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HOME   »   原発・放射能  »  石原伸晃の「金目」発言の裏側でうごめくものの正体
       
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福島の中間処理施設の建設計画を巡って、記者から質問された石原伸晃環境大臣は、「最後は金目(かねめ)でしょ」と発言。
伸晃は、そんなに悪いことを言ったのか、この問題の本質についてよく考えなければならない。



「金目」発言は、自民党の「なんでも金をくれてやれば良し」という愚民化政策の表れ

やはり出た! 懲りない石原伸晃環境相」。
自民党のプロパガンダ、産経でさえも、石原伸晃を切り捨てにかかっているようです。

民主党政権時代、「死の街」と言ったことにされて、辞任に追い込まれた鉢呂経産大臣。
実は、これは原発推進のフジテレビの記者に嵌められたことが後になった分かったのです。

仮に、石原伸晃が民主党の議員だったら、どうでしょう。環境大臣を更迭どころか、国外追放の処分妥当とマスメディアは書きたてたに違いありません。

さすが、ここまでひどいと、いくら安倍晋三が産経の幹部を食事接待したところで、産経側も、「安倍さん、いくらなんでも勘弁してよ、石原さんは、もう無理無理」というところでしょう。

民主党、日本維新の会など野党8党は19日、参院に伸晃の問責決議案を提出、翌20日午前には、野党7党が衆院に不信任決議案を提出。(上の画像クリックで音声動画)
数の暴力によって、同日午後には与党の反対多数で即座に否決。すでに自民・公明が公党として機能していないことは言うまでもありません。

しかし、伸晃の「最後は金で解決でしょ」と言ったことが、そんなに悪いことなのでしょうか。

このように書くと、情緒的・条件反射的に反発する人がいるのですが、その人はマインド・コントロールから永遠に抜け出せない人です。

【石原伸晃の脳内被曝トンデモ語録の数々】

●9.11テロ→「歴史の必然」
●放射線測定→「市民に線量を計らせないようにしないといけない」
●反原発→「集団ヒステリー
●福島第一原発→「サティアン
●生活保護→「ナマポ

伸晃は、子供のような救いようのない舌禍のたびに、意味が通らない釈明を繰り返してきました。国会議員であれば、自分の言葉に責任を持つことが最低限の資格といえるはず。この坊やは、今まで一度たりとも、それをやったことがないのです。

安倍晋三を除いて、日本の国民にこれほど恥ずかしい思いをさせ続けている国会議員は、かつていなかったし今もいない。もっとも、石破茂と、どっこいどっこいですが。

そして、つい先日の「美味しんぼ」攻撃でも、致命的な墓穴を掘ってしまいました。
そもそもが、「福島の大勢の児童が鼻血を出した」と言い出したのは、自民党の腐りきった国会議員のほうなのです。
自民党の議員が、仕掛けた騒動である、ということです。

政権を維持するための原発マネー欲しさに、活断層の上に次々と原発を造り続け、ろくに検査もせず今度の世界最大の災害を引き起こした元凶の政党の議員が、民主党を攻撃するために自分たちの犯罪は棚に上げておいて、なりふりかまわず国会の場で嘘を言うのだから、この政権の「終わりの始まり」が始まったということです。

その伸晃が、よりによって一民間人を公の場で攻撃したのです。この男は国民を騙し、国民を危険に晒す我々の敵です。

しかし、「美味しんぼ」の鼻血事件と福島の旅館・ホテルの大量キャンセル被害が、福島テレビの捏造による嘘であったことがバレて、伸晃は、かえって「美味しんぼ」のセールスプロモーションをやっただけ、という捧腹絶倒の結果になったのです。

そして、今度は、福島県民に「金が欲しいんだろ」と言わんばかりの「金目」発言。本物の病気だ。

が、しかし、私はある意味では伸晃君を買っているのです。彼は、絶望的な正直者なのです。だから、政治家には向いていない。

「命の値段を言ってくれ、払うから」

斑目春樹センセ:
「(最後の処分地の話は)最後は、結局、お金でしょ。
どうしても、みんなが受けて入れてくれないとなったら、じゃあ、おたくには、今までこれこれと言ってきたけど2倍払いましょう、それでも手を挙げないんだったら5倍払いましょう・・・・」(下の画像クリック)

班目さんの、この発言は正しい。
日本の政府、原子力ムラのモノサシは、国民の命を金で勘定するためのものであって、人道主義ではなく奴隷制度の「それ」です。
彼は、それをストレートに表現したに過ぎません。

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私の見方からすれば、正直に言った石原伸晃より、彼に対して問責を提出した野党8党の議員たちの方が、かえって悪質です。

そもそもが、こうした騒動は、各国の放射線被曝防護体系がICRP勧告に立脚していることに起因しています。
ICRP勧告は、「ICRP自体が人の命と健康を金で勘定しますよ」と世界中に宣言しているように、経済を優先した考え方を基本にしているからなのです。

ICRPの言う「損失」とは、寿命損失であり、物的損失のことです。
寿命損失とは、被曝によって病気になったり死亡した場合、労働力換算でいくらが失われるかを計算したものです。
そこにあるのは「人命救助」ではなく「命の値段」だけです。

せっかく、伸晃が本当のことを言ったのに、野党の役に立たない議員たちは、佐藤雄平の「福島の県民が怒っている」という情緒的な言葉を利用して反撃を加えようとしているのです。

人道を謳って抗議しているはずの野党議員も、実は伸晃と同じく、「金のこと」を言っているに過ぎないのですが、彼らには、自分たちも非人道的なICRPのリスクモデルに立脚していることが争点になってはヤブヘビとばかり、あくまで情緒路線で攻めようという魂胆が、ありありと見えるのです。

そういう点では、伸晃より野党議員の方が悪質と言えるでしょう。
両方とも、国民をものとして扱い、「金(私たちの税金だ)をくれてやる」とばかり愚弄している点では、同じ種類の人種ですが。

だから、自民党が、福島県民と中間処理施設建設の話し合いをするのであれば、はっきり分かりやすく、「いくら払えば、処理施設を建設させてくれて、原発を再稼動させてくれるんだ」と住民に率直に訊くべきなのです。

住民は、補償額の多寡によって判断すればいいし、少なければ、「もっとよこせ」と言えばいいのです。
それを命がどうのこうのと、話を「人命」にすり替えてしまうので、おかしくなる。
「私の健康と命をいくらで売る」と言えばいいのです。

もし、「金の問題ではなく命の問題だ」と言うなら、最初から妥協点などないはずです。反対あるのみでしょう。

ICRPの虚構を国民の前に暴くチャンスを伸晃が提供したのに、これを生かすことなく彼らは有権者を、またまた煙に巻いたのです。

放射能・原発問題は、このように見ないとダメなのです。
人命救出、人道主義などは、ここには存在しないのです。「要は金、すべてが金」ということです。

伸晃は、「いつか福島を訪ねて、お詫びをしたい」と心にもないことを言っているのですが、そもそも、環境大臣だけでなく、原発の災害担当でありながら、福島第一原発を見たことがない、ということが問題なのです。

伸晃が、本当に中間処理施設を建設して、原発を再稼働させたかったら、佐藤雄平が使う同じ手口・・・・情緒に訴える方法を使うべきなのです。

23日に伸晃が福島に行って謝罪するとか。

伸晃よ、福島第一原発に入ってこい。そうすれば、たぶん地元住民も納得するでしょう。
情緒には情緒で対抗。

なにやら、米国のユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」や解放同盟に似てきた。
「差別は金になる」・・・それを知った福島の利権屋たち。

そこにうごめくもの・・・・・「ぬえ」だ。だから福島県の原発推進ブロガーや、反原発運動をやっている人たちを攻撃するしか能がない福島のクズツイッタラ―たちは「猫」を使いたがるんでしょうな。

関東も同じくらい被曝していることを忘れるなよ、福島県人。

しかし、関東の人間たちは君たちとは違うのだ。それをよく考えろ。いつまで甘ったれるな、ということ。
少なくとも、関東の自腹を切って、倒れそうになりながら本気で原発を止めようとしている人々を誹謗中傷することは許さない。

30年も悩んでいるだけか。福島のスピ系誹謗中傷命のツイッタラ―のこういうメンタリティーが福島の人々の命を危うくしているのです。いい加減に気づけ!
お前はいいが、子供まで巻き込むなということ。



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