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シリコンバレーのIT長者たちは、最後の審判の日に備えて、離島やニュージーランドにバックアップを構築している。

(※この記事は、メルマガ第193号パート1のダイジェストです。全文はメルマガでお読みください)

2000年以降の米国の歴史は、ネオコンによってつくられてきた

・・・米国の政府機関が秘密結社と協働して、どのように他国に軍事介入し、政権を倒してきたか、一定のモデルがあります。

・・・それは、ドナルド・トランプの政権が、今後、何をやろうとしているのかを事前に知るうえで、絶対と言っていいほど避けて通ることはできないのです。

中東の数々の革命や政変劇はシリコンバレーと秘密結社の協力なしには成功しなかった

今や、シリコンバレーは、米・軍産複合体の中核を成すに至っています。

・・・その陰謀説のトリックはCIAが各メディアに指南したものです。

もちろん、高い見識を持った中東ウォッチャーたちは、ワシントンの革命モデルの存在を知っていたので、これらの秘密活動のすべてを操っていたオバマとオバマ政権内に入り込んだムスリム同胞団の米国大使、アン・パターソンを激しく非難しました。

こうした一連のイベントの背後には、ワシントンとがっちり手を組んだ秘密結社の策動があったことは、欧米のハイレベルの有識者の間で共有されている事実です。

しかし、ワシントンが進めてきたイスラム世界におけるグローバリズムによって多大の恩恵を受ける欧米主流メディアのすべてによって封印されたのです。

テロによる革命の粗製濫造によって馬脚を現したオバマ一派

・・・トランプは、目下のところ目覚めた愛国軍人のペンタゴンを味方に付けて、ワシントンの大掃除をやっているのです。

世界支配層としても、トランプの破壊行動を容認しているのは、トランプが、本当に触れてはならない秘密をかき消してくれるからです。

果たして、親イスラエルのトランプは、「9.11テロの本当の首謀者はイスラエルの情報機関だった」と言えるでしょうか。
否、彼でさえも言えないでしょう。それがトランプの限界です。

とは言うものの、長い年月をかけて築き上げてきたワシントンの革命モデルは、世界支配層にとっては、もはや無用の長物となったのです。

これからの戦争の主流は、情報空間で行われるシミュレーション・ゲームのような無味乾燥で機械的なバトルであり、サイバー戦争であり、宇宙戦争です。

シリコンバレーのIT長者たちは、来るべく米国崩壊がもたらす暴動に備えている

・・・もともとシリコン・バレーの中には、黙示録的なシナリオを信じており、その準備に膨大な時間と労力、そしてコストをかけることを厭わない若手IT長者が多数いることで知られています。

・・・米国の高級誌「ニューヨーカー」の2017年1月30日版には、「スーパーリッチにとっての最後の審判の日への備え」と題する長い記事が掲載されています。
執筆者のエヴァン・オズノス(Evan Osnos)は、“文明の崩壊に備えている”これらの富裕層をプロファイリングする仕事をしてきました。

彼がインタビューした人々の中のひとりは、レディット(Reddit)の若い共同設立者でCEOのスティーブ・ハフマン(Steve Huffman:33歳)でした。

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画像のソース:Steve Huffman

・・・「ニューヨーカー」の記事によると、ハフマンは、シリコン・バレーで成功した彼のエリートの友人のうち、半分以上が、「最後の審判の日」のために、何らかの「保険」をかけているとのこと。

・・・1月23日のビジネス・インサイダーによれば、ハフマンは「最後の審判の日」を生き抜くことができるように、2015年11月にレーザー眼科手術を受けたようです。
理由は、「世界の終わりがやってきたとき、コンタクト・レンズやメガネを手に入れることは困難になるだろうから」というものです。

ハフマンは、世界最大規模のソーシャル・ニュースサイトと掲示板「レディット(Reddit)」を立ち上げた人間として、それが大衆の中に恐怖をどれだけ広げてしまうのか痛いほど理解しています。

・・・また、キュレーション・サイトのバズフィード(Buzzfeed)によれば、「特にシリコンバレーとニューヨークでは、政治的な異なった立場の人々が次々と裕福になっており、想定し得る終わりの日に備えている」ということです。

バズフィード(Buzzfeed)の記事は、どういうわけか、すぐに削除されてしまいました。

最後の審判の日に備えてニュージーランドの土地を買い漁るシリコンバレーのIT長者たち

・・・そして、大統領選投票日の翌週は、13400人以上の米国人がニュージーランド出入国管理当局に名前を登録しました。
これは、通常時の17倍の人数とのこと。


日頃から食料を備蓄していることで知られるハイテク関連の投資家、ジャスティン・カン(Justin Kan)は、ヘッジファンドの友人からもらった最近の電話を思い出しました。

友人がカンに、「万が一のときの逃げ場所として、われわれはニュージーランドの土地を買っておくべきだ」と言っていたことを。

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(画像のソース:投資専門誌「founder」)

・・・ジャスティン・カンに限らず、トランプ政権発足後は、シリコンバレーの人々は、こんな会話を日常的にしているのです。

スティーブ・ハフマンのレディットの掲示板には、今日も、「最後の審判の日の準備」について、多くのスレッドに参加者たちがコメントを寄せています。

去年の11月、トランプ支持者からの彼に対する罵詈雑言が激しさを極めたため、彼らのレディットへのコメントを修正すると発表しました。
そして、とうとう一昨日、ラディットは、オルタナ右翼のスレッドをアクセス禁止にしました。

「暴徒たちから身を守るためには、私兵を組織して重武装しなければならない」・・・

オズノスは、ニューヨーカーの記事を書くため、もう一人のシリコンバレーの大物、前フェイスブックのプロダクト・マネージャー、アントニオ・ガルシア・マルティネス(Antonio García Martínez:40歳)にインタビューしました。

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(画像のソース:TC news)

サンフランシスコ在住のアントニオ・ガルシア・マルティネスが、米国の太平洋岸北西部のとある島の土地を買ったのは去年の春のことでした。
彼は、都市部から遠く離れているが、文明から完全に隔離されていない避難所を探し求めていました。

・・・マルティネスは、その島の樹木が茂った5エーカーの土地を買って、自家発電機、太陽電池パネルを設置し、数千発の弾薬も持ち込みました。

・・・シリコンバレーの辛口の回顧録「カオス・モンキーズ:シリコンバレーの嫌らしい富と手あたり次第がゆえの失敗」の著者でもある彼は、ときおり辛辣な批評家の顔をのぞかせることがあります。

「カオス・モンキーズ」とは、シリコンバレーの若くて“億万長者”になった“野郎ども”のことです。

彼は、オズノスのインタビューでこう言いました。
「こうした(シリコンバレーの)野郎どもは、自分ひとりだけなら、手あたり次第暴虐の限りを尽くす暴徒たちにどうにか耐えることができると考えている。
それは甘い!
実際にアポカリプスを乗り越えるには、自分をガードしてくれる私兵を組織して、多くのものを備えておくことが必要なんだよ」。

トランプでも、「それ」は防ぐことはできない

ジャスティン・カンの友人たちが話し合っているよう、シリコン・バレーの他のビッグネームは、地球の向こう側の国に資産を移すか所有することが、「アポカリプスに備える保険」としては最高の形であると考えています。

ニューヨークタイムズ(1月25日付)の記事は、いろいろな意味で興味・関心を誘います。

トランプの政権移行チームに加わったピーター・ティール(Peter Thiel)が、ニュージーランドに投資を行ったり、資産の一部を移しているというニュースです。

ピーター・ティールは、かなり前から「ニュージーランドこそがユートピアだ」と絶賛しており、実際に、ニュージーランド国内に投資会社を構え、数百万ドルを地元の新興企業に投入しています。
また、彼は、豪華な邸宅などの不動産をニュージーランドに所有しています。

・・・ここのところ、ニュージーランドを最終避難地と考えている富裕層が土地を買い漁っていることから、ニュージーランド国内の政治問題にまで発展しています。

「インフォウォーズ」は、ニューヨーカーのエヴァン・オズノスの記事を引き合いに出して、実際に、2016年の最初の10ヵ月間に、外国人が3500平方キロメートルもの土地を購入したと報告しています。

・・・「反エリート、反エスタブリッシュメントの傾向は、英国のブレグジットやトランプ政権の発足によって、いっそう強化された」とリード・ホフマンは語っています。

とのメディアも報じていませんが、プロテスタントのドナルド・トランプは、中東のクリスチャンを優先的に米国に移住させる計画を進めています。

世界は明らかに、今までにないほど、ざわつき始めています。

パート2では、「トランプは本当のところ、何をやろうとしているのか」について分析します。

(以上、メルマガ第193号パート1のダイジェストです。全文はメルマガでお読みください)

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