
先が見通せない白い霧に包まれたニューノーマルの世界が広がり始めている。
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白い街の白い非日常・・・それが「ニューノーマル」の世界だ
昼前になると、マクドナルドや牛丼の吉野家のドライブスルーには、車が長蛇の列をつくるようになった。
ハンバーグ・メニュー専門の郊外型レストランのドアには、「テイクアウト・オンリー」の看板が掲げられている。
店内に客の姿はない。
イートイン・コーナーのある総菜・持ち帰り弁当屋の路面店のドアは全開放。
発がん物質の入っていない国産小麦使用・無添加の小さなパン屋もまた、雨の日でもドアを全開放にして外気循環に努めている。
どの店にも、レジの横には消毒用エタノールが置いてあって、客に「手を消毒せよ」と無言で訴えかけている。
商圏の小さな地域密着型の店舗の場合、客の入りが激減しようとも営業を続けなければ、「あそこの店で何か事故でもあったのか」と常連客に不安を抱かせてしまうだろう。
その不安は、やがて無関心へと変わり、そのお店には当面の間、行かなくなってしまう・・・
店の経営者がもっとも恐れる事態だ。
外出自粛ムードが広がるにつれて、ネットで「無添加・有機・自然農法」と検索して個人経営の良心的なお店を探して車で出かるようになった。
街の状況を視察したいという思いもある。
お店に入って注文するとき、「コレとコレ、ついでにアレも」と、口をギュッと結んで無言で品物を指さす私に笑顔で応じる小さなお店のオーナーと女性店員。
店員が食品を包装してくれている間、私はレジから4メートルも離れた場所に立つ。2メートルじゃだめだ。
支払いは、ぴったりになるように紙幣と硬貨をそろえて渡す。
おつりをもらいたくないのと、相手は日銭商売なので、すぐに勘定になる現金が喜ばれるだろうという配慮からである。
最後に、「ありがとう」と無言で軽く会釈して、(絶対に店を閉鎖するなよと)目元でありったけの笑みを浮かべながら踵を返す私に、彼らは「ありがとうございます」と初めて口を開く。
私は、どこでもマスクをしない。
もちろん、ウイルスの挙動を徹底的に調べたうえでのことだ。
だから、確実に感染していないということが言える。たぶん。
マスクを装着しているオーナーと女性店員も感染していない・・・たぶん。
そもそも、そういう空間にはいかないし、3月に入ってからは、そういう相手とも接触しない。
それに、実は、ほとんどの場合、息を止めているのだ。
そう、私は、3分間程度なら息を止めることができるのだ。
2分程度なら楽勝だ。
そんな事情で、路面に面した小型の店舗にばかり行くようになった。
品ぞろえが決まっていて、3分以内で買い物を済ますことができるからだ。
互いに相手を感染させまいとの配慮から自然に出てくる態度ではあるが、傍から見れば奇妙でシュールな光景に違いない。

反面、50店舗以上の飲食店が連なるフード・コンプレックスを内部に抱え、その倍くらいの数のブランドショップをテナントに抱え込んだ巨大ショッピングモールの駐車場は閑散としている。
自動ドアの中に入ってしまえば、そこは閉鎖空間だ。
空調はガンガン効いているが、内気循環だから果たして効果的なフィルターを使っているのだろうか心配になる。
街の大通りにも大型商業施設にも人は少ない。
人々は外でも車の中でもマスクをしている。
その車を共有している家族を感染させまいとしているのだろう。
日曜日と月曜日と2日続けて、東京湾の「海ほたる」に行った。
首都高がガラガラで、外出自粛要請が出される前と比べると交通量は4分の1~5分の1にまで減ったので、もっとも気軽に行ける場所になった。
海ほたるのパーキングに車を止めると、横につけたワンボックスカーから、子どもが1人、2人、3人とひょこひょこと降りてきた。
みんな「ウイルス、ウイルス」と言いながらマスクを装着している。
彼らは映画「未知との遭遇」のエイリアンか・・・シュールだ。
どうせ外出自粛の禁を破るなら、なぜ東名や東北道、中央高速で足を延ばさないのかだって?
トイレだ。
海ほたるのトイレは、奥まで海風が吹き込んで空気循環しているからだ。
もちろん、トイレから出てきたら消毒液を靴底に吹きかける。
微量でもウイルスが付着している可能性があるからだ。
それが乾燥して車内を舞うことがある。注意だ。
久しぶりに軽くジョギングをしようと、家から10kmほど離れた自然公園に行った。
広大な駐車場の入口で「コロナ対策のため駐車禁止」の看板を見て、あっさり引き返した。
「あそこもダメ、ここも閉鎖」。もう慣れっこだから諦めるのも早い。
どこにも閉塞感が漂い始めている。
それに、人の動きが失われた街の色は白い。
もう私たちに、あの日常は戻ってこないーこれがニューノーマル(新常態)の時代か。なるほど。
私たちは、否が応でも過去と決別させられるのだろう。
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