠知事に、3、4号機の再稼働に同意する意向を伝えることになっています。
周辺自治体の反対を押し切って、再稼動に向けて一歩進んだ形ですが、野田政権、経済産業省と一体となった完全な出来レースに、もう国民は辟易しているのです。
原子炉のすぐ裏山が崖崩れの危険があることが関西電力の解析で明らかになったというのに、補強工事は14年からの予定。
いつ崩れてくるかもしれない、というのに補強工事をしないまま再稼動しろ、と言っているのが枝野、細野、野田ら、仙谷から指示を受けて動いているロボット議員たちです。

狂気の再稼動に突き進むのは、関西電力はもとより、どうも政権のほうに国民に知られたくない深い事情があるようです。
野田政権には「再稼動の闇」があるのです。
野田政権は、おおい町全員協議会に、再稼動の牽引役を任せています。
秩序を失った、おおい町議会に全国から批難が殺到しています。
20120515 原発再稼動‥おおい町議会が容認
この動画は、例のごとく、いずれ削除されるか非公開扱いになるでしょうから、以下にキャプチャーを取っておきました。
この動画では、以下4人の町議の発言が取り上げられています。
猿橋巧町議→たったひとりだけの反対派

この町議は出席した町議13人のうち、たった一人の反対派。
以下、賛成派12人のうちの3名の町議の発言の一部が取り上げられています。
猿橋啓一町議→地元と電力消費地のために

「地元と電力消費地のために、日本のためにも経済のためにも動かしていただきたい」。
※この人だけは、こちら(リンク切れ)から。
(と言っているそばから、次々と非公開扱いに。
凄まじい資源エネ庁の圧力)
浜上雄一町議→「交付金の減少が困る」

「民意は再稼動」にあるそうです。初耳です。
JRTが行った投票では、再稼動賛成は、たったの7%、反対は92%です。
「寄せられたコメント400通以上は、ほとんどが反対意見であった」。
(ウォールストリートジャーナル 2012/4/13)
浜上町議の思い込みは、“民意の錯覚”そのものです。
古石實町議→「お前ら動かせ」と言われている

この横柄な町議は、「お前ら、動かせ」と地元民から言われているのが再稼動賛成の理由の主なものだと言っています。
彼は、それが安全性とどう関係があるのか何も語ることができないのです。
今川直樹町議-「国民がどうのこうの言うな」

「地元の経済問題・雇用問題については、われわれ(おおい町民)だけが言える。
言える固有の権利は、われわれしか持ってないのであって、周辺市町村とか立地自治体以外の国民が、どうのこうのと言える問題ではない」。
おおい町民・選民宣言
昨年の4月、おおい町・町議選挙が行われました。
定数14の枠に対して、立候補者は15人。結果は、現職1人が落選しただけで、他の14人は、そのまま当選。
要するに、おおい町議選は立候補すれば、誰でも当選することができるのです。
その14人の町議員の名簿は以下。(平成23年5月10日現在 おおい町役場作成)
5月14日、福井県おおい町議会の全員協議会に出席した13人(14名のうち1名は欠席)のうち、再稼動慎重派は、14番目の猿橋巧町議のただ一人。
あとは、すべて再稼動賛成派。
氏名が太文字になっているのは、すでに上の動画キャプチャーで、その発言の一部を紹介した町議。
おおい町議会議員名簿
議席番号 | 氏名 | 住所 | 当選回数 | 所属党派 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 尾谷 和枝 | おおい町鹿野27-5 | 1回 | 無所属 | |
2 | 松宮 史知 | おおい町尾内35-25-1 | 1回 | 無所属 |
|
3 | 森口 精治 | おおい町万願寺10-6 | 1回 | 無所属 |
|
4 | 猿橋 啓一 | おおい町本郷109-15 | 1回 | 無所属 |
|
5 | 浜上 雄一 | おおい町大島52-52 | 1回 | 無所属 |
|
6 | おおい町名田庄中38-2-1 | 1回 | 無所属 |
| |
7 | 森内 正美 | おおい町名田庄下19-9 | 2回 | 無所属 |
|
8 | おおい町岡安10-5 | 2回 | 無所属 |
| |
9 | 小川 宗一 | おおい町名田庄三重53-6-4 | 2回 | 無所属 | 副議長 |
10 | 中塚 寛 | おおい町名田庄挙野22-6 | 3回 | 無所属 |
|
11 | 新谷 欣也 | おおい町川上104-7-3 | 3回 | 無所属 | 議長 |
12 | 松井 榮治 | おおい町広岡1-10 | 3回 | 無所属 |
|
13 | 中本 茂 | おおい町大島28-19-1 | 4回 | 無所属 |
|
14 | おおい町本郷124-44 | 7回 | 日本共産党 |
|
「原発がどうのこうのと言っていいのは、われわれ地元のおおい町の人間だけ。国民は黙っておれ」と言ったのは、今川 直樹町議。
つまり、「再稼動はわれわれが決めるが、万一、事故が起こった場合は、国や国民の責任。
周辺自治体が、どうなろうが知ったこっちゃない」と言っているのと同じことです。
「選ばれし民・おおい町民」です。
「再稼動容認」の呆れた実態
20120516 「再稼動容認」のあきれた舞台裏 おおい町議会
さっそく、「おおい町の町議による議論なき再稼動」の動画が次々と削除され始めたので、この動画についても、文字起こしとキャプチャーを取っておきます。
00:31~
ジャーナリスト・吉富氏:
おおい町は人口8800人で、町会議員さんは14人いるんですね。
うち一人が病欠で、残りの13人が再稼動の是非を討議したんですけれども、まあ、最後の最後になって、もう唖然とするような場面に遭遇しました。
まずは、その様子をご覧ください。
おととい(5月14日)、おおい町議会は、大飯原発の再稼動を容認する見解をまとめ、町長に伝えた。

国中の視線が向けられている関西電力の再稼動問題。
議会は、どのように議論を行い、地元の意見をまとめたのだろうか。

審議期間は一週間。
これが、その実態である。
この審議は、先週月曜日(5月7日)から始まっていた。
しかし、議会の原則に反し、非公開で進められていた。

それが金曜日になって、突如、公開。
(管理人:
大変、失礼な言い方ですが、この町議の面々に、独自にマスコミに公開しようなどという判断のできる人間はいません。
唯一の反対派、猿橋巧町議は、常に立場の弱い場所に追いやられています。
確実に、おおい町議会の裏の指導者が、逐一、経済産業省=エネ庁と連絡を取り合って、指示を仰いでいるのです。
急にマスコミに公開することにした、というのは、あたかも、この議会が民意を反映したものである、という印象をマスコミを通じて全国に流すことが目的)

ようやく議論の実態が明らかになった。
審議でもめたのは、先月(4月26日)開かれた町民説明会の取り扱いだった。

説明会では、国が再稼動の安全性について説明し、8人の住民が意見を表明したが、その多くが再稼動に慎重な内容だった。

これに対し、新谷欣也議長が住民の声を軽視するような発言をしたため、議員から意見が相次いだ。

「単なる参考意見で終らせると、後で問題が出てくるので」。
管理人:
これは、
「地元の経済問題・雇用問題については、われわれ(おおい町民)だけが言える。
言える固有の権利は、われわれしか持ってないのであって、周辺市町村とか立地自治体以外の国民が、どうのこうのと言える問題ではない」
と言った今川直樹町議。
住民の意見こそ、いちばん大事なのでは?
後で問題が出なければいい、と言っているのと同じ。

しかし、逆の意見もあった。

管理人:
「住民の意見は、みんな(町議の間)で検討する次元のものではない」。
「次元」とは。この町議、ものすごい発言です。
町民説明会は、単なるセレモニーに過ぎないのだから、必要以上に斟酌することはない、と言っています。
おおい町には、民主主義は存在しないのです。
紛糾した審議。
記者たちは(新谷欣也)議長にコメントを求めた。

新谷欣也議長:
住民説明会におけるみなさんの意見等、きちんと聴けたと思っております。

議論は週末へとなだれ込んだ。
ジャーナリスト・吉富氏:
住民は、再稼動に賛成なのか反対なのか、その意見を集約するため、休日を返上してこの部屋で開かれます。

ところが、審議は予定時間になっても開始されず、15分遅れのスタートとなった。

結局、町民説明会での声は、判断材料として汲み取り、議員が接している住民の意見なども総合判断して、次の審議では再稼動問題に結論を出すことを決めた。
ただ、記者たちは、開始が遅れた15分間に何かがあったと疑問を抱いていた。
(管理人:
この再稼動を決める最終会議は、霞ヶ関の官僚の指示を取り入れている以外にない。
15分の間に、あったこと、というのは、この会議の最終の着地点は「再稼動容認」にする、という町議たちへの最終確認であったはず)
記者:
今日、開始がおよそ15分ほど遅れたんですけれども、それは、どういったことを話しあわれたんでしょうか?

新谷欣也議長:
それを話す必要がないと思っています。

記者:
んっ?
なぜ、なぜですか?

新谷欣也議長:
私が、お腹が痛くなってトイレに行ってました。
そのために遅れました。
管理人:
ヘラヘラ笑いながら答える新谷議長と、その隣でニタニタ笑う小川宗一町議。
まったく誠意の欠片もない不真面目な町議たち。こんな町議が現実にいることに驚く。

ジャーナリスト・吉富氏:
それが公式見解ですか?
管理人:
記者たちの質問に一度たりとも真面目に答えず、それどころか小馬鹿にするような態度を取り続ける新谷欣也町議の無礼な態度に、少し怒りの表情を見せています。
国中が、特に関西圏の人々が自分たちの命に関わる重大事と、おおい町議の人たちが、再稼動について、どんな考えを持っているのか固唾を呑んで待っているのに、この態度はあまりにも常軌を逸する非礼。

「お腹が痛くなって、トイレに行ってました」を繰り返す新谷議長。
記者:
それが公式見解ですか?
新谷欣也議長:
はい。
(管理人:呆れた)
二日後の月曜日、再稼動に反対する人たちが、役場に抗議の横断幕を設置した。

しかし、議会は意見の集約を実行した。
新谷欣也議長:
再起動に同意する方の起立を求めます。
起立、多数であります。
再起動に同意することとして、町長にお伝えすることに決定いたしました。

(管理人:
この会議に出ていたのは全部で13人。
議長を除いて容認11人、反対1人)
圧倒的多数で再稼動の容認が決まった。
この結果を議長は、どう受け止めているのだろうか。
感想を求めた。
記者:
一言だめですか?

新谷欣也議長:
一言だけ。
あ
一言ですやん。

記者:
一応、集約できた形になりましたですけれど、ご感想を。

新谷欣也議長:
感想?
「集約ができました」っていう感想です。
「謎の15分の遅れ」に陰で議会に指示を出す黒幕のうっすらとした姿が
この町議は、頭が弱いのか。
おおい町の町議会は、こうした最低限の説明もせず、会議の運びを事前に密室で決めるようなデタラメ議会です。
町議連中も、「最初に稼動ありき」のシナリオをつくり、再稼動を決める最終決定の会議にマスコミを入れたのはいいが、「謎の15分の遅れ」によって、おおい町議会を背後で操っている国の輪郭を自分たちで、炙り出してしまいました。
慣れないことは、やるものではないのです。
この会議の直前に、大飯原発再稼動の黒幕から、どんなFAXが入ったのでしょう。
記者でなくとも、誰もが想像できること-
それは、議長を務める新谷欣也という、ある意味“ノリのいい”男に、その黒幕から「マスコミの誘導尋問に引っかからないように」と念押しされたということでしょう。

これは、おおい町議会だより25号に掲載されている大飯原発再稼動についての基本方針「のようなもの」。
抽象的な文言が並び、安全性の確保については具体性ゼロで、一言も書かれていない。
このデタラメ町議会の広報は、おおい町の町民をマインド・コントロールにかけようとしているのですが、あまりにも能がないために、まったく意味を成していません。
次もまた原発事故を起こせば、福島第一原発事故のときほど、全国の人々は情熱を持って、おおい町周辺の人々を助けない
町民説明会で、住民の一人が大変、素晴らしい意見を述べています。
上のキャプチャーの髪を後ろに束ねた男性です。
「もし事故があったときに、関西に避難しないといけない。
その関西の人の反対を押し切ってやるのであれば、いざ事故が起きたときに、早急には手助けしてくれないかも」
と会場で発言しています。
福島第一原発事故の時は、日本中が東電のマインド・コントロールにかかっていたし、経済産業省、文部科学省の長年の洗脳に、どっぷり浸かっていました。
福島第一原発事故、チェルノブイリ原発事故も、ともに日本、旧ソ連が初めて体験した過酷な放射能被曝事故でした。
知識がなかった分だけ、すべての人々が相応な被曝してしまいました。
だからこそ、逆に人々は不満を言うヒマもなく、なにが起こっているのか訳も分からず、ただひたすら純粋な隣人愛から助け合ったのです。
しかし、今は多くの国民が「原子力ムラの犯罪」について目覚め、その手口について次々と喝破し始めています。
国民は、福島第一原発事故当時とは比べ物にならないくらい、飛躍的に賢くなったのです。
日本で二度目の大きな原発事故が起きれば、それは確実に人災として認定されます。
次は「想定外」、「津波のせい」などという言い訳は一切通用しないのです。
なぜなら、誰もが想像していなかったマグニチュード9.0の巨大地震が、これから日本のどこにでも起こりうるということが分かったからです。
そして、日本のすべての原発は、震度6以上に耐えられる構造になっていないことも、はっきりしているからです。
それを承知で再稼動させるというのなら、100%人災と言わずして何と言うのでしょう。
直接の原因が自然災害にせよ、オペレーターなどの作業員の運転ミスにせよ、自分たちが強引に再稼動した大飯原発で事故が起きれば、関西の大都市圏の人々は、まず大飯原発を不正で、ほとんど違法な方法で再稼動させた人々を強く断罪するでしょう。
大飯原発からの放射能のプルームが飛んでくる中、自分たちの安全の確保を図ることを最優先し、おおい町の住民のことなど気にもかけないどころか、排除する人も出てくるでしょう。
「お前たちのせいで、関西はこんなにひどい目に遭わされた。どうしてくれるんだ」と。
ここに挙げた町議たちは、ただ一人反対している猿橋巧町議を除いて、目の先一寸の愚か者たちです。
自分、あるいは自分たちの親族が経営する事業に原発マネーを誘引し、雇用を創出することで地元に影響力を持っています。
彼らは、理念なきゼニゲバ町議たちです。
こうしたゼニゲバ町議たちは、おおい町と、その周辺の人々を日本列島を彷徨うディアスポラにしようとしているのです。
今川直樹町議の発言-
「地元の経済問題・雇用問題については、われわれ(おおい町民)だけが言える。
言える固有の権利は、われわれしか持ってないのであって、周辺市町村とか立地自治体以外の国民が、どうのこうのと言える問題ではない」。
こんな不見識な人間は、即刻、町議を辞めるべきです。
地方交付税の他に、電源三法交付金をもらいながら、事故が起これば国に責任を押し付ける。
その電源三法交付金も税金、事故が起こったときの補償金も税金。
おおい町議たちは、どこまで私たち国民に甘えているのだろうか。
国民は、どちらかといえば、再稼動賛成派でさえ、拙速な再稼動はやるべきではない、と言っているのに、そして、そのためには電力使用制限令の受け入れも已む無し、と考えているというのに。
これでは、原発乞食そのものである。
原発マネーを受け入れたが最後、なかなかその麻薬を断つことができなくなる。
原発の将来は、おそらく長くて、あと30年。短ければ、せいぜい15年。
その後は、なんら地場産業の新興に努力しなかったツケが回ってきて、一気に町の人口は流出。
巨大なコンクリートの墓場と共に、町は廃墟同然の衰退を見るのです。
これは戦前のエネルギー政策の残渣を見れば明らか。
私は、各地の巨大炭鉱、銅山、硫黄鉱山の跡地を見て回ったことがあります。
そこには、いわゆる企業城下町と言われる賑わいが、かつてありました。
しかし、町ごとなくなってしまうような大事故が起きると、一気に企業は引き上げていきます。
その後で、生き残った住民たちは、ディアスポラとなって全国に散らばっていったのです。
福島第一原発周辺の無人地帯に匹敵するような場所が、今でも日本の各地に残されています。
それは、私のような酔狂な人間でなければ知ることはありません。
ちなみに「タコ」、「タコ部屋」という言葉は、ここから生まれました。
それを今でも繰り返しているのが、原発立地の人々です。
原発立地の人々は福島から多くのことを学ぶ必要があります。
福島の除染はできません。数年先の結論は分かりきっています。
人々が被曝損にならないうちに、早く悪い夢から覚めなければなりません。
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