
「マグニチュード7.5級が、いつ起きてもおかしくない」と専門家が警告する北海道・泊原発周辺の海底活断層。
経産官僚たちの天下り組織と言われている原子力安全基盤機構で泊原発3号機の検査を行った元エリート原発検査員が、実名で告発。
盛夏でも電力ピークの発生しない北海道で、泊原発の本格的営業運転を焦る高橋はるみ知事の奇奇怪怪。
経産官僚たちの天下り組織と言われている原子力安全基盤機構で泊原発3号機の検査を行った元エリート原発検査員が、実名で告発。
盛夏でも電力ピークの発生しない北海道で、泊原発の本格的営業運転を焦る高橋はるみ知事の奇奇怪怪。
マグニチュード7.5の地震のリスクが高まっているのに、強引に営業運転させたい北海道知事
北海道泊村にある泊原発。
正式名称は「泊発電所」。どういうわけか、「原子力」の文字は入っていません。
「泊3号機 高橋はるみ知事、16日にも容認表明 営業運転に即日移行」。
なんとしてでも、泊原発を本格稼動に持っていく構え。こうなると執念、妄念の世界です。
現在、泊原発の3号機は定期点検運転中です。
有名無実のストレステスト、最初から「本格稼動ありき」の海江田と北海道知事との出来レースと、なんとも胡散臭い連中ですが、ここには経済産業省の「プルサーマルの夢捨てきれず」の焦りが如実に露呈された形になっています。
核燃料サイクルを“絵に描いた餅”にしないためにも、是が非でも、プルサーマル原子炉を稼動させなければならないのです。
核燃料サイクルが幻想だと分れば、孜々営々と築き上げてきた原発利権の牙城が、一朝にして水泡に帰すかも知れないのです。
どうしても「人の命よりお金が大事」の人々にとっては、必死にならざるを得えないのです。
ヒロシマ、ナガサキ、終戦記念日など、なんのその。
全国的に Japanese Sheepleのお陰で、節電がうまくいっている夏場に、3号機を定期点検運転から営業運転に切り替えて既成事実をつくってしまいたい。
全国にある定期点検中の原子炉の運転再開の突破口にしていた佐賀の玄海原発が、自らの不正により自爆した後、次は泊原発3号機に的が絞られたというわけです。
北海道電力は3号機において、プルサーマル計画(プルトニウム・ウラン混合酸化物であるMOX燃料を使う)を進めています。
経済産業省と、経済産業省出身の「高橋はるみ」という北海道の女性知事は、当初の計画どおり2012年度までに3号機でのプルサーマル計画を強行しようとしています。
高橋知事は、道民にとっては、どちらかというと「反原発知事」のイメージが強かったはず。
しかし、3号機の再稼動を巡っての狼狽ぶり、ここにきての豹変ぶりには、道民の有権者自身が驚いたことでしょうし、「裏切られた」という思いを抱いているでしょう。
道民は、とうとう高橋知事のことを「MOX知事」と揶揄するようになりました。
高橋知事は、新党大地の鈴木宗男に、「任期が終わると退職金を持って北海道から去る人」と厳しく批判されたように、北海道の危うい財政状況の中で、一回目の任期満了後に多額の退職金を受け取っており、道民からも非難の対象となっています。
今回の高橋知事の、奇奇怪怪な変節ぶりに、道民が「金」を連想するのも無理からぬことでしょう。
「やらせ事件」で発覚した佐賀県知事の古川康と九電との癒着、同じく福島県知事の佐藤雄平と電力会社のふか~い関係。
原子力を推進する電力会社は、「金の力」によって、こうした首長たちを次々と「たらしこんで」きました。
彼らの思考回路は、みんな同じです。そして、永遠に成長することのない子供のようです。
福島県の前の知事であった佐藤栄佐久氏が必死に福島第一原発の3号機(プルサーマル)を停止したのに、次の佐藤雄平になってから、すぐさま3号機を稼動。
それが、今回の核クライシスを招いたのです。
しかし、佐藤雄平は被害者面して、福島児童に「年間20ミリシーベルトの被爆を強いておきながら」、霞ヶ関と永田町を「補償行脚」です。最近は、とても楽しそうです。
高橋はるみも、今、この世界でもっとも愚か者の一人と同じ轍を踏もうとしています。
さて、ゼニゲバ連中のことは別の記事に譲るとして、どうも泊原発周辺の地殻が蠢動を始めているようです。
6月23日の朝日新聞によると、泊原発のすぐ近くに「未知の海底活断層」が見つかったようです。
そして、青森県下北半島突端部にある大間原発(建設中)近くの海底にも活断層が。
「未知の活断層」 平行線 泊・大間原発
泊原発がある積丹半島西方沖約10キロの日本海。
その海底に「未知の活断層がある」と東洋大の渡辺満久教授が発表したのは2009年10月だ。
「長さ60~70キロで、マグニチュード(M)7.5級の地震が起こりうる」と警鐘を鳴らした。
大間原発では、広島大の中田高名誉教授とともに「下北半島大間崎の北西沖約5キロに未知の活断層がある」との分析結果を公表。
渡辺氏によると、長さは40キロを超え、「M7級以上の地震が起きる可能性がある」という。
そして、同じく8月13日の朝日新聞には、
「黒松内低地断層帯」 北電見解より大規模
北海道電力の泊原発(泊村)近くにあり、渡島半島を縦断する黒松内低地断層帯が「半島の陸域内で途切れる」とする北電の見解と異なり、太平洋の 海底まで達するより規模が大きい活断層群であることが、独立行政法人・産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの調査で分かった。
《黒松内低地断層帯》
「泊原発3号機の検査結果は、真っ赤な改ざんです」と元エリート検査官が告発
週刊現代の6月18日号に以下の記事が掲載されました。
クリックすると拡大 (上の画像はこちらから転載させていただきました)
pdfファイルで読む方は、ここから↓ダウンロードしてください。
「スクープ 原発検査員(灘高→大阪大学)が実名で告発
私が命じられた北海道・泊原発の検査記録改ざん」
「泊原発3号機・検査結果は真っ赤な改ざんです。」と検査官の下請けさんが内部告発。

こちらのサイト様から、ポイントを抜粋。
告発したのは藤原節男(62歳)さん。隣は奥さんの修子さん。
独立行政法人「原子力安全基盤機構」の検査員として、全国の原発の安全検査を行ってきた人です。
藤原氏は名門・灘高校から大阪大学工学部原子力工学科に入学したエリートエンジニア。同窓生や恩師には「原子力村」の大物たちも多い。
三菱原子力工業(後に三菱重工に合併)の社員として、日本原子力研究所への派遣などを経験し、2005 年に原子力安全基盤機構に入社。原発との関わりは大学入学から実に40年以上に及ぶ。
原子力安全基盤機構は、2003年に発足した独立行政法人で、今年4月段階の職員数は426名。
その目的は大きく言って、原発や原子力施設の検査や、設計の安全性 解析など。
原発の検査をする機関としては、経産省の原子力安全・保安院があるが、同機構は保安院の「下請け」的な立場で、全国の原発の検査を行う。
呼称としては、保安院の検査担当者は「検査官」、同機構のそれは「検査員」と区別される。
実際には、保安院の検査官が検査するのはごく一部で、大半は同機構の検査員が検査に当たっている。
そして、同機構を特徴づけるのが、経産(通産)官僚たちの天下り組織として機能していることである。
現理事長の曽我部捷洋(そがべかつひろ)氏は元通産官僚で、原子力安全課長などを務めた後、天下り。
西部ガス常務などを経て同機構発足と同時に理事に就任している。
また、曽我部氏の他、3人いる理事のうち2人が通産官僚OBである。他にも部長クラスにOBたちがいる。
「原子力資料情報室」共同代表の伴英幸氏は、 同機構について次のように語る。
「あそこは技術者が多数いますが、彼らは保安院の役人たちの下働きのように使われている。実際の検査にあたっても、コストを抑え、期日内に検査を終えることばかり要求される。
厳密にやるほどカネと時間がかかるから、どうしても手抜きになりがち。
それでも検査結果の提出先であ る保安院は素人中心だからフリーパス状態。
職務に忠実な検査員ほど、このままではダメだと思うでしょうね」
藤原氏の告発(一部)はこうです。
●当時、北海道電力の泊原発3号機は、建設が終わり、使用前検査の段階に入っていま した。
私は電気工作物検査員として、同原発で3月4日と5日の2日間にわたって『減速材温度係数測定』という検査を行ったのです。
これは原子炉内で何らか の原因で冷却材の温度が上がっても、原子炉出力を抑えることができるかどうかを判定する基本的な検査で、どの原発でも、この検査なしでは運転することは許 されません。
ところが、4日の検査では本来なら『負』にならないといけないこの係数が『正』になってしまった。
このまま運転すれば、臨界事故につながりかねない危険な状態です。
そこで、翌日の検査では、部分的に制御棒を挿入し、ホウ酸の濃度を薄めるなどの対策を取って検査をし直しました。
その結果、係数が『負』になったので、条件付きで合格としたのです。
私は当然、4日の『不合格の検査記録』と5日の『条件付き合格の検査記録』の両方を、上司のグループ長に見せた。
ところが、グループ長は3月4日の検査記録を削除するように指示しました。
これは記録改ざんに他なりません。
納得できなかった私は、グループ長に検査実施要領にもあるとおり、不合格の検査記録も必要だと訴えました。
それでもグループ長は『私は出来の悪い検査記録の不備を指摘しているだけだ。このままでは承認印は押さない』
と、あくまで私に改ざんを要求する。
挙げ句の果てには、私がその要求に従わない場合、『(査定について)評価を絶対に下げてやる』と恫喝したのです。
要するに、原発の安全点検(今回、急に出てきたストレステストも同様)は、原発の推進機関の元締めである経済産業省の外局である原子力安全・保安院の、そのまた下請けの原子力安全基盤機構に丸投げ。
原子力安全基盤機構はプロ技術者集団だか、その検査結果を正確に保安院に挙げても通らないことを知っているので、改竄が日常的に行われている、ということです。
原発を推進する側が、下請けに検査を依頼し、「気に食わないと」通さないのです。
その責を担っている原子力安全・保安院は、原発のことなどまったく分からない素人集団。
心ある技術者が危険性を知らせると、「君の将来に良いことはないぞ」と恫喝する。
これほど腐った連中が、日本の原発を推進してきたのです。
彼らは放射能の恐怖に対して不感症なのです。
もっと正確に言えば、自分と自分の家族以外の命には、あまり関心がないようです。
こうした人間たちは、何のために原子力分野の仕事を選んだのでしょう。
そこにはプライドもなく、理念も無く、倫理さえないのです。
完全にモラルハザードを起こしています。
泊原発の本格営業運転は、2012年度内のプルサーマル本格運転のためのアプローチです。
いずれ、この一帯で地震が起きるでしょう。
そして、福島第一原発事故が再び繰り返されるのです。
そのとき、季節風に乗って、放射能の雲は北海道をオホーツク方面に流れていくのでしょう。
日本の最後の穀倉・北海道がなくなるのです。
なんと馬鹿げた連中でしょうか。
というか、すでに狂っている。
泊原発の近くにある奥尻島の大地震と大津波を、もう忘れたのでしょうか。
泊3号営業運転開始NO!一斉メール大作戦!

上の画像をクリックすると、署名サイトに行きます。
ひな形を多少、自分の言葉に手直しして、メール送信。それで完了。
泊原発3号機営業運転移行を許すな 地元町長などにメール、ファックスを!
この知事の暴挙をツイッターで全国の人に知ってもらいましょう!
泊原発から、わずか70kmの札幌市の市長も、3号機プルサーマルの本格営業運転には猛反対。
まずは、周辺の町長にメール、FAXしましょう。
こちらに、まとめがあります。
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3,180円 特別キャンペーン対象
北海道泊村にある泊原発。
正式名称は「泊発電所」。どういうわけか、「原子力」の文字は入っていません。
「泊3号機 高橋はるみ知事、16日にも容認表明 営業運転に即日移行」。
なんとしてでも、泊原発を本格稼動に持っていく構え。こうなると執念、妄念の世界です。
現在、泊原発の3号機は定期点検運転中です。
有名無実のストレステスト、最初から「本格稼動ありき」の海江田と北海道知事との出来レースと、なんとも胡散臭い連中ですが、ここには経済産業省の「プルサーマルの夢捨てきれず」の焦りが如実に露呈された形になっています。
核燃料サイクルを“絵に描いた餅”にしないためにも、是が非でも、プルサーマル原子炉を稼動させなければならないのです。
核燃料サイクルが幻想だと分れば、孜々営々と築き上げてきた原発利権の牙城が、一朝にして水泡に帰すかも知れないのです。
どうしても「人の命よりお金が大事」の人々にとっては、必死にならざるを得えないのです。
ヒロシマ、ナガサキ、終戦記念日など、なんのその。
全国的に Japanese Sheepleのお陰で、節電がうまくいっている夏場に、3号機を定期点検運転から営業運転に切り替えて既成事実をつくってしまいたい。
全国にある定期点検中の原子炉の運転再開の突破口にしていた佐賀の玄海原発が、自らの不正により自爆した後、次は泊原発3号機に的が絞られたというわけです。
北海道電力は3号機において、プルサーマル計画(プルトニウム・ウラン混合酸化物であるMOX燃料を使う)を進めています。
経済産業省と、経済産業省出身の「高橋はるみ」という北海道の女性知事は、当初の計画どおり2012年度までに3号機でのプルサーマル計画を強行しようとしています。
高橋知事は、道民にとっては、どちらかというと「反原発知事」のイメージが強かったはず。
しかし、3号機の再稼動を巡っての狼狽ぶり、ここにきての豹変ぶりには、道民の有権者自身が驚いたことでしょうし、「裏切られた」という思いを抱いているでしょう。
道民は、とうとう高橋知事のことを「MOX知事」と揶揄するようになりました。
高橋知事は、新党大地の鈴木宗男に、「任期が終わると退職金を持って北海道から去る人」と厳しく批判されたように、北海道の危うい財政状況の中で、一回目の任期満了後に多額の退職金を受け取っており、道民からも非難の対象となっています。
今回の高橋知事の、奇奇怪怪な変節ぶりに、道民が「金」を連想するのも無理からぬことでしょう。
「やらせ事件」で発覚した佐賀県知事の古川康と九電との癒着、同じく福島県知事の佐藤雄平と電力会社のふか~い関係。
原子力を推進する電力会社は、「金の力」によって、こうした首長たちを次々と「たらしこんで」きました。
彼らの思考回路は、みんな同じです。そして、永遠に成長することのない子供のようです。
福島県の前の知事であった佐藤栄佐久氏が必死に福島第一原発の3号機(プルサーマル)を停止したのに、次の佐藤雄平になってから、すぐさま3号機を稼動。
それが、今回の核クライシスを招いたのです。
しかし、佐藤雄平は被害者面して、福島児童に「年間20ミリシーベルトの被爆を強いておきながら」、霞ヶ関と永田町を「補償行脚」です。最近は、とても楽しそうです。
高橋はるみも、今、この世界でもっとも愚か者の一人と同じ轍を踏もうとしています。
さて、ゼニゲバ連中のことは別の記事に譲るとして、どうも泊原発周辺の地殻が蠢動を始めているようです。
6月23日の朝日新聞によると、泊原発のすぐ近くに「未知の海底活断層」が見つかったようです。
そして、青森県下北半島突端部にある大間原発(建設中)近くの海底にも活断層が。
「未知の活断層」 平行線 泊・大間原発
泊原発がある積丹半島西方沖約10キロの日本海。
その海底に「未知の活断層がある」と東洋大の渡辺満久教授が発表したのは2009年10月だ。
「長さ60~70キロで、マグニチュード(M)7.5級の地震が起こりうる」と警鐘を鳴らした。
大間原発では、広島大の中田高名誉教授とともに「下北半島大間崎の北西沖約5キロに未知の活断層がある」との分析結果を公表。
渡辺氏によると、長さは40キロを超え、「M7級以上の地震が起きる可能性がある」という。
そして、同じく8月13日の朝日新聞には、
「黒松内低地断層帯」 北電見解より大規模
北海道電力の泊原発(泊村)近くにあり、渡島半島を縦断する黒松内低地断層帯が「半島の陸域内で途切れる」とする北電の見解と異なり、太平洋の 海底まで達するより規模が大きい活断層群であることが、独立行政法人・産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの調査で分かった。
《黒松内低地断層帯》
複数の活断層が集まりながら日本海側の寿都から黒松内を経て長万部へと続く。
国の地震調査研究推進本部は長さ32キロ以上で、 M7.3以上の地震が起こる可能性を指摘してきた。
北電は泊原発の耐震安全性評価で、この断層帯を含む計18の活断層が泊原発周辺の陸域と海底にある、と した。
泊原発への影響分析はこれからだが、調査した産総研の活断層・地震研究センターの杉山雄一主幹研究員は、
「マグニチュード(M)7.5級の地震がいつ起きてもおかしくない」と指摘する。
北電がまとめた泊原発の耐震安全性評価の妥当性をめぐる議論に影響を与えそうだ。
泊原発近くには、これだけ危険な活断層があるのに、そのリスクを過小評価している北海道電力と原子力安全・保安院。
「泊原発3号機の検査結果は、真っ赤な改ざんです」と元エリート検査官が告発
週刊現代の6月18日号に以下の記事が掲載されました。

クリックすると拡大 (上の画像はこちらから転載させていただきました)
pdfファイルで読む方は、ここから↓ダウンロードしてください。
「スクープ 原発検査員(灘高→大阪大学)が実名で告発
私が命じられた北海道・泊原発の検査記録改ざん」
「泊原発3号機・検査結果は真っ赤な改ざんです。」と検査官の下請けさんが内部告発。

こちらのサイト様から、ポイントを抜粋。
告発したのは藤原節男(62歳)さん。隣は奥さんの修子さん。
独立行政法人「原子力安全基盤機構」の検査員として、全国の原発の安全検査を行ってきた人です。
藤原氏は名門・灘高校から大阪大学工学部原子力工学科に入学したエリートエンジニア。同窓生や恩師には「原子力村」の大物たちも多い。
三菱原子力工業(後に三菱重工に合併)の社員として、日本原子力研究所への派遣などを経験し、2005 年に原子力安全基盤機構に入社。原発との関わりは大学入学から実に40年以上に及ぶ。
原子力安全基盤機構は、2003年に発足した独立行政法人で、今年4月段階の職員数は426名。
その目的は大きく言って、原発や原子力施設の検査や、設計の安全性 解析など。
原発の検査をする機関としては、経産省の原子力安全・保安院があるが、同機構は保安院の「下請け」的な立場で、全国の原発の検査を行う。
呼称としては、保安院の検査担当者は「検査官」、同機構のそれは「検査員」と区別される。
実際には、保安院の検査官が検査するのはごく一部で、大半は同機構の検査員が検査に当たっている。
そして、同機構を特徴づけるのが、経産(通産)官僚たちの天下り組織として機能していることである。
現理事長の曽我部捷洋(そがべかつひろ)氏は元通産官僚で、原子力安全課長などを務めた後、天下り。
西部ガス常務などを経て同機構発足と同時に理事に就任している。
また、曽我部氏の他、3人いる理事のうち2人が通産官僚OBである。他にも部長クラスにOBたちがいる。
「原子力資料情報室」共同代表の伴英幸氏は、 同機構について次のように語る。
「あそこは技術者が多数いますが、彼らは保安院の役人たちの下働きのように使われている。実際の検査にあたっても、コストを抑え、期日内に検査を終えることばかり要求される。
厳密にやるほどカネと時間がかかるから、どうしても手抜きになりがち。
それでも検査結果の提出先であ る保安院は素人中心だからフリーパス状態。
職務に忠実な検査員ほど、このままではダメだと思うでしょうね」
藤原氏の告発(一部)はこうです。
●当時、北海道電力の泊原発3号機は、建設が終わり、使用前検査の段階に入っていま した。
私は電気工作物検査員として、同原発で3月4日と5日の2日間にわたって『減速材温度係数測定』という検査を行ったのです。
これは原子炉内で何らか の原因で冷却材の温度が上がっても、原子炉出力を抑えることができるかどうかを判定する基本的な検査で、どの原発でも、この検査なしでは運転することは許 されません。
ところが、4日の検査では本来なら『負』にならないといけないこの係数が『正』になってしまった。
このまま運転すれば、臨界事故につながりかねない危険な状態です。
そこで、翌日の検査では、部分的に制御棒を挿入し、ホウ酸の濃度を薄めるなどの対策を取って検査をし直しました。
その結果、係数が『負』になったので、条件付きで合格としたのです。
私は当然、4日の『不合格の検査記録』と5日の『条件付き合格の検査記録』の両方を、上司のグループ長に見せた。
ところが、グループ長は3月4日の検査記録を削除するように指示しました。
これは記録改ざんに他なりません。
納得できなかった私は、グループ長に検査実施要領にもあるとおり、不合格の検査記録も必要だと訴えました。
それでもグループ長は『私は出来の悪い検査記録の不備を指摘しているだけだ。このままでは承認印は押さない』
と、あくまで私に改ざんを要求する。
挙げ句の果てには、私がその要求に従わない場合、『(査定について)評価を絶対に下げてやる』と恫喝したのです。
要するに、原発の安全点検(今回、急に出てきたストレステストも同様)は、原発の推進機関の元締めである経済産業省の外局である原子力安全・保安院の、そのまた下請けの原子力安全基盤機構に丸投げ。
原子力安全基盤機構はプロ技術者集団だか、その検査結果を正確に保安院に挙げても通らないことを知っているので、改竄が日常的に行われている、ということです。
原発を推進する側が、下請けに検査を依頼し、「気に食わないと」通さないのです。
その責を担っている原子力安全・保安院は、原発のことなどまったく分からない素人集団。
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これほど腐った連中が、日本の原発を推進してきたのです。
彼らは放射能の恐怖に対して不感症なのです。
もっと正確に言えば、自分と自分の家族以外の命には、あまり関心がないようです。
こうした人間たちは、何のために原子力分野の仕事を選んだのでしょう。
そこにはプライドもなく、理念も無く、倫理さえないのです。
完全にモラルハザードを起こしています。
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いずれ、この一帯で地震が起きるでしょう。
そして、福島第一原発事故が再び繰り返されるのです。
そのとき、季節風に乗って、放射能の雲は北海道をオホーツク方面に流れていくのでしょう。
日本の最後の穀倉・北海道がなくなるのです。
なんと馬鹿げた連中でしょうか。
というか、すでに狂っている。
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まずは、周辺の町長にメール、FAXしましょう。
こちらに、まとめがあります。
阿蘇のメイスイ 20L箱 蛇口付 まとめて2箱
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