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HOME   »   原発・放射能  »  4号機建屋の状況説明と1号機建屋のカバー取付け工事
       
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有田芳生議員のブログ『酔醒漫録』に、「6日には参議院で予算委員会が開かれる予定だ。福島瑞穂議員がこの問題を追及するといわれている」と書かれてあったので、以来、国会中継のオンデマンド配信をチェックしているのですが、今のところ、福島議員が国会で追及したという事実はないようです。

『酔醒漫録』には、社会新報の田中みのる記者が、東電関係者からの内部告発を受けて書いた「4号機建屋が倒壊の危機」のコピーが載っているのですが、この人が7月4日の共同記者会見で東電の松本純一原子力・立地本部長代理に質問しています。




社会新報・田中記者:
(東電の内部告発者によると)
台風や大きな余震が来ると4号機建屋が倒壊する恐れがある、いう。
その理由として、4号機建屋の最上階である5階に、定期検査のために非常に重量のある機器を持ち込んでいる。
そこで3つ質問します。

●4号機建屋に搬入した機材、クレーンとか切断機とか、その他もろもろの機材の重量は合計すると何トンか。

●4号機建屋の崩壊を防ぐために鉄骨の補強工事をやるということになっているが鉄骨は何本入れたのか、どのような鉄骨を補強しているのか、その進行状況について。

●4号機建屋の燃料プールの中には何本の燃料棒が入っているのか、その燃料のプルサーマルの割合は何割なのか。

以上、3点について伺います。

東電・松本氏:
4号機建屋のオペレーティング・フロア、5階というところには定期検査中だったので格納容器のヘッド(上蓋)、圧力容器のヘッド(上蓋)、こちらが「重量物」ということになる。

また、シールド・プラグといって、格納容器の上側に厚さ2、3mのコンクリートの板が乗っている。
持ち込んだ点検用機材は、シュラウド交換のための足場が圧力容器の真上に設置してあり、こちらは重量そのものは軽い。

こうした重量物が4号機建屋の5階に存在するとして、耐震上の解析を行なっている。

現在、建屋の壁が壊れているところについては、壁がないものとして、さらにその壁は、外に崩落しているのではなく、内側の床重として乗っているという非常に厳しい状態での解析をしたが、いわゆる基準値震動「SS」による地震があったとしても、建屋そのものは健全性を確保できると評価している。

使用済み燃料プールの補強については、鋼材・支柱を全部で32本、底部に置いている。
こちらのほうは、1本当たり40トンの荷重を支えられるので、32本×40トンという加重が新たに追加できる、ということになる

さらなる補強として、支持支柱から格納容器側の内側をコンクリートで埋めることで、さらなる強化を図っていく。工事は三分の一程度進んでいて、現在、八分の四段目の作業を行なっているという状況。

4号機の使用済み燃料プールには、全部で1535本の使用済み燃料と、燃料集合体がある。
内訳は、使用済み燃料が783体、定期検査のために原子炉から取り出した燃料が548体、新燃料が204体。

4号機に関してはMOX燃料はない。

佐藤記者(回答する記者団):
6月29日の記者会見で「でんき予報」に出ているピーク時の電力の積算の根拠を示して欲しい、ということでお願いしましたが、これはどうなりましたか。

それと、もうひとつ。
3月の震災当初に米軍のグローバル・ホークが撮影した画像を誰か見ているのか。

もし、見ているなら、いつ誰が見ているのか、教えてほしい。
もし、誰も見ていないのであれば、(米軍に)見せるように要請したことがあるのか。

福島第一原発上空のグローバルホーク

東電・松本氏:
でんき予報の内訳については、どういった形でお示しできるかを検討している状況。
火力、水力の内訳が至急、必要ということであれば、私どもの問い合わせ窓口のほうに問い合わせください。

グローバル・ホークについての質問の趣旨はどういったことでしょうか。

佐藤記者(回答する記者団):
爆発当初の原発の状況を克明に写していると思われるので、事故対応としては非常に重要な資料だと思う。
6月29日の記者会見で細野さんに尋ねたところ、細野さんご自身が見たか見ていないかについてもコメントを控えたい、と言っていた。
事故の状況確認では重要な資料と思いますので、みなさんにお訊きしたい。

東電・松本氏:
あの映像には軍事機密があるので、見た見ないに関しても公表は難しいと思う。

この後、NHKの山崎解説員は、細野豪志原発大臣が7月17日の第一ステップ終了後に避難区域の縮小を検討していること、アレバ社の循環冷却システムのトラブルについて質問しています。

また、小名浜港で仮組み立てされている1号機建屋全体を被うカバーの工事が7月上旬の予定が中旬にずれこんだことについても訊いています。

110707_1.jpg
小名浜港で仮組み立て後、船で福島第一原発に運ばれる予定の1号機建屋カバーの骨組み

これに対して、東電の松本氏は、
「特に理由は無い。
現在、小名浜港での作業と、福島第一原発1号機建屋でもカバー設置作業を同時にやっており、準備が整い次第、小名浜港を出港することになる」と回答しています。

4号機建屋倒壊の可能性について質問した社会新報の田中記者の追及が少し弱いですね。
4号機建屋の傾きは、誰でも視認できるほどなので、地盤沈下の可能性を追求して欲しかった。
期待はずれでした。

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7月10日、早朝のJNNライブカメラのキャプチャー。4号機は画像のいちばん右。
ガンダーセン氏が東電内部の関係者から聞いたところによると、4号機では地盤沈下が進んでいる、とのこと。



ガセネタ注意!東電による「ふくいちカメラ」合成映像疑惑は疑惑ではない

東電による『ふくいちライブカメラ』の映像偽装疑惑まとめ(合成映像疑惑まとめ)

下の画像は、上にあるJNNライブカメラの映像と同じ時間の「ふくいちライブカメラ」映像をキャプチャーしたものです。

20110711-3.jpg

画像の左端にクレーンに一部が、ちゃんと映っています。
本日の「ふくいちライブカメラ」では、どうでしょうか。
クレーンが移動して、よりはっきり映っています。

どうして、こんなガセネタが広まっているのか、というと、この動画が発端となったようです。

28.06.2011 - Crane twice the reactor size on TBS - JNN 3.wmv

クレーンは実際は見た目より海側に寄っています。
クレーンは敷地内を移動しているので、時間によってクレーンが映ったり、フレームから外れたりしています。

「ふくいちライブカメラ」は合成ではありません。

重要な情報と、ガセと見極めなければならなくなりました。くれぐれも、ご注意ください。




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