ツァイトガイスト(Zeitgeist=時代精神)の目指している未来社会とは、テクノクラートによる共同体主義者の世界のことです。
それは、ビーナス・プロジェクトの描く「お金の要らない社会」。
「必要な技能がある人たちだけが、世界の実際の問題を解決することになる」能力主義の世界。
ツァイト・ガイストの概念をグランド・デザインしたビーナス・プロジェクトの発案者、ジャック・フレスコは、サイバネティクスのユートピアを推進しようとしており、それはテクノクラートが聖職者にとって代わる社会のことであると。
それは、ビーナス・プロジェクトの描く「お金の要らない社会」。
「必要な技能がある人たちだけが、世界の実際の問題を解決することになる」能力主義の世界。
ツァイト・ガイストの概念をグランド・デザインしたビーナス・プロジェクトの発案者、ジャック・フレスコは、サイバネティクスのユートピアを推進しようとしており、それはテクノクラートが聖職者にとって代わる社会のことであると。
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ツァイトガイスト運動への参加者は、世界で48万6千人
ツァイトガイスト(Zeitgeist=時代精神)は、実は海外で小さなムーヴメントになっているようです。
日本では、あまりにも情報が少ないため、その本質を理解している人はほとんどいないようです。
管理人も少しずつ分かってきました。
ツァイトガイストが何かを知ることは、バーバリアン・イルミナティの戦略の一端を垣間見ることになるのかもしれません。
やはり、バーバリアン・イルミナティの目指している社会と、思想面で一致するところが多いのです。
さて、前回の記事で、「ツァイトガイストは、ジョージア・ガイドストーンや、ダン・ブラウンなどの映像を使った活動家、ひいてはキリストの絵画『最後の晩餐』にも関係がある」と書きました。それは確かです。
しかし、その前に、ツァイトガイストの背景、そしてその本質・・・何より、ツァイトガイストの「クォリティ」を知る必要があります。
「クォリティ」とは、ツァイトガイストが描く世界が、夢想家の絵空事ではなく、現実化されるほど緻密なものか、あるいは思想的に破綻がないか、ということです。
ということで、以下の手順で書いてみたいと思います。
1)ツァイトガイストは誰が考えたのか。
2)ツァイトガイストの目指す新しい世界とは、どんなもの?
3)ツァイトガイストとキリスト教(古代占星術との関係)
4)ツァイトガイストの残された謎(ジョージア・ガイドストーンとの関係)
この順番どおり、書いていきます。
本当の意味でツァイトガイストを理解するには、このような付け焼刃的な記事では無理だと思いますが、それでも、ところどころつまんで書いてみたいと思います。
ツァイトガイストは、googleビデオなどでも観ることができると思いますが、細かく分けてあるyoutubeのほうが記事と連動させて解説しやすいのでyoutube動画のほうを採用します。
ツァイトガイストは、今まで二度にわたってリリースされています。
一回目は、ツァイトガイスト本編(導入)に当たるもの。youtubeでは、vol.1~vol.15の15編に小分けされてアップされています。
zeitgeist(時代精神) 日本語字幕 1/15 (15分割になっています)
中国語バージョンも出ていますが、最初からサブリミナルの効果を狙った映像ばかり出てきます。
次に、上のツァイトガイスト・続編ともいうべき「ツァイトガイスト・アデンダム」。
これはyoutubeでは短編の3編しかアップされていないようです。(gooleにはあるかもしれません)
Zeitgeist Addendum 「時代の精神 続編」 結論部 1/3 日本語テロップ
3分割のビデオですが、削除されています。中国語バージョンにもありませんが、ドイツ語バージョンのみ存在しています。
そして、さらに続々編の「ツァイトガイスト・これからの道」が、来年1月15日に、世界60ヵ国で同時リリースされます。
日本でも無料上映されます。
http://www.zmjp.net/home/?lang=ja
※追記:(2015年3月30日)
「ツァイトガイスト・これからの道」の動画は、ZEITGEIST: MOVING FORWARDというタイトルで出ています。
日本語バージョンは出ていません。
内容は、
「今までの総集編(紙幣を作り、金利で縛り、ワクチンで私たちをダメにし、金のために戦争を起こしてきたような支配者を、今こそ打倒しよう。
会社の上司が恐い、友人から白い目で見られる、そんなことはつまらないことさ。
さあ、君のアタッシュケースを投げ捨てて、革命に参加しよう!」
と言った内容です。
若者層をターゲットとした編集企画になっていて、まさく「扇動」といった内容です。
「ツァイトガイスト・これからの道」の動画は、ZEITGEIST: MOVING FORWARDというタイトルで出ています。
日本語バージョンは出ていません。
内容は、
「今までの総集編(紙幣を作り、金利で縛り、ワクチンで私たちをダメにし、金のために戦争を起こしてきたような支配者を、今こそ打倒しよう。
会社の上司が恐い、友人から白い目で見られる、そんなことはつまらないことさ。
さあ、君のアタッシュケースを投げ捨てて、革命に参加しよう!」
と言った内容です。
若者層をターゲットとした編集企画になっていて、まさく「扇動」といった内容です。
今回は、zeitgeist(時代精神) 日本語字幕 1/15 の一部から1)と2)について探っていきます。
まず、下のサイトを見てください。(画像をクリック。危険はありません )
ツァイトガイストのPRサイトのトップページです。
ごらんのように「目」です。
All Seeing Eye(すべてを見通す目)とか、プロビデンスの目、あるいはホルスの目とか、いろいろ言われていますが、その目をサイトのアイキャッチに使っています。(バーバリアン)イルミナティのVI=ビジュアル・アイデンティティです。
ここでは、まだ結論を下さず、虚心坦懐に先に進んでください。
ツァイトガイストのトップページの一番下に、
上のバナーがありますので、これをクリックしてください。日本語サイトに飛びます。(上の画像をクリック)

制作者のピーター・ジョセフ
2011年1月15日のツァイトガイスト第三弾『ツァイトガイスト:これからの道』の無料上映会の案内と、スクロール・ダウンしたところに、映画「ツァイトガイスト」を制作するときのアドバイザーを務めたピーター・ジョセフについての説明があります。
「この続編のリリース後に民衆の反応に感化されたジョセフは、社会運動であるツァイトガイスト運動を発足させた。
現在200カ国で5000万人以上が参加するこの世界規模の団体は、世界文化が新たで持続可能な経済パラダイムへと移行開始するために活動し、『ツァイトガイスト:これからの道』も同様の視点のメディア表現である。
ツァイトガイスト運動は、産業デザイナーでこのドキュメンタリーにも登場するジャック・フレスコが創設した団体である『ビーナス・プロジェクト』の延長でもある。
『ツァイトガイスト:これからの道』は、いまやシリーズプロジェクトとなったツァイトガイスト(時代/文化の精神、もしくは意識という意味)の第3弾である」
と書かれてあります。
ピーター・ジョセフは、アドバイジング・ディレクターであり、プロモーター、そしてツァイトガイスト運動の推進者ですね。
そして、世界各国共通のデザイン・フォーマットで作成された「ツァイトガイスト・モーヴメント参加登録」ページの右側の「会員統計」の「日本」のところに471という数字があります。
日本人でツァイトガイスト・モーヴメントに賛同し、精神革命に参加してもいいよ、という人が日本にもいる、ということです。全世界では、現時点で約48万6千人です。
ツァイトガイスト≒ビーナス・プロジェクトの「お金の要らない社会」
前の記事で明らかにしたように、ツァイトガイストの理想は、ジャック・フレスコというデザイナーが未来世界のグランド・デザインをイラストで示したような世界を創ろう、という運動、もしくは運動体である、ということです。
それは、「お金の要らない世界」です。

ビーナス・プロジェクトを主宰するジャック・フレスコ
しかし、このツァイトガイストが、ヘーゲルの弁証法から出てきた概念であることを知っている人は、すでに登録した48万6千人のうち、果たして何人いるのでしょう。おそらく半分、いや三分の一もいないのではないでしょうか。
「ツァイトガイストは、バーバリアン・イルミナティが作ったものに違いない」と前の記事で書いたのですが、少し先走ったかもしれません。
確かにバーバリアン・イルミナティはツァイトガイストを公式サイトで強く推奨しています。
そしてバーバリアン・イルミナティのメンバーになりたい人は、最低限の条件としてツァイトガイストを完全に理解していなければならない、とも書かれています。
こうした事実から眺めて見ると、ツァイトガイストは、バーバリアン・イルミナティの思想を反映している、と考えるのは間違いではありません。
しかし、この映画の制作費、世界中に配給する手配等々、つまり、金の流れと人的な支援が見えないと、「バーバリアン・イルミナティがピーター・ジョセフらに作らせた」と断定は出来ません。
海外の探求者たちも、この資金の流れ、あるいはスポンサーがどうなのか、調べているようですが、いまだ「尻尾」がつかめないようです。
ということで、バーバリアン・イルミナティとツァイトガイストとの間には、「深いつながりがある」という最大限控え目な表現に直したいと思います。
いまだ実質的に植民地政策を取っている英国ウィンザー家の王室を中心とする欧州貴族の末裔たち、そしてその血流にあるロスチャイルドら国際金融資本家たち、そして「青い血」を持ったロックフェラーたちがすでに確立してしまった旧世界秩序(=Old World Order)を打倒しなければならない、というのがバーバリアン・イルミナティの主張です。
それは21世紀のフランス革命かもしれません。
そして、それはバーバリアン・イルミナティの「流血を伴わない静かな革命=ビロード革命」である、というのです。
世界を変えたい、と心底思っている人たちにとっては、“血わき肉おどる”大変エキサイティングな話です。実現すれば、今世紀、最大の冒険になるかもしれません。
しかし、ちょっと待てよ、本当にそうなのか…。少し調べてみましょう。
バーバリアン・イルミナティ、ツァイトガイスト、ビーナス・プロジェクト…これら三者の位置づけは、以下のとおりです。
バーバリアン・イルミナティの思想の基礎部分はヘーゲルの弁証法です。そして、バーバリアン・イルミナティの理想の新世界を実現するパワーが「太古の秘密=※聖杯」です。
※聖杯については、イルミナティ公式サイトに、ところどころ“思わせぶりな表現”があるのですが、本当に知るには、この記事に書かれてある4冊シリーズを読んであらゆる知識と霊感を駆使しない分からないようです。
管理人が、なんとなく「そうではないか」と思っているのは、「聖杯」には、宇宙エネルギーを変換する力があるようで、この秘密を知った人々は、世界を支配できる、ということのようです。
そして、あらゆる病気もなくなり、本人が望めば不老不死に近いことも可能になる、らしいこと。(それらしいことがバーバリアン・イルミナティの公式サイトに書かれてあります。もっとも暗示的な表現だけですが)。
この聖杯の秘密を数千年の間守り続けているのがバーバリアン・イルミナティであると、彼らは言っています。
一度、彼ら(=世界支配層のOWO)の手に渡ってしまったら、世界は永遠の暗黒に包まれてしまうだろう、とも。
ナチスの探検隊が極地を聖杯を求めながら旅したことは、ここに発しているのかも知れません。
こうなると、まるで映画「インディー・ジョーンズ」の世界ですから、この辺で止めておきます。
ただ、聖杯がエネルギー革命の鍵になっているらしいことは分かります。
バーバリアン・イルミナティ、ツァイトガイストの主張は、「地球の資源は、まだまだ豊富で持続可能な社会を創ることが出来る」ということですから、少なくとも化石エネルギー社会から脱却できる鍵が聖杯にある、ということになります。
でなければ、ジャック・フレスコが提唱しているビーナス・プロジェクトのような世界など、単なる「絵に描いた餅」として一笑に付されるだけです。
(余談ですが、北米大陸の高地帯には、まだとんでもない量の石油が埋蔵されていると、かねてから言われています。また、尖閣諸島沖合いには、イラクをもしのぐ世界第三位の膨大な量の石油が眠っていることが国連の調査によって明らかとなっています。
尖閣諸島をめぐる日中の攻防戦も、旧世界支配層=OWOが中国共産党内に忍び込ませている闇のイルミナティ勢力によって炊きつけられたものだという考え方は、どうでしょう。あくまで中国共産党内の闇のイルミナティだ、ということです。
【中国共産党の“ハーメルンの笛吹き男たち”】
化石エネルギー枯渇が近いことにしておかないと、OWOアジェンダのスケジュールが狂ってしまいますから)
【石油埋蔵量は世界支配層の都合で増えたり減ったりしている】
ところが、ツァイトガイスト、バーバリアン・イルミナィは真剣なのです。彼らは、本気でそのような社会を実現したいと考えており、それを実現する鍵は、私たちが、数千年の間、OWOによって見せられてきた幻夢から目覚める必要があるのだ、ということです。
その啓蒙・運動体がツァイトガイストということになります。
でも、こんなユートピアなんて、「頭のイカレタ大金持ちのオジサンたちのたわごと?」。
さて、バーバリアン・イルミナティとツァイトガイストの関係が、どのようなものか調べます。
ツァイトガイストは、バーバリアン・イルミナティのアジェンダをも描いています。
そして、ビーナス・プロジェクトは、ジャック・フレスコが描写する新世界を人々に分かりやすくプレゼンテーションするプロジェクト。
つまり、ツァイトガイストは、ビーナス・プロジェクトの世界のコンセプトを人々に理解してもらうための広報サイトなのです。
では、それぞれが、バーバリアン・イルミナティと、どのような関わりを持っているのでしょう。
以下の記事の一部を抜粋します。
このサイトは、「Illuminati Conspiracy(イルミナティの陰謀)」というタイトルです。
このサイトでは、バーバリアン・イルミナティも、OWOが作ったイルミナティの「そっくりさん」も、十把一絡で論じていますから、バーバリアン・イルミナティにとっては、自分たちを攻撃しているサイトだと捉えられてしまうかもしれません。
しかし、他のサイトも似たり寄ったり、同じような論調なので、このサイトをここでは採用します。
[ツァイトガイスト・アデンダム]
技術官僚主義、共同体主義によるコンピュータ制御された社会に向かって
以下、一部翻訳。
(ツァイトガイストの映画を制作した)ピーター・ジョセフは純真な人間であり、「あるひとりの人間」によって啓発され、ツァイトガイストの映画化を考えたようです。(それは、ビーナス・プロジェクトのジャック・フレスコのこと)
最初のツァイトガイストは、バーバリアン・イルミナティのヨハン・ゴットフリート・ヘルダーによって形づくられたヘーゲルの概念です。

バーバリアン・イルミナティだったと言わ
れているヨハン・ゴットフリート・ヘルダー
そして、ピーター・ジョセフは、Acharya Sという人物の考え方に、すっかり魅了されています。れているヨハン・ゴットフリート・ヘルダー
Acharya Sとはペンネームです。
このペンネームから分かるようにインド哲学に傾倒しているようです。
それは女性で、古代史の謎を解き明かし、彼女のオカルト神智学「秘密の伝統(secret tradition)」を表した人間のことです。
Acharya S…本名はD.M.Murdockということになっているようです。

Acharya S/D.M.Murdock
彼女の基本的な主張は、「キリスト教の起源は、ローマ、ギリシャ、エジプトなどの神話が混合されたもの」で、キリスト教は人工的に作られたもの、という「キリスト神話論」に論拠があるようです。このことをテーマにした著書も数冊書いているようです。
[Acharya S=D.M.MurdockのHP]
http://truthbeknown.com/
彼女は、ギリシャ・アテネにあるアメリカの古典研究専門校を終えてから、フランクリン&マーシャル大学で古典自由芸術の学位を取得。その後、自著を出版する セトラーハウス出版をシアトルに創設、自分の書いた考古学、歴史、アストロセオロジー(占星学と神話学を組み合わせた学問?)、神話、宗教に関する書籍を出版しているようです。

ピーター・ジョセフの映画「ツァイトガイスト」に大きな影響を与え、自身でもキャンペーンガイド(上)を作っています。
ツァイトガイストのキリスト誕生説の部分などは、彼女の影響があったのでしょう。
「ツァイトガイスト・アデンダム」では、ジョセフは、Acharya Sと同じ出所の新しい“導師”(誰でしょうか)を見出すことができたようです。
ひと頃のニューエイジ神智学の救世主-マイトレーヤ、ジッドゥ・クリシュナムルティ(J. Krishnamurti)は、オカルトを強く推していました。彼は、20世紀初めの神智学により「空想社会主義」を唱えていました。
クリシュナムルティは、こんな人
ツァイトガイスト・アデンダム 結論部 2/3 6:00から
フェビアン協会のアニー・べサント(Annie Besant)と、男色のフリーメーソンであったC.W.リードピーター(C.W. Leadbeater)の考え方が、ツァイトガイストの始め(vol.1)と終わり(vol.15)にテロップで延々と流されています。
それは、「世界を理解する場合に、一切の迷信を排除して見るべきだ」という考え方を意図的に強く支持し、訴えているようです。
この始めのビデオと最後のビデオが、現代の神智学的な考え方と同じでない、そして、そのままそっくり社会主義的な考え方ではないというなら、それこそ偽善者で、嘘つきと言う他はないでしょう。
それは、誰が見ても神智学であり、社会主義の考え方だからです。
ピーター・ジョセフは、自分が神智学に影響を受けていることについては認めていません。
ビデオの1:35:37では、知的唯物論(intellectual materialism)を出してきて、(わざと)あいまいな解釈をしているようです。
彼は「手の内を見せた」のです。
知的唯物論(intellectual materialism)という言葉は、神智学の開祖・ヘレナ・ブラヴァッキーが、「ルシファー・マガジン」の中で使っていた言葉です。
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-30.html
それは、以下でも確認できます。
http://books.google.com/books?client=firefox-a&um=1&q=%22intellectual%20materialism%22%20blavatsky&ie=UTF-8&sa=N&tab=wp
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:so5jYiwLf_0J:www.prlog.org/10042876-new-release-the-seven-cosmic-worlds.html+%22intellectual+materialism%22&hl=en&ct=clnk&cd=8&client=firefox-a
また、ツァイトガイスト本編の1:48:25では、「人間の本当の神性」を強く訴えています。
ニューエイジャー、別の名を「エコノミック・ヒットマン(経済の殺し屋)」、ジョン・パーキンスは、ルシファーの“煮えたぎるような”エネルギーを体験したと言います。
1:43:07では、“神”の精神と連結することは至福であると語っています。(彼の言う“神”とはルシファーのこと)
ある一人の“覚醒した”という男が自分の手でピラミッドの形を作って、太陽にかざしています。
ツァイトガイスト・アデンダム Part1は、エレン・ブラウン(Ellen Hodgson Brown)のウェブサイトに基づいて作られています。
ツァイトガイスト・アデンダム Part2は、ニューエイジに基づいています。
シャーマニズム的な開業医にして共産主義弁証者、「エコノミック・ヒットマンの告解」で知られるジョン・パーキンス。
彼は、陰謀論者として、みんなに受け入れられているのに不思議なことです。
Part2の00:48:00辺りでは、ピーター・ジョセフは、ツァイトガイストの制作に当たっては、ジム・ギャリソン(Jim Garriso)からも引用したと話しています。
ジョン・パーキンスの本の170ページから引用したと同じように。
パーキンスは、国際通貨基金(IMF)の最終目標(別な言い方をすると計略とも言う)が、共産主義の魔の手から我々を守ることである、と書いたすぐ後で、共産主義者のミハイル・ゴルバチョフの仲間であるジム・ギャリソンから引用しているのです。
ツァイトガイスト・アデンダム Part3、Part4は、オカルト信者たちが恋焦がれている社会のユートピア的再生を支持しています。
ここからは、天才的なテクノクラシー運動の未来派、ジャック・フレスコ(Jacque Fresco)についてです。
ジャック・フレスコが出演している部分は、本質的に、資本主義、競争主義、市場の自由化などの弊害の解決策として、厚顔無恥にもテクノクラートによる共同体主義者の社会を取り上げています。
ツァイトガイスト・アデンダム Part3は、貪欲と競争について、バーナード・リエター(Bernard Lietaer)から引用しています。
リエターは重要な人物です。
彼は、ローマクラブのメンバーです。
ローマクラブは、支配層の役に立たない“ごくつぶし”たちを全滅させたいと考えている人口削減のための機関です。
彼は、「ガイアコープ」というものに取り込まれています。ガイアコープとは、国連の神智論のオカルト信仰者によって崇拝されている「地球女神」にちなんで名付けられた組織です。
http://www.gaia.org/gaia/gaiatrust/gaiacorp/
彼は、欧州通貨単位ECU(エキュ)の設計と導入、そして単一通貨、ユーロへの一点集約メカニズムについて責任ある立場にいました。彼は、いわゆる“地球通貨”の理論家だったのです。
ツァイトガイストの映画が、彼を引用することを決めたことは重要です。
どうりで、ツァイトガイスト・アデンダム Part3、Part4が、「環境破壊しない開発=sustainability」、「キャリング・キャパシティ=carrying capacity」、「リソースベース(resource-based)の経済」、「人類共通の遺産=common heritage」、「世界統一=world unification」などの、さわがしい言葉で埋め尽くされているはずです。
通貨システムの究極の、そして避けられない崩壊に対するジャック・フレスコの回答は、彼のユニークな解決法を持って、現在のシステムに置き換えることです。
それがビーナス・プロジェクトです。


ジャック・フレスコの「ビーナス・プロジェクト」の未来世界
彼は、「コンピュータによる完全自動制御社会」、そして彼が“sociocyberneering”と呼んでいるものの提唱者です。
googleの書籍検索にcybernated society”と入れて検索すると、ヘンリー・マーゲナウ(Henry Margenau)(世界政府の擁護者)、ポール・グッドマン(Paul Goodman)(新左翼、無政府主義者の社会学者)、レオ・ヒューバーマン(Leo Huberman)(社会主義のアジテーター)の本がそれぞれヒットします。
用語としての「社会学」、そして「社会科学の実践」それ自体は、クロード・アンリ・ド・ルヴロワ・サン=シモン(Claude-Henri de Saint-Simon)(最初のテクノクラート)と、彼の弟子だったオーギュスト・コント(Auguste Comte)(実証主義の発明者)に行き着きます。
サン=シモンは1800年代前半に、「ヨーロッパと超国家の権威による新しい経済議会」を創設するよう求めました。
科学者、発明者、および技術者による「社会的な権威」と「技術主義のユートピア」によって運営される政治構造に取って代わるべきだ、と主張していたのです。
当時の社会的な統制のために、そのような考え方に方向転換した追随者たちの「全体的な科学機構」は、ニューエイジのエリートを創る、という目的とともに、個人主義に挑戦したのです。
多くの人はサン=シモンが好きでしょう。
そして、ベーコンのニュー・アトランティス、ツァイトガイストのアドバイジング・ディレクターであるピーター・ジョセフのテクノロジーの導師、ジャック・フレスコは、科学者が聖職者となって世の中を治めうると信じているのです。
ツァイトガイスト アデンダムの中で、「必要な技能がある人たちだけが、世界の実際の問題を解決することが重要である」と言っています。
それは救世主としての「技術」。
神としての人(大文字「M」)
それは、サイバネティクスのユートピアのこと。
------------------------
リンク先:サイバネティクスのユートピアの翻訳
サイバネティクスのオカルトのシンボリズムがある奇妙な金属の飾り板
数年前に、ある人が、私にメタル・キャストの額の写真を送ってくれました。
それは、その写真を撮った人間が、彼の家族の友人の家の壁にかけられていたものです。
写真を同送してくれたメールは消失してしまいましたので、その家の主について詳しいことは分からなくなってしまいましたが、たぶん人工頭脳学者か技術者だったと思います。
私は、今ままで、このようなものを見たことはありません。
(この写真がこの記事のトップ画像です)
翻訳以上。
■ツァイトガイストを支援するビーナス・プロジェクトのサイト(日本語)
ビーナス・プロジェクトとは、ツァイトガイストのシリーズの中でも紹介されている「テクノロジーが労働力の代替となることによって、人類を奴隷労働からの解放」し、そのことによって可能となる「World Unification」(階級、身分の差、上下のない「平等な」社会)を目指すプロジェクト。
http://www.thevenusproject.com/ (The Venus Projectの公式)
発案と構築者は、ジャック・フレスコ。
このおじいちゃんが、ツァイトガイストの中でビーナス・プロジェクトについて語っている場面。
http://www.youtube.com/watch?v=wDJ18m6KUW4&feature=related
「テクノロジーを上手に利用すれば、人間は現在の奴隷労働から解放される。労働から解放された人間は本来の感性を生かした人間らしい生活を営めるようになる。
資源の無駄遣いも無くなる(=共生)
労働が機械(テクノロジー)によって行われるようになれば、雇用の問題、金銭の問題も無くなる。機械には賃金を支払う必要が無いからだ。
金銭で縛られることの無くなった社会には、殺人、強盗、汚職などの犯罪が存在しない。
また、雇用というシステムが無くなれば、「主人・奴隷」という観念も消える。
このことによって、社会の不平等が無くなり、みながギスギスしないで人間らしく生きられる理想的な世界が誕生する」。
つまり、テクノロジーによって労働がなくなれば、「雇い主、雇用者」という主従関係もおのずと消滅するわけですね。
機械のメンテナンスと開発は、テクノクラートが進める、と。
労働に対する対価という観念がなくくなれば、主人と奴隷の弁証法が使えなくなるので、主人(雇い主)の存在価値はなくなる。
みんながそうすれば、世界を支配しているグローバル・エリートたちも、失業というわけです。
さらに対価という考え方がないのですから、通貨も不要になる。
「信用創造」という詐欺と銀行という拝金奴隷化装置も無用となるので、ロスチャイルドら銀行家も、ウォール街の金融マフィアもお手上げ。
両手をもがれたグローバル・エリートたちは、選挙に落選した政治家のように「ただの人」。
これが流血を見ないビロード革命ですか。
なるほど、なるほど。
ただ、世界中の人が同時に、このことに気がつかなければなりませんね。いっせいにグローバル・エリートの仕事をボイコットしてしまう必要があります。
人間同士がテレパシーで交信できるようになれば、その瞬間に世界革命が完成することになるかもしれません。
だから、グローバル・エリートたちは人工甘味料やフッ化物を食品に使用しても良い、などという奇妙な法律を通したり、もっとも危険な携帯電話を強力にプッシュしたりしているのですね。
私たちの脳が覚醒しないように。なるほど。
(テレパシーだの、これ以上書くとトンデモと紙一重になってしまうので、この辺りで止め)
しかし、この考え方は、まさしくバーバリアン・イルミナティの「静かな革命」そのものです。
【たった6000人が世界を支配している】
ジャック・フレスコのじいちゃんは、バーバリアン・イルミナティかも知れませんね。
ツァイトガイストの基本概念が、ヨハン・ゴットフリート・ヘルダーから出てきたものであることは、他の多くのサイトにも書かれています。これは事実と捉えていいでしょう。
【Extended Definition: zeitgeist】
Origins
The concept of Zeitgeist goes back to Johann Gottfried Herder and other German Romantics such as Cornelius Jagdmann,
そして、ピーター・ジョセフがヨハン・ゴットフリート・ヘルダーに心酔し、彼の形成したツァイトガイストの考え方に大きな衝撃を受けたことも確かでしょう。
しかし、ピーター・ジョセフの背後から、それとなく支援した人々、それはバーバリアン・イルミナティである可能性は考えられますが。
かなり頻繁に「目」のサブリミナル映像が挿入されており、また画面が真っ暗でナレーションだけ、という場面も多いので、私たちの識閾下(無意識領域)に意図的に、彼らの思想を固着化させようという計算がはっきり見えます。
こうした点が、どうしてもバーバリアン・イルミナティの何らかの指導、あるいは指示があったのではないか、と考えてしまうところです。
さて、ツァイトガイストが目指している未来の姿に私たちは希望を持てるのでしょうか。
「とりあえず静観しよう」、「OWOにチップ入れられるより、まだ良さそうだ」、「いやいや、とんでもなく危険な思想だ」、あるいは、「キリストを否定し、得体の知れない新しいを神など受け入れられない」… さまざまでしょう。
それは、私たちが、いや政治家、官僚たちが未来のビジョンを描くことができないもどかしさの反映に他なりません。
「確かに、このままでは、いずれ人口過剰で資源争奪によって世界は混沌となる」。それは確かでしょう。本当の神の「大建て替え」が起こらなければ。
日本は、再び、世界の先導者の後塵を拝すのでしょうか。ちょうど、日本が必要悪としてアメリカの傘の下で惰眠をむさぼってきたように。
私たちは、本当に萎縮してしまいました。
それは、私たちの幸福感-それはお金を儲けて、美しく、格好の良い伴侶とめぐり合って、悠々自適に暮らすこと-が果たして本当に幸せなことなのか。少なくとも、幸福感について鈍感になってしまったことが原因ではないのかと考えます。
これが、すでに洗脳の世界なのではないでしょうか。
私たちが、本当の幸福感を見つけることが出来なければ、きっとsheepleのままかもしれません。
そして、それを実践すべく、些細なことからでも、アクションを起こさなければ、コタツの中で丸くなっている猫のようなものでしょう。
できることから始めればいいと思います。
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ゼブ・ベン・シモン ハレヴィ 著 丹羽 敏雄 翻訳 2004年4月刊刊
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マイナによって2024年は「666獣の経済」元年となる
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3年後に迫る人類史上最大のターニングポイント③
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この冬から始まる世界同時崩壊のイベント
計画的食料危機で世界政府があなたをシープルにする方法
食料配給制度が復活し、UBIによって人口削減へと進む④