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暗号通貨による通貨戦争を仕掛けることによって、新世界秩序(ニュー・ワールド・オーダー)にとどめを刺そうとしているプーチン。

(この記事は、メルマガ第211号のダイジェストです。全文はメルマガでお読みください)

ビットコインとイーサリアムの仮想通貨二大巨頭の時代へ

・・・6月2日、クレムリンの公式サイトに、「サンクトペテルブルク国際経済フォーラムで、プーチン大統領が、世界最大のブロックチェーン・プラットフォーム、イーサリアムの考案者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)と“会談”した」というステートメントが掲載されました。

・・・クレムリンが出した声明によれば、「プーチン大統領は、サンクトペテルブルク経済フォーラムの傍ら、イーサリアムの創業者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)と会い、ロシアでブロックチェーン技術を実装するための現地パートナーとの協働関係を構築する彼の計画を支持した」とのことです。

・・・このわずか数行の声明を敏感に捉えたブルームバーグ(6月6日付け)その他の西側主流メディアは、「プーチンはビットコイン最大のライバルに関心を示している」といった見出しを付けて報じており、ロシアが暗号通貨の開発と実装、その普及・拡大に向けての支援に乗り出すのではないかとの見方を示しています。

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・・・クレムリンは、プーチンが非公式にブテリンと「ミート」を重ねていることを否定していないことから、ブルームバークは、「ビットコインの潜在的な最大のライバルとなっているイーサリアム(Ethereum)が、石油と天然ガスに完全に依存しているロシア経済を多角化する手助けになるとプーチンが関心を持っている」と見ています。

ロシア中銀、大手行ともに、ブロックチェーンの試験運転を開始した

・・・ロシア連邦中央銀行は、去年の10月、ロシア最大の商業銀行であるズベルバンク・ロシア(正式名称:「ロシア連邦貯蓄銀行」)を含む貸し手とオンライン決済を処理し、顧客データを検証するパイロット計画として、すでにイーサリアム・ベースのブロックチェーン「マスター・チェーン(Masterchain)」のプロトタイプが実証試験の段階に入っていることを公表しています。

事実、ロシア連邦中央銀行の副総裁であるオルガ・スコロボガトフ(Olga Skorobogatova)も、「ロシアの国益に資する国家暗号通貨の発展のために、イーサリアムのプラットフォーム技術を使う」ことを除外していません。

先週、ロシア国営開発銀行VEBは、いくつかの管理機能のためにイーサリアムの使用を開始することに合意しました。

ロシアの鉄鋼大手セヴェルスターリ(Severstal)は、国際信用状(支払い確約書)を安全・確実に転送するために、イーサリアムを使ったテストを行いました。

現在の暗号通貨は、正確には「通貨」とは言えない

クレムリンの発表以来、イーサリアムの相場は一気に暴騰6月12日には、とうとう時価総額が43億4000万ドルの最高値を記録し、ビットコインのそれに並ぶ勢いを示しています。

現在は、36億ドルと、やや落ち着きを取り戻したとはいうものの、ベンチャー・キャピタリストらは、「2018年末を待たずして、ビットコインの時価総額を超えて来る」と見ています。

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1万1000ドル以下では、金(ゴールド)の供給が止まるかもしれない

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テロ対策の名目で、ビットコインを標的にした法案が米議会に提出された

・・・現在、米議会には、時価1万ドル以上のビットコインを所有している人々に、それを強制的に申告させる法案が提出されています。

・・・申告を怠った人間には過酷なペナルティーが科されることになります。
つまり、1万ドル以上のビットコインを保有していること自体が潜在的なテロ行為と見なされ、申告せずに使用すれば犯罪者として見なされるのです。

この法案は、『2017年 マネーロンダリング、テロ資金供与、偽造行為の防止(Combating Money Laundering, Terrorist Financing, and Counterfeiting Act of 2017)』と名付けられており、名目上は、あくまでも「犯罪組織やテロリストが、ビットコインなどの暗号通貨に資金を移し替えることによって資金洗浄や破壊工作のための資金の温存を未然に防ぐこと」を目的とする、とされています。

この法案は議会を通過しておらず、現在はペンディング状態となっていますが、おいおい、そうなるでしょう。

FBIの元長官の告発騒動は、ビットコイン規制を通すためのスピン

・・・今、ワシントンは、トランプがFBIの司法妨害行為を行ったとして、FBIの責任者の地位を解任された元長官、ジェームズ・コミーの告発に揺れています。

ジェームズ・コミーの証言は、滑稽なエンターテインメントであり、大量のプロパガンダに使われています。

・・・さて、この法案を通そうとしている議員団の正体は何でしょう?

そして、ベンガジ米領事館襲撃事件から真相が判明したヒラリーのイラン・コントラ事件、それを揉み消す役割をバラク・オバマから仰せつかったジェームズ・コミー元FBI長官の正体は何でしょう?

さらに、連日、飽きもせず、演技力たっぷりのジェームズ・コミーの戯言を喧伝している米国の主流メディアの正体は何でしょう?

・・・この謎の答えを端的に言うなら、「西側の中央銀行システムを守るため」であると言うことができます。

プーチンが反対しているのは西側の中央銀行が発行する暗号通貨

・・・そもそも暗号通貨には国籍がありません。当然、為替も国境も存在しないのです。国家が支援したところで何の意味もないことをプーチンは十分理解しているはずです。

しかし、プーチンの本当の思惑は、すでに透けて見えています。

それは、イーサリアムにしてもビットコインにしても、暗号通貨を世界中に普及させることによって、クレムリンの200年に及ぶ宿敵、新世界秩序(NWO)の中央銀行システムを弱体化させることにあるはずです。

・・・ロシアにも、去年8月にビットコイン交換所がオープンしました。

また、クリル諸島(千島列島)という比較的、閉鎖された経済圏で、日ロ共同の仮想通貨推進プログラムを展開する計画が水面下で持ち上がっています。

・・・ロシアが反対しているのは、中国と同様、あくまで西側世界の暗号通貨システムです。それが、奴隷の詐欺的な通貨システムであることを知っているからです。

ドルの覇権は金と暗号通貨によって終止符が打たれる

・・・しかし、不換紙幣の代表、ドルによる覇権を揺るがすのは、金(ゴールド)と銀(シルバー)だけではありません。

ビットコインやイーサリアムのような暗号通貨の普及・拡大こそがグローバル・エリートにとっての金融覇権に対する脅威になりつつあるのです。

・・・したがって、中央銀行は、私たちにブロックチェーンに関する正確な情報を与えないようにするでしょう。

なぜなら、私たちがブロックチェーン技術を基盤とする民主的な暗号通貨の利点を理解し、広くそれを使うにようになってしまえば、今、米国の議会に提出されているような、中央銀行システムが干渉できない民主的な暗号通貨の使用を制限する法律の制定は不可能になってしまうからです。

暗号通貨は流れを一変させるゲーム・チェンジャー

・・・最終的には、暗号通貨が金(ゴールド)と銀(シルバー)にとって、形成を一変させてしまうゲーム・チェンジャーになるでしょう。

・・・今後、西側の中央銀行システムは、金(ゴールド)と銀(シルバー)の脅威に晒され続けるだけでなく、暗号通貨の脅威にも晒されるというわけです。

・・・プーチンは、暗号通貨を使った通貨戦争を仕掛けることによって、西側の新世界秩序(NWO)の息の根を止めようとしているのです。

・・・その特徴として、金(ゴールド)やビットコインなどの暗号通貨が持っている「分散化・分権化」が第一に挙げられます。

「金(ゴールド)は、そもそもビットコインのように分権化されている。つまり、中央銀行システムによって一元的に集中管理されていないということだ」・・・

リスクを分散する最も安全な方法は金貨と銀貨を購入すること

・・・最後に、ホフマンは暗号通貨に関して、こんな警告を出しました。
「暗号通貨は、ますますヒートアップする。
しかし、それは、ドット・コムバブルと同じように、ごくわずかの勝者しか生み出さないだろう。
それでも、その勝者の中には、史上最大の勝者になる一握りの人々が出てくるはずである。

しかし、彼らの多くは詐欺師であり、彼らの多くは単にホット・マネーを呼び込むためのアジテーターに過ぎない。結果、運よく立ち振る舞うことができた者以外は敗者となるだろう。問題は、その数が莫大であるということだ」。

・・・では、「暗号通貨の本質を理解していない人々が資産の減価を防ぐためにどうすればいいのか」という問いに対して、
ホフマンはこのように答えています。

「暗号通貨が内包している投資に対するリスクを冒したくない人たちのために私は、このように言いたい。
米ドルから抜け出てリスクを分散する最も安全な方法は金貨と銀貨を購入し、それらを中心資産として保有することだ。
金(ゴールド)と銀(シルバー)などの貴金属とドルとの間には逆相関の関係がある。両者は、ドルの値が下落するにつれて逆に値が上がるという関係にあるからだ」。

(この記事は、人々が労働の正当な対価として獲得した価値を、中央銀行が印刷した不換紙幣によって減価されることを防ぐための方法を考えていただくためのきっかけを提供することを目的としており、決して暗号通貨へ資金を移し替えることを推奨するものではないことをお断りしておきます)


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