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30年後、40年後の未来世界の姿が、霧の中から少しずつ浮かび上がってきました。
「シンギュラリティは近い」。
2045年の世界、それは「絶滅」か「バラ色」か。



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生き物は生殖不能になり 地球が人工生物種であふれる

レイ・カーツウァイルが25年以上前に書いた、The Age of Intlligent Machinesという本の中では、ソ連が情報技術によって崩壊すること、コンピュータ技術の飛躍的な発展によって生活スタイルがガラリと変わってしまう ことなどが、しっかり描かれています。

その彼が、シンギュラリティ(Singularity)によって人間とコンピュータの立場が逆転する可能性を言い出しています。
シンギュラリティとは、「技術的特異点」と訳されていますが、もともとは、天体物理学の用語で、「宇宙時間において通常の物理学のルールが適用されなくなる時」のことを言います。

ここでの話に限って言えば、「コンピュータの能力が人間を超える時」を言います。

そのシンギュラリティ―が訪れるのが2045年と言われていますが、その時を多くの科学者が待ち望んでいる反面、慎重派は人間世界の崩壊が始まるのでは、と危惧しているのです。何か予想ももつかない不吉なことが起きるのではないか、と。

これも、人間以上の知能を持った機械が果たして、どのように動作するのかが予測がつかないためです。
それこそ、SF映画で、人工知能の政府が人間社会を統治したり、ロボットが人間を襲ったりする場面に見られる「人間とロボットの逆転現象」が起こるかもしれないのです。

血球サイズの極小ロボットは、すでに完成している


カーツウァイルが、かねてから言ってきたのが、ICの次のパラダイム--「3次元の自己進化型分子回路」です。

これについて、かなり技術開発が進んでおり、2010年、日本の物質・材料研究機構(NIMS)ナノ計測センターが、米国ミシガン工科大学および情報通信研究機構(NICT)と共同で、人間の脳に似たプロセスを持つ「進化回路(evolutionary circuit)」を実現しています。

人間の脳神経のように自己進化するプロセスを開発 [2010年4月27日]
有機分子層において、情報処理を行う回路が人間の脳神経(ニューロン)のように自己進化するプロセスを創製したというもので、これにより今までよりもさらに複雑な問題を解く可能性が出てきた。

有機分子層の自己組織力により、既存のコンピュータにはない自己修復性を有しており、ある神経回路(ニューロン)が失われた場合、別の回路がその機能を引き継ぐことが可能だ。

また、この分子層には知性が認められ、これによりアルベルト・クレディ(Alberto Credi)氏の「IQを持つ単分子層」の予測(2008年)を実現したこととなる。

人間の脳に似た自ら進化を遂げる回路で、さらに自己修復能力を持つ、まるで生き物のようなデバイスが2010年の時点でできていたということです。

さらに、カーツウァイルは、2005年の時点で不老不死の可能性についても言及しています。

血球サイズの極小ロボットが体内を駆け巡る-WIRED NEWS(2005年2月15日)
予 測では、血球サイズの極小ロボット――同書の中では「ナノボット」と呼ばれる――が何百万と体内を駆け巡り、骨や筋肉、血管、脳細胞を修復してくれるた め、人類は永遠に若さを保つことが可能になるという。また、改良された遺伝子コードをインターネットからダウンロードでき、心臓さえ必要なくなるという。

血球サイズの極小ロボット-

これは映画『トランセンダント・マン(Transcendent Man)』の中で出てくる人工赤血球のことです。
「トランセンダント」とは「超越性」という意味です。

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この映画の中で、カーツウァイルは、このように語っています。

人体はよくできていて、複雑で利口であるが、ナノテクで操作可能になることと比べると、最適とは言えない。
今、われわれはナノスケールの装置を作っている。
これは、ロボット赤血球をつくる計画だ。

本 来の赤血球の一部と、このロボット版が置き換わって、難なくオリンピック級の走りができたり、プールの底に 4時間も潜っていられたり、未知の特定の病原菌や自己免疫不全に対するソフトウェアをダウンロードしたりと、われわれの「バージョンⅠ」人体の限界をはる かに 超えることが、ナノテクで実現可能になるだろう。

「バージョンⅠ」人体とは、今の人間の人体のこと。
彼は、「バージョンⅡ」、「バージョンⅢ」と進むうちに、ますます超越性を増していくと言っているのです。

そして、この映画のテロップには、このような言葉が映し出されます。

「ワールドワイドウェブ」。
ナノテクノロジーがすべてに浸透。
人工知能が世界をつなぐ。
ホモサピエンスがホモエボリューティスに変えられる。
生物的プロセスを技術が動かす。
生き物は生殖不能に。
地球が人工生物種であふれる。
全プロセスに特許、免許が設定され支配される。

カーツウァイルは、自己複製・自己修復の能力を持ったナノテクノロジーが、人体の一部にとって代わることによって、永遠の生命を得る可能性を言っているのです。

人体の細胞にとって代わることのできるナノテクは、人間のような生物に対する人工知能のインストールです。

そして、「生き物は生殖不能に」、「全プロセスに特許、免許が設定され支配される」というのは、人類は、もはや生殖によって生み出される必要がなく、計画的なクローン培養によって生成され、それらには特許が設定される、と言っているのです。

いったい「誰が特許を設定し、誰が人類を支配するのか」。
全知全能の人工神が、です。

カーツウァイルは、このとき、ダーウィンの進化論と決別する時だ、と主張しています。
つまり、「人工神」が、人間(その時代では、人間と言えないかもしれないが)を必要分だけつくり、他の動物と同様、地球は人工生物種であふれかえる、と言っているのです。
ダーウィンの進化論との決別どころか、聖書の創世記もおとぎ話として握り潰されるのです。

すでにトランス・ヒューマンの実験は始まっているようです。
それは、ケムトレイルです。

ケムトレイルの成分は、
・金属塩(酸化物のこと。アルミニウム、バリウム、チタン)
・単繊維
・有機体から人工的に合成された物質
の3つであることが分かっています。

最後の人工的に合成されたナノテクの有機体は、呼気や農作物から体内に入ると、人によっては勝手に体内で増殖することが報告されています。
特にケムトレイル噴霧が激しいアメリカ人は、トランス・ヒューマンの実験動物として使われているのかもしれません。

これは、私の妄想ではありません。

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カーツウァイルによるシンギュラリティーの研究と開発には、googleとNASAが全面的に支援しているのです。

なんと、NASAの未来計画書にも同じことが書かれています。
ただ、そのNASAの公式文書によれば、「2025年前後に、世界は核戦争を体験しなければならない」という点が違うのです。

さて、「シンギュラリティ―」のプロモーター、カーツウァイルを元気づけるかのように、いつくかのプロモーション・ビデオが出来上がっています。「Global Future 2045」です。

こうしたPVを反復して見せられていくうちに、ロボットとの共生社会が、あたかもバラ色の未来であるかのように錯覚するのです。
このPVは、2020年、2025年、2035年、2040年…というように、5年ごとにシンギュラリティ―に近づいていく社会を描いています。
そして、最後に出てくるのが「一つ目」です。
到達する世界が、「一つ目の世界」であると暗示しているのです。

人工知能、キリスト教の否定、ごく少ないテクノクラートによる地球の運営、無限のエネルギー開発…
こうしたキーワードが、すべて当てはまるのが「ツァィトガイスト」です。
カーツウァイルが、否が応でも受け入れざるを得ない、と言っている世界はこうした世界です。


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