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洗脳(ブレイン・ウォッシュ)から、より高度なマインド・コントロールへ。
そして、さらに高度な陰謀論(コンスピラシー・セオリ)によって、人々は相変わらず真相から遠ざけられている。


あたかも真実であるかのように偽装した陰謀論を計画的に放つグループと、それを嬉々として受け止める精神障害を持った妄想狂たちによって真実に覆いがかぶされ、とうとう世界政府の登場一歩手前まで来てしまった

まず「陰謀論」の定義を始めに決めておきましょう。

オープン・ソースの事実だけを抜き出して分析して、そこから抽出された一つ一つのピースを組み合わせて描き出された「大きな絵」を翻訳した結果、導き出された答えは「陰謀論」ではなく「考察」であり「考究」と言います。

歴史上、口さがない無知な人々の攻撃によって不遇を余儀なくされた多くのジャーナリスト、作家たちが報われるのは、たいていの場合、彼らがこの世を去ってからになります。

「今になってわかったよ、やっぱり彼らは正しかったんだ」とね・・・

こうした人々は、自分が何を言ってきたのか、すっかり忘れてしまっている無責任な人々ではありません。

自分が気が付くきっかけを与えてくれた慧眼の持ち主たちを潰す快感に勝つことができず、そのチャンスを葬ることによって自分をダメにしてしまった愚か者たちです。

ここでいう「陰謀論者」とは、欧米で定義されている陰謀論者とは大きく異なって、日本にだけ生息している異常な個体たちのことです。

それは、何の根拠も持たず、何の知識も持たず、「愚かな大衆に受けそうな妄想」を絶えず垂れ流す無責任な犯罪者たちのことです。

彼らが持っている特有の傾向は、それを指摘するとヒステリックな反応を見せて逃亡してしまうことです。

誰でも、一人二人くらいは、すぐに思い浮かぶでしょう。

さて、話は変わって、少しばかり長閑な場面に転換したいと思います。

多くの神社仏閣の敷地内には、大きな鯉が自由に遊泳している池があります。

その池のほとりに立って手を握ってください。
とたんに数十匹の鯉が凄まじい勢いで、あなたの足元に集まって来るでしょう。

鯉は、あなたが握っている手の中に餌が入っていると思い込んで、我先にと集まって来るのです。

次に、その握っている手を大きく開いてください。
すると、足元に群がってきた数十匹の鯉は、あなたが餌やりの人間でないことを認識して方々に散っていくでしょう。

鯉の関心は、あなたが誰であるかではなく、あなたの手の中に入っていると思いこんでいる餌です。
あなたが悪人であろうと善人であろうと、鯉にとっては、どうでもいいことなのです。

餌付けされた鯉たちは、誰かが池の縁に立つたびに、1日何度でもこれを繰り返します。

池の鯉は、メディアが創り出した偽りの経済、破滅に至る危険な文明によって築き上げられた幻想都市に住む私たちの投影です。

「我こそは真実の語り部である」と称する人々が、あなたの隣で「ここだけの話」と囁けば、あなたは、たまらず沈黙を破って「拡散、拡散」と多くの人々に知らせたくなるでしょう。

あなたに悪意がなくとも、あなたが善意の凡俗であればあるほど、そうするようになるのです。

それが「耳元の囁き」に潜在的に秘められた爆発的な拡散力です。

囁く側の人間は、あなたが凡庸な善意の持ち主であり、ゴシップのネタと同じように、SNSで妄想を広げてくれるであろうことを知っていて、計算ずくでやっているのです。

そして、多くの「ここだけの話」の中身が「エアー=空」であることを知った人々は、失望に次ぐ失望から「真相に到達することは不可能だ」と諦めてしまうのです。

「ここだけの話」をあなたに与える秘密の人たちに悪意があれば、当然、そこには毒が含まれており、あなたが中身を検証することなしに「拡散、拡散」とやって集まってきた人々に「偽り」という毒を注入し、終いには思考停止(思考脳死)に導いていきます。

それでも何割かの人々は、「毒を入れられた」ことに気が付いて、なんとか毒を抜こうとします。

悲しいのは、「ここだけの話」に無暗に飛びついて、人々に毒を注入した“覚醒した人々たち”の半分以上が、己れの面子と子供じみたプライドを保つために、自分が誤った情報をつかまされたことを人々に詫びて、被害の拡大を防ごうとしないことです。

これは、日本人に多く見られる傾向で、特に、多くのフォロワーを持つツイッタラー、インチキ陰謀系のブロガー、陰謀解明ユーチューバーに多く見られる傾向でもあります。

彼らこそが、「真実を語る人間」に偽装した真の悪人です。

そして、さらに恐ろしいことは、「ここだけの話」を耳元で囁かれる前までは、そうした面子とプライドにこだわる人々ほど社会的に善良な仮面を着けた市民であり、隣人の信頼が厚い人々であったということです。

つまり、「ここだけの話」は、すべての人々の心の奥底に潜んでいる「悪の因子」に餌を与え、それを孵化させ、肥育させて世の中に言いふらすように仕向ける麻薬と同じ効果をもたらすのです。

麻薬ですから、人々は「どうも胡散臭い」と思いながら、内心では次の「ここだけの話」を心待ちにするようになります。

都市伝説の多くがフィクションであることを認識していても、恐いもの見たさの誘惑に抗することができず、率先してそれを広めてしまうことによって、全国津々浦々が心霊スポットになってしまったのと同じ経緯を辿ることになるのです。

この方法が、カーテンの奥に隠れている陰謀の首謀者が、いわゆる陰謀究明家と言われている“自称・覚醒した人たち”を使って無垢な大衆をたぶらかす初歩的で伝統的な手口なのです。

そう、陰謀の本当の首謀者が、彼らが隠している闇のアジェンダを遂行しやすいように・・・

池の鯉は、どんなに頑張っても一生涯、狭くて密集した池の中でサバイバル人生を送るか、あるいは、日本料理店の鯉コクとして客に供されるかの運命しか選ぶことができません。

希に池の鯉といえども、鯉の品評会に耐えるだけの品格を持ち、数百万円の値が付いて愛好家に買い取られていく幸運な鯉もいるかも知れませんが、それとて新しい池の鯉になるだけです。

そう、その鯉は、現在のあなた自身なのかもしれません。

しかし、幸いなことに、私たちは、池から物理的に外に逃げることができます。

そのためには、まず最初に、見えない柵を自分で作り出している愚に気が付く必要があるのです。

「見えない柵なんで、あるわけがない」ですって?

じゃあ、見込みはないなぁ。

「見えない柵」とは、価値がゼロの不換紙幣信仰のことです。

この通貨システム幻想こそが、自由を奪っていることに気が付かなければ、人々は、やがて命を失うことになるでしょう。





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