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FRIDAY(フライデー)2012年12月28日号に、「12月29頃に琵琶湖周辺でM7.8の地震が発生する可能性がある、とFM電波の地震予報家が警告している」という記事が掲載されています。
また、「大飯原発、敦賀の活断層、新幹線が危ない!?」という見出しもつけられていて、「当たるも八卦」とはいえ、おだやかでありません。

いえいえ、「当たるも八卦」ではありません。


「内陸直下型地震-近畿で大きな地震の準備をしている可能性がある」

このことについては、おなじみ栃木のアマチュア地震研究者のサイトに書かれています。

緊急特集:12月29日ころ、琵琶湖周辺で、M7.8地震の可能性;その4
フレーム有り(今日だけ)   フレームなし

転載禁止とのことなので、サイトに行ってご覧ください。

琵琶湖の湖底からガスが噴出しているというニュースは、これまでも何度か報道されていました。

私も数年前から気になってはいたものの、だからといって、突然、こうした見出しに触れると困惑します。(と、言っておきます)
とはいえ、琵琶湖の湖底で異変が起きていることは確かなことです。

もしフライデイが報じているように、起こる可能性が高いのであれば、年賀状を書きながら、防災用具の点検ということになりそうなのですが…。

まずは、下の動画をご覧ください。この動画は2012年3月28日に放送されたものです。10分程度動画です。

20120328 琵琶湖の異変 地殻変動の謎を追う



《動画のポイント抽出》

琵琶湖の北西の高島沖の湖底からガスが噴出している。
1kmごとに、
2009年12月は、1ヶ所の噴出し。
2010年12月は、10ヶ所に増え、
2012年1月には、20ヶ所に倍増。

この急激に吹き出しが増えている原因は何なのか--

滋賀県琵琶湖環境科学研究センター:熊谷道夫氏:
「これは琵琶湖の地殻変動が原因です。
湖が決して眠っているわけではなく、(噴気口が)開いたり閉じたりしている歴史を繰り返しています。
今は、琵琶湖がだんだん縮んできているという状況なんです」。


地殻変動によって、琵琶湖は毎年数ミリ縮小しており、東方向に移動していることがGPSで確認できている。

熊谷さんは、もともと湖底の下の地下にあった水が、地殻変動によって圧力を受け、湖底から噴出しているのではと見ている。

ただ、琵琶湖が縮んでいることは以前から観測されており、このこと自体は特異なことではないのに、なぜ湖底から急激に吹き上げているのか。

東日本大震災後の宮城県沖の海底からも琵琶湖と全く同じような吹き出しが見られる。

熊谷道夫氏:
「今、日本列島全体が動いています。
東日本大震災に関係している動きなんですが、全体的に動いているひとつの現象として、琵琶湖は非常に敏感な指標になっている可能性があります」。


琵琶湖の噴出しについては、地殻変動の研究者も注目している。

立命館大学地理学:高橋学教授:
「近畿地方は、腕で言うと肘に当たるようなところ。
日本列島の南から東から、力を受けるのがちょうど琵琶湖のあたりになる。そうした力が集約されるのが琵琶湖周辺なんです」。


琵琶湖には力が集中するため、日本でもっとも多くの活断層が存在している。

近畿では、プレート型ではない、活断層を原因とする内陸直下型地震が何度も起きている。

滋賀県立大学:林博通名誉教授:
「湖底に沈んだ集落には、五輪塔とか石仏が含まれていて、その年代が15世紀の中ごろから16世紀の前半の時期のもの。
それより後に沈んだことになる」。


最近の調査によって、琵琶湖湖岸にあった集落が、過去に起きた大地震によって地盤が液状化し、周辺の村が湖底に沈んだことが分かった。
こうした湖底遺跡は琵琶湖全体に存在する。

滋賀県立大学:林博通名誉教授:
「湖底遺跡は、いまのところ100前後確認されている。
それぞれ地震が起きた年代は異なる(何度も大地震が起きている)」。


長浜付近にあった集落を沈めたとされる1585年の天正地震。それはM8を超える大地震だった。
この天正地震は、若狭湾に大きな津波をもたらしたという記録もある。

仮に今、同じ程度の地震が起きれば、近畿が原発被害を受ける恐れは否定できない。

さらに琵琶湖から遠く離れた兵庫県猪名川町でも、気になる現象が起きていることが分かった。
猪名川町にある井戸の水が、2002年ごろから温度が上昇し続けている。

琵琶湖と猪名川町は新潟-神戸歪集中帯の上にある。

この線は、2004年の新潟県中越沖地震や、1995年の兵庫県南部地震なとの大地震の発生場所にほぼ一致し、琵琶湖の噴出しや猪名川町の井戸も、この線上に位置している。

この線に向かう地殻の動きが2005年ごろから活発化し、動く早さが倍になっている。

元東京大学地震研究所准教授:佃為成氏:
「いわゆる、大きな地震の準備をしている可能性がある」。

(ここで終り)



そうなれば、陸の孤島・大飯原発からは全員撤退し、敦賀原発のマークⅠ型原発で放射能漏れが起こるだろう

このニュースを取り上げたのは、閲覧者の方、数人から相談を受けたからです。
それぞれのご家庭の状況も分からず、いい加減な感想を述べることは差し控えたいので、その代わりとして記事にしようと考えたわけです。

なんといっても原発銀座がすぐ近くにあること。これが運命を変えるかもしれません。


琵琶湖で発生中の大規模「泥・ガス噴出」はプレート移動が要因   (ライブドア 週プレNEWS 2012年04月11日)

今年(2012年)2月、琵琶湖の湖底から「泥やガスの噴出」という奇妙な現象が観測された。それが意味するものとは何か。

滋賀県琵琶湖環境科学研究センターで水中探査ロボット「淡探」を開発し、湖底調査を続けてきた熊谷道夫氏(現在は立命館大学教授)が次のように解説する。

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当方のオリジナル作成 転載・加工自由です

「私は20年以上前から琵琶湖の湖底環境を調べてきましたが、最初に噴出現象を観測したのは2006年末でした。
琵琶湖の北西の1ヵ所で、直径約2mの泥と気体の噴出を見つけたのです。

それが1年後の2010年末には9ヵ所に増え、さらに1年がたった今年初めには、数えきれない場所に広がったことを確認しまし た。
それ以降も琵琶湖の水中透視度は低下し続けているので、泥の噴出は一層強まっていると考えられます。

しかも、『淡探』で撮影したエリアだけでなく、湖底全域で同じ現象が起きているようなのです」

浅い川や沼の底では、たまった腐泥からメタンガスがわき上がることは珍しくない。だが今回の観測では、70~100mという、高圧・低温の環境の湖底から泥やガスが噴き出している。その原因は?

「琵琶湖は、地殻変動によって400万年前頃に三重県伊賀市の辺りで生まれ、その後、100万年から40万年前頃に今の位置へ北上してきました。
この移動は、太平洋側から日本列島の下へ潜り続けるフィリピン海プレートが、さらに下のマントル層へ落ち込んでいったからだと考えられます」(熊谷氏)

このプレート移動運動は、琵琶湖全体の地殻を下へ引き込むだけでなく、東西両方向からも強い力で押し縮めている。
この圧力が一定の限界を超えると、湖底の地層内部にたまったガスと地下水が、堆積した泥を巻き込んで噴出する。
こうした「ベント(強制排出)」が、特殊な地殻構造の琵琶湖では過去に何度も繰り返 されてきたようだと、熊谷氏は説明する。

プレートの移動運動と聞くと大地震を想起しがちだ。
過去、琵琶湖を中心とした近隣地域での大地震には、701年「丹波地震」、1185年「元暦地震」(震源:近江・山城・大和、M7.4)、1662年「寛文地震」(震源:琵琶湖南西部、M7.6) などがあり、いずれもM7、8級。

今回の泥・ガスの噴出は2009年から確認されており、東日本大震災が直接的な影響を及ぼしたわけではない。
だが、活動が活発化するひとつの要因だったとしたら……今後も注意が必要だ。

(取材/有賀 訓、ボールルーム)

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美浜の会」作成の放射性物質の拡散予測(大飯原の場合)。
原子力規制委員会の「拡散シミュレーションの試算結果 (修正版) 平成24年10月」と、少しずれていますが、高濃度の放射性物質が南下するというシミュレーション結果は同じです。

【その他、これに関連する記事】
・琵琶湖底で異変! 京都、福井の原発銀座を大地震が襲う?
・琵琶湖底で堆積物噴き上げ確認 地殻変動?、長さ計1キロ
・琵琶湖底から430点の石群発見、425年前の地震で集落水没?


琵琶湖の湖底がこのような状態にあるといっても、琵琶湖で地震が起きるとは限りません。

非常に不気味なのは、新潟-神戸歪集中帯の広いゾーンではなく、この帯状の中心線上で、この数年、多くの地震が起こっており、琵琶湖の高島沖の湖底、遠く離れた兵庫県猪名川町にある井戸も、この線上にぴったり乗っていることです。

そして、福井県の高浜原発、大飯原発から約50km、敦賀原発、美浜原発、もんじゅ、ふげんからは約30kmしか離れていないということです。

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当方のオリジナル作成 転載・加工自由です

これらの原発のうち、稼動しているのは大飯原発の3号機、4号機だけです。

世界一危険なの「もんじゅ」は事故を何度も起こして止まっていますが、文科省作業部会が「来年の夏頃には試験運転を再開したい」と破滅的なことを言っています。

官僚がいかに無知で精神異常者であるか、もっとも分かりやすい例です。

その他の原発は停止してはいるものの、活断層の真上にある敦賀原発は、欠陥原子炉と言われている改良前のマークⅠ型原子炉です。

福島第一、第二原発と同様、格納容器とサプレッション・チェンバーが小さすぎて、電源が喪失したときは水素爆発しやすいという構造的な欠陥を抱えている原子炉です。

また、停止しているとはいっても、核廃棄物の行き場がなく、使用済み燃料プールには使用済み燃料がぎっしり詰まっているはずですから、電源喪失したときには破滅的な事態に至るでしょう。

何よりも心配なのが、新潟-神戸の歪みベルト地帯で起こる地震が、プレート型地震ではなく、内陸直下型地震であるということです。

阪神淡路大震災の震源は明石海峡でした。
しかし、鉄筋のビルが何棟も倒壊したのです。

もし、琵琶湖周辺で地震が起きたときは、阪神淡路大震災のときと同じように、間違いなく敦賀の真下の活断層を動かすでしょう。

また、琵琶湖周辺でなくとも、新潟-神戸の歪みベルト地帯の中心線上のどこかで大きな地震が起きたときも、断層がずれる可能性があります。

福島第一原発とは違った形の放射能災害が起こるのです。
それは断層がずれる-「原子炉本体が壊れ、すぐに放射性物質が放出されるので逃げる時間がほとんどない」ということです。

大飯原発には防潮堤もなく、免震重要棟もないのです。
トンネルが崩落すれば、完全な孤島になります。

外からヘリで、物資やハイパーレスキュー隊員を運ぶのはいいのですが、彼らは逃げる場所がありません。
そんなにところに行きますか?  100%死ぬと分かっているのに。

前にも書いたことですが、福島第一原発人災事故のときは、多くの人たちが心の中で祈っていました。
今度、福井県の原発銀座で放射能事故が起これば、「あれほど再稼動に反対したのに。自業自得さ」と一瞬でも思わない人がどれだけいるでしょうか、ということです。

もう事情は変わったのです。甘えは自分の命を亡くします。

つまりは、大飯原発の真下の活断層がずれて原子炉が破壊されなくても、止められないほどの放射能漏れが起きた場合は、全員退避するでしょう。

その後で、使用済み燃料プールが冷却できずに放射能火災を起こすのです。

福島第一原発より危険な大飯原発を、法律を次々と破っては再稼動させ、さらには、下北半島の大間原発の建設を再開させる決定を下した前の総理と経済産業大臣。

「大間原発は、3.11前に建設許可が下りていたので再開する」というのが理由でした。

福島第一原発人災事故は、原子力安全・保安院と東電が、たびたび放射能漏れを起こしていたにも関わらず、点検整備をやらなかったことが最大の原因です。

その当時の基準で建設を許可した大間原発。
3.11後は、それが通用しないからこそ原子力安全・保安院を解体したはずなのに、さすが、エタ野幸男。
彼の出自は、彼にどんな凶悪犯罪でも平気で犯すように仕向けるようです。

それほど多くはありませんが(いただくメールの数が多い日が続くと、返信は無理なのでご了承ください)、毎日、全国の閲覧者の方々からメールをいただきます。

西日本の方たちからのメールの内容は、原発のことにほとんど触れず、別のテーマについて書かれてあります。
原発に関連する内容のメールは、たいていは東北、関東から避難している方々からのものです。

ここが、私が、この日本で起こっている現実とのギャップを感じるところです。

東北、東京・関東の人たちは、自分たちが被曝してしまったという認識を持っています。
少し大げさに言えば、実は私も、去年の秋頃は、一時期だけでしたが(ほんのちょっと)血を吐いたりしていたのです。

明らかに3.11前と体調は変わってきています。

それに対して、大阪・関西、名古屋・中部の人たちは、ほとんど危機意識がないように見えてしまいます。
分かったつもりだけれど、本当のところは分かっていない…。

これは西日本に住んでいる学者たちも同様です。反原発を訴えていても、彼らは本当は分かっていない…。

本当の意味で、自分たちが置かれている状況を知ったら、間違いなく腰を抜かすでしょう。

西日本の人たちは、まだマインド・コントロールから覚めていません。
それは自分の命に関わることでしょう。

いくら説明したところで、自分が危険ではないと思っている以上は誰も何もできないのです。




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