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HOME   »   日本解体阻止  »  柏崎刈羽原発とリニアと泉田知事、そして計画的貧困・・・
       
「衣食足りて礼節を知る」とは、よく言ったものだ。
私が本当に心配していることは、どんな美辞麗句を並べ立て、人類愛や人道主義を謳っている人々でも、衣食が欠乏すれば他人を踏み越えて我れ先にと物質的な欲望のままに突っ走るだろう、ということだ。


安倍晋三の「核への異常な愛情」と国民の貧困化をせっせと進める自民党の議員たち

日本人の生活が、ますます貧しくなっているのは統計的に明らかである。アベノミクスを続けていけば、国民に路傍の草を食べさせる結果となることは必至だ。

少子高齢化は、人々が想像している以上に凄まじい時限爆弾だ。

地方都市を西から東へ東進し、南から北へ北上して見ればわかる。
シャッター街など、どの地方都市にもある。
温泉のない観光地はもっと厳しい。それは本当に凄まじい。

かつて、多くの観光客を集めたレジャー施設は廃墟と化し、サバイバルゲーマーの天国になっている。犯罪の現場にさえなっているのである。

これからは、労働人口が減少の一途をたどることによって地方の税収がさらに落ち込むことは必至だ。

すでに、莫大な政治献金と口利き料の札束が飛び交う中で世の春を謳歌してきた従来の自民党のビジネスモデル「ゼネコン土建屋・箱物ビジネス」は完全に破綻した。

つまり、言われてきたケインズ経済学の警告ー「流動性の罠」に嵌ってしまって、日銀も政府も、そこから抜け出せなくなったのである。

中央銀行の金融政策は行きづまり、政府の財政政策(公共事業)も「ゼネコン土建屋・箱物ビジネス」が破綻した今、万事休す。

箱物は老朽化とともに、管理・維持費が膨らむばかりで、地方の財政の首を絞めることになる。夕張市のように財政破綻した自治体を救済することはできなくなるから、日本中に産業遺構という廃墟が乱立するようになるだろう。

だから、無能な政治家と政府、そして中央銀行が思いつくことと言えば、高齢者の人口削減とマイナス金利の導入と拡大、ヘリコプター・マネーぐらいしかないのだ。

その手順は、片山さつぎが心得ているのかどうかは知らないが、在日の手厚い生活保護を責め立てることが第一段階。
そして、ヘイトを盛り上げ、その怒りを、やがては高齢者に向けるように誘導していくのである。

その端的な例が、相模原市で起こった障碍者施設・無差別殺傷事件なのである。これは、一過性ではなく、やがて社会現象になる。

理由は、高齢者に対する福祉政策を先細りにして予算を削ることを納税者に受容させるためである。
間違いなく、ボケッとした高齢者たちは、姥捨て山に向かっている。

それは、貯蓄率を見れば明白なこと。
「アメリカ人は、クレジットカード地獄に陥っている」と日本のマスメディアが報じている借金地獄だが、実は、アメリカ人のほうが日本人より貯蓄率が高いのである。

「日本人の富は1400兆円もある。だから、1100兆円の政府の負債など心配することはない」と言う。
しかし、その1400兆円の中には負の負債も含まれている。

そして、少子高齢化で、高齢者は貯金を取り崩して生活しているのである。貯蓄率は先進国で最低になろうとしているのである。

ただし、日本には莫大な隠し資産がある。

とはいっても、それが表に出てくるかどうかは、単なる操り人形に過ぎない日本の総理大臣が決めることができないのである。
あくまでも、日本人を貧困にしている海の向こうの長老会議の奥の院の人々が決めることなのだ。

それを当てにして経済評論をやっている破廉恥な人々がいるが、私から見れば極めて無責任で、まさしく乞食根性であると言うほかない。

しかして、自民党は貧乏人をどんどん生み出して、これを切り捨てることを決めたのである。「ナチスに学んで、高齢者自身に悟られないように巧妙に・・・」。

言ってみれば、2020年の東京オリンピックとJR東海のリニアモーターカーは、土建屋発想から抜け出ることができない自民党の最後の悪あがきである。

だから、東京オリンピックの予算が当初の6倍にも跳ね上がったのである。ゼネコン・土建屋はぬか喜びだ。
森喜朗という老害の残渣を使って莫大なキックバックを手に入れようとしている自民党は、もはや国賊であり、犯罪集団である。

世界は、原発ばなれを起こしている。日本の原発技術の輸出は思うようにいかない。何かの「起爆剤」が必要なのである。

それがリニアモーターカーなのだ。

リニアモーターカーを動かすには膨大な電力を必要とするが、そのエネルギー調達先を東電の柏崎刈羽原発他の原発を計画している。
静岡県御前崎の浜岡原発で、再稼動に向けての動きかもしれないと思わせる不気味な蠢動が起こっている。

新潟県の泉田知事が、次の県知事選に立候補しないことを表明した。原発を止めたいと願っている人々にとっては、かなりの精神的なダメージになっている。

だから日本人はダメなのだ。
ここでも、「三宅洋平症候群」が見られる。いわゆる“候補者依存症”だ。

では訊くが、泉田知事が東電幹部と接触したとき、原発に反対している人々の、いったい何割が彼をバッシングしただろう。

泉田知事は「柏崎刈羽原発の再稼働のハードルをさらに引き上げるため」に東電と接触したのである。

それを、狂信的な反原発の口さがない連中は、「泉田知事が柏崎刈羽原発の再稼働申請を容認した!」だの、「彼は隠れ原発推進派だ」だの、あらぬ妄想をたくましくして徹底的に攻撃したのを忘れたのか!

論理的に東電と政府の矛盾を論駁して、それをメディアの支援を得ながら世論形成をやっていく、というのが泉田知事の手順だ。
それは、西欧社会では、まったく正しい。

しかし、日本に限っては、事実や正義よりも「雰囲気」「空気」のほうが大切にされるのだ。同調圧力は愚民に非常に効果的であることを知っている原子力ムラは、B層を総動員している、というわけである。

今回は、「新潟日報よ、お前もか!」
泉田知事が呆れ果てているのが、この新潟日報の権力への身売りである。新潟県人は新潟日報の定期購読をすべて止めるべきである。

それができなければ、やがて福島と同じ運命をたどるだろう。
それは、新潟という閉鎖的な土着性の風土が生んだものだ。

あまりに酷いので、私は反原発の白痴たちに、事実を知らせるための記事を書かなければならなくなった
これは、原発を止めようとする動きから見れば、逆行だった。

それが、今頃になって、「泉田さ~ん、助けて-」だ。なんとムシのいい連中だ。

泉田知事にも「口が裂けても言えないこと」がある。彼と彼の家族の命にかかわるからだ。

というより、彼の性格であれば自身の身に及ぶ危険だけなら県知事を続けるはずである。そうではない「猛烈な脅迫」が、彼以外の人々にも及んでいる、ということだ。

三宅洋平のようなノンポリ候補には、こうした危険性は及ばない。なぜなら、彼は「バランサー」だからだ。彼は安全なのだ。

政府は、首尾よくリニアモーターカーが実際に定期的に運行し、多くの人々を乗せて走るようになれば、莫大な宣伝費やロビー活動費をかけて、世界各国に売り込み行脚に出るだろう。

そして、リニアモーターカーに原発をセットにして、いわゆるバーターで売り込もうとするだろう。

安倍晋三と自民党の「核への異常な愛情」は、おそらくフォッサマグナが動いてリニアモーターカーがあちこちで寸断され、浜岡原発が完全に破壊されても変わることはないだろう。

まさしく「永遠の愛」だ。ははっ。

その「永遠の愛」にすっぽり包まれて至福の、しかし刹那を送っているB層自民党支援者こそ、もっとも気の毒でならない。

私は、何度も繰り返すが反原発ではない。

「反原発、脱原発を議論するレベルにさえ人々は至っていない」と言い続けているのである。

そもそもが、人類に制御できないことがチェルノブイリ原発事故、福島第一原発事故の二度の核災害によって分かったというのに、これをマクロ経済の俎上に載せて、どーたらこーたら屁理屈をつけて議論しようとしている学者の頭は、そもそもが狂っているということだ。

さらには、そうした学者たちは、原子力や放射線については、ほとんど素人同然の門外漢なのである。

国民は、さらにだ。
テキトーに何の知識もない大学教授のツイートを、さもありがたがるようにして広げながら、「愛国者なら原発推進だー」とやっているのである。

それさえできない国民(つまり、猿以下の国民)に、(それが反原発の人々であろうが)原発をいじくらせておくことほど危険なことはないので、予防原則を最優先する観点から、まずは脱原発を進めて、これ以上の規模の大きな原発事故が起こらないようにしてから徹底的な調査なり議論するべきだ、と私は、言っているのである。

「原発はなくしてほしいが、オラの村にだけは必要さね」・・・

それさえやろうとしない人々には、原発行政について議論することは無理である。

「原発は要らないが、核防衛は必要だ」と。ダメだこりゃ。よほど核兵器が欲しいのだろうね。





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