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「ストロンチウム90の体外排出に役立つ健康食品」が不適切に取り上げられています。
正しい情報は以下のとおり。

体内に取り込んでしまったストロンチウム90の事後の対策についての評価

上の中見出しのタイトルは、放射線の最高権威が私宛に送ってくださった私へのレクチャーのメールのタイトルです。

実は、その放射線の最高権威とは一ヵ月ほど前から直接、お会いしたり、連絡を取らせていただいています。


ストロンチウム90については、上のような専門外の人間が、あたかも被曝させようとしている以外に考えられない非常に悪質なツイートをしています。
この人間には正確な放射線被曝の知識などないのです。

菊池君のツイートの(意図的で)致命的な間違いについては、私の正しい情報に基づいた記事で彼のイカサマを論破しています。

今まで、ストロンチウム90の内部被曝については、多くの記事を書いて警告してきました。
この中で、以下の5本の記事には、ストロンチウム90の内部被曝に関することが書かれてあります。自分と家族の健康を守りたい人だけ読んでください。そうでない人は、好きな物を好きなだけ食べてください。止めません。

・内部被曝の第二ステージ、「ストロンチウム90汚染」
・BC州とワシントン州のセシウムとストロンチウム90
・ストロンチウム90からどう身を守ればいいのか
・ストロンチウム90の危険性から目を背けさせようとする人々
・必ず読むこと-ストロンチウム90の簡易測定器を開発したが…

さて、この放射線の権威には講演をしていただきます。そのときの動画は、ネット上にアップロードされます。
今は、原子力ムラからの悪質な妨害が入る可能性があるので明かせません。

とは言うものの、体内に取り込んでしまったストロンチウム90が、あたかも健康食品を摂ることによって体外に排出されるかのような記事を書いているブロガーが数人出てきました。

これは深刻な事態です。
体内に取り込んでしまったストロンチウム90は、体外に排出されません。一生ものとなって、あなたの骨に蓄積されます。
日本人は、世界一マニュアルを読まない国民です。ストロンチウム90の体外排出についても、同じことが繰り返されているのです。

こうした不適切な情報を流すブロガーやツイッタラ―が後を絶たない以上、消化不良のまま情報を出さざるを得ません。

まず、ストロンチウム90の体外排出に健康食品を勧めているブロガーがいますが、これは本当に良くない。

福島第一原発の作業員が、アルギン酸やアルギン酸ナトリウム、あるいは、多くの健康食品に使用されているMMSを摂取しているから、私たちも同じようにすればストロンチウム90を体外に排出できる、というのは間違いです。

以下は要点だけ。
アルギン酸やアルギン酸ナトリウム、MMS以外についても指摘しておきます。

1)アルギン酸やアルギン酸ナトリウムについての間違い

体外に排出されると言っているブロガーは、この記事を基にして書いています。
放射性ストロンチウムの体外排泄について

ここにもあるように、「効果は保証されない」と明記してあります。

ストロンチウム90が含まれた食事(セシウムのあるところには、必ず一定量のストロンチウム90が存在している)の直後か、あるいは同時であれば、アルギン酸やアルギン酸ナトリウムを、ほぼ同時に摂取することによって体外排泄の効果も期待できないこともない。

しかし、消化が進んで腸から吸収する段階を過ぎて血中にストロンチウム90が流れ込んでしまえば、あまり効果は期待できない。

食事のたびに、アルギン酸やアルギン酸ナトリウムを摂取することはできないので、結局は、一回の食事で、どれだけの量のストロンチウム90が含まれているのか、あらかじめ知る(正しいデータが公表されている)ということが前提となります。

それが多ければ、アルギン酸やアルギン酸ナトリウムを摂取して、いざ、食事に臨む!ということになるわけです。
原発作業員など、特殊な環境下で働く人が、汚染された食事を食べざるを得ない状況に置かれたときは、相応に有効である、ということなのです。

「あなたは、原発作業員ですか?」
「あなたは、放射性物質を彼らと同じくらい吸い込んだり、食べたりしていますか?」

イエスと答える人はいないでしょう。
あなたの生活環境と食事は原発作業員の人たちとは違うからです。

それでも食事のたびに、アルギン酸やアルギン酸ナトリウムを同時に摂取するのですか?

時間が経って、いったん骨形成部に同化してしまったストロンチウム90は取れません。消化がある程度進んで、血中に入り込んでしまえば手遅れです。

「アルギン酸やアルギン酸ナトリウム、MMSがあるから大丈夫」と、あたかも万能であるかのように勝手に解釈して、なんでもパクパク食べてしまえば、先々良くない結果が出るでしょう。

食べ物選びには決して横着をしないこと。
3.11以後、日本が、世界が変わってしまった・・・それを本当に思い知らされるはこれからだ、ということを肝に銘じてください。

「考えすぎだ?」、「いたずらに放射能の恐怖を煽る?」
そんなことを言っているのは、情報弱者の犯罪的悪質ブロガー、ツイッタラ―だけです。

まだ始まったばかりです。

彼らは、永遠の無知。加害者なのです。

2)モナヴィージュースに含まれるアサイベリーの成分

Brazilian berry destroys cancer cells in lab, UF study shows
この内容は保証されません→「米フロリダ大学の研究で、モナヴィージュースに含まれるアサイベリーの成分が最高で86%の白血病細胞を自然消滅させる反応が生じる事が分かった。」

↑この種の自然食によって「体の力」をつけて抵抗力をつける方法は、英語サイトに腐るほどある。健康食品のコマーシャルと連動していることが多い。

ここにあるように、細胞数を減らすことが直接治癒には結びつかない。これも眉唾。商売のため。

3)血液を採取して冷凍保存するだけで、白血病を発症した時の備えになる、という説

【自家骨髄細胞を自分の体から採って長期冷凍保存する方法についての間違い】

「白血病の発症に備えて、自家骨髄幹細胞を採って、これを凍結保存しておくと良い」と勧める海外の専門家がいますが、これは説明不足なのか、あるいは、商売と割り切っていい加減な説明をしているのか、その意図は分かりかねますが、まず注意する必要があります。

骨髄幹細胞を採る方法は、一般の素人が想像しているような「命の危険を冒して自分の骨髄から採る、というようなものではなく、血液を採取するものであるから、誰でも気軽にできる」と説明しているようですが、とんでもないことです。

私のところにも、どう勘違いされたのか分かりませんが、2011年の段階で、福島県の主婦から「骨髄幹細胞を採るための手術を受けようかと思うが、どう思うか」という問い合わせがありましたが、正確な情報が出るまで熟考すべき、と答えました。

まずは、この問題について。

【放射線の権威の見解】

(以下、概要のみ。医学的な詳細な説明はここでは無理です)

将来の白血病の可能性に備えて、自家骨髄幹細胞の冷凍保存することには問題が多い。
「骨髄から採るというような大かがりなものではなく、血液を採取するだけ」というのは、骨髄幹細胞(造血幹細胞)のことではなく末梢血幹細胞を採ることを言っているに過ぎない。

管理人:「抹消血幹細胞」について
幹細胞から作られた心筋が働くことが動物実験上で確かめられるなど、幹細胞には喪われた臓器や器官の機能を代替する臓器移植のうえで、多くの新しい可能性があることがわかってきました。

これについては、メルマガ58号パート1「立証された「バンパイア吸血若返り法」に詳しく書いています。

骨髄移植について日本骨髄バンクの患者向け説明を参照のこと。
http://www.jmdp.or.jp/recipient/info/about.html

採血しただけで移植に必要な幹細胞が採れるわけもなく、実際は薬を投与して幹細胞を骨髄から末梢血に追い出して、しかも透析するように、血液を体外循環させ幹細胞を集めなければならない。残りは再び戻す。

したがって、薬の投与による長期的なリスク、体外循環の予期せぬリスクも考慮に入れなければならない。
本当の、専門の医師がこう言っているのだとしたら経験のない医師か、あるいは詐欺商法を疑う余地がある。

幹細胞の生着増殖能は、末梢血、骨髄、臍帯血の順でよくなる。
臍帯血は課題はあるが、「拒絶反応が少ない」、「ドナーのリスクや負担が一切ない」など多くのメリットがある。

本来なら、出産時に臍帯血を全て凍結保存し、将来の万一の移植に備える方向であるべきだが、未だに“善意の”骨髄移植に頼って、臍帯血は捨てられているのが現状。

実際は、どこかが拾って何かの材料になっている可能性もある。これは医療におけるシステムの問題だ。

稀な可能性に備えるために、過大なリスクを負うより、臍帯血凍結保存を一般化するほうが良い。こうすれば、本人のためでもよいし、適合する他人が使ってもよい。

つまり、「血液を採取して冷凍保存しておけば良い」というのは間違いである。また、保存できる技術も確立されていない。

4)鳥取大、癌は容易に正常細胞や良性細胞へ変換できることを発見

鳥取大、癌は容易に正常細胞や良性細胞へ変換できることを発見

鳥取大学の研究グループ(代表:鳥取大学医学部病態解析医学講座薬物治療学分野 三浦典正准教授)は、自身がクローニングしたRNA遺伝子の機能解析に従 事している際、この遺伝子に関連して発現変動する単一のマイクロRNAを悪性度の高い未分化癌に導入すると、容易に悪性度を喪失させることができ、正常幹 細胞へ形質転換できることを、世界で初めて発見しました。

これは、いわばiPS細胞づくりの逆。未分化ガンの悪性度を喪失させる操作ということ。
臨床ガン組織でも培養ガン細胞でも、環境によってそのような現象は見られる。
それを、ある操作で人為的に誘導できれば治療につながる。

5)九州大学 生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授

九州大学 生体防御医学研究所の中山敬一主幹教授

がん細胞の根源であるがん幹細胞はほとんど増殖しない。
冬眠状態のため、抗がん剤が効かない。
冬眠の維持に必要なたんぱく質「 Fbxw7 」 を無力化すると 、がん幹細胞が眠りから覚めて 、抗がん剤で死滅することを発見 。
これを「静止期追い出し療法」と命名。白血病をはじめとする多くのがんの根本治療の実現に期待。

これは、冬眠の維持に必要なたんぱく質「Fbxw7」 を無力化する方法。
「静止期追い出し療法」のこと。

放射線の分割照射の再分布はこれのこと。
たんぱく質「Fbxw7」 の無力化も含め、期待される治療法は無数にあるが、臨床応用にまで行くつくのは、いまのところごく一部に過ぎないが。

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ということで期待できるのは、鳥取大学、九州大学。
他の健康食品、あるいはマクロビオティックなどは、個人の判断で自由にやればいいでしょう。良いものはたくさんあります。

しかし、健康食品の掲示板にある販売業者のサクラ投稿を真に受けている人が、さらに間違いを広めています。こうしたサクラ投稿は化粧品の掲示板で横行しており問題となっていますが、放射能関連でも見られます。
常識を働かせること。健康食品は、最後まで健康食品です。

結論は、「徹底的に努力して、セシウムの可能な限り入っていない食事をすること」。これに尽きるわけです。

くれぐれも、体内の骨形成部に組み込まれたストロンチウム90が健康食品で体外排出できるなど「ない」ことを知って、油断しないようにしなければなりません。





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