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20120712-2a.jpg  
画像をクリックで拡大表示  (画像はENERGY NEWSより)  

「4号機建屋は沈下の前兆を示している」という記事

4号機建屋の上に新しいカバーを取り付け、オーバーヘッド・クレーンを設置する工事が急ピッチで進められています。

工事が完成すると、建屋の上には、このような装置が取り付けられ、いよいよプールから燃料棒が取り出されるという算段です。(遅くとも2013年12月から核燃料の取り出し作業が開始される予定になっている)

下の写真のように、1ヶ月で、ずいぶんスッキリしました。

20120712-4a.jpg

ニプラーが取り付けられた重機(写真中央のオレンジ色の機械)で、ジョッキン、ジョッキンと鉄骨やら梁を切り倒したためか、瓦礫がプールに入らないように、最初は白いビニールシートだったのが、鉄板で覆われているのが分かります。

6月1日の状態は、こんな様子でした。

6月末には、放射性の粉塵を巻き上げて、怒涛の如く工事をやっていました。(動画)

2012.06.26_11.59--12.59(TBS_JNN)


さて、一層、むき出し状態になった4号機建屋ですが、この凄惨な写真を見て、「4号機原子炉の構造物全体が沈下している」と分析している人がいます。

ジェフ・レンス(Jeff  Rense)のrense.comの記事です。

劣化した4号機の構造物は沈下の前兆を示している
Degraded Reactor 4 Structure Shows Signs Of Sinkage
島津洋一 rense.com特別寄稿  2012年7月7日

島津洋一氏とは、日本最大の英字紙「ジャパンタイムズ」の編集長だった人。
この記事は著作権で保護されていますので、自由に翻訳することができません。

したがって、島津氏の記事を私が読み込んで、それをソースとしてオリジナルの記事を以下の囲みのように、書き起こしました。コンパクトに集約した梗概になります。

この写真は、最近、ヘリコプターから撮影したもので、海側(東側)の様子がよく分かる。

建屋の東側真ん中から北東の角にかけて横梁(横げた)が落ちており、少なくとも2本の柱は高さが同じではない。(下の写真)

20120712-3a.jpg

3月11日の地震によって、建屋の基礎の下に空洞のような領域が出来て、地盤の液状化を引き起こしたようだ。
ここに、津波の海水、暴風雨の雨水、プールに入れた冷却水などが侵食していったのだ。

使用済み燃料プール周りの穴からハミ出している捩れた過熱した金属は、プールの骨組みが破壊されていることを示している。

これは、プール下部にある金属製の骨組がグニャリと曲がってしまったからだ。(下の写真)

20120712-5a.jpg

野ざらし状態の床(写真では屋上のように見えるフロア)に鉄板がかぶせられているので、実は使用済み燃料プールが傾き、元の位置より低いところにプールがあることを分かりづらくしている。

白い防水シートは、プールから放出される熱によって溶かされており、建屋に壊滅的なダメージを与えた2012年の2連続の地震でプールの水は失われたのだ。

写真のプールの上の鉄板は少しずらして置かれており、明らかに熱を逃がすための隙間であることが分かる。(下の写真)

20120712-6a.jpg

これは(鉄板がずらされて置かれていること)2011年3月14日、16日の使用済み燃料プールの火災以来、現在でもときどきプールの水が温度上昇していることを示している。

建屋の最上階部分の重量を減らすため、6月26日にこの部分の解体・撤去工事が行わなれた。
こうした工事は、建屋の基礎部分に亀裂が入り、床が下がって内側に傾いてしまった場合に行わなわれるものだ。


したがって、この工事に関係している技術者たちは、今月7月中に、4号機建屋(のプールから)2本の燃料棒を試験的に取り出す、という東電の計画を押し返すほかなかった。

地盤が不安定だという同じ理由で、燃料を取り出してキャスクに格納するために、足場やクレーンを設置する試みは、今のところ、なされていない。

まず、島津氏の記事の要約は、最新の4号機建屋の写真を見て、彼なりに評価を加えているものですから、客観的なソースがあるわけではありません。写真を見た限りでは、ということです。

また、4号機の工事の進捗状況や東電のリリースを見ていないのか、事実と異なっている記述が少なからず見られます。ところどころ恣意的な飛躍が見られるが残念です。

とはいっても、私たちの死角になっていた部分に主観的な視点を持ってくると、重大な真実にたどり着くことが出来る場合もあるので、すべてを否定するものではありません。が、しかし少なくとも茶色の文字部分の記述は事実とまったく異なっています。

なぜ、こうした間違いが出てくるのか。
それは、東電が、未だに正しい情報を出さずに隠蔽していることが最大の原因です。

また、東電情報を精査する能力が原子力安全・保安院にない、ということもこの国の原子力規制が機能不全に陥っているという証拠です。

さらに、日本の大マスコミの使命感の欠如、洞察力のなさ。
真相追及どころか、ぬるま湯の中で無責任なファジーな記事ばかり書いていることが、欧米のメディアに拭いきれない不信感を与え、彼らがヒートアップする元凶になっているのです。

「4号機建屋の地盤が沈下している」という情報は、初期の頃、実は東電内部から出てきたものとされています。

「4号機の傾き」については、アメリカのこのサイトが先なのか、ガンダーセン氏が東電内部の関係者から聞いたという情報が先なのかは分かりません。

Reactor Number 4 Structure at Fukushima Tilts Sideways
(2011年5月11日)

「4号機建屋は横に傾いている」

アメリカのサイトには、「4号機建屋の傾き」、「4号機建屋の地盤沈下」を指摘する記述が、今でも見られます。

しかし、東電は「水平方向の傾きはない」と言っています。

反対に、縦方向の傾きに関する発表は一切ありませんし、東電の公式のリリースにも一切出てきません。
これでは「縦方向の傾きがあるので、東電は発表しない」と欧米のブロガーや、ふくいちウォッチャーたちに勘ぐられてしまうでしょう。

なぜなら、常識的に誰でも、そう考えるでしょうから。

大飯原発の再稼動を阻止しなければならない根拠として、活断層の存在を確かめるために、変動地形学が専門の東洋大学・渡辺教授が地盤の掘削調査を行うべきであると主張しています。

掘削調査など簡単なことなのに、関西電力は頑なに拒絶しているのです。不思議な会社です。

彼らが、それをさせないのは「活断層が存在する」という前々からの噂に信憑性を与えるだけなのに。
そして、背後で野田佳彦と仙谷由人の化け物コンピの強力な意思が働いていることを露呈させてしまうのに。

福島第一原発の4号機建屋でも、それをやればいいのですが、マスコミは問い詰めないどころか質問さえしないし、だから東電は「寝た子を起こすな」とばかり、その話題に触れないように最大限、神経を使っているのです。

東電の方が、関西電力に比べて、こうした場合の立ち回りはスマートなので、問題意識のない記者たちは煙に巻かれてしまいそうになるのですが、彼らが嘘を言っていることは100%確実です。
これだけはしっかりと認識しておいてください。

どうも、ここにきて奇妙なことに、「東電の発表を信じる」という人がチラホラ出てきたのですが、彼らにどんな事情があるのでしょう。

もともとが東電内部からリークされたことなのですから、もし「傾きが事実でないのであれば」、東電自身でそれを打ち消すだけの根拠を示せば済むことなのです。
私たちが、それをやる必要はないし、やってはいけないのです。

島津洋一氏の、この記事は明らかに事実と異なる部分が多いのですが、「建屋の傾き」を追及している点で取り上げました。
氏の記事そのものの評価は、東電を逆さまにして布団叩きで埃を叩き出すようにしてから後のことにしたいと思います。

FOXには、島津氏の「福島第一原発で核を作っていた」という記事が掲載されています。

Is Japan's Elite Hiding A Weapons Program Inside Nuclear Plants?
「日本のエリートは、原子力発電所内部の兵器計画を隠しているのか?」

同じくRENSE.COMにも転載されています。
(この記事にも著作権がしっかり明記されているので、不注意に全文、転載すると厄介なことに巻き込まれるかも知れません。ご注意を)

このように、島津洋一氏の記事とジェフ・レンスのサイトは、陰謀解明ブロガーの「シーズ」になっているのです。それが、全米で広がっていったのです。
そして、日本では、陰謀系ブロガーが、このネタを使って大賑わいです。

【その他の参考記事】日本人ジャーナリストが驚くべき推測告白 福島原発で核兵器開発

そういえば、「福島原発事故はイスラエル小型核テロ説」を唱えている陰謀系新参者のジム・ストーン(彼は、いろいろ名前を変える)の説を巡って、ジェフ・レンスとヘンリー・メイコウ、それに当のジム・ストーン(この人はメイコウ側の人)が三つ巴のバトルを繰り広げている模様。

メイコウとジム・ストーンは、Anti-Zionismの人ということになっている。
ジェフ・レンスは、陰謀系をビジネスと割り切っている人。

いずれにしても、こうした騒ぎを定期的に起こすことで、結果として大勢の物見遊山の閲覧者たちを集めることができるでしょう。彼らも心得たものです。

この3人のパワフルな活動には、ベンジャミン・フルフォード氏も霞んでしまうほど。
一方、あのユーメイなデーヴィッド・アイクは、腹心に金を持ち逃げされて以来、やや元気がありません。

どうであれ、福島第一原発事故が、陰謀系の人々の視点でも取り上げられていた、ということです。
これについては、人様の商売の邪魔はしないと決めているので、これまで。

ちなみに、ジム・ストーンとは、東電の清水正孝が社長をやっていたときに、「慰めの公開書面」を送っていた謎の人物(グループ?)です。





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