マイクロソフト、ヤフー、グーグル、フェイスブック、ユーチューブ、スカイプ、アップル、AOL、Paltalk…全9社の中央サーバーに、6年前より国家安全保障局(NSA)がインターネット監視&個人情報収集プログラム「PRISM」を使ってアクセスし、インターネット・ユーザーの通信傍受、個人情報収集を行っていたことが、元CIAの臨時職員の告発によって分かった。
元CIA臨時職員のエドワード・スノーデンとは、どんな男?
オバマが、NSA(国家安全保障局)が世界的なインターネット監視を行っていることを認めた
エドワード・スノーデンという29歳の元CIAの技術アシスタントが「勇気ある内部告発」。
「米国家安全保障局(NSA)がグーグルやフェイスブックなど、ネット企業9社のサーバーに直接アクセスし、大量に個人データを収集している…」。
命がけの内部告発をした彼は、果たして「英雄」か、それとも「犯罪者」か。
スノーデンが段階的に表沙汰にする米政府による全方位監視システムの実態。
今後、世界中(日本では危機意識がないのか騒ぎになっていない)で、米政府の秘密性と違法性を糾弾する狼煙が次々と上がっていくでしょう。
問題のネット9社というのは、Microsoft、Yahoo!、Google、Facebook、PalTalk、AOL、Skype、YouTube、Appleの各社。
これらのサービスを利用しなければ、インターネット上におけるコミニュケーション活動を行うことができません。
私たちは、否が応でも、米・国家安全保障局の前に、丸裸にされてしまうのです。
こうした米・国家安全保障局(以下NSA)によるネット監視と個人情報の収集は、政府に協力的な、このネット9社が、それぞれの中央サーバーへの日常的な侵入を許すことから始まっています。
これは、2007年のブッシュ政権時から始まったもので、最近ではAppleが新たに加わっています。
米国が開発した個人情報収集プログラム『PRISM』を使って、これらのネット企業の中央サーバーに直接アクセスして、特定の人物のSNSの個人情報、チャット記録、画像、メール交信の中身、アクセスログの記録はもちろん、携帯電話の通話も傍受しているというわけです。この瞬間も。
「NSAは、自由自在に、あなたの通話を傍受し、アクセスログを収集し、あらゆる行動形態を分析している」と、スノーデンは、事前に接触していた米紙「ワシントンポスト」、英紙「ガーディアン」に、NSA内部から持ち出した機密文書を手渡しながら告発したのです。
もちろん、GoogleやFacebookのCEOは、「そんなことなど“ありえない”」と否定しており、米政府高官も記者会見で、
「PRISMは基本的に米国外にいる非米国人を対象として情報収集するための政府のソフトウェアツールであり、その権限は外国諜報監視法(FISA)(PDFファイル)の702条によって与えられており、米国人を対象としていない」と、スノーデンの告発には「偽りあり」と火消しに躍起。
しかし、当のオバマは、6日のワシントンでの記者会見で、
「100%の安全と100%のプライバシーは、何の不便もなく手に入れることはできない。 これはテロを防ぐために必要なことだ。 アメリカ国民やアメリカ国内にいる人は(監視や個人情報収集の)対象にしていない」と言明。
少なくとも、NSAがインターネットユーザーを、かなり前から監視していたことを認めました。
当然、エドワード・スノーデンが言うように、「これは真っ赤なウソ。海外のユーザーだけでなく米国市民をも対象としている」のであって、オバマのオドオドした挙動不審な態度が、それを物語っています。
【以上、ここまでのいきさつについて】
・ 米国情報機関に攻め込んだ「究極の内部告発者」
・ 米国家情報長官:個人情報収集「PRISM」報道は誤解
・ NSA第3の機密文書は「国家によるサイバー攻撃」
・ 政府による通話情報収集、56%が「容認できる」:米世論調査
さて、スノーデンの内部告発がきっかけとなって、世界中の人々が、プライバシーを守り、インターネットの自由を守り、天賦の基本的人権を守るため、米政府に対して立ち上がるでしょうか?
それは、世界の人々の意識にかかっています。
ここまで読んだ方は、何とはなしに高揚感が湧き上がってくるのを感じているかもしれません。
ここで、いったんクールダウンしましょう。
まず、「エドワード・スノーデンとは、いったい何者?」
彼は、今、香港にいます。
これは、彼が6月10日、香港で英紙「ガーディアン」のインタビューに答えたとき、自分の心情を吐露したものです。
エドワード・スノーデン:NSAの監視を暴露した内部告発者
Edward Snowden: the whistleblower behind the NSA surveillance revelations
(英国紙:The Guardian 2013年6月10日)
NSAの歴史始まって以来、最大の情報漏えい事件の背後にいる29歳の男は、その動機、彼の不確かな未来、そして、なぜ彼が闇の中に隠れようとしなかったのか、その理由について説明してくれた。
米国の政治史上、もっとも重大な情報漏えい事件の一つに関わっている中心人物は、元CIAの技術アシスタントであり、防衛軍需産業のブーズ・アレン・ハミルトン社の従業員、エドワード・スノーデンという29歳の男である。
スノーデンは、ブーズ・アレンやデルといった様々な外部委託業者の従業員として、過去4年間、国家安全保障局(NSA)で働いてきた。
ガーディアン紙のインタビューに答えた数日後、彼自身のリクエストにより、自分の身元を公表した。
彼が、トップシークレットの多数の極秘文書を世間に公表すると決めたときから、自分の氏名を非公開にすることで身の安全を図ろうという気持ちはなかったようだ。
「私は、何も間違ったことをしていないので、自分が誰であるかを隠す必要がないのです」と彼は言いう。
当然のこととして、彼は、ダニエル・エルズバーグやブラッドリー・マニングとともに、米国におけるもっとも重要な内部告発者の一人として、歴史に名を残すだろう。
彼は、世界でもっとも秘密主義の組織-NSAからの資料を外部に引き渡したことに対して責めを負うべきなのだろうか?
彼が提供した文書の最初のセットに添えられたメモ書きには、こう書かれている。
「私がしたことで、これから苦しめられることは分かっています。
しかし、私が愛している世界を支配している(秘密の法律を持っている)連邦、不平等、圧倒的な行政の力を、一瞬でも明らかにすることができるなら、私は満足です」。
彼は、自分が公にされることを決意したに関わらず、メディアのスポットライトを浴びることは避けたいと繰り返し言ってきた。
「私自身のことが話題にされることは望んでいないので、世間から注目を浴びたくないのです。
私は、米国政府がやっていることに関してだけ注目して欲しいと思っているのです」とスノーデンは言う。
「この文書を表沙汰にした結果については恐れていません」と彼。
なるほど、彼に必要以上にメディアの注目が集るようなことになれば、彼が情報開示したことによって提起される問題から人々の目がそらされてしまうだろうから。
「私は、メディアというものが、こうした問題を個人的な政治討論に置き換えてしまうことを知っているし、政府が、私のことを、まるで悪魔のように仕立て上げることも知っているつもりです。
こうした心配があるにも関わらず、自分の告発的な行動ばかりが取り上げられることによって、情報開示された問題から注意がそらされることがないように望んでいます」。
「私は、この文書に焦点が当てられ、議論が起こって欲しい。
このことが、私たちが暮らしたいと思っている世界とは、いったいどんな世界なのか、世界中の市民の間で議論するきっかけになってほしいと思っています」。
彼は次のように付け加えた。
「私の唯一の動議は、公衆の名前で何が行われているのか、そして、公衆に対して何が行われているのかを、人々に知らせることです」。
彼は、およそ2千万円の年俸を手にし、ハワイにはガールフレンドと共同所有する家を持ち、安定した仕事と愛する家族とともに、とても快適な生活を送っている。(香港に来るまでは)
「私は良心に従って、合衆国政府が、秘密裏に構築した巨大な“監視マシーン”によって、世界中の人々がプライバシーやインターネットの自由、そして、人々に与えられた天賦の権利を破壊することを阻止できるなら、喜んで今の生活を犠牲にする覚悟はできています」と彼は言う。
私が選んだことだから、恐れてはいない
三週間前、彼は、ニューヨーク・タイムズのブロックバスター・ニュースでの一連の報道となった内部告発の最終準備をしていた。
彼が働いていたハワイのNSAのオフィスで、世間に公表しようと決めた最後の文書のまとめをコピーした。
それから、去年、彼はてんかんの発作に苦しめられたので、その治療のために二、三週間、仕事を休まなければならないことを、NSAのスーパーバイザーに話した。
その間暮らすための荷づくろいをしながら、ガールフレンドには理由を打ち明けず、数週間、家を留守にすると告げた。
「(家を長期間、空けることは)この十年、私のような諜報活動の世界で過ごした人間なら、特段、珍しいことではありません」と彼は言う。
5月20日、彼は香港行きの飛行機に乗り込んだ。今も彼は香港にいるはずだ。
「そこでは、自由な言論と、政治に異議を申し立てようと、活発なコミットメントがある」ので、香港を選んだと言う。
合衆国政府の命令に抵抗し、また、それができる、世界でも僅かに残された場所のひとつが香港であると考えたので、彼は香港を選んだ、というのである。
香港に着いてから三週間ほどは、ホテルの部屋の中でくつろいでいた。
「全滞在期間のうち、ホテルから出たのは全部で3回ほどでした」。
彼が滞在していたのは豪華なホテルで、部屋で食事を取っていたため、宿泊費の請求額は、かなりの金額になったようだ。
彼は、スパイ行為を非常に気にしている。
盗聴されるのを防止するため、枕をドアの隙間に沿って並べたりもしたようだ。
パスワードを入力する際には、隠しカメラに検知されないように、頭とノートパソコンの上から、赤い大きなフードをかぶせていた。
一見、こうした行動はパラノイアのように見えるかもしれないが、スノーデンは、そうした注意を払わなければなない理由を良く知っているのだ。
彼は、この10年のほとんどを米国の諜報機関で働いてきた。
彼は、米国で徹底した秘密主義を貫いている監視機構であるNSAが、世界でもっとも強力な政府とともに、自分を監視していることを知っているのだ。
情報が公開されてからは、彼に対するあらゆる脅しや、彼を起訴するという話がワシントンから発せられているのを聞きながら、彼はテレビやインターネットでその様子を監察してきた。
スノーデンは、「彼ら」がいかに高度な技術を持っていて、彼をいとも簡単に発見することができることを十分すぎるほど知り尽くしている。
“NSA警察”と、法律の執行官が、ハワイの彼の家に二度ほどやってきて、すでに彼のガールフレンドと接触している。
彼は、世間の多くの人たちは、彼が情報を漏えいしたからではなく、長期間、職場を離れているという理由から、こうした連中が彼の家を訪れたのだろう、と信じているに違いないと言う。
「私に残されている選択肢は、すべて悪い」と彼はい言う。
米国は、彼に対して、犯罪人引渡し訴訟に手続きに入る可能性がある。ワシントンの「何にでも上手に罪状の理由を付け」、冗長で予測不可能なやり方で。
あるいは、中国政府が、彼のことを「使える情報源」と見なして、彼に尋問するために連行してしまうかもしれない。
また、結局は捕獲されて、米国のどこかの領土に送られてしまうかも知れない。
「ええ、私はCIAに差し出されるかもしれません。
でも、私の後に人々は続くかもし知れない。
あるいは、少数政党の幾人かかも知れない。
………(重要でないので省略)
実は、オバマ政権になってからというもの、歴史上先例がないほど内部告発者を起訴している。
それゆえ、スノーデンは、米国政府が彼を罰するために、あらゆる手段を講じるだろうと考えている。
「私は恐れてはいません。これが私の選んだ道だから」と、彼は穏やかに語った。
彼は、政府が調査を始め、「あなたは諜報活動取締法(Espionage Act)を侵し、合衆国の敵(つまり中国)を助けた」と政府が言うだろうと言っている。
「諜報活動取締法は、いかようにも拡大解釈され、侵略的であることを指摘したとたんに、誰にでも適用される法律なのです」と彼は言う。
数時間にわたるインタビューの中で、唯一彼が情緒的になったのは、彼の選んだことが家族にどんな衝撃を与えるのだろうかと考えたときである。
彼の家族の多くが、合衆国政府の仕事に就いているからだ。
「私が心配している唯一のことは、家族に危害が及ばないかということです。私には、もう家族を助けることができない。
夜になるたびに、そうした思いに囚われてしまうのです」と目に涙を滲ませながら語った。
「誰かが行動を起こすさ」と暢気に構えている場合ではない
スノーデンは、合衆国が、彼の政治的な異議に脅威を与えるとは必ずしも信じていたわけではなかった。
彼は、ノースカロライナのエリザベスシティーで育った。
その後、彼の家族はメリーランドに移転した。そこは、フォートミードのNSA本部の近くだった。
彼自身の告白によれば、成績のいい学生ではなかったようだ。
高校の卒業証書をもらうのに必要な認定証を得るため、メリーランドのコミュニティ・カレッジに通ってコンピュータの勉強をしたが、すべての履修を終えることできなかった。
2003年に、米軍に入隊し、特別部隊に加わるための訓練を開始した。
彼は、今回の情報漏えいを正当化するときに引き合いに出すやり方で、こう言ったのだ。
「私は、圧迫から人々を解放するための義務を負っているように感じたので、イラク戦争で戦いたかった」。
しかし、戦争に対する彼の信念が、いつ、どのように消え去ってしまったのか、彼はその辺りの事情について詳しく話してくれた。
「私たちを訓練する人たちのほとんどは、アラブ人を救済するのではなく、殺すことだけを徹底的に仕込まれているよう見えたのです」と彼は言った。
彼は訓練中、両足を骨折し、訓練からはずされた。
その後、メリーランド大学でNSAの秘密の施設の一つを警備する警備員の仕事に就いた。これが彼がNSAで得た最初の仕事だった。
そこからCIAに行き、ITセキュリティに取り組んだ。
彼には、高校の卒業証書さえなかったが、インターネットに対する理解力と、コンピュータ・プログラミングについての持ち前の才能から、たちまちのうちに上達した。
2007年まで、CIAは、外交の潜入工作員とともに彼を、スイスのジュネーブに配置した。
コンピューター・ネットワーク・セキュリティの維持に彼が責任を持たされたということは、多くの機密文書にアクセスする権限を持っていることを意味する。
そうしたさまざまな機密情報にアクセスしているうちに、CIAの職員たちの周辺で過ごしたほぼ3年間の経験に加えて、自分が見たことはいったいどういうことなのか、自らに問いかけるようになった。
彼は、CIAの工作員が、銀行取引に関する秘密情報を得るため、スイスの銀行家を引き入れようとしていたことを、文書にしてまとめ上げた。
スノーデンは、その銀行家に故意に酒を飲ませながら、銀行家自らの運転によってそのまま家に帰るよう薦めた。「大丈夫、それほど酔っていない様子だから」と。
その銀行家が飲酒運転の現行犯で逮捕された時、CIAの秘密工作員は、その銀行家と友人になろうとして、彼を助けることを申し出た。
そこで、彼を情報提供者として引き込む“契約”が成立したのだ。
「私がジュネーブで実際に見たことの多くは私を幻滅させるものでした。
私の国の政府がどのように機能しているのか、そして、その政府が世界にどんな衝撃を与えているのか」について彼は語った。
「私自身が、有益なものである以上に、はるかに有害なものになっていることを理解したのです。
政府の秘密を暴露しようと考えた最初の時が、このジュネーブでCIAに出向していた期間です」と彼は言った。
しかし、その時は、二つの理由でNSAの内情を暴露することを思いとどまったという。
一つ目の理由として、彼はこう言った。
「CIAが持っている秘密情報のほとんどが、機械やシステムに関するものではなく、人間に関するものです。
たとえ、どんな人間であろうと、そうした情報を表沙汰にすることで、その人間を危険に晒すことは私としては気が進まなかったのです」。
二つ目の理由としては、
「2008年のバラク・オバマの選挙は、オバマが実際の改革を行うのかもしれないという希望を抱かせたので、情報を公開する必要性はないかもしれない」と考えたからだと言う。
スノーデンは、実際に機能しているNSAの施設に配置を割り当てた民間の請負事業者が、今度は、日本の軍事基地に彼を配置しようというので、それを引き受けるために、2009年、CIAを去った。(彼は、青森の三沢基地にあるエシュロンで働いていた)
「そのときでした」と彼。
「私が、それだけはやってはいけない、と考えていた、正にその政策を、オバマが実行に移したのを見たのは。そこで、私は決心を固めたのです」。
この経験から彼が得た主な教訓は、以下のようなことだと言う。
「他の誰かが行動を起こすまで、ノンビリしていてはいけない。
私は、リーダーになってくれるような人を探しました。
しかし、リーダーシップとは、最初に行動を起こした人間にしか備わっていないことが分かったのです」。
次の3年にわたって、彼は、NSAが人々の監視活動に、どれだけ本腰を入れているかを知ったのである。
「世界で話されている、あらゆる会話、行動のあらゆる形式について知ろうと、NSAの人たちは専念しているのです」と彼は主張する。
スノーデンに関する、いつくかの「謎」
米国が地球規模のインターネット、携帯電話の盗聴・監視システムを構築していることは、3.11前から、少しずつ漏れていて、このブログでも取り上げたことが何度かありました。
最近では、『2013年、ビッグブラザーの全地球的監視社会が始まる』の中で、今年の9月に完成するユタ州・ブラフデールの「NSA諜報センター」について、ワイヤード誌にその詳細を発表したバンフォード記者をゲストに企画を組んだデモクラシー・ナウを取り上げました。
画像は、Modern Survival Blogより拝借 (An excellent blog !と書いておきます)
また、元国家安全保障局(NSA)の暗号解読部門のトップ、ウィリアム・ビニー氏の告発によっても、NSAによるビッグデータの収集についてはアメリカの独立系メディアで取り上げられていました。
ここでは、暗号名「ステラウィンド(Stellar Wind)」というトップシークレットの監視プログラム、ということで紹介されていますが、おそらく、今まで個人情報など収集してきた『PRISM』計画は、NSA諜報センターの完成と本格稼動に合わせて、『ステラウィンド』計画に統合、吸収されていくものと思われます。
また、この施設と関連して、NSAはテネシー州にも特殊施設を建設中とのこと。
この巨大なデータセンターの完成が、スノーデンの内部告発のきっかけになったことは否定できないでしょう。
しかし、果たして、それだけなのか。
NSAの監視プログラムと諜報活動については、スノーデンの内部告発の前に、すでにこれだけ暴かれているのに、元NSA職員のウィリアム・ビニー氏の告発や、ワイヤード誌のバンフォード記者の暴露報告には、欧米の主流メディアが、ほとんど関心を示さなかったというのも奇妙なことです。
また、スノーデンの香港潜伏についても、「豪華ホテルに長期滞在」とありますが、彼が年収2千万円を手にしたのは、この1、2年のはずです。
彼のプライベートの暮らしぶりと、税引き後の手取りを考えたら、彼の無鉄砲な金の使い方も少し腑に落ちないのです。
これだけ緻密に計画を立てられる男なのに。
大紀元の記事は、元CIAエージェントのロバート・ベア氏がテレビに出演して語ったことを元にしているのですが、事実はともかく、普通に考えれば、「背後に中国側の影がちらつく」と言えなくもないのです。(断定はできないが)
いずれにしても、彼にはまだ隠された多くの謎が残されています。
(つづく)
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エドワード・スノーデンという29歳の元CIAの技術アシスタントが「勇気ある内部告発」。
「米国家安全保障局(NSA)がグーグルやフェイスブックなど、ネット企業9社のサーバーに直接アクセスし、大量に個人データを収集している…」。
命がけの内部告発をした彼は、果たして「英雄」か、それとも「犯罪者」か。

スノーデンが段階的に表沙汰にする米政府による全方位監視システムの実態。
今後、世界中(日本では危機意識がないのか騒ぎになっていない)で、米政府の秘密性と違法性を糾弾する狼煙が次々と上がっていくでしょう。
問題のネット9社というのは、Microsoft、Yahoo!、Google、Facebook、PalTalk、AOL、Skype、YouTube、Appleの各社。

これらのサービスを利用しなければ、インターネット上におけるコミニュケーション活動を行うことができません。
私たちは、否が応でも、米・国家安全保障局の前に、丸裸にされてしまうのです。

こうした米・国家安全保障局(以下NSA)によるネット監視と個人情報の収集は、政府に協力的な、このネット9社が、それぞれの中央サーバーへの日常的な侵入を許すことから始まっています。
これは、2007年のブッシュ政権時から始まったもので、最近ではAppleが新たに加わっています。
米国が開発した個人情報収集プログラム『PRISM』を使って、これらのネット企業の中央サーバーに直接アクセスして、特定の人物のSNSの個人情報、チャット記録、画像、メール交信の中身、アクセスログの記録はもちろん、携帯電話の通話も傍受しているというわけです。この瞬間も。
「NSAは、自由自在に、あなたの通話を傍受し、アクセスログを収集し、あらゆる行動形態を分析している」と、スノーデンは、事前に接触していた米紙「ワシントンポスト」、英紙「ガーディアン」に、NSA内部から持ち出した機密文書を手渡しながら告発したのです。
もちろん、GoogleやFacebookのCEOは、「そんなことなど“ありえない”」と否定しており、米政府高官も記者会見で、
「PRISMは基本的に米国外にいる非米国人を対象として情報収集するための政府のソフトウェアツールであり、その権限は外国諜報監視法(FISA)(PDFファイル)の702条によって与えられており、米国人を対象としていない」と、スノーデンの告発には「偽りあり」と火消しに躍起。
しかし、当のオバマは、6日のワシントンでの記者会見で、
「100%の安全と100%のプライバシーは、何の不便もなく手に入れることはできない。 これはテロを防ぐために必要なことだ。 アメリカ国民やアメリカ国内にいる人は(監視や個人情報収集の)対象にしていない」と言明。

少なくとも、NSAがインターネットユーザーを、かなり前から監視していたことを認めました。
当然、エドワード・スノーデンが言うように、「これは真っ赤なウソ。海外のユーザーだけでなく米国市民をも対象としている」のであって、オバマのオドオドした挙動不審な態度が、それを物語っています。
【以上、ここまでのいきさつについて】
・ 米国情報機関に攻め込んだ「究極の内部告発者」
・ 米国家情報長官:個人情報収集「PRISM」報道は誤解
・ NSA第3の機密文書は「国家によるサイバー攻撃」
・ 政府による通話情報収集、56%が「容認できる」:米世論調査
さて、スノーデンの内部告発がきっかけとなって、世界中の人々が、プライバシーを守り、インターネットの自由を守り、天賦の基本的人権を守るため、米政府に対して立ち上がるでしょうか?
それは、世界の人々の意識にかかっています。
ここまで読んだ方は、何とはなしに高揚感が湧き上がってくるのを感じているかもしれません。
ここで、いったんクールダウンしましょう。
まず、「エドワード・スノーデンとは、いったい何者?」
彼は、今、香港にいます。
これは、彼が6月10日、香港で英紙「ガーディアン」のインタビューに答えたとき、自分の心情を吐露したものです。
エドワード・スノーデン:NSAの監視を暴露した内部告発者
Edward Snowden: the whistleblower behind the NSA surveillance revelations
(英国紙:The Guardian 2013年6月10日)
NSAの歴史始まって以来、最大の情報漏えい事件の背後にいる29歳の男は、その動機、彼の不確かな未来、そして、なぜ彼が闇の中に隠れようとしなかったのか、その理由について説明してくれた。
米国の政治史上、もっとも重大な情報漏えい事件の一つに関わっている中心人物は、元CIAの技術アシスタントであり、防衛軍需産業のブーズ・アレン・ハミルトン社の従業員、エドワード・スノーデンという29歳の男である。
スノーデンは、ブーズ・アレンやデルといった様々な外部委託業者の従業員として、過去4年間、国家安全保障局(NSA)で働いてきた。
ガーディアン紙のインタビューに答えた数日後、彼自身のリクエストにより、自分の身元を公表した。
彼が、トップシークレットの多数の極秘文書を世間に公表すると決めたときから、自分の氏名を非公開にすることで身の安全を図ろうという気持ちはなかったようだ。
「私は、何も間違ったことをしていないので、自分が誰であるかを隠す必要がないのです」と彼は言いう。
当然のこととして、彼は、ダニエル・エルズバーグやブラッドリー・マニングとともに、米国におけるもっとも重要な内部告発者の一人として、歴史に名を残すだろう。
彼は、世界でもっとも秘密主義の組織-NSAからの資料を外部に引き渡したことに対して責めを負うべきなのだろうか?
彼が提供した文書の最初のセットに添えられたメモ書きには、こう書かれている。
「私がしたことで、これから苦しめられることは分かっています。
しかし、私が愛している世界を支配している(秘密の法律を持っている)連邦、不平等、圧倒的な行政の力を、一瞬でも明らかにすることができるなら、私は満足です」。
彼は、自分が公にされることを決意したに関わらず、メディアのスポットライトを浴びることは避けたいと繰り返し言ってきた。
「私自身のことが話題にされることは望んでいないので、世間から注目を浴びたくないのです。
私は、米国政府がやっていることに関してだけ注目して欲しいと思っているのです」とスノーデンは言う。
「この文書を表沙汰にした結果については恐れていません」と彼。
なるほど、彼に必要以上にメディアの注目が集るようなことになれば、彼が情報開示したことによって提起される問題から人々の目がそらされてしまうだろうから。
「私は、メディアというものが、こうした問題を個人的な政治討論に置き換えてしまうことを知っているし、政府が、私のことを、まるで悪魔のように仕立て上げることも知っているつもりです。
こうした心配があるにも関わらず、自分の告発的な行動ばかりが取り上げられることによって、情報開示された問題から注意がそらされることがないように望んでいます」。
「私は、この文書に焦点が当てられ、議論が起こって欲しい。
このことが、私たちが暮らしたいと思っている世界とは、いったいどんな世界なのか、世界中の市民の間で議論するきっかけになってほしいと思っています」。
彼は次のように付け加えた。
「私の唯一の動議は、公衆の名前で何が行われているのか、そして、公衆に対して何が行われているのかを、人々に知らせることです」。
彼は、およそ2千万円の年俸を手にし、ハワイにはガールフレンドと共同所有する家を持ち、安定した仕事と愛する家族とともに、とても快適な生活を送っている。(香港に来るまでは)
「私は良心に従って、合衆国政府が、秘密裏に構築した巨大な“監視マシーン”によって、世界中の人々がプライバシーやインターネットの自由、そして、人々に与えられた天賦の権利を破壊することを阻止できるなら、喜んで今の生活を犠牲にする覚悟はできています」と彼は言う。
私が選んだことだから、恐れてはいない
三週間前、彼は、ニューヨーク・タイムズのブロックバスター・ニュースでの一連の報道となった内部告発の最終準備をしていた。
彼が働いていたハワイのNSAのオフィスで、世間に公表しようと決めた最後の文書のまとめをコピーした。
それから、去年、彼はてんかんの発作に苦しめられたので、その治療のために二、三週間、仕事を休まなければならないことを、NSAのスーパーバイザーに話した。
その間暮らすための荷づくろいをしながら、ガールフレンドには理由を打ち明けず、数週間、家を留守にすると告げた。
「(家を長期間、空けることは)この十年、私のような諜報活動の世界で過ごした人間なら、特段、珍しいことではありません」と彼は言う。
5月20日、彼は香港行きの飛行機に乗り込んだ。今も彼は香港にいるはずだ。
「そこでは、自由な言論と、政治に異議を申し立てようと、活発なコミットメントがある」ので、香港を選んだと言う。
合衆国政府の命令に抵抗し、また、それができる、世界でも僅かに残された場所のひとつが香港であると考えたので、彼は香港を選んだ、というのである。
香港に着いてから三週間ほどは、ホテルの部屋の中でくつろいでいた。
「全滞在期間のうち、ホテルから出たのは全部で3回ほどでした」。
彼が滞在していたのは豪華なホテルで、部屋で食事を取っていたため、宿泊費の請求額は、かなりの金額になったようだ。
彼は、スパイ行為を非常に気にしている。
盗聴されるのを防止するため、枕をドアの隙間に沿って並べたりもしたようだ。
パスワードを入力する際には、隠しカメラに検知されないように、頭とノートパソコンの上から、赤い大きなフードをかぶせていた。
一見、こうした行動はパラノイアのように見えるかもしれないが、スノーデンは、そうした注意を払わなければなない理由を良く知っているのだ。
彼は、この10年のほとんどを米国の諜報機関で働いてきた。
彼は、米国で徹底した秘密主義を貫いている監視機構であるNSAが、世界でもっとも強力な政府とともに、自分を監視していることを知っているのだ。
情報が公開されてからは、彼に対するあらゆる脅しや、彼を起訴するという話がワシントンから発せられているのを聞きながら、彼はテレビやインターネットでその様子を監察してきた。
スノーデンは、「彼ら」がいかに高度な技術を持っていて、彼をいとも簡単に発見することができることを十分すぎるほど知り尽くしている。
“NSA警察”と、法律の執行官が、ハワイの彼の家に二度ほどやってきて、すでに彼のガールフレンドと接触している。
彼は、世間の多くの人たちは、彼が情報を漏えいしたからではなく、長期間、職場を離れているという理由から、こうした連中が彼の家を訪れたのだろう、と信じているに違いないと言う。
「私に残されている選択肢は、すべて悪い」と彼はい言う。
米国は、彼に対して、犯罪人引渡し訴訟に手続きに入る可能性がある。ワシントンの「何にでも上手に罪状の理由を付け」、冗長で予測不可能なやり方で。
あるいは、中国政府が、彼のことを「使える情報源」と見なして、彼に尋問するために連行してしまうかもしれない。
また、結局は捕獲されて、米国のどこかの領土に送られてしまうかも知れない。
「ええ、私はCIAに差し出されるかもしれません。
でも、私の後に人々は続くかもし知れない。
あるいは、少数政党の幾人かかも知れない。
………(重要でないので省略)
実は、オバマ政権になってからというもの、歴史上先例がないほど内部告発者を起訴している。
それゆえ、スノーデンは、米国政府が彼を罰するために、あらゆる手段を講じるだろうと考えている。
「私は恐れてはいません。これが私の選んだ道だから」と、彼は穏やかに語った。
彼は、政府が調査を始め、「あなたは諜報活動取締法(Espionage Act)を侵し、合衆国の敵(つまり中国)を助けた」と政府が言うだろうと言っている。
「諜報活動取締法は、いかようにも拡大解釈され、侵略的であることを指摘したとたんに、誰にでも適用される法律なのです」と彼は言う。
数時間にわたるインタビューの中で、唯一彼が情緒的になったのは、彼の選んだことが家族にどんな衝撃を与えるのだろうかと考えたときである。
彼の家族の多くが、合衆国政府の仕事に就いているからだ。
「私が心配している唯一のことは、家族に危害が及ばないかということです。私には、もう家族を助けることができない。
夜になるたびに、そうした思いに囚われてしまうのです」と目に涙を滲ませながら語った。
「誰かが行動を起こすさ」と暢気に構えている場合ではない
スノーデンは、合衆国が、彼の政治的な異議に脅威を与えるとは必ずしも信じていたわけではなかった。
彼は、ノースカロライナのエリザベスシティーで育った。
その後、彼の家族はメリーランドに移転した。そこは、フォートミードのNSA本部の近くだった。
彼自身の告白によれば、成績のいい学生ではなかったようだ。
高校の卒業証書をもらうのに必要な認定証を得るため、メリーランドのコミュニティ・カレッジに通ってコンピュータの勉強をしたが、すべての履修を終えることできなかった。
2003年に、米軍に入隊し、特別部隊に加わるための訓練を開始した。
彼は、今回の情報漏えいを正当化するときに引き合いに出すやり方で、こう言ったのだ。
「私は、圧迫から人々を解放するための義務を負っているように感じたので、イラク戦争で戦いたかった」。
しかし、戦争に対する彼の信念が、いつ、どのように消え去ってしまったのか、彼はその辺りの事情について詳しく話してくれた。
「私たちを訓練する人たちのほとんどは、アラブ人を救済するのではなく、殺すことだけを徹底的に仕込まれているよう見えたのです」と彼は言った。
彼は訓練中、両足を骨折し、訓練からはずされた。
その後、メリーランド大学でNSAの秘密の施設の一つを警備する警備員の仕事に就いた。これが彼がNSAで得た最初の仕事だった。
そこからCIAに行き、ITセキュリティに取り組んだ。
彼には、高校の卒業証書さえなかったが、インターネットに対する理解力と、コンピュータ・プログラミングについての持ち前の才能から、たちまちのうちに上達した。
2007年まで、CIAは、外交の潜入工作員とともに彼を、スイスのジュネーブに配置した。
コンピューター・ネットワーク・セキュリティの維持に彼が責任を持たされたということは、多くの機密文書にアクセスする権限を持っていることを意味する。
そうしたさまざまな機密情報にアクセスしているうちに、CIAの職員たちの周辺で過ごしたほぼ3年間の経験に加えて、自分が見たことはいったいどういうことなのか、自らに問いかけるようになった。
彼は、CIAの工作員が、銀行取引に関する秘密情報を得るため、スイスの銀行家を引き入れようとしていたことを、文書にしてまとめ上げた。
スノーデンは、その銀行家に故意に酒を飲ませながら、銀行家自らの運転によってそのまま家に帰るよう薦めた。「大丈夫、それほど酔っていない様子だから」と。
その銀行家が飲酒運転の現行犯で逮捕された時、CIAの秘密工作員は、その銀行家と友人になろうとして、彼を助けることを申し出た。
そこで、彼を情報提供者として引き込む“契約”が成立したのだ。
「私がジュネーブで実際に見たことの多くは私を幻滅させるものでした。
私の国の政府がどのように機能しているのか、そして、その政府が世界にどんな衝撃を与えているのか」について彼は語った。
「私自身が、有益なものである以上に、はるかに有害なものになっていることを理解したのです。
政府の秘密を暴露しようと考えた最初の時が、このジュネーブでCIAに出向していた期間です」と彼は言った。
しかし、その時は、二つの理由でNSAの内情を暴露することを思いとどまったという。
一つ目の理由として、彼はこう言った。
「CIAが持っている秘密情報のほとんどが、機械やシステムに関するものではなく、人間に関するものです。
たとえ、どんな人間であろうと、そうした情報を表沙汰にすることで、その人間を危険に晒すことは私としては気が進まなかったのです」。
二つ目の理由としては、
「2008年のバラク・オバマの選挙は、オバマが実際の改革を行うのかもしれないという希望を抱かせたので、情報を公開する必要性はないかもしれない」と考えたからだと言う。
スノーデンは、実際に機能しているNSAの施設に配置を割り当てた民間の請負事業者が、今度は、日本の軍事基地に彼を配置しようというので、それを引き受けるために、2009年、CIAを去った。(彼は、青森の三沢基地にあるエシュロンで働いていた)
「そのときでした」と彼。
「私が、それだけはやってはいけない、と考えていた、正にその政策を、オバマが実行に移したのを見たのは。そこで、私は決心を固めたのです」。
この経験から彼が得た主な教訓は、以下のようなことだと言う。
「他の誰かが行動を起こすまで、ノンビリしていてはいけない。
私は、リーダーになってくれるような人を探しました。
しかし、リーダーシップとは、最初に行動を起こした人間にしか備わっていないことが分かったのです」。
次の3年にわたって、彼は、NSAが人々の監視活動に、どれだけ本腰を入れているかを知ったのである。
「世界で話されている、あらゆる会話、行動のあらゆる形式について知ろうと、NSAの人たちは専念しているのです」と彼は主張する。
スノーデンに関する、いつくかの「謎」
米国が地球規模のインターネット、携帯電話の盗聴・監視システムを構築していることは、3.11前から、少しずつ漏れていて、このブログでも取り上げたことが何度かありました。
最近では、『2013年、ビッグブラザーの全地球的監視社会が始まる』の中で、今年の9月に完成するユタ州・ブラフデールの「NSA諜報センター」について、ワイヤード誌にその詳細を発表したバンフォード記者をゲストに企画を組んだデモクラシー・ナウを取り上げました。

画像は、Modern Survival Blogより拝借 (An excellent blog !と書いておきます)
また、元国家安全保障局(NSA)の暗号解読部門のトップ、ウィリアム・ビニー氏の告発によっても、NSAによるビッグデータの収集についてはアメリカの独立系メディアで取り上げられていました。
ここでは、暗号名「ステラウィンド(Stellar Wind)」というトップシークレットの監視プログラム、ということで紹介されていますが、おそらく、今まで個人情報など収集してきた『PRISM』計画は、NSA諜報センターの完成と本格稼動に合わせて、『ステラウィンド』計画に統合、吸収されていくものと思われます。
また、この施設と関連して、NSAはテネシー州にも特殊施設を建設中とのこと。
この巨大なデータセンターの完成が、スノーデンの内部告発のきっかけになったことは否定できないでしょう。
しかし、果たして、それだけなのか。
NSAの監視プログラムと諜報活動については、スノーデンの内部告発の前に、すでにこれだけ暴かれているのに、元NSA職員のウィリアム・ビニー氏の告発や、ワイヤード誌のバンフォード記者の暴露報告には、欧米の主流メディアが、ほとんど関心を示さなかったというのも奇妙なことです。
また、スノーデンの香港潜伏についても、「豪華ホテルに長期滞在」とありますが、彼が年収2千万円を手にしたのは、この1、2年のはずです。
彼のプライベートの暮らしぶりと、税引き後の手取りを考えたら、彼の無鉄砲な金の使い方も少し腑に落ちないのです。
これだけ緻密に計画を立てられる男なのに。
9日、元CIA工作官のロバート・ベア氏はCNNのニュース番組の中で、スノーデン氏の暴露は「中国のある種の関与を匂わせている」と指摘。
{アイスランド などへの亡命を希望しているスノーデン氏は、身の隠し場所として香港を選んだことは不自然であり、「まるで中国政府のために働いているようだ」とベア氏は話す。
(CIAの影響が強い大紀元 2013年6月13日)
{アイスランド などへの亡命を希望しているスノーデン氏は、身の隠し場所として香港を選んだことは不自然であり、「まるで中国政府のために働いているようだ」とベア氏は話す。
(CIAの影響が強い大紀元 2013年6月13日)
大紀元の記事は、元CIAエージェントのロバート・ベア氏がテレビに出演して語ったことを元にしているのですが、事実はともかく、普通に考えれば、「背後に中国側の影がちらつく」と言えなくもないのです。(断定はできないが)
いずれにしても、彼にはまだ隠された多くの謎が残されています。
(つづく)
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