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20130318-5.jpg
画像クリックで拡大表示

ロシアの地震予測サイトで、日本の房総沖で、M6からM7の地震が起こる可能性を示すアラートが、ずっと消えていませんでした。
(ただし、
数十分前の最新の更新では消えています)

①ロシアの地震予測サイトでは

トップ画像にあるように、世界地図で地震が起こる可能性が高い地域を示しているロシアの地震予測サイトは、「的中率が高い」と素人さんの間ではよく言われています。

ただし、私自身は追跡していないので確認していません。あくまでもネット上での一般の人たちの評価です。


サイトの真ん中辺りに下のようなマップがありますが、「1日先まで」と「48時間先まで」の予測があります。
房総沖には6-7 Mを示す紫の点のアラートが点いています。
紫の点は、めったに出るものではありません。
 

3-5 M
 
5-6 M
 
6-7 M
 
> 7 M
 o
Previous forecast (correction 1 day in advance)
Forecast map (48 hours in advance)

ただし、予測は「2013年3月17日」までです。3月18日以降の次の更新が出ていません。(※たった今、更新されました)
あくまでも、ひとつの参考として。


②ハザードラボ

地震解析ラボ(電通大、千葉大学、中部大学の産学連携共同研究)の地震予測データを、動画にして、毎週、火曜日と金曜日に配信しているハザードラボでは、「宮城から信越、小笠原諸島を含む関東地方」で地震発生の可能性を警告しています。(下の画像リックで動画へ)

その他、北海道、南西諸島でもアラートが出ています。
                        
20130318-3.jpg
ハザードラボ地震予測動画

このハザードラボは地震予測情報を知らせるものですから、1年中、日本のどこかにアラートが出ています。
的中率は、およそ6割程度かと思います。地震の規模は、よくはずれます。

今回は「M5クラス」が警告されていますが、これもハザードラボでは珍しくありません。
この地震予測動画は、明日、火曜日に更新されます。

定時では午後8時の更新になっていますが、会員以外の人が閲覧できるようになるのは、2~3時間程度遅れて、いつも午後10~11時頃になります。

ハザードラボは、とても参考になるのですが、どういうわけか危機意識が湧きません。
きっとサイトのデザインなどが影響しているのでしょう。


③アラスカのHAARP

HAARP(the High Frequency Active Auroral Research Program:高周波活性オーロラ調査プログラム)のデータインタデックスから、いろいろなデータを見ることができます。

地震予測の専門家であれば、これらのデータをすべて参考にするのでしょうけれど、私の場合は、以下の二つをよく見ています。

1)HAARP Fluxgate Magnetometerで地磁気の変動を見る

クリックで拡大表示

20130318-7.jpg

この地磁気変動グラフは、太陽フレアが地表に到達したとき、このような大きな触れ幅となって現われます。

日本の宇宙天気情報センターによると、UTC(国際標準時)を考慮してみると、ほぼ同じ時期に大き目の太陽フレアが発生していることがわかります。

今回は地表に到達したようです。これがHAARPが大きく触れた理由です。

20130318-1.png

ロシアの地震学者の中には、太陽フレアの発生が地震を誘発するという説を採用している人が多くいるようです。
これがトップ画像にある地震予測世界地図の(日本の房総沖での)紫のアラートになっているようです。

2)HAARPのinduction magnetometer(誘導磁力計)で、2.5Hzの周波数帯域の帯を見る

同じく、アラスカのガゴナのHAARPのサイトにあるInduction Magnetometerのグラフでは、大きな地震の前には、自然共振による2.5Hzの極超長波が数日続くことがあるとされています。

事実、3.11前の数日(以下のグラフ)は、2.5Hzの波が続いていました。(あくまでも人工地震ではなく自然地震であるという前提ですが)

そして、それは3.11で止まっています。(下の画像をクリック)

20120119-12.jpg

(詳しい解説は、東日本大震災直前に現われた不思議な熱のリングを参照)

今回は、3月11日の16時あたりから3月14日の12時辺りまで出ていましたが、今は消えています。
(下の画像をクリック)

20130318-8.jpg

これだけを見る限り、収束傾向にある、ということになります。
 
ちなみに、アメリカ地質調査所のデータを基に地震予測をしているWorld Earthquakes Liveでは、16日いっぱいは日本に警告が出ていました。
現在は、やや収束傾向に向かっているように見えるものの、依然として高い確率を示しています。

最後に、
日本の地震リスクではトレンドが高まっています。
下にある「東京、日本の地震リスク」は以下。(画像クリックで拡大表示)

20130318-11.jpg

アマチュア地震研究家が関東地方での地震を予測する上で参考にしている行徳香取データも高い数値を示しています。

のツイートでも警戒継続。ただし、麒麟は年中、警告を出しています。

ほとんどが太陽フレアの発生と同期しているので、理屈っぽいことは頭が痛くなるという方は、まずはこんなサイトを見て、大型の太陽フレアがいつ発生するのか、ということを注意していればいいということです。

ただ、巨大な太陽嵐が発生しても、地球方向には向かってこないこともあるので、これも不確定です。


地震警報機のアラートから何が分かるか

3.11以降、家庭用地震警報機が一般的になりました。
「地震が起きた瞬間に警報が鳴るラジオ」のことです。

気象庁は、地震が起きた瞬間、テレビ局やラジオ局に緊急地震警報を告げる電波を発信します。
これを受けて、テレビを観たり、ラジオを聴いていたりすると途中で、「こんな音」が大きく鳴り響きます。

こんな音」 (音量注意:トラウマになっている人は注意)

しかし、テレビ、ラジオを点けていない人は、この緊急地震警報を聞くことができません。
まさか24時間、つけっ放しにしておくことはできないので、そこで家庭用地震警報機が重宝されるというわけです。

これは、平常時は待機状態にしてありますが、気象庁からの緊急地震警報の電波をキャッチしたときだけ、自動的にスイッチが入るFMラジオのことで、(音量を大きくしておけば)大音響で警報が家中に鳴り響き、熟睡している人でも気がつく、というものです。

地震が起きたときだけスイッチが入るFMラジオですから、平時はラジオとして使うこともできます。

ただし、気象庁の予測で、リスナーがいる場所が震度5弱以上の揺れにならない場合には、地震警報はその地域には出ません。

仮に震源付近で震度6であっても、自分のいる場所が震度4であれば、家庭用地震警報機の電源は入りませんから、あのハープのポロリン、ポロリンという嫌な警報音はなりません。

では、どのように使うことができるのでしょう。

たとえば関東の私が住んでいる場所は、福島第一原発から200km以上離れています。
そして、私は本震の地震波が到達する前に届くP波を体で感知することができます。3.11以降、感知できるようになってしまったのです。

気象庁の緊急地震警報は、このP波の発生を捉えた瞬間に発信されます。
家に居ればP波を体感した瞬間(地震警報機が鳴る1~2秒前)に地震を感知することができますし、実際に今でも感知することができるので、ほぼ同時に行動を起こすことができます。

そして、すぐに必要なものを持って玄関口まで行ってドアを開けて待機していると、間もなく本震がやってきます。
このとき、地震警報機が大音響で鳴り響いています。

このP波とS波(本震)の時間の間隔が重要になります。

福島県沖で比較的大きな地震が起きたとき、関東の私のところまで到達するまでに15秒~20秒かかります。
また、新潟県で起きた場合は、25秒程度経った後で、S波が到達します。

その秒数(体感)で、おおよそ震源が分かりますし、地震の規模も想像できるようになります。
もし仮に、現地での被害状況の把握に時間がかかり、今までのように政府が被害の程度を少なく見積もっても、体感でどんな被害が起きているのかも想像できます。

そして、報道を鵜呑みにせず、自分で避難行動の準備をすることができます。

ただし、直下型地震や家から半径100km圏内で起こる地震は、P波の到達と同時に、下からドスンッとS波が来るので、事前に感知できません。まったく、お手上げです。

そういうわけで、今回のように「房総沖でやや大きめの地震」などという何らかのシグナルが出ると、数日間は緊張状態を強いられます。


※サーバーアップする直前、再度、ロシアの地震予測サイトが更新されていないか確認したところ、日本の紫色のアラートが消えていました。

やはり収束に向かっているということなのでしょうけれど、参考までに、ということでこのまま記事をアップしておきます。






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