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あのパリス・ヒルトンも獄中で読んでいたという「The Secret」ですが、大元は「ニューソート(新思想、光明思想)」を「現代版・成功哲学」としてアレンジしたものです。

牧師のジョセフ・マーフィーの「潜在意識の法則」も、ここから出てきたもので、彼はニューソート派の一派でした。

「The Secret」の著者、ロンダ・バーンも、またそのひとり。
この本は、サタニック・ニューエイジ・ムーヴメントのパイオニア的な存在である、ウォレス・ワトレス(Wallace D. Wattles)の書いた「The Science of Getting Rich」という本を元にして書かれた「でっち上げの成功哲学」だ、と海外のサイトのいくつかには、書かれています。

そして、サタニストであったウォレス・ワトレスも、ニューソートのコンセプトから、この本を書いたのです。

ニューソートは、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン(William Walker Atkinsonが表したもので、後のLaw of the New Thought」(引き寄せの法法則)として結実することになったのです。

ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンは、悪魔崇拝者であるフリーメーソンでした。
こうしたことを前の記事『引き寄せの法則は、フリーメーソンがつくった』で書いてきました。

この前の記事を書くために、「引き寄せの法則」関連のサイトを調べていたら、「クリスチャン・サイエンス」という教会の名前が出てきました。

メリー・ベーカー・エディという女性が興した教会なのですが、これも実は、フリーメーソンがつくったものでした。

クリスチャン・サイエンスとは、いったい何かーーここに有用な記事があります。
http://www.theforbiddenknowledge.com/hardtruth/jws_christian_science.htm
【以下、ポイントだけ抜粋】

………At last, more compelling evidence has come in that strengthens the intimate ties between the two cults of Jehovah's Witnesses and Christian Science to the cult of Freemasonry.
………
Mary Baker Eddy, the founder of Christian Science, was an associate of 33rd Degree Freemason Henry Steele Olcott who founded the Satan worshipping cult called the "Theosophical Society" with evil female Freemason, mother of the New Age Movement and Hitler's spiritual guide, Helena Petrovna Blavatsky. 
……
Mary Baker Eddy even married a Freemason and this became the ONLY secret society which she allowed other Christian Science members to join. Also she had her own material published in the Freemasons' Monthly Magazine. Several people connected with Christian Science such as directors and board members and a number of the editors of The Christian Science Monitor were Freemasons.


翻訳:
ついに、エホバの証人とクリスチャンサイエンスの2つのカルトの間にある親密な関係、そして、それらがフリーメーソンにつながっている、という無視できない証拠が入りました。
……
クリスチャン・サイエンスの創始者であるメリー・ベイカー・エディは、フリーメーソンの33位階の位にあったヘンリー・スティール・オルコット(Henry Steele Olcott)と深い絆でつながった仲間でした。

オルコットは、ニューエイジ・ムーヴメントの母であり、ヒトラーのスピリチュアルな導師でもあった不吉な女性、ヘレナ・ブラヴァッキーとともに、「神智学協会」という悪魔崇拝のカルトを創設した人物です。

メリー・ベイカー・エディが、フリーメーソンと結婚したことから、他のクリスチャン・サイエンスのメンバーがフリーメーソンに加わることを認めることになったのです。

また、フリーメーソンの月刊の会報誌で、彼女自身の記事を掲載させるまでになったのです。

「クリスチャン・サイエンス」のディレクター、役員はフリーメーソンにつながりを持っていました。
そして、大勢の「クリスチャン・サイエンス・モニター」の編集者達が実際にフリーメーソンだったのです。

(管理人:「クリスチャン・サイエンス・モニター」とは、クリスチャン・サイエンスが発行する日刊新聞のこと。他にも、「クリスチャン・サイエンス・ジャーナル」、「クリスチャン・サイエンス・センティネル」、「クリスチャン・サイエンス・ヘラルド」などの宗教誌を装ったメディアを発行していたのですが、これらの編集者たちがフリーメーソンだった、ということです)

メリー・ベイカー・エディも、悪魔崇拝者であったアリス・ベイリーと同様、出版活動(マスコミ)を通じて、サタニズムを拡散してきたのです。
彼らは、常に出版、ラジオ、テレビを最大活用して、サタニズムを布教してきたのです。


また、「引き寄せの法則」の著者、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンもフリーメーソンでしたから、サイエンス・クリスチャンと深い関係があるのは当然のことです。

「ニューソート」も、「クリスチャン・サイエンス・モニター」も、そして「ニューサイエンス」も、ニューエイジから出てきたもので、その根源にはフリーメーソンのサタニズムが横たわっているということです。

神義論とフリーメーソン

前の記事『引き寄せの法則は、フリーメーソンがつくったを書くに際して、海外のあるサイトの記事には、「クリスチャン・サイエンス」のことが書かれてあったのですが、この部分を意図的にスルーし、次回に回そうと考えていました。

というのは、「クリスチャン・サイエンス」を取り上げると、ニューサイエンスにまで言及しなければならなくなり、やがては、神義論にまで広がってしまうからです。

こうなるともう、一般の人にとっては、難解に過ぎて混乱するだけだからです。

神義論が解くように、この世には、確かに悪が跋扈しています。あたかも神が、それを許容しているかのようです。

当然、クリスチャンの方々は、「全知全能で絶対善のはずの神が、なぜ悪の存在を許容するのか」について考えてきたことでしょう。
クリスチャンの方は、このとき、「これこそ迷いである」と考えたり、「悪が跋扈するのも、神の計画の一部だ」と考えたことでしょう。

そして、とどのつまりは、「聖書に書かれてあることは必ず実現する」という信念に行き着くのです。

「相手は人間ではない。だからキリストに従い、聖書を読め」と。

悪魔が支配する期間は聖書では三年半とされています。これは、とりもなおさず、ハルマゲドン待望論の源流となってはいないのでしょうか。

エホバの証人が、「破壊の果ての至福千年を待ち望む」という病的な終末論に鋲着させられているのは、この聖書の善悪二元論に端を発しているのではないかと考えてしまうのです。

神義論は、
「神は悪を阻止しようとする意思は持っているが、できないのだろうか。
それならば、神は能力に欠けることになる。

それとも、神は悪を阻止することができるが、そうしようとしないのだろうか。
それならば、神には悪意があることになる。

悪を阻
止する能力もあり、その意思もあるのだろうか。でも、それならはなぜ悪が存在するのだ」

争いを好まない大人しい人々は、因果応報を期待することがあります。
しかし、(あくまで現世的な見方をすればの話ですが)善人とて苦難し、悪人といえども逸楽ができるという現実を目の当たりにします。

信賞必罰が働かない理不尽な世界を、「義」を持ってきて、神の正しさ(義しさ)を弁証しようとしたのが神義論です。
結局、「神が行うことは義である」というところに落とし込んだわけです。


神義論は、
「やはり、神は全能であり、完全な善である」
ことを、なんとか証明しようとする試みなのですが、結局、答えは見つからないでしょう。


それでも、多くのクリスチャンは、この神義論を精神安定剤の代わりとして受け入れているようです。


「神義論」・・・この秘教的な臭いのぷんぷん漂う思想を生み出したドイツの思想家・ゴットフリート・ライプニッツは、後にヴォルテールらによって批判されているようです。

ヴォルテールは、ベンジャミン・フランクリンに誘われて晩年、フリーメーソンとなりました。
もちろん、ベンジャミン・フランクリンもフリーメーソンでした。

「天変地異、戦争などは、神の超越的な観点からすれば、些細なものにすぎない」とする神義論は、ルシファーを唯一神と崇めるフリーメーソンにとっては、我慢のならないことだったでしょう。

しかし、クリスチャンが「聖書に書かれてあることは必ず実現する」と考えていることについては、どうにも受け入れがたいのです。

これは、信念とか信仰の問題ではなく、私個人の性格からきているのです。抵抗しろ、抵抗して叶わないなら考えろ、それでもダメなら一度は退散して陣形を調えよ、と。

要は、いろいろな理屈は分かるけれども、愚昧なほどに人間らしく、もがいて生きたいと思っているわけです。

そして、愚か者と言われようとも、泥臭くも、前に向かって歩を進めたいと考えているわけです。そこに理屈などは存在しないのです。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1356/PHILOFIGHT/card39189.html

魔界の二段構え戦略

さて、神義論の壮大な世界観を考えると、神を感じることがあるのでしょう。
その世界には、神も悪魔もない。

しかし、しょせんは人間。どこまで行っても神になどなれませんし、「神は在りて在るもの」と泰然と構えるほど人間は上等なものではありません。
そう思っている人がいたとすれば、それこそ疑わなければならないでしょう。「無理するなよ」と。

私が、このブログで書き続けていることは、神義論の世界ではありません。

神義論の世界に立ち入ると、頭ではわかっていても、心の中では何もわかっていない自分に気づくだけだからです。

ここで書いていることは、もっとセコイ世界の話。
それは「引き寄せの法則」や「シークレット」など、一連の現世利益を求める凡俗レベルの世界の話です。

しかし、これは、罪なき人々を魔界に引きずり込むサタニストの道具=魔術です。これは確実なことです。
だから、このことについて警告をするくらいのことなら、凡俗の私にもできるはずです。

神義論的な考え方をすると、人間の理由(わけ)のわからない不幸、戦争や飢饉など混沌とする世界の不条理も説明がつくようになります。

ここに「人間(じんかん) 万事塞翁が馬」という考え方も生まれてくるのですが、ヴォルテールのように、神義論を潔しとしないフリーメーソンからすれば、災害、戦争、そして貧困は、いけないこと、なってしまうのです。

だから、そこから脱出する手立てを考えろ、と煽られることになるのです。

そして、「ここに一条の光明がある。それがニューソート!!」だと。

人類を救え、人道主義だ、ジェンダーフリーだ… こうなるとサタニズムのコントローラーの思う壺です。

人には、それぞれの器量があります。
こんなセコイ魔術を使って、己の願望をインスタントに遂げようとするから、最終的には命まで取られるのです。
魔術に取り憑かれた人々の、なんと多くが、そうした結末を迎えてきたことでしょうか。

第一、その前に、貧困が悪だ、器量なしが悪だ、という考え方は誰が植えつけたのだろう、ということです。貧困は脱却しなければなりませんが、悪ではないでしょう。

世界は、こうした壮大な洗脳にかかってきました。
社会の共通価値と言ったらいいのでしょうか。それにそぐわないものは是正せよ、と。

確かに、多くの言語が破壊され、多くの文化が消滅の危機にあることは事実です。

そして、人々は、差異や個性の大切さを忘れ、一元的な世界観に突き進んでいくのですーーそれこそが、NWOグローバリストが目指している世界政府、「ひとつの政府、ひとつの宗教」の世界です。

そうした巨大な洗脳潮流に乗って、私たちの目の前に流れ着いた果実。それが、「引き寄せの法則」や「成功哲学」などの、さまざまな魔術です。

これらは、たとえれば、人間を別の次元(魔界)に移動させるためのアプリケーションのようなものです。

この魔術というアプリケーションは、個別的な願望成就を達成することに役立つかもしれませんが、全体の幸福には役に立たないどころか、不和や確執を次々と生み出すことになります。

それを必死になって取り込み、秘術をマスターしようなどと考えている人は、サタ二ズムを、知らずのうちに増殖させていることになるでしょう。

そして、その魔術というアプリケーションを起動させると、魔界の扉が開かれます。

中に入ると、テーブルがひとつ。
その上に、ボタンがあります。「このボタンを押してください」と案内が書かれています。
そして、誘導されるままに、そのボタンを押すのです。

すると、「願望は叶う」、あるいは「願望が叶った」と錯覚させてくれる甘美な世界への扉が開かれます。

しかし、ボタンを押したときに、あなたの魂は吸い取られてしまったのです。なんともセコイ、ワンクリック詐欺です。

若い女性が、必ず早朝番組の占いを見て、そのとおりに一日を過ごす・・・こうなると、もう魔術の奴隷です。

海外では、フリーメーソン・グッズを専門に販売するサイトもあります。
そんな魔術を使って、恋を手に入れて何が楽しいのでしょう。

恋愛の即物化。まさしく、ロンダ・バーンの「The Secret」の魔術の世界です。

情報リテラシーの意味

このブログは、「客観的に考える」ことをお薦めしています。
「客観的に」自分の頭で考えることの第一歩を踏み出そう、と呼びかけているわけです。

そうした呼びかけをしていると、必ず出てくるのが「考える」ことと、「感じることと」の違いです。

「どちらを選ぶかは、本人の魂の発達の段階による」という見方をする人がいるようです。
しかし、これが落とし穴であることを見破らなければなりません。

真面目に受け取ると、どっちが正しいのだろうか? ますます分からなくなります。
それは、「考えることを忘れてしまった」から分からないのです。
あるいは、深く洗脳されてしまっているから。

自分で考えることのできる人なら、すぐに答えがみつかるでしよう。

この二つに境い目がないことが。
右か左か、どちらかを選べ、と強要する人がいたら、それはペテン師です。それは幻想です。

「考えるな、感じるんだ」とは、スポーツの世界、特に武道の世界で良く使われる表現です。
イメージ・トレーニングをするときなどに、「考えるな、感じるんだ」とやるわけです。

トレーナーによっては、「静観」といって、座禅を組ませたりします。オリンピック強化コーチなどが、よく選手にやらせています。実際に、私はそうした人々を知っています。

しかし、これはオリンピック級の選手だからこそ効果が上がるのであって、素人が、いきなり「考えるな、感じるんだ」とやれば大怪我してしまうでしょう。

オリンピック級の選手たちは、その域に達するまで、いろいろな環境下でトレーニングを積み、スポーツ理論を勉強し、自分の頭で、さんざん考えてきた人たちです。
なんと、専門家以上に栄養学に詳しい選手もいるくらいです。

そこまでの域に達するまで、何度かの怪我を乗り越えてきた人たちです。受身をしっかり体得してこそ、「感じること」ができるようになるのです。

すぐに、スピリチュアルだ、チャネリングだ、アセンションだ、とのめりこんでしまうような無防備な人が、これをやると、たちまちのうちに取り憑かれてしまいます。しかし、本人には自覚がないのです。

オウムの連中が「考えるな、感じるんだ」と呪文のように唱えていたのをご記憶の方も多いでしょう。

社会から隔絶された閉鎖的な環境で、考えることを否定されてしまうと、やがて脳は完全にリセットされてしまいます。
そこに、教祖の悪魔的思想が乾いた砂が水を吸い込むように浸透していくのです。

挙句の果てには、「ヘッドギア」なる奇妙奇天烈なものを自分から進んで頭につけるようになってしまいます。そして、確証バイアスのとりこになって、破滅させられるのです。

「考える」ことと、「感じる」こと。

どちらを選ぶかは、魂がどのように昇華(しょうげ)したかによるものではありません。訓練の度合いによっては、益にもなるし、害にもなる、ということです。

選ぶというものではなく、線でつながっているものです。グラデーションのように。
人は、習熟の度合いによって、この線の上を行きつ、戻りつしているのです。

もっともいい例が、「情報リテラシー」です。

こうした言葉が出てくるときは注意です。
情報リテラシーを、マスコミが使い始めると、一般の人々は、「マスコミは大いに反省して、情報の取り扱いに慎重になった」と勝手に思い込むのです。
我々は、以前より安心してマスコミの情報を信じることができるようになった、と。

そもそも情報の世界に自浄作用などありません。
相変わらず、ひたすら垂れ流していくだけです。だから健全ともいえるのです。

「情報リテラシー」とは、私たちに向けられた言葉であることをしっかり認識することが大切だと思います。
そして、それは自己責任を一層、押し付けられるものであることを。

「自分で考え、自分で判断する」。誰も教えてなどくれません。
「教えてほしい」と思った時点で、「自分にもなれていない自分がいる」ことを知ることになるかもしれません。勉強するしか方法がありません。そして、苦労を乗り越えるしか道はありません。





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