最近、スーパーで不思議なことが起きているようです。
産地表示が、あいまいになったり、今までなかったものが売り出されるようになりました。
「東北産」というラベルの貼ってある魚介類のパックや、サイコロステーキがその一例です。
サイコロステーキとは、ご存知のように「合法的な偽装肉」のことです。成型肉。
どんな肉が入っているか、まったく分りません。
以前は、ほとんど冷蔵ショーケースになかったというのです。
ここのところ、突然、増えた…。
「北海道産」は分ります。牡蠣なども、「北海道」で十分、「厚岸産」まで表示がなくても分ります。昆布も「利尻産」までいりません。「北海道」で十分。つまり、いまのところ神経質にならなくても「買えます」。
しかし、「東北産」という表記では、家族の健康を預かる主婦は判断がつきません。これではダメです。売れません。
案の定、海産物にしても、1万5千テラベクレルが海に流出 東電発表の約3倍などと今頃になって言い出しました。
予想していたとおりです。
これが、東電や、政府、マスコミがいう、いわゆる「風評被害」の元凶となって、福島産、茨城産の魚介類が売れなくなってしまう原因になっているのです。
東電の発表を、いまだ精査できずに、ただただ鵜呑みにして垂れ流すだけの経済産業省、原子力安全・保安院、マスコミは、これからも大嘘をついていきますよ。
これらの組織は、完全にダメです。
誰でもわかっていること-
国の決めた暫定基準値などは、まったく根拠ゼロで、地元の一次産業を潰さないための詐欺に過ぎないのですが、これでは、ますます疑心暗鬼になってしまって、地元を苦しめる結果となっているのです。
農林水産省、厚生労働省が、その原因をつくっているのです。
流通している食品の放射性物質の検査については、基本的には各自治体に任せられているわけですが、その検査の方法については開示されていないことが多いようです。
ちゃんとゲルマニウム半導体検出器(1000万円以上する高額の機械)を使って検査しているのか、それとも、簡易検査機のベクレルモニターで計っているか不明です。
もっとも、高価なゲルマニウム半導体検出器とて、セシウムなどのγ線核種しか計測できないのですから、やはり不安は残ります。
「国が決めた暫定基準値以下だから安全です」と、いくら言ったところで、ストロンチウムやプルト二ウムなど、最強にして最悪の放射性物質の検査をまったくやっていないのですから、「安全詐欺」丸出しです。
魚介類、海草に取り込まれているストロンチウムは、ピュアなβ線を出すし、プルト二ウムはα線を出します。
ここまで、核種ごとに検査することは不可能です。
いちいち細かく検査をやっていたら時間がかかりすぎて、市場にその食品が出てくる頃には、今度は大腸菌の検査をしなければならなくなってしまうでしょうから。
よく行政の行う食物や飲料水の放射性物質の検査で、「ND」と表示されている表を見かけます。
データ:福島県の魚 厚生労働省
これは、Not Detected の略で「不検出」の意味ですが、ゼロということではありません。
やはり、放射性物質は含まれているのです。
ですから、魚が大好きの人が上の表を見て、いわき市の「マアナゴ」ならセシウム134も、セシウム137も検出されなかったのだから、毎日、食べようと思ったら間違えます。
たとえ微量とはいえ、体内にセシウムがどんどん蓄積されていって、結局は、ひどく汚染された魚を食べたことと同じになってしまいます。
ND値(検出限界値)をどの値にするかは、計測する側の良心にかかっている
食物中の放射性物質を検出するとき、検出限界値=ND値をどのように決めているかについては、住民の意思によって、福島県の学校給食が変わったに書いています。
ND=不検出=これ以上検出できなかった=ことについては、この記事が、とてもよくまとまっています。
豚、桃、ブルーベリー…市民団体調査でセシウム検出続出 福島県発表「不検出」の嘘
マスコミでは牛肉だけが騒がれているが、論理的に考えて豚や野菜などあらゆるものが汚染されているはずだ。
宮城県産の牛乳から13.5ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたのを確認して以来、被曝地一帯産の食品が気になり調べていると、福島の市民団体「市民放射能測定所」が検査した多くの食品から放射性物質が検出されていることが分かった。
一方で、同日の福島県による測定結果では「ND」(不検出)とされるが、実はNDは不検出ではなく、役人用語で8ベクレル以下をNDとするといったトリックが隠されており、検出された数値は非開示だという。
このような行政情報を信じるのか、「放射能汚染を心配する母親に情報を伝える」目的で発足した市民団体の調査を信じるか。
生活者としてのリテラシーが問われている。
つまり、ゲルマニウム半導体検出器を使うにしても、ベクレルモニターを使うにしても、最初にND値を設定してから計測します。
たとえば、日本の暫定基準値では、野菜は1kg当たり500ベクレルという信じがたい値を許容しています。
実際に計測する場合は、野菜の小片を切り取って検出器にかけます。そのサンプルの重さが10gとします。
この場合、もし計測器のND値を10gに対して2ベクレルというように設定していれば、10g当たり2ベクレル以下の線量では検出できなくなり、ND(不検出)と検出器のモニターには表示されます。
国の基準値は1kg=1000g単位で、サンプルのほうは10gですから、100倍すれば、国の基準値と同等の線量となるわけです。
つまり、2ベクレル×100=200ベクレル以下の線量では、それが50ベクレルであっても、199ベクレルであっても、同じようにND=不検出→汚染されていない と表示されますから、一般の消費者は錯誤してしまうのです。
ところが、程度の差はあれ、しっかり汚染されているのです。
ここは、本当に注意です。
注意なのですが、計測する自治体の側は、このND値を公表しないのです。
ここが最大の問題なのです。
ある自治体Aが、ND値を厳しい数字、たとえば、サンプルごとに1ベクレル(これはありえませんが)に設定したとしましょう。
他の自治体Bが、やはりND値を3ベクレルと設定したとしましょう。
100倍して国が基準としている1kgに換算した場合、自治体Aの計測でND表示されれば、それは1kg当たり100ベクレル以下ということになり、不検出扱いになります。
一方、自治体Bのほうは、3ベクレルにND値を設定していますから、1kg当たり300ベクレル以下は、不検出になります。
299ベクレルも汚染されていても不検出になってしまうのです。(実際には、こんな荒っぽい設定はしないでしょうけれど)
自治体Aと自治体Bと、同じ種類の食材なら、どちらを買うか、ということになれば、もちろん自治体Aのものを買うようになるでしょう。
こうなると、食べ物を計測する自治体側の良心の問題になります。
自然と、行政のダメな自治体、知事や、市長の評判の悪い自治体の産物は、仮にND(不検出)とされても、信頼できない、ということになってしまうのです。
国が決めた暫定基準値は、悪い言い方をすれば、計測する側によっては、逆に悪用されてしまう可能性があるのです。
東京都の水道水の場合は、
健康安全研究センターで測定している蛇口からの水道水、降下物に関する「ND(不検出)」の考え方
現在の測定状況においては、水道水は測定値が概ね0.2Bq/kg未満の場合に「ND(不検出)」と表示します。
また、降下物は、降水の有無等によって影響を受けるため、水道水に比べて測定値や測定誤差の変動が大きくなります。
現在の測定状況においては、測定値が雨の影響が無い場合で概ね3Bq/m2未満、雨の影響がある場合で概ね50Bq/m2未満の場合は「ND(不検出)」と表示します。
健康安全研究センターでは、文部科学省で定めた測定方法に基づき測定を行っています。
測定には測定誤差があります。
測定値がその測定誤差の3倍より小さい値の場合には、結果を数値として示すと正確さを欠く可能性があるため、「ND(不検出)」と表示することになっています(ND:Not Detected)。
東京都の場合は、分りやすく都民に説明しています。
「NDとは、ゼロということではなく、計測器のND値を0.2Bq/kgや0.3Bq/kgに設定することがあるので、それ以下の線量が検出されてもNDとする」と明記してあります。
水道水以外の飲料用の水の場合、特に不安になるのが、メーカーのぺットボトル飲料です。
これは、暫定基準値以内であれば、市場に出回ってしまうので、メーカー次第。
最近は、大手メーカーと言えども、信用できなくなっているので困ります。
また、野菜の場合でも、大根やカブなどの根菜類の場合は迷います。
大根やカブの葉っぱも塩漬けにしたり、炒め物にしたりして食べる人がいます。あるいは、花などもてんぷらにしたりします。
この場合、花は本来は食べ物ではありませんから、食品衛生法の枠に入りません。
つまり、どんなに放射性物質が付いていても、基準となるものがないので、つい食べてしまいます。
大根やカブの場合も、根の部分によりたくさんの放射性物質が付いているのか、あるいは葉っぱなのかはわかりません。
これが、人間の場合なら、こうなります。
6月27日~7月16の間、放射線医学総合研究所(千葉市)で実施された、「浪江町90人、飯館村20人、川俣町山木屋地区12人の計122人を対象としたホールボディーカウンター検査」では、以下のような結果が出ています。
その検査結果はこの報告書で確認することができます。

ここに書かれている「検出限界」とは、ND値のことで、「検出限界以下」だからといって、被曝量がゼロという意味ではない、ということです。
放医研の上の報告を読む限り、セシウム134もセシウム137も検出されなかった人は「幸運だった」というように読み取れますが、フランスのアクロ研究所の分析によると、福島の子供の放射能汚染は100%ということになるのです。
※アクロ研究所の報告書
放医研は、日本の研究機関とは思えません。国際原子力マフィアのIAEAと協力関係にあるのです。
魚介類、特に魚に含まれる放射性物質の検査では、頭の部分と骨の部分は最初から取って、胴体の肉の部分だけ計っています。
これは、「魚の頭と骨は、一般の人は食べないだろう」という決め方を国がしているせいです。
ストロンチウム90という核種は、肉の部分には、ほんの一部だけで、大部分は骨に吸着されますから、国の暫定基準値だけ見て安心して、丸かじるするとストロンチウム90を体内に取り込んでしまうことになります。
また、魚はもちろん、牛なども内臓に、より多くのセシウムを取り込む性質があるので、ハラワタが珍味だとか、ホルモンでスタミナつける、だとかやらないほうがいいと思います。
とにかく、動物の骨と内臓は食べないほうがいいです。
検査の主体である自治体や国は、こうした詳細や食べ方まで考慮していないので注意が必要です。
【重要記事】
尿からセシウムが検出された子供たちのその後
【その他の関連記事】
「食欲の秋」食品の放射能除去って…
↑の記事で言っているように、これからは核種の特性を踏まえた調理法によって、放射性物質を除去することが大切になってきます。
食品の調理・加工による放射性核種の除去率
食政策センタービジョン21
食品業界に広がる放射能測定 新米流通で全数検査の動きも
南麻布のスーパーが正直に告白し好感度UP
わが子からはじまる 食べものと放射能のはなし
(クレヨンハウス・ブックレット) [単行本(ソフトカバー)]
casa sole 安田節子 著 2011/8/5刊
新品 525円 配送無料
その他安田節子の本
産地表示が、あいまいになったり、今までなかったものが売り出されるようになりました。
「東北産」というラベルの貼ってある魚介類のパックや、サイコロステーキがその一例です。
サイコロステーキとは、ご存知のように「合法的な偽装肉」のことです。成型肉。
どんな肉が入っているか、まったく分りません。
以前は、ほとんど冷蔵ショーケースになかったというのです。
ここのところ、突然、増えた…。
「北海道産」は分ります。牡蠣なども、「北海道」で十分、「厚岸産」まで表示がなくても分ります。昆布も「利尻産」までいりません。「北海道」で十分。つまり、いまのところ神経質にならなくても「買えます」。
しかし、「東北産」という表記では、家族の健康を預かる主婦は判断がつきません。これではダメです。売れません。
案の定、海産物にしても、1万5千テラベクレルが海に流出 東電発表の約3倍などと今頃になって言い出しました。
予想していたとおりです。
これが、東電や、政府、マスコミがいう、いわゆる「風評被害」の元凶となって、福島産、茨城産の魚介類が売れなくなってしまう原因になっているのです。
東電の発表を、いまだ精査できずに、ただただ鵜呑みにして垂れ流すだけの経済産業省、原子力安全・保安院、マスコミは、これからも大嘘をついていきますよ。
これらの組織は、完全にダメです。
誰でもわかっていること-
国の決めた暫定基準値などは、まったく根拠ゼロで、地元の一次産業を潰さないための詐欺に過ぎないのですが、これでは、ますます疑心暗鬼になってしまって、地元を苦しめる結果となっているのです。
農林水産省、厚生労働省が、その原因をつくっているのです。
流通している食品の放射性物質の検査については、基本的には各自治体に任せられているわけですが、その検査の方法については開示されていないことが多いようです。
ちゃんとゲルマニウム半導体検出器(1000万円以上する高額の機械)を使って検査しているのか、それとも、簡易検査機のベクレルモニターで計っているか不明です。
もっとも、高価なゲルマニウム半導体検出器とて、セシウムなどのγ線核種しか計測できないのですから、やはり不安は残ります。
「国が決めた暫定基準値以下だから安全です」と、いくら言ったところで、ストロンチウムやプルト二ウムなど、最強にして最悪の放射性物質の検査をまったくやっていないのですから、「安全詐欺」丸出しです。
魚介類、海草に取り込まれているストロンチウムは、ピュアなβ線を出すし、プルト二ウムはα線を出します。
ここまで、核種ごとに検査することは不可能です。
いちいち細かく検査をやっていたら時間がかかりすぎて、市場にその食品が出てくる頃には、今度は大腸菌の検査をしなければならなくなってしまうでしょうから。
よく行政の行う食物や飲料水の放射性物質の検査で、「ND」と表示されている表を見かけます。

データ:福島県の魚 厚生労働省
これは、Not Detected の略で「不検出」の意味ですが、ゼロということではありません。
やはり、放射性物質は含まれているのです。
ですから、魚が大好きの人が上の表を見て、いわき市の「マアナゴ」ならセシウム134も、セシウム137も検出されなかったのだから、毎日、食べようと思ったら間違えます。
たとえ微量とはいえ、体内にセシウムがどんどん蓄積されていって、結局は、ひどく汚染された魚を食べたことと同じになってしまいます。
ND値(検出限界値)をどの値にするかは、計測する側の良心にかかっている
食物中の放射性物質を検出するとき、検出限界値=ND値をどのように決めているかについては、住民の意思によって、福島県の学校給食が変わったに書いています。
ND=不検出=これ以上検出できなかった=ことについては、この記事が、とてもよくまとまっています。
豚、桃、ブルーベリー…市民団体調査でセシウム検出続出 福島県発表「不検出」の嘘
マスコミでは牛肉だけが騒がれているが、論理的に考えて豚や野菜などあらゆるものが汚染されているはずだ。
宮城県産の牛乳から13.5ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたのを確認して以来、被曝地一帯産の食品が気になり調べていると、福島の市民団体「市民放射能測定所」が検査した多くの食品から放射性物質が検出されていることが分かった。
一方で、同日の福島県による測定結果では「ND」(不検出)とされるが、実はNDは不検出ではなく、役人用語で8ベクレル以下をNDとするといったトリックが隠されており、検出された数値は非開示だという。
このような行政情報を信じるのか、「放射能汚染を心配する母親に情報を伝える」目的で発足した市民団体の調査を信じるか。
生活者としてのリテラシーが問われている。
つまり、ゲルマニウム半導体検出器を使うにしても、ベクレルモニターを使うにしても、最初にND値を設定してから計測します。
たとえば、日本の暫定基準値では、野菜は1kg当たり500ベクレルという信じがたい値を許容しています。
実際に計測する場合は、野菜の小片を切り取って検出器にかけます。そのサンプルの重さが10gとします。
この場合、もし計測器のND値を10gに対して2ベクレルというように設定していれば、10g当たり2ベクレル以下の線量では検出できなくなり、ND(不検出)と検出器のモニターには表示されます。
国の基準値は1kg=1000g単位で、サンプルのほうは10gですから、100倍すれば、国の基準値と同等の線量となるわけです。
つまり、2ベクレル×100=200ベクレル以下の線量では、それが50ベクレルであっても、199ベクレルであっても、同じようにND=不検出→汚染されていない と表示されますから、一般の消費者は錯誤してしまうのです。
ところが、程度の差はあれ、しっかり汚染されているのです。
ここは、本当に注意です。
注意なのですが、計測する自治体の側は、このND値を公表しないのです。
ここが最大の問題なのです。
ある自治体Aが、ND値を厳しい数字、たとえば、サンプルごとに1ベクレル(これはありえませんが)に設定したとしましょう。
他の自治体Bが、やはりND値を3ベクレルと設定したとしましょう。
100倍して国が基準としている1kgに換算した場合、自治体Aの計測でND表示されれば、それは1kg当たり100ベクレル以下ということになり、不検出扱いになります。
一方、自治体Bのほうは、3ベクレルにND値を設定していますから、1kg当たり300ベクレル以下は、不検出になります。
299ベクレルも汚染されていても不検出になってしまうのです。(実際には、こんな荒っぽい設定はしないでしょうけれど)
自治体Aと自治体Bと、同じ種類の食材なら、どちらを買うか、ということになれば、もちろん自治体Aのものを買うようになるでしょう。
こうなると、食べ物を計測する自治体側の良心の問題になります。
自然と、行政のダメな自治体、知事や、市長の評判の悪い自治体の産物は、仮にND(不検出)とされても、信頼できない、ということになってしまうのです。
国が決めた暫定基準値は、悪い言い方をすれば、計測する側によっては、逆に悪用されてしまう可能性があるのです。
東京都の水道水の場合は、
健康安全研究センターで測定している蛇口からの水道水、降下物に関する「ND(不検出)」の考え方
現在の測定状況においては、水道水は測定値が概ね0.2Bq/kg未満の場合に「ND(不検出)」と表示します。
また、降下物は、降水の有無等によって影響を受けるため、水道水に比べて測定値や測定誤差の変動が大きくなります。
現在の測定状況においては、測定値が雨の影響が無い場合で概ね3Bq/m2未満、雨の影響がある場合で概ね50Bq/m2未満の場合は「ND(不検出)」と表示します。
健康安全研究センターでは、文部科学省で定めた測定方法に基づき測定を行っています。
測定には測定誤差があります。
測定値がその測定誤差の3倍より小さい値の場合には、結果を数値として示すと正確さを欠く可能性があるため、「ND(不検出)」と表示することになっています(ND:Not Detected)。
東京都の場合は、分りやすく都民に説明しています。
「NDとは、ゼロということではなく、計測器のND値を0.2Bq/kgや0.3Bq/kgに設定することがあるので、それ以下の線量が検出されてもNDとする」と明記してあります。
水道水以外の飲料用の水の場合、特に不安になるのが、メーカーのぺットボトル飲料です。
これは、暫定基準値以内であれば、市場に出回ってしまうので、メーカー次第。
最近は、大手メーカーと言えども、信用できなくなっているので困ります。
また、野菜の場合でも、大根やカブなどの根菜類の場合は迷います。
大根やカブの葉っぱも塩漬けにしたり、炒め物にしたりして食べる人がいます。あるいは、花などもてんぷらにしたりします。
この場合、花は本来は食べ物ではありませんから、食品衛生法の枠に入りません。
つまり、どんなに放射性物質が付いていても、基準となるものがないので、つい食べてしまいます。
大根やカブの場合も、根の部分によりたくさんの放射性物質が付いているのか、あるいは葉っぱなのかはわかりません。
これが、人間の場合なら、こうなります。
6月27日~7月16の間、放射線医学総合研究所(千葉市)で実施された、「浪江町90人、飯館村20人、川俣町山木屋地区12人の計122人を対象としたホールボディーカウンター検査」では、以下のような結果が出ています。
その検査結果はこの報告書で確認することができます。

ここに書かれている「検出限界」とは、ND値のことで、「検出限界以下」だからといって、被曝量がゼロという意味ではない、ということです。
放医研の上の報告を読む限り、セシウム134もセシウム137も検出されなかった人は「幸運だった」というように読み取れますが、フランスのアクロ研究所の分析によると、福島の子供の放射能汚染は100%ということになるのです。
※アクロ研究所の報告書
放医研は、日本の研究機関とは思えません。国際原子力マフィアのIAEAと協力関係にあるのです。
魚介類、特に魚に含まれる放射性物質の検査では、頭の部分と骨の部分は最初から取って、胴体の肉の部分だけ計っています。
これは、「魚の頭と骨は、一般の人は食べないだろう」という決め方を国がしているせいです。
ストロンチウム90という核種は、肉の部分には、ほんの一部だけで、大部分は骨に吸着されますから、国の暫定基準値だけ見て安心して、丸かじるするとストロンチウム90を体内に取り込んでしまうことになります。
また、魚はもちろん、牛なども内臓に、より多くのセシウムを取り込む性質があるので、ハラワタが珍味だとか、ホルモンでスタミナつける、だとかやらないほうがいいと思います。
とにかく、動物の骨と内臓は食べないほうがいいです。
検査の主体である自治体や国は、こうした詳細や食べ方まで考慮していないので注意が必要です。
【重要記事】
尿からセシウムが検出された子供たちのその後
【その他の関連記事】
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↑の記事で言っているように、これからは核種の特性を踏まえた調理法によって、放射性物質を除去することが大切になってきます。
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