
「世界経済は、大きな危機に・・・大きなリスクに直面をしているという認識に説いては、一致することができたわけでございます」。
G7サミットの国際舞台を利用してまで消費増税再見送りのためのイクスキューズにしようという安倍首相の卑劣な魂胆に気が付いた人は多い。
このシナリオを描き、これまでも国民を徹底的に洗脳してきた“自民党のゲッペルス“世耕弘成は、G7を私物化し、今度こそ世界中に安倍内閣の身勝手さ、KYぶりを逆にアピールしてしまったという意味で、今後の外交をダメにしてしまった張本人である。
安倍晋三という口パク総理が、本当は誰に操られ、誰によって破滅させられようとしているのか、彼なりに少しずつ気が付き出したに違いない。
サミット直前に、日本国政府の公式見解が官邸の「何者か」によって差し替えられた
yahoo!ニュースが、非常に重要な記事を取り上げています。
「リーマンショック前夜」を裏付ける資料を作ったのは誰か/未遂に終わったサミットを国内政争の道具にする計画・・・というのがそれ。
日本では、数少ない本格的国際派ジャーナリスト、神保哲生氏が主宰している「ビデオ・ニュース・ドット・コム」のコメンタリー(神保氏とコメンテーターの宮台氏との議論)で取り上げらた、伊勢志摩G7サミットで行われた安倍首相の、「世界はリーマンショックの様相と似てきている」発言についての記事です。
日本のどーしようもないマスコミが取り上げた「リーマンショック前に似ている」という安倍首相のコメントについて、どのあたりに、どんな姦計が巡らされているのか注意すべきポイントについて、2、3、挙げておきます。
1)安倍首相の「リーマンショック前に似ている」というのは、本当なのか。
2)その発言の本当の狙いは?
3)いったい、誰がこのような発言を安倍首相にさせたのか。
3)キャメロン、メルケルたちの「危機というのは言い過ぎだ」、あるいは「何も、そこまで言わなくても」という発言が正しいのか。
4)G7の存在意義はあるのか?
5)まとめーー人々は、本当のことを知るべき
2)その発言の本当の狙いは?
3)いったい、誰がこのような発言を安倍首相にさせたのか。
3)キャメロン、メルケルたちの「危機というのは言い過ぎだ」、あるいは「何も、そこまで言わなくても」という発言が正しいのか。
4)G7の存在意義はあるのか?
5)まとめーー人々は、本当のことを知るべき
これについての答えは、すでに「伊勢志摩サミットが、一足飛びに安倍政権に晩秋をもたらす」に書いています。
「安倍首相に、捏造したインチキフリップを持たせて、世界はリーマン危機前夜にきていると言わせたのは官邸の誰なのか」という記事です
その明確な答えを神保哲生氏が出してくれています。
まず「ビデオ・ニュース・ドット・コム」のコメンタリー」のビデオを観てください。30分弱のビデオですが、時間のない人のために、重要ヵ所を以下に時系列で並べておきます。
●1:45~
「完全に国内政治の茶番を、日本はサミットでやってしまったのではないか、という疑いがあると。
・・・しかし、こういう話は、メディアに出てこないまま過ぎ去ってしまうという心配がある」。
●5:28~
サミット初日の26日夕の記者会見で、安倍首相はこのような発言をした」。(管理人注:安倍首相の表情をよく観察すること。いかにして人々に信じ込ませようかと企みの表情が浮かび上がっている)
安倍首相:
「われわれは大きな危機に・・・大きなリスクに直面をしている。世界経済は、大きなリスクに直面しているという認識については一致することができた」。
■管理人の補足:
この、突然の発言を聞いた英国のキャメロン、ドイツのメルケルは、「はぁ? 安倍は何を言っているんだ」と首をかしげたのです。
安倍首相は、それまで米国のグローバル勢に諭されて(洗脳されて)、ドイツのメルケルに「一致団結して財政出動が必要だ」と強く要望していましたが、今回のG7では、「安倍の認識は間違っている」で一致した、というのが正しいのです。
ですから、安倍晋三は、記者会見で、他の首脳が言っていないことを国民の前で行ったのです。
この、突然の発言を聞いた英国のキャメロン、ドイツのメルケルは、「はぁ? 安倍は何を言っているんだ」と首をかしげたのです。
安倍首相は、それまで米国のグローバル勢に諭されて(洗脳されて)、ドイツのメルケルに「一致団結して財政出動が必要だ」と強く要望していましたが、今回のG7では、「安倍の認識は間違っている」で一致した、というのが正しいのです。
ですから、安倍晋三は、記者会見で、他の首脳が言っていないことを国民の前で行ったのです。
●7:05~
神保氏:
「(安倍首相の発言を)受けて、新聞各紙が記事を書く際の参考にするように、政府側からレクチャーがあった。
・・・その中では、安倍首相が『世界経済はリーマンショック前夜の状況に似ている』と発言したことについて、他の首脳たちからも、おおむね合意を得た、ということにされてしまった。
●8:40~
安倍首相が、「リーマン危機前夜」の根拠として使ったこの資料は、いったいどこから出てきたのか。

●9:50~
「サミット直前までは、こんなことなど政府見解には入っていなかった。
・・・今回のサミットに関する文書(安倍が発言するコメントを作成している、いわゆるスピーチ・ライターが書いたもの)にも、リーマン危機の文言はなかった。いったい、どの時点で、すり替えられたのか・・・」。

■管理人の補足:
安倍首相が、伊勢志摩サミット初日の26日に「リーマンショック危機前夜」を突然、持ち出した、その3日前の内閣府の月例経済報告には、「全体として世界の景気は、緩やかに回復してきている。この先も、緩やかに回復する」と書かれていて、政府の正式見解としているのです。
つまり、G7直前になって、突然、すり替えた「何者」かがいるということです。
安倍首相が、伊勢志摩サミット初日の26日に「リーマンショック危機前夜」を突然、持ち出した、その3日前の内閣府の月例経済報告には、「全体として世界の景気は、緩やかに回復してきている。この先も、緩やかに回復する」と書かれていて、政府の正式見解としているのです。
つまり、G7直前になって、突然、すり替えた「何者」かがいるということです。
●10:05~
「民進党は、すぐに、こうした文書をゴーストライターとして書いている外務省経済局の政策課・首席事務官を呼んで、真相を究明する会合を開いた」。

■管理人の補足:
浪岡主席事務官の隣にいる外務官僚は、冷や汗をかいているふりをして、「そんなに、われわれを追及するなよ。われわれは、安倍首相の指示に従って、サミットで首相が発表する声明文を書き上げただけだ。直前に、別の文書にすり替えたのが誰なのか、それは、野党の議員先生方のほうが、よく知っているでしょ」と、シグナルを送っているのです。
浪岡主席事務官とて、「いや、あーの、サミット直前まで知らなかった」と、つい、うっかり口がすべった、というポーズを取りながら、「犯人は誰か、野党さん、追及してよ」と言っているのです。
これが、安倍晋三に首を絞めつけられている哀れな官僚たちの、ささやかで姑息な抵抗です。
彼らもまたサラリーマンと大差ないのです。自分の家族を養い、省益を守ることによって霞が関にしがみついているのです。
こうした官僚を人事権によって暗に恫喝するような安倍内閣の末期症状が、こうした何気ない景色から読み取ることができるのです。
浪岡主席事務官の隣にいる外務官僚は、冷や汗をかいているふりをして、「そんなに、われわれを追及するなよ。われわれは、安倍首相の指示に従って、サミットで首相が発表する声明文を書き上げただけだ。直前に、別の文書にすり替えたのが誰なのか、それは、野党の議員先生方のほうが、よく知っているでしょ」と、シグナルを送っているのです。
浪岡主席事務官とて、「いや、あーの、サミット直前まで知らなかった」と、つい、うっかり口がすべった、というポーズを取りながら、「犯人は誰か、野党さん、追及してよ」と言っているのです。
これが、安倍晋三に首を絞めつけられている哀れな官僚たちの、ささやかで姑息な抵抗です。
彼らもまたサラリーマンと大差ないのです。自分の家族を養い、省益を守ることによって霞が関にしがみついているのです。
こうした官僚を人事権によって暗に恫喝するような安倍内閣の末期症状が、こうした何気ない景色から読み取ることができるのです。
●14:18~
「要するに、(突然、すり替えられた)これはいったい誰が使ったのか、と問い詰めたら、外務省のサミット担当者(文書をゴーストライターとして書いている官僚)が、“実は、自分も、直前になって見せられたんだ”と、つい、うっかりを装って、外務省が作成したものではない、と言ってしまった。
その直後、マズいっ!と気が付いたふりをした文書担当者が、自分たちがつくった、と言い直した。
しかし、では、どうしてこんなものを作ったのか、その理由を言うように民進党議員に詰問された文書担当者は、沈黙する以外になくなった。自分がつくったものではないので、答えられなくなった。
政府としては、公式見解として出しているものを無視して、官邸が自分たちに都合がいい文書にすり替えたのは、安倍内閣による日本政府に対するクーデターだと言っている人もいる。」
●16:13~
「実は、日本側にとってのサミットの意味とは、国内政治の政局のツールに過ぎなかったということ。少なくとも、この、いかにも唐突な“リーマンショック危機直前発言”については、そうだった。
しかも、政府の見解をまったく無視して、官邸が主導して独走した。
・・・実は、この会議には内閣府(元経済企画庁)の職員も出席していて、“知らない”と言い張った。
財務省の官僚も3人来ていて、彼らも外務省に訊いてくれ、と逃げを打ちながら沈黙の中に自らの存在をかき消した。
官僚の誰も知らないうちに、官邸が国の公式見解とまったく違うことを捏造し、しかも、安倍首相は、それを国際会議のサミットの場で平気で公言し、さらには、内閣のマスコミに対するレクチャーでは、安倍首相がサミットでこう言って、他のG7首脳たちからも賛同を得た、と記者たちに説明し、記事を書かせた。
マスコミの記者たちにレクチャーを行ったのは、内閣府の政務官、世耕弘成・参議院議員だった。
記者たちは、サミットの会議の場には参加できないので、情報の出どころは世耕弘成からのレクチャーの1本だけ。どの新聞もテレビも、いっせいに同じことを書くだけ」。
結論(真相)
伊勢志摩G7サミットは、過去のすべてのサミットのうちで、もっとも破廉恥なサミットとして名前を残すことになったのです。
2014年11月の衆院解散のとき、安倍晋三は「この選挙はアベノミクス解散だ」と国民に向かって公言したことを忘れないでください。
このとき選挙に勝てば、「国民はアベノミクスの継続を支持していることになる」というのが安倍の口癖でした。
必然的に、誰がなんといおうと、消費増税10%は公約通り、達成されるはずでした。
しかし、この公約は簡単に破られました。
そして、選挙後は、消費増税以外、憲法改正のためには、どんな悪辣で非合法なことでも、平気でやり続け来ました。
消費税10%への増税は延期したもの、「2017年4月には、どんな理由があろうとも10%に上げる」を公約にしながら。

安倍首相は、自身の政治家としての力強さを強調するために、消費税を10%に上げない場合は、「大震災が起こるか」、あるいは「リーマンショック級の経済災害が起こる場合以外はありえない」と明言しました。
今回のG7サミットは、消費増税を再び延期する理由を、「リーマンショック前の危機的状況」と言うことによって、サミットの場で、延期の正当性を手に入れるために利用されたのです。
「リーマンショック前の危機」という言葉に、他のG7首脳が拒否反応を示そうが、そんなことはおかまいなし。
寿司トモ新聞たちが、そう書いて、なんとなく「合意した」という空気をつくりつつ、有権者を騙すことができれば、安倍晋三の目的は達成されたことになるのです。
折よく、オバマの広島訪問で、当初予定されていた5分の演説が17分に延長されたことは、「この問題を追及しなくて済んだなぁ」と、マスコミ坊や君たちに、胸をなでおろすための格好の言い訳を提供することになったのです。
G7サミットの裏側で、日本政府を欺き、国民を徹底的に騙す悪行が行われていたというのに、オバマの演説に賛辞を贈る馬鹿な国民や、「次期アメリカ大統領には誰がなるか、ヒラリーかトランプか」というくっだらないテーマで、朝まで愚にも付かない討論会を繰り広げた自民党の奴隷ジャーナリスト、田原総一郎の「朝まで生テレビ」や、タイミングよく、ヌスラ戦線に拉致されている安田順平さんの情報を官邸が出してきたのも、すべては、夏の参院選で自公が勝つための工作であると、見抜いている有権者が、どれほどいるでしょう。
これらのすべてに、馬鹿な安倍晋三の斜め後ろから囁く、吐き気がするほど暗黒の想念を放つ世耕弘成の存在があるのです。
世耕弘成は、いつ間にか、“自民党のゲッペルス”と呼ばれるようになりました。
この男は、決して前面に出ることはありません。安倍晋三を陰であやつり、ますます、国民の命を危険にさらすでしょう。
G7首脳は、とっくに見抜いています。
非常に姑息な手口で、各国首脳も呆れ果てています。
プーチン同様、今度こそ、彼らは安倍を見捨てるでしょう。
世耕弘成の悪だくみと浅知恵によって、安倍内閣の下での外交は完全に破綻してしまいました。
2014年11月の「アベノミクス解散」の3ヵ月前、当時、法相だった谷垣禎一は、なんと言っていたでしょう。
「予定通り、消費税を10%に上げなければアベノミクスが失敗であったことになってしまう」・・・世紀の馬鹿の「これが消費税10%にする理由」だったのです。
トリクルダウンの嘘がばれて、「三本の矢」が最初から存在しない幻であったことが白日の下に晒された今、アベノミクスが失敗したことが確定したからこそ、消費税を上げられなくなったのでは?
その谷垣禎一は、今はこう言っています。
麻生太郎財務相「再延期なら信を問え」 谷垣禎一幹事長「消費税は進むも地獄、退くも地獄…」
安倍内閣には、こんな馬鹿しかいないのです。
これで、日本の破綻は、ますます引き寄られてしまいました。
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