
国連での演説の前に、イスラム国空爆を準備していたプーチン。西側メディアを手玉に取って、逆にオバマをコントロールしようとしている。
イスラム国掃討作戦に、それを育てたアメリカを引き込むプーチン
ローマ教皇フランシスコの訪米日程(9月22日から27日まで)に合わせて国連サミットが開催されました。
スケジュールは、つつがなく終了しました。
「シュミ―タのエルル29」は何も起こらなかった・・・そして、9月14日からは、ユダヤ暦の新年に入りました。
本当に何も起こらなかったのでしょうか。1年後にならなければ、それは分かりません。
「世界統一政府」の樹立に向けてのイベントは、国連サミットに集まった世界の政治リーダーのスピーチによって明らかとなりました。
今年の国連の議題は、「持続可能な発展(Sustainable Development)です。国連が開設した専用サイトの見出しは、「国連サミットは、ポスト2015の開発議題を採択する」となっています。
官邸のホームページに、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」と表記されている、それです。これからは、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の略称「SDGs」という言葉を、ことあるごとに見かけるようになるでしょう。
ざっくり言えば、環境を守るために人口をコントロールしましょうよ、と世界中の“NWOエージェント”が示し合わせた、ということです。地球温暖化詐欺、そう、あの国連気候変動枠組条約締約国会議「COP15」は消えたのではありませんでした。
むしろ、「地球環境保護」を最上位概念に据えて、これから世界の政治・経済をコントロールします、という宣言に等しいのです。
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」とは、「アジェンダ21」に包含される下位のコンセプトで、言ってみれば、これからグローバル・エリートの民間機関から具体的に出て来るアクション・プログラムの根底に流れている要諦と言い換えることができます。
日本の操り人形たちは、ここぞ晴れ舞台とばかり、事前にリハーサルを重ね、グローバリストのゴーストライターが書いた声明を、間違わないように読み上げただけでした。彼は、実は何も理解していないのです。ただの一つも。
しかし、プーチンの国連総会での演説は明快でした。
「(アメリカが)民主革命という名の革命を輸出している。このことによって、テロが横行するようになってしまった」。
「ロシアは、シリアの難民問題を平定するには、アサド政権の強化が必要。ロシアの同盟国は一丸となってイスラム国殲滅に乗り出すべきだ」。
彼は、こう明言したのです。
これは、アメリカを中心とするテロリズム増産国連合の西側諸国の新世界秩序に対する対決姿勢を、いっそう鮮明にした演説でした。
アメリカは、シリアのアサド政権を倒そうと「反政府軍」という、いかにも大義がありそうな、その実、狂気の殺人集団を育成してきました。
西側諸国の洗脳プロパガンダであるメディアは、その多くを「アルカイダ」と呼び、さらに先鋭化した狂信的集団を「イスラム国」と呼んでいますが、事実は、イスラム教徒の信仰や信念とは、ほとんど関係のないテロ請負仕事人集団です。
彼ら“サラリーマン・テロリスト”たちの狙いは、石油・天然ガスの略奪と第三次世界大戦を引き起こすことです。それが、彼らが請け負った仕事です。
シリアが、その発火点になります。
しかし、ヨーロッパ諸国は、シリアからの難民の中に、多くの偽装難民が紛れていることに気が付いたとき、アメリカからの離脱を図ろうという動きが出てきました。
ヨーロッパの国々のいくつかは、シリア難民の中にまじっているテロリストによって内部から破壊されると察知したのです。
その筆頭が、メルケルのドイツです。
メルケルは、アメリカにまんまと騙されたことを悟って、ポーランドのように、ロシアをターゲットとしたMD(ミサイル防衛システム)を設置されることを拒否しています。メルケルは、ロシア寄りの態度を取ることによって、オバマのワシントンを懐柔しました。
その新世界秩序によるドイツに対する報復が、フォルクスワーゲンやBMW、はたまたアウディ―など、世界的な自動車メーカーの排ガス規制をすり抜ける不正ソフトの暴露でした。
もちろん、米国の規制当局が、数年前から知っていて、時が来るまでメディアに緘口令を強いていたと考えるほかないのです。
つまり、これは、戦略的に行われたことであって、ドイツに対する「経済爆弾」として使う時が来るまで当局は沈黙を守っていたのです。
VW、BMWに続いて第二の制裁がドイツに下されるかもしれない
いまや隣国同士で債券を持ち合うことから絶望的な債務危機に陥ってしまったEUの崩壊を防いでいるのはドイツしかありませんが、実は、そのドイツ銀行も、数々の不正が取りざたされており、近々、ドイツ、いやEUに激震が走りそうです。
ドイツ銀行は、すでに23,000人を解雇しており、不正な会計処理も発覚しそうだと見ている人々がいます。
これから、フォルクスワーゲンやBMW、アウディーに対する国際的な集団訴訟が起こされれば、ドイツ経済をさらに弱体化させます。そのタイミングを見計らって、ドイツ銀行の不祥事が明るみに出されるはずです。
すると何が起こるでしょう?
ヨーロッパの債務危機破綻は、もはや導火線に火がつけられたも同然です。
イタリア、スペイン、ポルトガルを始めとして、ユーロを採用している国々でドミノ倒しが始まるでしょう。世界支配層は、ヨーロッパにアメリカと同時にカオスを生成しようとしています。
さらにもう一つの目的は、世界支配層が、オーストラリアですでに導入されている炭素税を世界規模に拡大することです。
「自動車メーカーの不正は止まることを知らない。もはや規制には限界があるので、環境に大きな負荷を与えるテクノロジーや産業には課税をして、これを食い止めるほかないでしょう。そうですよね、世界のみなさん!」
今年21回目を迎えるCOP21・COP/MOP11(国連気候変動枠組条約締約国会議第21回会合)は、今年12月、フランスのパリで開催されます。
以前から書いているように、おそらく、この「地球環境税(名称は、まだ不明)」なる世界規模の税金の必要性が提起されるでしょう。
これが、世界統一政府の運営資金になります。すべてが、詐欺なのです。
しかし、こうしたアメリカのグローバリストたちの心理をすっかり読んでいるプーチンは、「シリア、イランを挑発し、第三次世界大戦を引き起こそうとしているのはアメリカだ」と名指した発言を過去に何度も行って、オバマと彼の背後の人形師たちをゆさぶり続けています。
イスラム国が、CIAから武器とドルを提供され(トルコ政府の中にいる新世界秩序のグローバリストたちが、これに協力している)、モサドによって戦闘訓練を施された「殺人狂のサラリーマン・テロリスト」の寄せ集めであることが世界中に知れ渡ってしまった今、オバマは、プーチンに、「ともに協力してイスラム国を地球上から一掃しよう!」と、表向きの同盟を呼び掛けるほかなくなってしまったのです。
しかし、プーチンの方が、一枚も二枚も上手で、イスラム国の撲滅については、オバマと協働していくことを確認しているものの、実際にイスラム国の一掃作戦が始まれば、アメリカ・NATOがアサド打倒のために生成した「シリア反政府軍」という、テロリストたちを攻撃するでしょう。
プーチンは、CIAとイスラム国とは同一だと考えているのです。
これは、時間をかけて、粛々とシリアやイラクに「反政府軍」という大義なきテロリストをインストールしてきたアメリカの軍産複合体にとっては、致命的な痛手となるでしょうから、シリア問題を発火点として、第三次世界大戦が勃発する可能性が現実になってきたというわけです。
国連総会が幕を閉じるや否や、ロシアはシリアのスラム国の空爆を開始したのです。
そもそも、厳密にシリアのイスラム国とアサド政権の打倒を掲げる反政府軍と分けて爆撃などできるはずがないのです。
ロシア軍が空爆しているのは、アメリカ、イスラエルが生成したイスラム国と、これもアメリカのCIAか仕込んだイスラム過激派というテロリストです。
つまり、プーチンは、間接的にアメリカを攻撃しているのです。
米軍がイスラム国を殲滅する、という大義を掲げて、実はシリアの国土を数千回にわたって爆撃しているのと同じように、プーチンも、アメリカと連合してイスラム国空爆の正当性を手に入れました。それを国連で表明したのです。
「ロシアは、アメリカが仕込んだ過激派テロリストたちを空爆するのであって、あくまでもイスラム国をターゲットとしているのだ。そもそも、アメリカとて、われわれロシアと同じように、イスラム国を一掃したいと考えているんでしょう?」ということです。
アメリカが、シリアを占領するために、いままでせっせと仕込んできたイスラム国のテロリストや、その他のアルカイダ系テログルーブをロシアによって壊滅させられようとしても、アメリカは、ただ黙認するしかない、というわけです。
オバマが、プーチンに「少しやりすぎだから、止めてくれ」と、少しでもクレームを出そうものなら、アメリカこそが、占領したいと考えている国に民主主義を輸出し、テロ・グループを中東にばら撒いてきた張本人であることを国際社会に“自白”してしまうからです。
これは、オバマが頭が悪いのではなく(ややオツムが弱いのかもしれませんが)、ペンタゴンやCIAの中に、反オバマ、反戦争屋のグループが増えてきて、オバマの統制が利かなくなっている証拠です。
第三次世界大戦が始まろうとしているのに、国連で、はしゃいでいる“国民のお荷物”首相
さらに、中国も動き始めました。
中国の航空母艦がロシア軍が駐屯しているシリア沖のラタキア軍事基地に向けて出港したという情報がシリア軍内部からリークされましたが、中国はこれを否定しています。
この情報の真偽を確認するより(それは事実でしょうけれど)、アラスカ州のベーリング海峡に中国の軍艦5隻が出没した、ということのほうがよほど重要なのです。
中東のエネルギー利権をロシアと共有し、西側には絶対に渡したくない中国にとっては、いざとなれば、ロシア側に立ってアメリカに攻撃を加えることは利害に合致するのです。
それは、天津の化学工場(中国の緘口令によって、西側メディアでさえも報道されていないが、天津工場以外の4ヵ所の大規模な化学工場が、アメリカの宇宙からの電磁波攻撃によって破壊された)に対するアメリカからの攻撃の倍返しの報復措置になるでしょう。
つまり、中東のエネルギーと人民元の国際化、ドル(外貨準備高)の通貨発行権、そしてゴールド(金)の西側諸国との争奪をめぐって、中国がロシアと連合した、ということです。
今のアメリカは、ドルの覇権によって構築された世界を、かろうじて維持している、というのが現状です。
日本のメディアは、相変わらず西側のプロパガンダを鵜呑みにして、シリアのアサド悪玉説をほのめかすような論調に傾いていますが、それではヨーロッパの政情はますます混乱を極め、やがてはそれは日本の経済に打撃を与えることになるでしょう。なぜ、こんな簡単なことが分からないのか、本当に不思議です。
ヨーロッパのいくつかの国々は、それに気が付いていて、ドイツのメルケルのように、ロシアを応援するようになるかもしれません。
だから、巨大企業フォルクスワーゲンは、ドイツへの恫喝として、世界支配層のスケープゴートにされたのです。
このように国連サミットでは、西側の新世界秩序(NWO)に対する東側ユーラシアの世界秩序が静かに激突しました。
メディアは、肝心な部分をカットして編集済みの、まるでPVそのものを流しているので、世界の人々は、今回の国連総会で実質的に新世界秩序が高らかに掲げられ、東西の世界秩序の激突が宣言されたことを知りません。
まさに、NWOの「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は動き出そうとしています。
点数稼ぎが大好きな安倍内閣の閣僚たちは、まったく意味も分からず、嬉々としてその先頭に立とうとしていますが、それが、日本の一億総奴隷化への道であることは、国民の方が先に気が付いています。
国連総会での安倍晋三のはしゃぎぶりには、世界が眉をひそめています。
その映像を観ましたが、あまりの軽さに、彼は世界から、ここでも相手にされていません。私たちの税金をばら撒かなければ、彼の主張など聞く人間はいないでしょう。

国連総会での安倍晋三の演説に出席したのは、わずか13%。先進国のリーダーでは番外編の問題外の外の少なさ。
日本のメディアは、こうしたアングルでは絶対に映像を撮らないので、日本人には安倍晋三が、どれほど国際社会から敬遠されているのかを知ることはできないのです。もはや、この男では外交は100%不可能です。
これで、なぜ安倍晋三が、行く先々で金をばら撒くのか、その理由がはっきり分かったでしょう。
「金をくれなきゃ、あんな馬鹿な男の話につきあってられるかい」というのが、各国のリーダーの本音。
今回も、安倍晋三はオバマに会えなかった・・・絶句。
とにかく、絶望的な知能の低さ。すべてがデタラメで、この男にもう3年やらせていたら、大量の日本人が確実に死ぬ。
CIAといっしょになってイスラム国を創ったイスラエルと武器の共同開発を含む準同盟関係を結び、反対に、イスラム国対策にエジプトで200億円を提供すると鼻高々に宣言して日本人の人質2人をイスラム国に殺害させ、その一方では、アメリカのオバマのシリア空爆に真っ先に賛成しておきながら、その反対勢力のプーチンとは経済協力と北方領土返還交渉を進めたいと考えている日本政府と安倍晋三。
あげくの果てには、安倍がアメリカを支援したことが原因で大量のシリア難民が出てしまったことで、その救済に約1000兆円を拠出する、という。
これでは、世界が安倍に加勢しようにも、あまりにも支離滅裂で危険性を感じる方が先でしょう。
北朝鮮の拉致被害者奪還を国民に約束していた安倍は、実は2012年の段階から何もやっていなかったことが発覚しました。
つまり、北朝鮮と正面から対決する強いリーダー像を国民に印象づけるために、拉致被害者を利用したのです。
しかし、彼はもう次のオモチャに夢中です。日本国防軍をアジア版NATOにすることです。
彼は精神分裂症そのものです。精神鑑定を受けさせれば、必ず重大な病名がつく。
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