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この記事は投資をやらないド素人が書いていますので、投資判断の材料にすると命取りになる危険性があります。あらかじめ、ご了承ください。




ジム・ロジャーズ、米国債のカラ売り準備か

ベンツをベースにしたオーダーメイド車で世界中を旅する、さすらいの投資家、ジム・ロジャーズ
Jim Rogersが、近々、米国債をカラ売りするそうです。

20100519-1.jpg

JIM POGERS Blog
http://jimrogers-investments.blogspot.com/
中国がどうのこうの、といろいろ書いています。

ジム・ロジャーズは、これまでも米国債を、少しずつ売っていたようですが、いよいよ本格的に売り浴びせる、ということのようです。
以下、
【米国債は、おそらくこれが最後のバブルになるだろう】
http://www.cnbc.com/id/29115526/Government_Bonds_May_Be_Last_Bubble_Jim_Rogers
より、ポイントだけ抜粋。

私は、米国(における投資)では、長期、短期の公債を中心にしていましたが、中央銀行の代表が長期国債を購入する意志を明らかにしたので、多少、ロスカットしなければなりませんでした。
私は近々、短期の米国債を売ろうと思っています。それは、いつかは分かりませんが、この四半期中かもしれませんし、今年中かもしれません。

今の米国債バブルは、おそらく最後のバブルになるでしょう。たった今、私は短期国債の投資はやめようと決めました。


と言うように、つまり、カラ売り宣言ですね。

ジム・ロジャーズは大の日本びいきで、数年に一度、日本で講演をやるのですが、その際、彼が狙っているセクターなど、具体的に日本の投資家向けに話してくれるので人気があります。
もっとも、彼が「手の内を明かした頃」は、すでに仕込み終わったか、あるいはカラ売り前夜であることが多いのですが、それでも、日本の投資家は、「便乗できないか」と彼の言うことに耳を傾けるのです。

ですので、彼が、短期米国債については、かなりのボリュームをカラ売りすることは間違いないでしょう。「米国債の最後のバブル」。
近々、米国のソブリン・リスクは、かつてないほどに増大し、わずかのタイムラグの後、米国株の大暴落が起こるのでしょうね。

ジム・ロジャーズは、短期米国債をカラ売りすると同時に、ポンドを買おうかと考えているらしいのですが、これは彼が為替取引をする、ということではないようですので、一時的な「気の迷い」かもしれません。
面白いのは、彼が短期米国債をカラ売りした後、米国株の大底を待って、再び買いに出るのではないか、ということ。彼はFEMA発動後も、NYウォール街は健全だと考えているのでしょうか。
NWOのシナリオでは、FEMA発動後は、新しい政府の下で発足する新財務省がFRBを吸収(通貨発行権を新政府に引き上げてFRBは廃止する)することになっていますから、うかつに株などに手を出すという愚は犯さないハズなのですが。
ここはよく分かりません。

今、ジム・ロジャーズの言うようなことができる相場環境があるのか、というと、あらゆる規制がかかっ て、自由に売買できない状態。
米国株ですが、5分以内に10%乱高下する場合は取引停止措置になるなど、ボラ狙いのトレーダーには嫌な環境です。この規制が長引くと、じり下げ必至ですね。

といっても、ジム・ロジャーズは、半分くらいは既に売っていると思いますよ。
残り半分を、カラ売り 仲間を誘って、一気に現ポジ。
この抜け目のない男が、そんなヘマをするわけがありません。

今や、EUの屋台骨、ドイツも16カ国の国債のカラ売り禁止措置を講じました。これもジリ下げでしょうね。

ただし、このタイミングで中国元の切り上げはできませんから、少しクラッシュは遠のいた、ということでしょう。まさに怪我の功名。

ジム・ロジャーズは、日本の国債バブルにも言及していて、「おそらく、5年後には日本は重大な経済的なトラブルに直面するだろう」と言っています。
まあ、このことは日本人自身が、ひしひしと感じていることかもしれません。彼は日本の国債も買ってきたので、時期が来たら、おそらくカラ売りするのでしょう。

で、彼が考える打開策は、

日本を救うためには、

・子供の数を増やすこと、

・大量の移民を受け入れること、

・生活水準を引き下げること

最低でも、このうちのどれかひとつを受け入れなければ日本の将来はない、とも言っています。
「大量の移民を受け入れる」のであれば、私は「生活水準を下げる」ことのほうを選びます。
でないと、原口総務大臣のような「困った政治家」が、外国移民を主体にしたFEMAを創設します、なんて言い出しそうですから。

ジム・ロジャーズの幼い娘さんはシンガポールの有名校にいます。
幼い今のうちに英語と中国語を学ばせているとか。
彼の目は、早くも中国を含むアジアを見据えているのです。

次は、「アジア」だと。

もっとも、その頃、ジム・ロジャーズは生きていないでしょうけれど。
きっと、娘さんに跡を継がせたいのでしょうね。

いや、彼は、しぶといので、まだピンピンしていることでしょうね。



7月から始まる、という専門家達の予測

U.S. Economic Collapse? 79% Say It’s Possible

アメリカ経済の崩壊、それは79%の確率で起こる


最後に、まったく嬉しくない先行き予測があります。
【2010メルトダウン? マーシャル・ロー? 経済の完全な崩壊???
残りの2010年の予測集  2010.5.18】

と題して、経済の専門家24人が予測しているサイトです。
http://giveusliberty1776.blogspot.com/2010/05/2010-meltdownmartial-lawcomplete.html

各エキスパートのコメントは短いので、エキサイト翻訳を使って約してみてください。

全体を総括しますと、

・10月は金融の火花が飛ぶ月です。

・不動産市場は2010年中に崩壊するでしょう。

・ドルは2010年いっぱいで価値が(かなり)下がるでしょう。

・米国にはテロのアタックがあるでしょう。そして、ドルは40%下落。それは「最悪の」より、さらに酷い崩壊でしょう。

・米国は6つのブロック(地理的)に分割されるでしょう。それは2010年7月から始まります。

・FRBは完全崩壊。それは準備されたものでしょう。

・7月から、奇妙なことが連続して続きます。ドルは11月には機能しないでしょう。

Joseph Meyer
Forecasts on the economy. He sees the real estate market continuing to decline, and advised people to invest in precious metals and commodities, as well as keeping cash at home in a safe place in case of bank closures. The stock market, after peaking in March or April (around 10,850), will fall all the way down to somewhere between 2450 and 4125 during the next leg down.

ジョセフ・マイヤー
不動産市場は下がりつつけ、銀行閉鎖に備えて、「タンス預金」などの対策を講じるよう進めます。あるいは、貴金属と商品に投資するようアドバイスします。
株式市場は、3月か4月にNYダウが(約10,850ドル)ピークに達した後に、2450ドルと4125ドルの間のどこかに落ち着くべく、さがり続けるでしょう。

(下一桁まで出しているのですから、コンピュータで分析した結果の数字でしょう)

Harry Dent (investor)
A very likely second crash by late 2010. The coming depression (starts around the summer of 2010). Dent sees the stock market–currently benefiting from upward momentum and peppier economic activity–headed for a very brief and pleasant run that could lift the Dow to the 10,700-11,500 range from its current level of about 10.090. But then, he sees the market running into a stone wall, which will be followed by a nasty stock market decline (starting in early March to late April) that could drive down the Dow later this year to 3,000-5,000, with his best guess about 3,800.

ヘンリー・デント

2010年下半期にありそうな二番目のクラッシュ。それは夏ごろから始まります。
その大きな(金融における)陥没は株式市場において起こります。
株式市場は、上昇傾向、そして元気があるように見えます。それは、NYダウ約10.090の現在のレベルから、そらに上の10,700-11,500範囲をうかがっているように見えます。
しかし、それからNYダウは、3000~5000ドルへと下落するでしょう。その間、ベストでも3800ドルがせいぜい。その後、stone wallに突入するでしょう。
(管理人:stone wall=石垣 にぶち当たって、こう着状態。安値圏から上がらない、ということなのでしょう)


このHarry Dent (investor)までの予測で、止めておきます。みんな同じようなものです。
私は投資はやりませんが、滅入ってしまいました。

まあ、24人のエキスパート(投資家、経済学者、経済文責の専門家)たちが、今年の夏頃(7月という予測が多い)から、米国経済は奈落の底に向かって「一直線」という見方を取っているようです。
それでも、ジム・ロジャーズのような百戦錬磨の人間たちは、「これこそチャンス!」と考えているのでしょう。
どこまで食い尽くされるのでしょうか、アメリカという国は。

さらに、カテゴリー別(株式セクターのことではありません)に、もう少し詳しく知りたい方は、以下のサイトへどうぞ。
「経済崩壊・専門サイト」です。
「The Economic Collapse (経済崩壊)」


アメリカの専門家たちは、一様に「7月から始まる」と言っているわけですから、きっと6月からですよ。あるいは、明日からかもしれません。
株式掲示板に「カラ売り天国だぁ」なんて書き込みが増えるかもしれませんね。

しかし、WBSもひどい番組だなぁ。
日経新聞も止めて良かった。
この期に及んでも、米国の未曾有のリスクについては、何も語っていないですね。
日本の投資家の屍累々を見たいのでしょうか。
要するに証券会社のディス・インフォメーション機関だということです。




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