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上海でも邦人拘束=スパイ容疑で女性民間人
上海で、日本人女性1人がスパイ容疑で中国当局に拘束。これで、先に拘束された日本人男性3人と合わせて合計4人
そして、河野太郎の国家公安委員長の就任。いったい何が・・・


元公安の職員だというが、スパイができるスキルなど持っていない

先に、中国に拘束された日本人男性のうちの1人は元公安調査庁の職員だったことが分かっている。

これについて、リテラ(2015年10月5日)は、このように書いている。

「我々がつかんでいる情報では、数年前に公安庁を退職した男性で、現在は同県内の調査・人材派遣会社に勤めています。

ただ、実際は年間数百万円にのぼる報酬を公安庁から受け取っていたのではないかと言われている。

というのも、勤め先の取引実態を調べる と、どう考えてもまともな収入にありつける会社じゃない。
ところが、この男はちゃんと妻子を養い、資産を増やしているんです」(全国紙社会部記者)

これだけ聞くと、すぐ頭に浮かぶのが、身分を隠すために表向き組織を抜け、民間人を装って中国の地に潜入するスパイの姿だ。
つまり、日本政府もスパイ映画を地でいくような工作活動を展開していたということなのか。

だが、内情をさらに深掘りしていくと、どうもそんな格好の良いものではないことがわかってきた。

警視庁公安部関係者が匿名を条件にこう語る。
「いや、身柄を拘束された3人はいずれもまともな国際諜報活動の訓練を受けていない完全なシロウトです。

北朝鮮情報や中国軍の機密情報と称して、玉石混淆 の情報をもちこんでいた“たかり屋”だと言ったほうがいいかもしれない。

元職員と言われている人物も、身分を隠して潜入したのでなく、公安庁が昔のよしみで使っているというだけ。

北朝鮮国境に接する遼寧省で拘束された55歳の男性も、やはり1960年代に帰還事業で北朝鮮に渡った後、90年代に日本へ逃げ てきた脱北者で、お金に困って中国情報を売り込んでいた。

ほんとうなら誰を情報屋に使うか、きちんと精査しないといけないのに、公安庁はこういう連中に平気で依頼して、情報を買い取ってしまう。そのずさんなやり方が今回のような事件を招いたんです」

中国とのパイプを持つ河野洋平の息子の公安委員長就任

なぜ、この時期にこうしたことが起こるのか、いくつかの推論がある。
3つばかり挙げてみよう。

1)安倍首相の歴史認識に中国側が、こうした形で抗議した。
さらに、今月2日、自民党の原田義昭・元文部科学副大臣が、「従軍慰安婦も南京大虐殺も全くなかった」という主旨の発言を記者団したことから、中国公安が以前からマークしていた日本人女性を拘束した。

2)直接ではないにしても、アメリカが中国の公安当局に、いわゆる「ちくった」。理由は、日本の反中意識を、中国の反日意識をさらに喚起すること。
イスラム国に殺害された日本人2人も、米・情報局に「ちくられた」可能性が濃厚だ。何しろ、イスラム国はアメリカがつくったのであるから。
いずれも安保法制に関係している。

去年の11月、反戦・穏健派のチャック・ヘーゲル国防長官が事実上、更迭され、好戦派で過激なアシュトン・カーターが国防長官に就任した。
中国は南シナ海に複数の軍事基地を建設しているが、アシュトン・カーターに引き継がれてから、米国は中国を挑発するような言動を繰り返している

3)安倍晋三が、執拗にイスラム国を挑発して、2人の人質をわざわざ見殺しにしたときと同じように、国民をスケープゴートにした、いわゆるグラディオ作戦だ。この後で出て来るショック・ドクトリンは何だ。


この中で、もっとも可能性が高いのは、言うまでもなく「2」。

アルジェリアテロで、テロリストが「日本人エンジニアを狙い撃ちにした」ことを思い出してほしい。

テロの首謀者(本人は犯行には手を下さず、広報に徹していた)であるモフタール・ベルモフタールは、米軍によって殺害されたと報じられているが、実際は分からない。

彼は、アフガニスタンでCIAの任務に就いていたことが分かっている。つまり、イスラム過激派と言いながら、CIAのエージェントであった。

テロリストのイスラム過激派の中には、金髪で碧眼の男が何人かいた。彼らは、サラリーマン・テロリストで、モサドやCIAに、ごく短期間の訓練を受けただけの“インスタント・サラリーマン傭兵”だった。男たちはカナダ人であった。

安保法制を日本に急がせるために、CIAがベルモフタールに指示したという、ほとんど確信に近い推理がある。ベルモフタールは、アルカイダの名前を利用して、人質の莫大な身代金や、CIAからのお手当をもらって優雅な生活をしていた。

こうしたテロは、「イスラム教徒の怒り」の発露だと言っている評論家たちがいるが、彼らもまた悲しいほどの白痴である。

ということから、もっとも蓋然性が高いのが「2」ということになる。

逆に、もっとも蓋然性が低いのが「3」である。

それは、国家公安委員長が、山谷えり子から河野太郎に変わったことで分かるかも知れない。

山谷えり子が在特会会員といっしょに写真に写っていることをロイターが報じたことがあった。そのときの見出しが、「・・・hate speech group」となっている。

彼女は安倍晋三のお気に入りだった。
秘密保護法が強行採決された後、徹底的に国民の言論を封じ込める言論弾圧に情熱を燃やすだろうと見られていた女性だ。

これでは、北朝鮮や中国のスパイ防止対策はできない。その代わり、国民の口を封じようとしたのだから、開いた口がふさがらない。

ましてや、官房長官の菅義偉が、いくら「我が国はスパイ行為など絶対にやっていない」と訴えようとも、元公安調査庁OBであることが判明してしまった今、何を言おうとも虚しい。

しかし、イスラム国の人質のときと、対応が大違いだ。安保法制を強行採決さえしてしまえば、後はどうとでもなれ、というつもりらしい。

まさか!の河野太郎が国家公安委員長に就任したのは、こうした背景がある。
河野太郎の父親は河野洋平である。

彼の官房長官時代、従軍慰安婦問題に火をつけたあの河野談話を出した男である。
この点で、彼は中国共産党と太いパイプを持っている。

河野洋平が高齢であるため、息子の河野太郎に公安委員長に就いてもらって、今後、多発が予想される日中情報戦を巡る「いさかい」を、少しでも丸く収めさせようという官邸の意向が明らかに見える。

まるで、創価学会の女性幹部のような狂信的な山谷えり子では、とうてい無理な任務だ。

それどころか、山谷のような無知なおばちゃんでは、一歩間違えば戦争のトリガーを引きかねない。
そこで、穏健派で、中国側にも覚えがめでたい河野太郎という無難な線に落ち着いたというところだろう。

うがった見方かも知れないが、中国に拘束される日本人が今後、増えそうな兆しがあるということだ。そして、テロの犠牲者も、安倍政権下では一気に増えることは確実だ。

もう一つは、北朝鮮内部で「異変」が起こっている可能性がある、ということだ。拉致被害者の奪還において、北朝鮮の音信が途絶えてしまったことは大いに気がかりだ。何かが内部で起こっている。

この局面では、国家公安委員長は河野太郎が妥当と言うしかない。

彼のブログが、事実上、閉鎖されたと失望している反原発の人が多くいるが、それには及ばない。彼が放射線被曝に関して書いた記事には、ずいぶんと間違った記述がある。

彼は、常々「私は、反核燃料サイクルであって、反原発ではない」と明言している。失望する方がおかしい。




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