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台風6号が通過した後、土壌の放射線量が上がるかもしれません。
猛暑で空気が熱せられて、モニタリング・ポストでも検知できない高さまで吹き上げられた放射性物質が台風で一気に地表に落ちてくるかもしれないからです。
新たなホットスポット出現!などということにならなければいいのですが。

政府は福島第一原発の安定冷却へのステップⅠをほぼ達成したと胸を張っていますが、いまだに、出来立てホヤホヤの放射性ヨウ素131が遠くまで降っているのですから、今後も、チョビチョビ放射性物質が漏れ続けていくのでしょう。

さて、福島県のセシウム牛肉ですが、「やはり、なるようになった」というのが感想です。
遅きに失した感は否めませんが、発覚したことは良かったです。

そもそも政府、農水省は「想定外」と言っていますが、こんな馬鹿げたことはありません。
牛の餌となった稲ワラを生産していたのは宮城県の大崎市と登米市、栗原市など4業者
農水省は、福島第一原発の事故が起こってからも登米市の稲ワラ業者に対して「登米市の稲は安全だ」と言っていたのです。
(たった今、その新聞のソースは削除されてしまいましたが確かです)

官邸(おそらく、今でも枝野が中心となって“風評被害”の打ち消しをやっているのでしょう)、農水省は証拠隠滅工作に必死になっています。

話は変わって、4月に起きた例の「殺人ユッケ」食中毒事件ですが、金沢に本社を置く焼肉チェーン店に東京の卸業者から卸された牛肉が福島の畜産農家で肥育されたものであったことが報じられました。

マスコミは、腸管出血性大腸菌0111のことばかり強調して報道し、その牛肉が福島県産であることを隠すような報道をしていました。
食中毒も問題ですが、福島第一原発の水素爆発で大量被曝してしまった牛の肉が広い範囲に流通していることのほうが、どれほど重大なことなのか。
マスコミは、この時点では広告スポンサーである東電が再び息を吹き返すと踏んでいましたから、東電に気を遣って書かなかったのです。
食中毒事件の側面だけをことさら大げさに取り上げ、福島県産の牛肉が汚染されているのではないかという国民の疑念をそらしたのです。

官邸の枝野も、この事件に乗り出してきて事態の収拾を図ったのです。
「おや?」ですね。

4人も亡くなって、官邸まで乗り出した事件にも関わらず、この福島産の放射能汚染牛肉を使った殺人ユッケを焼肉チェーンに卸した大和屋商店は、なんと行政処分を受けなかったのです。

これは驚くべきことです。

板橋区保健所衛生課によると、こういうことらしい

「今回の件で、大和屋商店は営業禁止などの処分を受けているわけではないという。そのため、現時点で店が営業しているかということや、その規模については、保健所では具体的には把握していないそうだ。

そもそも、死亡者まで出た事件で、肉の卸売業者の責任をどのように位置づけているのか。
担当者によると、食中毒事件での行政処分の目的は、被害拡大の防止であるという。
要は処罰的なものではございませんでですね、あくまでも衛生上の措置っていう観点から行政処分を行うんです』という。

食中毒事件に関する行政処分の判断では、原因となった食材を調理して提供した者に責任の所在があると見なすことが通例であるとのこと。

ユッケとしてそのまま使えるくらい細かく切り刻む、調味をするなどして、食べられる状態にまで加工していたとなると、大和屋商店の責任が問われた可能性もあるという。
しかし、そうした実態は確認されなかったため、処分には至らなかった」。


保健所が入ってくると、問題の牛肉の流通ルートの洗い出しが行われ、BSE牛肉事件以降のトレーサビリティによって、生産農家まで特定される。
当然、マスコミ発表せざるを得なくなりますから、それを読んだ国民は福島県の生産農家のある地域を特定できるようになるでしょう。
だから、息せき切って官邸が乗り出してきたと見るほかはありません。

焼肉チェーン店の社長の土下座姿が何度もテレビの映像で流され、溜飲を下げた国民はいつの間にか「一件落着」にしてしまったのです。

この件については、すでに【避難区域の牛の殺処分と、“殺人ユッケ”】に書いています。

だから、セシウム牛が全国に流通してしまったと騒いでいるのですが、いまさら何を言っているなんだろう、という感情しか湧きません。
「とうとう、なるようになった」だけです。
政府が、わざわざ、そうしたのです。

セシウム牛肉は、とっくに市場に出回っている

福島県飯館村を始めとする原発周辺の牛、豚は全頭殺処分の決定が下される前に、大半が北海道など全国の畜産農家に移動させられました。
福島県の牛はすでに北海道に移動
【新ひだか】三石のパシフィック牧場に福島牛16頭到着 飼育困難農家から購入引き受け
福島県の牛は「北海道産」になったのです。

熊本県の農場が計画的避難地域の豚を15頭購入していた
宮崎県、養豚関係で2件の受け入れを実施していた
福島県の豚は、熊本産になり、宮崎産になったのです。

福島県の仮面牛肉と仮面豚肉が出回っていくのです。

政府は、このとき原発周辺の住民の避難に際して何と言っていたか。
「置き去りにされたペットの犬、猫は放射能に汚染されている」。

人間より先に牛・豚の移動を優先し、ペットは放射能に被曝してしまっているので避難所には引き取れない。
政府によると犬、猫は放射能に汚染されるが、牛・豚は大丈夫どころか食べても問題ないらしい。

政府はセシウム牛などで騒ぐ前に、全国に福島県の、原発にすぐそばで飼われていた牛・豚を全国にばらまいてしまっているのです。

それにしても、「殺人ユッケ」の肉が福島産の牛肉であったことを報じているニュース・ソースが、ことごとく削除されているのには少なからず驚きました。
この国で、政府による恐ろしいことが起こっています。




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