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HOME   »   原発・放射能  »  奥多摩水系、利根川水系の汚染とホルムアルデヒド騒動
       
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群馬県、新潟県の県境の2000m級の山岳地帯には大量の放射性物質が降り積もっており、これが今の時期、山の沢筋に溜まっていた残雪の雪解けとともに、下流域に下りてくる。


東京湾のセシウムが最大になるのは2年後。
それが今後、10年ほど続く


この記事は、奥多摩水系、利根川水系で、これから本格的に表面化してくる水の汚染の問題。
そして、それに関連するホルムアルデヒド騒動について分析したものです。


今年、1月15日に放送されたNHKスペシャル「シリーズ原発危機」知られざる放射能汚染~海からの緊急報告は、驚愕するものでした。

一度は削除されたものの、別バージョンが再アップされていますので、視聴ください。ただし、これも非公開扱いにされる可能性が高いです。

このNHK取材班は、三ヶ月もの長い間、福島第一原発沖20km圏内の立ち入り禁止区域内に学識者チームとともに入り、海洋汚染調査を独自に行いたい旨、国に許可を求めてきました。

国は、11月に入って、やっとNHK取材班に20km圏内への立ち入りを許可しました。
国は「放射性物質が海流に乗って大分、薄まった」と思ったのです。

しかし、国が時間稼ぎをしたものの、その調査結果は、驚くべきものでした。

福島第一原発沖の汚染が酷いことを承知で国がNHKの立ち入り取材を許可したのですから、それが原因で動画が削除されたのではありません。

問題は、東京湾の深刻な未来を暗示する汚染シュミレーションが、動画の中に編集の段階で組み込まれていたからです。

築地魚市場の埋立地への移転を控えている東京都知事、石原慎太郎や国にとって、このNHK取材班のレポートは封印したいでしょう。

京大防災研究所の山敷研究室のシミュレーションによると、東京の平地などに降り注いだセシウムは、まず川に集められ、6ヶ月後には東京湾に流入するようになります。

その後、1年間で5km速さで東京湾内に広がり、東京湾のセシウム濃度が最大になるのは、2年2ヶ月後とのこと。

動画は1月15日に放送されたものですから、1年10ヶ月の後ということになります。

もちろん、セシウムだけが問題なのではなく、他の核種も同時に流れ込んできます。

さらに、
「東京湾はかなり奥まっていて拡散しにくいので、この汚染は10年以上続く」

と述べています。

こちらのサイト様
に、動画へのリンクと要約があります。


当ブログでも、この動画は後々の資料として再編集後、アップする予定です。


以下、早速、それを裏付けるニュースが出てきました。

東京湾の海底土のセシウム、7か月で13倍に

東京湾の海底土に含まれる放射性セシウムが、昨年8月から約7か月間で1・5~13倍に増えたことが、近畿大の調査で分かった。

東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出されたセシウムが、河川から東京湾に流れ込んだとみている。

同大の山崎秀夫教授(環境解析学)は今年4月2日、荒川の河口付近など東京湾内の3か所で海底土を採取し、分析した。

深さ1メートルまでの土に含 まれるセシウムの量は1平方メートルあたり7305~2万7213ベクレルで、昨年8月20日の調査結果(同578~1万8242ベクレル)を3か所とも 上回った。

海底面から深さ6センチまでのセシウム濃度は1キロ・グラムあたり321~397ベクレルで、やはり8月20日の調査結果(同75~320ベクレル)を上回った。河川の泥にたまったセシウムが少しずつ東京湾に流れ込んでいるためとみられる。

(2012年5月14日07時26分  読売新聞)

「川の泥に溜まったセシウムが、海に流れ込んでいるため」と書いているのですが、では、その川の底に泥になって溜まるのは、どうしてなのか、知りたいのです。

都内の用水から注ぎ込んでくる分と、なんといっても最上流の山梨と埼玉県境の山岳地帯から時間をかけて、川を下ってきた高い線量の汚染水に違いないのです。

東京湾の海水から微量のセシウム…文科省調査

文部科学省は22日、東京湾の海水の放射性物質の測定結果を初めて公表した。

川崎港の東側の湾中央部の海水を調べた結果、セシウム134が海水1リットルあたり0・0065ベクレル、セシウム137が同0・0098ベクレルで、海水浴場開設の基準となる同50ベクレルを大幅に下回った。

半減期が約2年と短いセシウム134が検出されたため、東京電力福島第一原子力発電所事故が影響しているとみられる。

今年3月に改定された政府の「総合モニタリング計画」で、様々な河川が集まる東京湾へ土壌に付いたセシウムが移動する可能性が指摘され、東京湾の海水が新たな調査対象となった。

(2012年5月22日18時51分  読売新聞)

これも、読売。

この2本の記事は、こんなことです。↓ (クリックで拡大)
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多摩川の少し南に河口がある鶴見川、赤羽岩淵辺りから荒川本流から分かれている隅田川、野田市辺りの利根川から分かれている江戸川、やや小さい川ですが、千葉県の養老渓谷から東京湾に注いでいる養老川、その他、房総半島から小さな川が東京湾に注がれています。

このうち、東京湾を汚染する大きな河川は、多摩川荒川の二本です。

奥多摩の山々はかなり汚染されている。
集落の人々は避難が必要なレベルなのに都は「問題ない」


東京湾は外洋の影響を受けにくいタコ壺型の内海です。
東京湾の海底の汚染は、平野部からのものと、この二本の河川の上流から注ぎ込まれる放射性物質の堆積によって、時間の経過とともに、ますます酷くなるでしょう。

まず多摩川ですが、源流は奥多摩水系の最高峰、雲取山から酉谷山の谷です。
この山系には、実はかなりの量の放射性物質が堆積しています。

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実際にガイガーカウンターを持って、このエリアの山稜を踏破した方がいるのですが、そのときの線量は以下のマップです。

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文部科学省の航空機モニタリングの結果と、一致するようです。

奥多摩の汚染については、去年、アーバンプレッパーで記事にしているので、ご覧ください。

線量は、檜原村を源流として、途中、秋川渓谷を形成し、昭島市で多摩川本流に合流する秋川の上流も、かなり高いはずです。

しかし、なんといっても、線量が高いのは、奥多摩・日原川上流の雲取山に続く山稜と、その直下です。
その値は、文部科学省の航空機モニタリングの結果では、6万~10万ベクレル/1m2です。

チェルノブイリ事故当時は、
強制避難区域(55万ベクレル以上
放射線管理地域(人の不必要な立ち入りができない区域で、3万7000~4万ベクレル/1m2
となっていましたが、この奥多摩のエリアは、チェルノブイリ事故のときの「無人地帯にしなければならないエリア」の2倍から3倍の値です。

やや標高を下がった周辺も、3万~6万ベクレル/1m2 と、非常に高くなっています。

葛飾区や江戸川区の一部で、最大3万ベクレル/1m2のスポットが見つかっていますが、東京都は「健康に影響の出るレベルではない」と言っています。

この山稜から、雨が降るたびに時間をかけて沢を下り、奥多摩町で多摩川本流に注ぎ込んでいます。

山稜の尾根には、冬場以外は管理人が常駐している山小屋がいくつか建っており、日原川沿いには、ヤマメの釣り場や宿泊施設があります。

また、小さな集落も点在しているのです。

夏になれば、日原川の渓谷に下りて、水遊びをしたり、幕営する家族連れなども多く見受けられます。
そうした人たちは、おそらく数時間だけ、高い線量の放射線によって外部被曝させられるでしょう。

しかし、山小屋の管理人、そして森林作業をする営林署の人々、山の工事関係者は長期間、この高線量の中に身を置くのです。

この辺りは、すでに人が立ち入っていい場所ではないでしょう。
しかし、いつも通り、人々は、このエリアで生活しているのです。

いずれ、都が何らかの警告を出すものとばっかり思っていたのですが、そのつもりはまったくないようです。

日原川は、奥多摩町で多摩川本流に合流します。
ここから多摩川は一層、水量を増し、途中の山から下ってくる小さな沢から水を集めます。

青梅市あたりまでは、渓谷を形成しており、流れも速いので、それほど川底にセシウムなどの放射性物質は沈殿していないものと推測できます。

つまり、雲取山~酉谷山に降り積もっている放射性物質は、雨によって日原川に注ぎ、流れの弱くなる青梅市辺りまでは、ほとんど川底に沈むことなく下流へと流れてくるのです。

そして、昭島市では、やはり秋川上流の山々から、放射性物質を含んだ川の水が多摩川に合流します。

それが川崎港の河口で東京湾に流れ込んでいるのです。
そして、そこで海底に沈殿するはずです。

それが、今回の調査で明らかになったということです。

日原川と多摩川の合流地点から少し上流には、小河内ダムで堰き止められてできた奥多摩湖があります。
昔から、東京都の水瓶と言われ水道水にも使われています。

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このすり鉢状態になっている奥多摩湖にも、周囲の山々から放射性物質が雨などの水流に乗って、湖に注いでいるはずです。

奥多摩湖、日原川、多摩川、そして下流の東京湾までが汚染されることは、最初から分かっていたはずです。

東京湾の海底には、奥多摩山系に降り積もった放射性物質を含んだ雨水が多摩川を下り、東京湾にどんどん堆積していくでしょう。
これからさらに、海底の線量は高くなるはずです。

東京都は、一刻も早く日原川上流の線量を計り、山小屋の管理人、林業関係者、地元の集落の人々の保護を考えなければなりません。

これは荒川の水源になっている奥秩父水系についても同様です。
ここも、奥多摩に負けず劣らずで、かなり汚染されているので、時間の経過とともに下流域がセシウムなどの放射性物質で、やがて汚染されるでしょう。

今後は、利根川水系の汚染が深刻化する

関東の水瓶、利根川水系の汚染状況は、奥多摩水系、奥秩父水系のそれよりずっと深刻です。

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利根川の上流は、2000m級の長い山脈が連なっている上信越県境です。
谷川岳手前で、利根川本流と片品川に分岐します。

利根川本流の上流には、奥利根湖、ならまた湖、藤原湖などの巨大なダム湖がいくつもあります。
ここは危険です。

片品川の最上流には、東電が管理する尾瀬湿原と尾瀬沼があります。

この山系の汚染は、文部科学省の航空機モニタリングの結果によれば、広いエリアで6万~10万ベクレル/1m2、新潟県との県境の分水嶺では、10万~30万ベクレル/1m2といった、スーパーホットスポットが広がっています。

これは、チェルノブイリ事故当時の
放射線管理地域(人の不必要な立ち入りができない区域で、3万7000~4万ベクレル/1m2
の3倍から8倍の汚染度です。

こんなところから、時間をかけて流れ下って、利根川に注いでいるのです。

特に、この辺りは指折りの豪雪地帯です。
3月頃から、少しずつ雪解けが始まり、ちょうど5月の連休辺りなどは、水量がもっとも多い頃でしょう。

雪解水は、毛細血管のような細かい沢を伝い、途中でいくつもの小さな谷からの水を集めて、やがて滝となり、利根川本流や、片品川の大渓谷に注ぎます。

例年なら、山行の途中でその迸る勢いの清流に手を浸し、顔を洗って鋭気を養うはずですが、今年(今年からは)は、それをするのを躊躇してしまいます。山から流れ出た放射性物質が入っているからです。

片品川のどん詰まりには、尾瀬沼と湿原の尾瀬ヶ原があります。

この尾瀬一帯は国立公園内ですが、東電の所有地でもあります。

尾瀬ヶ原のはずれに、東電小屋があります。
ここが宿泊施設を備えた尾瀬のインフォメーション・センターになっており、尾瀬を訪れるハイカーたちは、この東電小屋がなければハイキングができないでしよう。

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東電は、尾瀬ヶ原、尾瀬沼の自然に誰でも気軽に触れることができるように、ハイキング・コースの全行程にわたって木道を整備し、橋をかけ、小学生でも道に迷うことがないように、立派な道標をいたるところに設置しました。

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ハイカーたちは、こうしたたゆまぬ東電の努力に感謝し、道標を見てコースを確認するたびに「自然をもっとも大切にするクリーンエネルギーのリーディング・カンパニー 東電」を目に焼き付けられるのです。

別な角度から見れば、尾瀬という世界でも稀に見る高山植物の宝庫が、実は、東電という一企業のメッセージ発信源になっており、そこここに掲げられた「東電」という看板文字によって、人々に記号的すり込みを行う広告宣伝メディアとしての役割を果たしているのです。

福島第一原発事故後、東電は、政府による資金支援の前提となるコスト削減策を盛り込んだ総合特別事業計画を策定しました。
基本方針は、東電の電気事業関連資産以外は原則、全て売却するというもの。

しかし、今回は、例外的に尾瀬はその売却対象からはずされました。

尾瀬沼下流の片品川には計8ヶ所の水力発電施設があるため、「発電を支える水源地として保有を続ける必要があると判断した」(東電広報部)というのが理由です。

東電は、今まで、この尾瀬沼をロケーションに、テレビCMなどの企業広報を展開してきました。

尾瀬は、広告資源としては、「東電=クリーン」といったイメージのコアになっているので、東電が、尾瀬の土地を売却する、ということはその看板を下ろすことを意味します。

いい加減に、尾瀬を開放してやれよ…。

本当に自然を愛するハイカーなら、こう心の中で叫んでいるかもしれません。

企業が自然保護活動を通じて、陰徳を積もうというなら、少なくとも、尾瀬の橋や木道、道標、宿泊施設から「東電」の名前を消しているでしょう。

こんなところにも、国と東電の深い癒着の構造が見て取れるのです。

少なくとも、確実に言えることは、尾瀬の自然資源を道具に使って、ハイカーたちは少なからず洗脳されてきた、ということです。

しかし、幸運なことに、尾瀬一帯だけは、まるで放射性プルームが避けるようにして通り過ぎて行ったため、奇跡的に重大な汚染からまぬかれました。
その周囲は高濃度に汚染にさらされたというのに。

利根川水系の汚染が、これほど深刻なことになっているのに、国も自治体も取り上げません。マスコミなどは、想像すらできないでしょう。

幸いかどうかわかりませんが、利根川は太平洋に直接、注いでいます。
東京湾の汚染に寄与するのは、利根川から分かれる江戸川だけです。

といっても、その汚染の凄さは、東京湾を凌駕するものになるはずです。

利根川水系-「放射能隠しのホルムアルデヒド騒ぎ」との見方

「利根川水系の浄水場で国の基準を超える化学物質ホルムアルデヒドが検出された問題で、流域7カ所の浄水場が19日、取水を停止・制限し、千葉県で35万世帯が断水した。
流域各県と東京都は汚染源を特定するため、利根川に注ぎこむ烏川(群馬県)などの調査を始めた」。
朝日新聞 5月19日



この記事の最後に書かれていてる文言が気になっています。

--「ホルムアルデヒドは接着剤や塗料などに使われる化学物質。シックハウス症候群の原因物質の一つとされ、発がん性も指摘されている。
専門家は「基準の2倍程度の水を数日飲んでも健康に影響はない」としている--

このままセシウムが入っている水道水に置き換えても、意味が通じるような文章です。
「少しぐらい放射性物質が入っている水道水を、数日続けて飲んだところで、(ただちに)健康に影響はない」となります。

利根川の水を汚染したのは、エキサメチレンテトラミンという化学物質であることが判明しましたが、汚染源は未だに特定できていません。


利根川水系の原因物質が判明

……原因となった主な物質は、川に排出された「ヘキサメチレンテトラミン」という化学物質だったことが分かりました。
この物質を扱っている事業所は埼玉県と群馬県に5か所あり、厚生労働省と環境省はそれぞれの県に対し、25日にも立ち入り調査するよう求めました……。

……ホルムアルデヒドは河川の原水からは検出されていないことから、厚生労働省は、原因となる別の化学物質が浄水場で塩素と反応して発生したとみて、原因物質の特定を進めていました。

その結果、流域の浄水場で採取された水から、「ヘキサメチレンテトラミン」と呼ばれる化学物質が検出され、この水に塩素を加えるとホルムアルデヒドが生成されたということです。

しかし、今回は行政側も手際が、すこぶる良かったようです。

19日のうちに、利根川流域の浄水場7箇所が、利根川からの取水を制限しました。

これによって、柏市の約16万世帯をはじめ、五つの市で計約34万世帯、約85万人が断水の影響を受けたのです。

一時、住民からの問い合わせが殺到したものの、その後は給水場に整然と住民が列をつくり、今までと同じように冷静さを取り戻したのです。
東京新聞 5月20日

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画像は東京新聞から拝借

この一連の顛末を見ていて訝しがっている人は、こんな推理をしています。

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ソースが不明なのですが、重要なので、無断で転載させていただきました。

この記事の要約は、

「利根川に流れ込んだホルムアルデヒドの量は、化学工場がひとつ爆発したくらい大量。
自治体の汚染源を特定する動きも鈍く、このまま立ち消えになりそう。

山林に蓄積されていた放射性物質が、雪解け水と一緒に、どっと流れ込んだのだろう。
山から浄水場まで、およそ一ヶ月ぐらいかかる。

それを国は待ち構えていて、放射性物質が検出されたとたんに、ホルムアルデヒドを川に流した。

川から放射性物質が検出限界値以下になるまで、ホルムアルデヒドを流し続け、放射性物質の数値が落ち着いた頃、川から取水を再開して、断水措置を解除したに違いない」。


実は、私も最初のうちは、これと同じことを考えていました。
少なくとも、汚染源が特定できない、などということはありえないのです。

去年の3月、関東の水道水から大量の放射性物質が検出されました。
しかし、テレビ、新聞で人々に警告が発せられたときは時すでに遅く、大勢の人々がその水道水を飲んでしまった後でした。

そして、水道水の検出限界値を調べてみたら、水道局は、このときにND値を引き揚げていたことが分かったのです。

私は4月頃から体調を崩したのですが、それは水道水以外に考えられないという記事を書きました。

今の体調は、ほぼ元に戻りましたが、しかし、3~4ヶ月ほどのインターバルを置いて、再び、原因不明の頭痛と、地球がひっくり返ったと思うほどのモーレツなめまいに襲われます。

何度、当時の生活ぶりを反芻してみても、水道水以外に考えられません。

ということから、ホルムアルデヒド騒動の結末がどうであれ、利根川水系の上流(新潟県・長野県との境)での放射能汚染が、今後、広い範囲の住民に健康被害を及ぼすことが危惧されます。

「去年3月のような放射性物質を原因とする取水制限騒ぎが起こったとき、住民は、どんな反応をするだろう」と考えながら。
次は、「ただではすまない騒ぎになるだろう」と。

何しろ、野田政権は、福島第一原発事故の収束宣言をしてしまったのですから、それを真に受けた人々は安心し切って、水道水を飲み、福島を助けようと、福島県産を始めとする農畜産物を食べていたのです。

大手スーパーーは、イオンを始めとして、福島県産の食材を大々的に扱い始めました。
それが、水道水騒ぎが大きくなれば、一気に去年の3月に逆戻りしてしまうからです。

3月12日以降、連鎖的水素爆発が起こったことによって、大量の放射性物質が東北、関東のほぼ全域に降り注ぎました。
このとき放出されたとされる量は、実際は、その何倍もあったのです。

東電、原子力安全・保安院は、大気中と海洋に放出された放射性物質の総量を発表しました。
まさか、その数字を信じている人はいないでしょう。

今に時期が来れば、それが明らかになるはずです。

この水道水のホルムアルデヒド騒動を見ていて、あるタイトルを思い出しました。
探してみると…ありました。

「ジバクテロ」。

13:40からご覧ください。(この動画も、消されるでしょう)


電力会社のためなら何でもやる、という今の野田政権と関西電力の「ノリ」なら、妄想ではなく、これは十分すぎるほど「有り得る」こととして、国民は関西電力と引き続き、東京電力の監視を続ける必要があります。

野田政権の面々が、原子力ムラと電力会社の「永田町支店」として動いている限り、電力会社は、再び犯罪的な行為を繰り返すでしょう。

(金子勝教授の5月16日(水) 放送分・「東京電力総合特別事業 計画の問題点」をぜひお聴きください)




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