「原因不明」のまま、何も情報を出さない東電と保安院
「3月14日、1号機と3号機の圧力容器本体と、フランジと呼ばれる蓋の部分の温度が急上昇し、原因を調べている」と原子力安全・保安院が発表しました。
圧力容器本体と上蓋(フランジ)を接合する密閉部分のシールの温度が、12日には170度だったのが、14日には250度に急上昇し、シールのすぐ下の圧力容器本体の温度も12日の144度が、14日には165度を示した。
(東京本社の大新聞のソースは、たった1日ですぐに削除されてしまいます)
原子力安全・保安院は、接続部の設計温度は約300度なので、ただちに危険な温度ではないと話している。
しかし、依然として「原因は不明」として、東電は、「計測器の故障が疑われる」としている。
【中国新聞 3号機圧力容器の温度が急上昇】
この報道以降、原子力安全・保安院、東電から、この件についての新しい情報はリリースされていないようです。
いつものごとく、「原因不明」にして、国民が忘れ去るのを待っているようです。
これとは別に、日本原子力学会が「原子炉への注水が2~3日止まると危険な状態」と、余震への警戒が必要と発表しました。
msn産経ニュース 2011.4.15 06:33
福島原発1~3号機、燃料の一部溶け落ち 原子力学会が見解
すぐ消されてしまうので全文掲載しておきます。
東京電力福島第1原子力発電所事故について、日本原子力学会が設置した事故調査委員会は14日、1~3号機の炉心燃料棒の一部が溶け落ち、原子炉圧 力容器の下部にたまっているとの見解を示した。
溶け落ちた燃料は注水で冷やされ、固体状に固まり、原子炉に穴が開くなどの損傷の恐れはないとしている。
ロシアのメイン・メディア「RT Russian Today」は、
日本原子力学会が15日(金曜日)に発表したレポートによると、
「1号機と3号機の核燃料が、一部、溶け出しており、圧力容器の下部に粒状となって溜まっている。
核燃料が溶け続けて塊として蓄積されると、容器を破損するほど熱くなり、多量の放射性物質を漏出する可能性がある」としている。
同じ日本原子力学会の発表であるにも関わらず、日本とロシアのメディアでは、大きな温度差があるようです。
ロシアのRTは、1号機、3号機の核燃料が、少しずつではあるが溶けて(続けて)おり、これが止まらないと熱い塊となって圧力容器を破損する可能性があると解釈しているようです。
圧力容器が破損し、核燃料が外に出てくると、水と反応し水素が生成されるので、ムニャムニャと行間に匂わせているのです。
そうした場合は、多量の放射性物質が一度か、あるいは徐々にか、わからないものの外部に出てくる可能性がある、と。
日本の新聞は、
「放射性物質の大量放出の可能性は極めて低い」
と書いています。
にも関わらず、余震によって注水が、再び2~3日止まるようなことがあると危険な事態となる、とやや矛盾した表現。
東電は津波対策として、外部電源を多重化することや、ポンプ、ディーゼル、操作盤などを20mの高台に移すことを決めましたが、着手したのかどうか、伝わっていません。
相変わらず、ものすごい情報統制を行なっています。
東電も、原子力安全・保安院も、いつまでも、こんなことをやっていて、取り返しの付かないことにならなければいいのですが。
「3月14日、1号機と3号機の圧力容器本体と、フランジと呼ばれる蓋の部分の温度が急上昇し、原因を調べている」と原子力安全・保安院が発表しました。
圧力容器本体と上蓋(フランジ)を接合する密閉部分のシールの温度が、12日には170度だったのが、14日には250度に急上昇し、シールのすぐ下の圧力容器本体の温度も12日の144度が、14日には165度を示した。
(東京本社の大新聞のソースは、たった1日ですぐに削除されてしまいます)
原子力安全・保安院は、接続部の設計温度は約300度なので、ただちに危険な温度ではないと話している。
しかし、依然として「原因は不明」として、東電は、「計測器の故障が疑われる」としている。
【中国新聞 3号機圧力容器の温度が急上昇】
この報道以降、原子力安全・保安院、東電から、この件についての新しい情報はリリースされていないようです。
いつものごとく、「原因不明」にして、国民が忘れ去るのを待っているようです。
これとは別に、日本原子力学会が「原子炉への注水が2~3日止まると危険な状態」と、余震への警戒が必要と発表しました。
msn産経ニュース 2011.4.15 06:33
福島原発1~3号機、燃料の一部溶け落ち 原子力学会が見解
すぐ消されてしまうので全文掲載しておきます。
東京電力福島第1原子力発電所事故について、日本原子力学会が設置した事故調査委員会は14日、1~3号機の炉心燃料棒の一部が溶け落ち、原子炉圧 力容器の下部にたまっているとの見解を示した。
溶け落ちた燃料は注水で冷やされ、固体状に固まり、原子炉に穴が開くなどの損傷の恐れはないとしている。
同委員会では、各号機の原子炉の表面温度や内部の放射線量などのデータから、燃料棒を覆う「被覆管」が溶け、内部の放射性物質(放射能)が漏出するだけでなく、燃料の一部が、数ミリの粒状になり、溶け落ちる高温になったと推計した。
原子炉の損傷は回避されたが、注水が2、3日間途絶えると危険な状態になるため、余震への注意が必要としている。
調査委の澤田隆・主査は都内で開いた会見で、「現在、原子炉は安定した状態で、放射性物質の大量放出の可能性は極めて低いが、原子炉の安定した冷却には2、3カ月かかるだろう」と、述べた。
ロシアのメイン・メディア「RT Russian Today」は、
日本原子力学会が15日(金曜日)に発表したレポートによると、
「1号機と3号機の核燃料が、一部、溶け出しており、圧力容器の下部に粒状となって溜まっている。
核燃料が溶け続けて塊として蓄積されると、容器を破損するほど熱くなり、多量の放射性物質を漏出する可能性がある」としている。
同じ日本原子力学会の発表であるにも関わらず、日本とロシアのメディアでは、大きな温度差があるようです。
ロシアのRTは、1号機、3号機の核燃料が、少しずつではあるが溶けて(続けて)おり、これが止まらないと熱い塊となって圧力容器を破損する可能性があると解釈しているようです。
圧力容器が破損し、核燃料が外に出てくると、水と反応し水素が生成されるので、ムニャムニャと行間に匂わせているのです。
そうした場合は、多量の放射性物質が一度か、あるいは徐々にか、わからないものの外部に出てくる可能性がある、と。
日本の新聞は、
「放射性物質の大量放出の可能性は極めて低い」
と書いています。
にも関わらず、余震によって注水が、再び2~3日止まるようなことがあると危険な事態となる、とやや矛盾した表現。
東電は津波対策として、外部電源を多重化することや、ポンプ、ディーゼル、操作盤などを20mの高台に移すことを決めましたが、着手したのかどうか、伝わっていません。
相変わらず、ものすごい情報統制を行なっています。
東電も、原子力安全・保安院も、いつまでも、こんなことをやっていて、取り返しの付かないことにならなければいいのですが。
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