
WIRED日本版-「ウォール街占拠(Occupy Wall Street)デモ」のギークたちを見ると、この抗議活動は、かなり長期化しそうです。
初期の頃、ギークたちが入り込んできて若者のムーブメントとして高めていったことはエジプト革命のときと酷似しています。
このときは、ワシントンの大中東アジェンダを進める革命のスポンサーのひとつであったgoogleのスタッフが、エジプトの若者たちに技術指導しました。
今回は、誰が裏側にいるのでしょう。
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ウォール街占拠運動(Occupy Wall Street)の中核にいつの間にか入り込んで、実質、オペレーションしている「謎の20人の人々」。
彼らは、どこからやって来て、何をしようとしているのでしょう。
オトポール!のロゴマークと、the Occupy Wall Streetのロゴマークが酷似していることから、「中東で大活躍した(ワシントンが消したい)政府打倒コンサルタントたち」が入り込んでいるのでは、という推察をしました。
アメリカ政界の裏事情、中東問題に詳しい分析家にして論客、ウェブスター・タプリー博士のサイト「Tarpley net」に10月7日アップされた記事に、その辺りの事情が書かれています。
タプリー博士は、最近、アレックス・ジョーンズ・ショーなどにもたびたび呼ばれているようです。
ウォールストリート占拠:誰がこの運動を乗っ取ろうとしているのか
Occupy Wall Street: Who Wants to Hijack the Movement?
ウェブスター・タプリー 10月7日
「the Occupy Wall Street(ウォール街占拠)デモ」のメディア・スポークスマンは、この参加者の総会は民主的な議論に従っているものであり、全体的には透明性のある開かれた運動である」と主張しています。
しかし、マンハッタン南端部の地に根をおろして経験を積んできた観察者の目撃レポートによると、このメディア・スポークスマンが確信めいて主張したことの背景には、多くの違った現実が見えてくるのです。
軍隊が、ウォールストリートの操り人形であるオバマの大統領選出馬支援に対する抗議運動を操作するために、陰で動いているように見えるのです。
つぶさに観察してきた人たちは、このデモの総会が実は陽動作戦のためにしつらえたものであり、本当の意味での実権は、本名が判明していない20名のミステリアスな人々に次第に大きくなりながら集中している、ということをほのめかしています。
この20人の人々は、陰でデモの総会の糸を引き、あるいは、その周辺をあちこち動き回って、ある種の“隠密の”運営委員会を構築しているように見えるのです。
このミステリアスな隠密行動をしているメンバーの中核の人たちは、平均的なデモ参加者のような若い人たちではありません。
このデモをリードしている秘密めいた先導役たちは、25歳から40歳にわたる人たちによって構成されており、重要なポストは、この中の年齢の高いものによって占められています。
彼らの多くは、現役か、あるいはつい最近、軍を退役した人間であるようです。
舞台裏の隠密運営委員会?
舞台裏のリーダーたちの名前を確認しようとすると、ノラリクラリとかわされてしまいます。
リーダーの身元を明かすよう迫ると、リーダーの一人である女性は、自分は“Mary MIA.”であると言い、もう一人の男性は、“Tony POW.”であると明かしました。
the Occupy Wall Street運動(以下、OWS)のリーダーたちに後ろ暗いところがないのであれば、少なくとも、この“ショー”を実際に動かしている人たちのフルネームを公にする必要があるはずです。
誰も、匿名のリーダーたちと共に、この運動に参加したいと思わないでしょうから。
このデモ運動を観察している人たちは、(陰で操っている)秘密の運営委員会のメンバーらしき人たちのほとんどが、ちょうどデモの総会が開かれる直前、毎日午後の4時から6時の間に忽然と姿を消してしまうことに気がついたのです。
そして、彼らは、総会が開かれる時間になると、再び姿を現すのです。
彼らは密室会議に参加しているのではないかと思われます。
しかし、デモの総会では、この事実は正式に伝わっていません。
奇妙な仲間たち
この写真に写っている二人は、ズコッティ広場に集まっている運動家の中でも、より高いレベルに属する人たちのようです。
上の写真の人物はブレンダン(Brendan)というようです。
新聞記者や他のマスコミ関係者が取材にやってくると、彼がデモ関係者への取材の橋渡しをすることもしばしばです。
ブレンダンは年長者で、デモ抗議者たちの父親的な存在であるようです。
下の写真の人物は、デモ総会の常連で、スピーカーを努めているようです。
彼は、報道関係者たちとの関係を保っています。
あるデモ抗議者の話によれば、彼は米軍とのコネクションを持っている、ということですが、これについては確認が取れていません。
彼が頭に巻いているスカーフかバンダナはファッションを通じた声明なのでしょうか。それとも、何か別な意味があるのか…。
こうした人たちは、いったい何者なんでしょう?
誰が彼らを任命したのでしょう?
彼らは、誰に対して責任を持っているのでしょう?
そして、誰がマイケル・ムーアを招いたのでしょう?
このデモの総会では、大きなことを決するすべての決定を承認することになっています。
実際には、どこか別な場所で大きな決定がなされているにもかかわらず、このデモ集会の現場では、とりとめもない、どうでもいいような審議に支配されているように見えて仕方がないのです。
その格好の例として、明らかに、社会的には信用されていないリベラル左派の一連の人たちにまで広げようと誘導していることが挙げられます。
リベラル左派の人たちの多くが、オバマの大統領の職務に打撃を与え、この国において、いまだ続いているウォールストリートの支配に一撃を加えることに深く関与している人たちです。
マイケル・ムーア、ナオミ・クライン、マイク・マイヤーズ、および反IMF主義者、ジョセフ・スティグリッツら、すべてがデモに現れました。
伝えられるところによれば、ノーム・チョムスキー(テロリズムに関するブッシュの理論の熱心な支持者)の訪問も、準備中とのことです。
こうしたことを目撃していた人たちは、ほとんどのデモ抗議者は百万長者のマイケル・ムーアの出現に満足していないようだと報告しています。
なぜなら、マイケル・ムーアは自分のプロモーションを支持させるために、こうしたデモ抗議活動の場をよく利用してきたからです。
(管理人:
マイケル・ムーアは、毎回、こうしたことが起こると、必ずどこかから現われて、自分の宣伝をしまくっているのだと言っています。今、あらためてマイケル・ムーア監督の映画「華氏911」の意味を考えてみる価値があります)
しかし、これらの異論は、重きを持って受け止められることはなかったのです。
このデモ運動の総会に毎回、定期的に参加している人たちは、こうしたリベラル左派の人たちを招くかどうかについて、なんら意向を聞かれることはなかった、と証言しています。
したがって、リベラル左派の人たちを招く決定したのは秘密運営委員会に他ならない、という推測は的を得ているでしょう。
一般的な考え方としては、このデモ抗議運動をオバマ再選を実現させようと努力している勢力に抗するものしようという、あくまで主題ではなく単なる補助的なことであるというように減殺してしまいたい風が見て取れるのです。
まるで、リベラル左派を招待することによって、オバマ再選運動を一生懸命にやっている人たちに、このデモ抗議活動は大して影響しないから心配する必要はない、と言っているようです。
デモ運動は「合意形成」に呪縛されている
秘密運営委員会のメンバーは、デモ運動の総会においては常に合意に至らなければならない、という大変に厄介で面倒くさい形式主義を押し付けています。
そうやって、どんな反対意見が出ても、合意形成がされないうちは、迅速に行動に移すことができないようにしてしまったのです。
単純な上下多数決では十分ではありません。
この「合意形成」というやり方は、他人を食い物にするような投機家にとっては、大いなる安心感を与えることになっています。
なぜなら、「合意形成」というやり方を取っている限りは、金融資本の力を破壊するような有効で論議を巻き起こすような戦略は出てこないだろうから。
全体的な状況においては、ものごとが急展開するようなことが起こった後、そうした緊急事態では何かを変えるようなことは出てこないものです。結局、何も変えることはできずに、絶対的と言ってもいいほど今までのやり方は「保証」されるのかもしれません。
米国の連邦議会は少数派によって麻痺させられています。
しかし、総会の合意規則(全体が合意しなければ、何も前に進められない、という規則)は、サボタージュを決め込んだ小さな派閥でさえ、議会全体を麻痺させることができることを許してしまうのです。
このデモ運動の背景では、隠密の運営委員会が、一連の既成事実を作るために忙しくしているようです。
総会の審議は1つの大きな議事妨害です。
10月4日、会議の多くでは、これから寒くなるに連れて、寝袋を買うか、それとも編むか縫うかするか、悩ましい議論が取り上げられました。
(管理人:
寒さをしのぐことは大切ですが、寝袋をどうするか「悩ましい議論」になってしまうのであれば、町内会の寄り合いの世間話のようだ)
デモの抗議者に対して頭を悩ましている右派のコメンテーターたちは、この全体的なムーブメントをあざけり笑い、この場面(寝袋で悩んでいる)を取り上げて盛り上がっていたのです。
デモ運動の総会の会議を運営する人たちは、進行役として知られています。
今、秘密運営委員会と、これらの進行役との関係が調査されています。
OWS宣言だが、アメリカ人にとっての要求は、具体的になっていない
デモ活動家のデモンストレーションサイトには、忽然と食べ物の無償提供の申し出があります。それは、不思議なことです。
(管理人:
なぜ食べ物が間断なく供給されるのか不思議です。ボランティア精神に溢れた人たちからの申し出を無造作に受けていたら、東日本大震災の被災地のように、段ボールの置き場がなくなってしまうでしょう。
まして、食べ物なら、たちまちのうちにズコッティー広場は腐敗臭で満たされてしまうでしょう。
これは、デモ活動側の給食係が、食べ物の無償提供者と上手に備蓄倉庫がいっぱいにならないように調整しているからでしょう。だから、その食べ物の無償提供者とは誰か、ということです)
デモ活動家の総会では、食べ物の仕出しをどうするかということも含めて、ランチには(給食係に)何を注文しようか、という質問にかかりきりになっている間に、プログラムの重大な問題は小委員会に任せられてしまうのです。
10月5日のキース・オルバーマンのイブニング・ニュースでは、「ウォール街占拠宣言」が取り上げられました。
これはデモ抗議者のライアン・ホフマン(Ryan Hoffman)と、レックス・ランドン(Lex Rendon)よって書き上げられたものです。
この文書では、現在の経済危機については提議されていません。
もっと正確に言うなら、この文書は、さまざまな苦情を取り上げた詳細なリストであると言えましょう。
そこには多くのまっとうな苦情の中に、偽造された苦情も入っています。
もっとも重要なことは、この文書には、デモ運動者たちが、自分たちはアメリカ人の利益のために戦おうと喜んで誓いを立てるような具体的な要求、基準、プログラム要点が盛り込まれていることです。
そういった意味では、この文書には、モラルや知性といったものが欠けていると言えます。
その文書には、泣き言や苦情が並べ立てられていてます。
しかし、この文書にジョージ・ソロスがお墨付きを与えたゆえに、なおさら各方面に広がったOWS運動の訝しさと格闘しようとはしないのです。
(管理人:
OWS運動は、エジプト革命のときと、まったく同じ轍を踏んでいます。
がちがちのシオニストで知られるジョージ・ソロスが、エジプトの新憲法の草案を書いた人々に資金を提供していたことが暴露されました。
エジプトは本質的には、民主化されたのではなく、アフリカのシオニズムの拠点になったと同時に、終末のときには、道連れにされる運命になったということなのです)
経済的な要求は、絶大で重要です。
そもそも、この運動は勤労者たちを悩ませている、由々しき乱用や経済的な悲劇に対して、一定の解決策を提示する必要があるのです。
経済的なことを要求することによって、多くの支援が集まるように、重要な力をも得ることできるのです。
都心のスラム街から、穀倉地帯から、ご婦人方から、高齢者から、労働から支援を得るために、そうした重大な関係に取り組まなければなりません。
これらのグループは、事態がどれほど悪いのか周囲の人たちに話して聞かせるのに、(経済状況に関する)もっと深い分析を必要としているわけではありません。
人々は、事態がどれほど悪いのか、すでに知っているからです。
彼らは、根本的な改革、あるいは革命を達成する際に、リーダーシップをとる準備ができている社会的なパワーがどんなものか、それぞれのケースに応じて見る必要があるのです。
学生ローンの免除は、ウォールストリートの売上税のたった1%で賄われている
デモ運動の要求に必ず含まれなければならないことは、学生ローンの免除、あるいは未払いの学生ローンの取り消しです。
アメリカ政府によって救済されたゾンビ銀行は、こうしたローンから回収不能となっている1兆ドルを債権放棄できるわけだし、また、そうすべきです。
政府によって保証されたローンは、株式、債券、デリバティブを含むすべての金融取引で上げた利益の中から、ウォールストリートの売上税1%を新しい税収として相殺することができます。
この種のウォールストリートの売上税の評価額は、何千億円から何兆円という額に上ります。
売上は、社会のセーフティーネット、重要な公共事業を維持するために、連邦政府と州の間で分けているかも知れません。
普通の人々は売上税を払っていますが、銀行家たちは何も払っていないのです。
デモの一つの輝点は看護婦組合の存在でした。
看護婦組合は、トービン税や金融取引税を強硬に主唱しています。
ウォールストリートの1%の売上税を充当することによって、学生ローンは免除されるべきで、これを最後にアメリカ政治の内幕が暴露されるかもしれくません。
計画経済は科学です。
それは、多くの分野に精通していることが要求されます。
真面目で知的な人々は、アメリカの人々に対する社会的な責任の一部として計画経済の科学をマスターするために、自分たちの才能を使うべきです。
「マドリードの憤怒」は、ヨーロッパ最大の失敗
信頼できる情報によれば、「合意形成」という決まりは、夏の間の数ヶ月間、デモの準備をする運営委員会によって、半ば強制的に課されたルールだというのです。
スペインとギリシャがやって来たという連中が、デモが行われる予定の場所に着き、運営委員会のメーバーに加わりました。
彼らは、「何かを行う場合には全員一致」が必要という「合意形成」の規則を主唱しだしました。
この「合意形成」の規則は、導入してしまったら、デモ運動の総会の機能を停止してしまうくらいダメージを与える規則なのです。
スペインの首都マドリードには、過酷な緊縮財政、若者の失業問題、銀行家たちのとてつもない力、そして不公平な経済について、なんとか変えたいと関心を持っている若い抗議者たちの運動体があります。
それはマドリードの「インディグナドス(indignados)」と呼ばれています。
彼らは、このインディグナドスによって保持されているデモ運動の総会を指し示たのです。
(管理人:
indignadoはスペイン語、英語のindignantに当たる言葉で、「憤慨する」、「義憤を感じる」の意味)
しかし、チュニジア、カイロ、アテネ、レイキャビク(アイスランドの首都)(での民衆によるデモ運動)と比べても、マドリードのデモ運動体「インディグナドス(indignados)は大きな失敗であると断じるほかないのです。
それは、インディグナドスには、銀行家たちが求めている殺人的ともいえる緊縮財政を執行しようとしているIMFのエージェント、サパテロのような社会主義者を排除する能力もないし、どんな緊縮財政も阻止する力もないからです。
インディグナドスは、スペインの政治において、なんらポジティブなインパクトを持っていませんでした。
なぜ、OWSは、このスペインとギリシャからやって来たという連中の「合意形成」のルールを聞いて、スペインでの失敗を模倣しようとするのか理解に苦しみます。
これが、今週、ウォールストリートの略奪者であるジョージ・ソロスが支持を表明したウォールストリートのデモ抗議の側面なのです。
これは新しい国際的なオトポール!(Otpor!)なのだろうか
ウォールストリート占拠デモの様子を監視している人たちは、2000年にセルビアの実力者ミロセビッチを倒す目的で、米CIAと米国民主主義基金(=NED)がオルグして創らせた「オトポール!(Otpor!)」のことを思い出させられています。
色の革命が起こった後、「オトポール!」のリーダーたちは、自分たちの革命の成功体験を生かすため、もっと実入りが良くてうまみのある革命コンサルタント業に鞍替えしたのです。
彼らは、米国が排除したいと考えている国家のリーダーを打倒する工作員たちを訓練するために、CIAと米国民主主義基金(=NED)によってウクライナ、グルジア、レバノン、エジプトなどに割り当てられたのです。
インディグナドスのベテランたちは、この種の反乱軍撃破活動のフランチャイズを“開店”したことがありますか?
彼らは、まったく経験不足なのです。
“理論家“ 無政府主義者、ピーター・ヘルダールース(Peter Gelderloos)は「合意」フェチ
昨夜(10月6日の夜)、OWSのスポークスマン、マシュー・スウェイはMSNBCのエド・ショーに出演して、デモの方針の決定には、「合意形成が不可決である」という足枷をはめたのは、Consensusの著者であるピーター・ヘルダールース氏であることを発表しました。
マシュー・スウェイは、投票が親指を上に向けたり、下に向けたりして「賛成、反対」の意を表すデモ運動の総会の複雑なプロセスを称讃しています。
この「合意形成」のルールの枠をはめたヘルダールース(この人はアメリカにおいてほとんど知られていない)は、2007年にスペインで逮捕され、その試練の期間は、あるサークルの中で二流の“有名人”に過ぎませんでした。
このことは、インディグナドスのリーダーたちが、なぜ彼の信念構造を吹き込まれたのか説明することになるのかもしれません。
このヘルダールースの「システム」は、本心では決して身を横たえたいと思わない「プロクラステスのベッド」です。
(管理人:
ヘルダールースは「合意形成のルール」という頑固な固定観念に人々を縛り付けておく、というものだから、内心では進んで受け入れたいとは誰も思っていないのです)
最近、テレビに、ケリー・ハーシー、タイラー・コンベリック、ライアン・ホフマン、レックス・レンドン、そしてスウェイらのデモ抗議活動の人間たちがよく出演するようになりましたが、それには一つの共通した特性があります。
多岐にわたるアメリカ国民が緊急に求めている要望やプログラムを系統立てて分りやすく伝える能力が絶対的に欠けていることです。
その代わり、まるでユートピアを夢見る子供のように、うっとりした嘆美的な話をして、テレビに出演している数分間を浪費してしまうのです。
切羽詰っている勤労者にとっては、こうした話に耳を傾けるだけの時間はないのです。
アメリカの勤労者たちは、仕事を見つけること、担保流れを防ぐこと、健康管理をしっかりやること、そして学生ローン地獄から抜け出すことこそ、今すぐにでも必要としていることなのです。
誰が、こんなスポークスマンたちを選定したのでしょう?
これまでのところ、ウォールストリートのデモ抗議者は、これらの難問を抱えているアメリカ人に対して、実質的には何も明るい材料を提示していません。落ちない約束手形以外は。
サム・シーダー(失敗したエア・アメリカ・ネットワークとオバマ後援者の立場に立っていた元キャスター)は、「この運動は、具体的な要求を持ち出すべきではない」と主張しています。
これは、オバマに都合のよい選択です。
この抗議運動が、アメリカの困っている人たちの代表として、いったい何と戦おうとしているのか、アメリカの人々にちゃんと話ができないのであれば、逆にオバマ再選キャンペーンのために集った労働者たちの集会になってしまうのです。
こうしたことが、なすがままにされていることは、あまりにも大きな賭けです。
もし、この抗議運動が失敗すれば、ファシズムが人々が考えている以上に近づいてくるかもしれません。
これは成功させなければなりません。
それを成功させるためには、ただちに明瞭で分りやすいゴールを示す必要があるのです。
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ここから管理人
この曖昧な人たちが推進しているOWS運動は、計画的に自滅・収縮させられる?
タプリー博士の記事の冒頭の記述。
「the Occupy Wall Street(ウォール街占拠)デモ」のメディア・スポークスマンは、この参加者の総会は民主的な議論に従っているものであり、全体的には透明性のある開かれた運動である」と主張しています」。
OWS運動は、20人の謎の人間たちが先導しています。
まず、ほとんど無名の思想家、Peter Gelderloosが考え出した「合意規則」で総会を縛りつけ、全員一致に至らない事案については何も進まないようにしてしまっているのです。
その「全員」とは、この謎の20人であることは言うまでもありません。
このヒエラルキー構造は何かにそっくりです。
エホバの証人、モルモン教、フリーメーソン、イルミナティ(世間で言われている「イルミナティ」というのは現実には存在しないが)…。いずれも最上部には、秘密の連中が君臨しているのです。
このデモ運動を推進する「20人の匿名の不可解な人々」は、テレビ番組に出ていながら、何も訴えないのです。
彼らは、理念を語ることもなく、学生ローン地獄から若者を解放するために、ウォール街の売上税を使うべきである、といったような具体的な要求をつきつけるわけでもなく、単なる愚痴を並べ立てているだけです。
そして、このデモ運動の総会の決まりごとは、「合意形成」の規則。
全員が一致しなければ、この運動が間違いであったと気がついてもリカバリーできないような仕組みになっているのです。
このまま、ひたすら長期戦で、ダラダラ「大人しい抗議」を続けるだけ。
結局、ウォール街は、今までと同じように、略奪的で獰猛な金融マフィアとして活動を続けていくのでしょう。
なぜ、「20人の匿名の不可解な人々」をウォールストリート占拠運動の“統治体”に据えたのか。
ジョージ・ソロスは、こんな体たらくのデモ運動体を「これは素晴らしい」と称讃しているのです。
きっと、ジョージ・ソロスにとっては、ジュリアン・アサンジ同様、「20人の匿名の不可解な人々」も、単なる使えるバカなのでしょう。
テレビに出演して話すことといったら、愚痴ばかり。こうした連中こそ「使える」のです。
経済的な難題を抱えて頭を悩ましている一般のアメリカ人にとって、このデモ運動が「大げさなイベントショー」に過ぎないことが分ったとき、彼らは、何を決意するでしょう?
自暴自棄になる?
一部の人たちは、失望のあまり、そうなるでしょう。
しかし、大部分の人たちは、こうした若者たちに任せてはおけないとばかり、今度は自分たちが立ち上がるかも知れません。
そのときにも、「中途半端に人の良いオバマ」は、彼らの打倒目標として明確に位置づけられているのでしょうか。
このデモ運動の奥の、そのまた奥で操っている人々の本当の狙いは、一般的なアメリカ人たちをアメリカ革命に導くことです。
そして、アメリカをいったん終了させる道を彼ら自身が、それも喜んで選択するように仕向けることであるはずです。
その結果、生まれるのはアメリカ、カナダ、メキシコからなる北米連合。
体制は社会主義になるはずです。
そのアメリカ革命のトリガーとなるのは、誰でしょう。
ここに格好の男が出てきました。
その男の名前は、ミット・ロムニー。
彼は、モルモン教徒であり、モルモン教の強大な支援を受けて大統領選に出馬。
彼が大統領になれば、さらに米国経済は悪化するでしょう。
なぜなら、とてもではないが信用できる人物ではないからです。
ウォールストリート占拠運動を推進している中心的な人物の中には米軍関係者がいるようだと、デモの観察者たちが報告していてます。
かねてから、米軍、CIAの若手にはモルモン教徒やフリーメーソンが多数いると言われています。
フリーメーソンがインターネットを通じてリクルートを始めたと、ウォールストリートジャーナル電子版の10月11日付け記事が報じています。
(日本の関連記事:「秘密結社」フリーメイソンがベール脱ぐ 情報発信しフェイスブックで会員集め
表向きの理由は、「会員数減少のための補充」だそうです。
一見すると、これらの作動はバラバラのようですが、元は一つです。
それは、人口削減の道は避けて通れないと固く信じ込んでいるグローバル・エリートに他ならないはずです。
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ウォール街占拠運動(Occupy Wall Street)の中核にいつの間にか入り込んで、実質、オペレーションしている「謎の20人の人々」。
彼らは、どこからやって来て、何をしようとしているのでしょう。
オトポール!のロゴマークと、the Occupy Wall Streetのロゴマークが酷似していることから、「中東で大活躍した(ワシントンが消したい)政府打倒コンサルタントたち」が入り込んでいるのでは、という推察をしました。
アメリカ政界の裏事情、中東問題に詳しい分析家にして論客、ウェブスター・タプリー博士のサイト「Tarpley net」に10月7日アップされた記事に、その辺りの事情が書かれています。
タプリー博士は、最近、アレックス・ジョーンズ・ショーなどにもたびたび呼ばれているようです。
ウォールストリート占拠:誰がこの運動を乗っ取ろうとしているのか
Occupy Wall Street: Who Wants to Hijack the Movement?
ウェブスター・タプリー 10月7日
「the Occupy Wall Street(ウォール街占拠)デモ」のメディア・スポークスマンは、この参加者の総会は民主的な議論に従っているものであり、全体的には透明性のある開かれた運動である」と主張しています。
しかし、マンハッタン南端部の地に根をおろして経験を積んできた観察者の目撃レポートによると、このメディア・スポークスマンが確信めいて主張したことの背景には、多くの違った現実が見えてくるのです。
軍隊が、ウォールストリートの操り人形であるオバマの大統領選出馬支援に対する抗議運動を操作するために、陰で動いているように見えるのです。
つぶさに観察してきた人たちは、このデモの総会が実は陽動作戦のためにしつらえたものであり、本当の意味での実権は、本名が判明していない20名のミステリアスな人々に次第に大きくなりながら集中している、ということをほのめかしています。
この20人の人々は、陰でデモの総会の糸を引き、あるいは、その周辺をあちこち動き回って、ある種の“隠密の”運営委員会を構築しているように見えるのです。
このミステリアスな隠密行動をしているメンバーの中核の人たちは、平均的なデモ参加者のような若い人たちではありません。
このデモをリードしている秘密めいた先導役たちは、25歳から40歳にわたる人たちによって構成されており、重要なポストは、この中の年齢の高いものによって占められています。
彼らの多くは、現役か、あるいはつい最近、軍を退役した人間であるようです。
舞台裏の隠密運営委員会?
舞台裏のリーダーたちの名前を確認しようとすると、ノラリクラリとかわされてしまいます。
リーダーの身元を明かすよう迫ると、リーダーの一人である女性は、自分は“Mary MIA.”であると言い、もう一人の男性は、“Tony POW.”であると明かしました。
the Occupy Wall Street運動(以下、OWS)のリーダーたちに後ろ暗いところがないのであれば、少なくとも、この“ショー”を実際に動かしている人たちのフルネームを公にする必要があるはずです。
誰も、匿名のリーダーたちと共に、この運動に参加したいと思わないでしょうから。
このデモ運動を観察している人たちは、(陰で操っている)秘密の運営委員会のメンバーらしき人たちのほとんどが、ちょうどデモの総会が開かれる直前、毎日午後の4時から6時の間に忽然と姿を消してしまうことに気がついたのです。
そして、彼らは、総会が開かれる時間になると、再び姿を現すのです。
彼らは密室会議に参加しているのではないかと思われます。
しかし、デモの総会では、この事実は正式に伝わっていません。
奇妙な仲間たち
この写真に写っている二人は、ズコッティ広場に集まっている運動家の中でも、より高いレベルに属する人たちのようです。


上の写真の人物はブレンダン(Brendan)というようです。
新聞記者や他のマスコミ関係者が取材にやってくると、彼がデモ関係者への取材の橋渡しをすることもしばしばです。
ブレンダンは年長者で、デモ抗議者たちの父親的な存在であるようです。
下の写真の人物は、デモ総会の常連で、スピーカーを努めているようです。
彼は、報道関係者たちとの関係を保っています。
あるデモ抗議者の話によれば、彼は米軍とのコネクションを持っている、ということですが、これについては確認が取れていません。
彼が頭に巻いているスカーフかバンダナはファッションを通じた声明なのでしょうか。それとも、何か別な意味があるのか…。
こうした人たちは、いったい何者なんでしょう?
誰が彼らを任命したのでしょう?
彼らは、誰に対して責任を持っているのでしょう?
そして、誰がマイケル・ムーアを招いたのでしょう?
このデモの総会では、大きなことを決するすべての決定を承認することになっています。
実際には、どこか別な場所で大きな決定がなされているにもかかわらず、このデモ集会の現場では、とりとめもない、どうでもいいような審議に支配されているように見えて仕方がないのです。
その格好の例として、明らかに、社会的には信用されていないリベラル左派の一連の人たちにまで広げようと誘導していることが挙げられます。
リベラル左派の人たちの多くが、オバマの大統領の職務に打撃を与え、この国において、いまだ続いているウォールストリートの支配に一撃を加えることに深く関与している人たちです。
マイケル・ムーア、ナオミ・クライン、マイク・マイヤーズ、および反IMF主義者、ジョセフ・スティグリッツら、すべてがデモに現れました。
伝えられるところによれば、ノーム・チョムスキー(テロリズムに関するブッシュの理論の熱心な支持者)の訪問も、準備中とのことです。
こうしたことを目撃していた人たちは、ほとんどのデモ抗議者は百万長者のマイケル・ムーアの出現に満足していないようだと報告しています。
なぜなら、マイケル・ムーアは自分のプロモーションを支持させるために、こうしたデモ抗議活動の場をよく利用してきたからです。
(管理人:
マイケル・ムーアは、毎回、こうしたことが起こると、必ずどこかから現われて、自分の宣伝をしまくっているのだと言っています。今、あらためてマイケル・ムーア監督の映画「華氏911」の意味を考えてみる価値があります)
しかし、これらの異論は、重きを持って受け止められることはなかったのです。
このデモ運動の総会に毎回、定期的に参加している人たちは、こうしたリベラル左派の人たちを招くかどうかについて、なんら意向を聞かれることはなかった、と証言しています。
したがって、リベラル左派の人たちを招く決定したのは秘密運営委員会に他ならない、という推測は的を得ているでしょう。
一般的な考え方としては、このデモ抗議運動をオバマ再選を実現させようと努力している勢力に抗するものしようという、あくまで主題ではなく単なる補助的なことであるというように減殺してしまいたい風が見て取れるのです。
まるで、リベラル左派を招待することによって、オバマ再選運動を一生懸命にやっている人たちに、このデモ抗議活動は大して影響しないから心配する必要はない、と言っているようです。
デモ運動は「合意形成」に呪縛されている
秘密運営委員会のメンバーは、デモ運動の総会においては常に合意に至らなければならない、という大変に厄介で面倒くさい形式主義を押し付けています。
そうやって、どんな反対意見が出ても、合意形成がされないうちは、迅速に行動に移すことができないようにしてしまったのです。
単純な上下多数決では十分ではありません。
この「合意形成」というやり方は、他人を食い物にするような投機家にとっては、大いなる安心感を与えることになっています。
なぜなら、「合意形成」というやり方を取っている限りは、金融資本の力を破壊するような有効で論議を巻き起こすような戦略は出てこないだろうから。
全体的な状況においては、ものごとが急展開するようなことが起こった後、そうした緊急事態では何かを変えるようなことは出てこないものです。結局、何も変えることはできずに、絶対的と言ってもいいほど今までのやり方は「保証」されるのかもしれません。
米国の連邦議会は少数派によって麻痺させられています。
しかし、総会の合意規則(全体が合意しなければ、何も前に進められない、という規則)は、サボタージュを決め込んだ小さな派閥でさえ、議会全体を麻痺させることができることを許してしまうのです。
このデモ運動の背景では、隠密の運営委員会が、一連の既成事実を作るために忙しくしているようです。
総会の審議は1つの大きな議事妨害です。
10月4日、会議の多くでは、これから寒くなるに連れて、寝袋を買うか、それとも編むか縫うかするか、悩ましい議論が取り上げられました。
(管理人:
寒さをしのぐことは大切ですが、寝袋をどうするか「悩ましい議論」になってしまうのであれば、町内会の寄り合いの世間話のようだ)
デモの抗議者に対して頭を悩ましている右派のコメンテーターたちは、この全体的なムーブメントをあざけり笑い、この場面(寝袋で悩んでいる)を取り上げて盛り上がっていたのです。
デモ運動の総会の会議を運営する人たちは、進行役として知られています。
今、秘密運営委員会と、これらの進行役との関係が調査されています。
OWS宣言だが、アメリカ人にとっての要求は、具体的になっていない
デモ活動家のデモンストレーションサイトには、忽然と食べ物の無償提供の申し出があります。それは、不思議なことです。
(管理人:
なぜ食べ物が間断なく供給されるのか不思議です。ボランティア精神に溢れた人たちからの申し出を無造作に受けていたら、東日本大震災の被災地のように、段ボールの置き場がなくなってしまうでしょう。
まして、食べ物なら、たちまちのうちにズコッティー広場は腐敗臭で満たされてしまうでしょう。
これは、デモ活動側の給食係が、食べ物の無償提供者と上手に備蓄倉庫がいっぱいにならないように調整しているからでしょう。だから、その食べ物の無償提供者とは誰か、ということです)
デモ活動家の総会では、食べ物の仕出しをどうするかということも含めて、ランチには(給食係に)何を注文しようか、という質問にかかりきりになっている間に、プログラムの重大な問題は小委員会に任せられてしまうのです。
10月5日のキース・オルバーマンのイブニング・ニュースでは、「ウォール街占拠宣言」が取り上げられました。
これはデモ抗議者のライアン・ホフマン(Ryan Hoffman)と、レックス・ランドン(Lex Rendon)よって書き上げられたものです。
この文書では、現在の経済危機については提議されていません。
もっと正確に言うなら、この文書は、さまざまな苦情を取り上げた詳細なリストであると言えましょう。
そこには多くのまっとうな苦情の中に、偽造された苦情も入っています。
もっとも重要なことは、この文書には、デモ運動者たちが、自分たちはアメリカ人の利益のために戦おうと喜んで誓いを立てるような具体的な要求、基準、プログラム要点が盛り込まれていることです。
そういった意味では、この文書には、モラルや知性といったものが欠けていると言えます。
その文書には、泣き言や苦情が並べ立てられていてます。
しかし、この文書にジョージ・ソロスがお墨付きを与えたゆえに、なおさら各方面に広がったOWS運動の訝しさと格闘しようとはしないのです。
(管理人:
OWS運動は、エジプト革命のときと、まったく同じ轍を踏んでいます。
がちがちのシオニストで知られるジョージ・ソロスが、エジプトの新憲法の草案を書いた人々に資金を提供していたことが暴露されました。
エジプトは本質的には、民主化されたのではなく、アフリカのシオニズムの拠点になったと同時に、終末のときには、道連れにされる運命になったということなのです)
ジョージ・ソロスとエジプトの新しい憲法
Land Destroyer トニー・カータルッシの記事より抜粋
抗議運動のリーダーであるエルバラダイの側に立ったジョージ・ソロスが、エジプトの今までの憲法になかった条項を加えて「新しいエジプト憲法」として草案を練った組織に資金提供していたという事実は、エジプトの国家主権を侮辱し、骨抜きにしてしまう行為なのです。
日本語訳は、こちらの記事。
Land Destroyer トニー・カータルッシの記事より抜粋
抗議運動のリーダーであるエルバラダイの側に立ったジョージ・ソロスが、エジプトの今までの憲法になかった条項を加えて「新しいエジプト憲法」として草案を練った組織に資金提供していたという事実は、エジプトの国家主権を侮辱し、骨抜きにしてしまう行為なのです。
日本語訳は、こちらの記事。
経済的な要求は、絶大で重要です。
そもそも、この運動は勤労者たちを悩ませている、由々しき乱用や経済的な悲劇に対して、一定の解決策を提示する必要があるのです。
経済的なことを要求することによって、多くの支援が集まるように、重要な力をも得ることできるのです。
都心のスラム街から、穀倉地帯から、ご婦人方から、高齢者から、労働から支援を得るために、そうした重大な関係に取り組まなければなりません。
これらのグループは、事態がどれほど悪いのか周囲の人たちに話して聞かせるのに、(経済状況に関する)もっと深い分析を必要としているわけではありません。
人々は、事態がどれほど悪いのか、すでに知っているからです。
彼らは、根本的な改革、あるいは革命を達成する際に、リーダーシップをとる準備ができている社会的なパワーがどんなものか、それぞれのケースに応じて見る必要があるのです。
学生ローンの免除は、ウォールストリートの売上税のたった1%で賄われている
デモ運動の要求に必ず含まれなければならないことは、学生ローンの免除、あるいは未払いの学生ローンの取り消しです。
アメリカ政府によって救済されたゾンビ銀行は、こうしたローンから回収不能となっている1兆ドルを債権放棄できるわけだし、また、そうすべきです。
政府によって保証されたローンは、株式、債券、デリバティブを含むすべての金融取引で上げた利益の中から、ウォールストリートの売上税1%を新しい税収として相殺することができます。
この種のウォールストリートの売上税の評価額は、何千億円から何兆円という額に上ります。
売上は、社会のセーフティーネット、重要な公共事業を維持するために、連邦政府と州の間で分けているかも知れません。
普通の人々は売上税を払っていますが、銀行家たちは何も払っていないのです。
デモの一つの輝点は看護婦組合の存在でした。
看護婦組合は、トービン税や金融取引税を強硬に主唱しています。
ウォールストリートの1%の売上税を充当することによって、学生ローンは免除されるべきで、これを最後にアメリカ政治の内幕が暴露されるかもしれくません。
計画経済は科学です。
それは、多くの分野に精通していることが要求されます。
真面目で知的な人々は、アメリカの人々に対する社会的な責任の一部として計画経済の科学をマスターするために、自分たちの才能を使うべきです。
「マドリードの憤怒」は、ヨーロッパ最大の失敗
信頼できる情報によれば、「合意形成」という決まりは、夏の間の数ヶ月間、デモの準備をする運営委員会によって、半ば強制的に課されたルールだというのです。
スペインとギリシャがやって来たという連中が、デモが行われる予定の場所に着き、運営委員会のメーバーに加わりました。
彼らは、「何かを行う場合には全員一致」が必要という「合意形成」の規則を主唱しだしました。
この「合意形成」の規則は、導入してしまったら、デモ運動の総会の機能を停止してしまうくらいダメージを与える規則なのです。
スペインの首都マドリードには、過酷な緊縮財政、若者の失業問題、銀行家たちのとてつもない力、そして不公平な経済について、なんとか変えたいと関心を持っている若い抗議者たちの運動体があります。
それはマドリードの「インディグナドス(indignados)」と呼ばれています。
彼らは、このインディグナドスによって保持されているデモ運動の総会を指し示たのです。
(管理人:
indignadoはスペイン語、英語のindignantに当たる言葉で、「憤慨する」、「義憤を感じる」の意味)
しかし、チュニジア、カイロ、アテネ、レイキャビク(アイスランドの首都)(での民衆によるデモ運動)と比べても、マドリードのデモ運動体「インディグナドス(indignados)は大きな失敗であると断じるほかないのです。
それは、インディグナドスには、銀行家たちが求めている殺人的ともいえる緊縮財政を執行しようとしているIMFのエージェント、サパテロのような社会主義者を排除する能力もないし、どんな緊縮財政も阻止する力もないからです。
インディグナドスは、スペインの政治において、なんらポジティブなインパクトを持っていませんでした。
なぜ、OWSは、このスペインとギリシャからやって来たという連中の「合意形成」のルールを聞いて、スペインでの失敗を模倣しようとするのか理解に苦しみます。
これが、今週、ウォールストリートの略奪者であるジョージ・ソロスが支持を表明したウォールストリートのデモ抗議の側面なのです。
これは新しい国際的なオトポール!(Otpor!)なのだろうか
ウォールストリート占拠デモの様子を監視している人たちは、2000年にセルビアの実力者ミロセビッチを倒す目的で、米CIAと米国民主主義基金(=NED)がオルグして創らせた「オトポール!(Otpor!)」のことを思い出させられています。
色の革命が起こった後、「オトポール!」のリーダーたちは、自分たちの革命の成功体験を生かすため、もっと実入りが良くてうまみのある革命コンサルタント業に鞍替えしたのです。
彼らは、米国が排除したいと考えている国家のリーダーを打倒する工作員たちを訓練するために、CIAと米国民主主義基金(=NED)によってウクライナ、グルジア、レバノン、エジプトなどに割り当てられたのです。
インディグナドスのベテランたちは、この種の反乱軍撃破活動のフランチャイズを“開店”したことがありますか?
彼らは、まったく経験不足なのです。
“理論家“ 無政府主義者、ピーター・ヘルダールース(Peter Gelderloos)は「合意」フェチ
昨夜(10月6日の夜)、OWSのスポークスマン、マシュー・スウェイはMSNBCのエド・ショーに出演して、デモの方針の決定には、「合意形成が不可決である」という足枷をはめたのは、Consensusの著者であるピーター・ヘルダールース氏であることを発表しました。
マシュー・スウェイは、投票が親指を上に向けたり、下に向けたりして「賛成、反対」の意を表すデモ運動の総会の複雑なプロセスを称讃しています。
この「合意形成」のルールの枠をはめたヘルダールース(この人はアメリカにおいてほとんど知られていない)は、2007年にスペインで逮捕され、その試練の期間は、あるサークルの中で二流の“有名人”に過ぎませんでした。
このことは、インディグナドスのリーダーたちが、なぜ彼の信念構造を吹き込まれたのか説明することになるのかもしれません。
このヘルダールースの「システム」は、本心では決して身を横たえたいと思わない「プロクラステスのベッド」です。
(管理人:
ヘルダールースは「合意形成のルール」という頑固な固定観念に人々を縛り付けておく、というものだから、内心では進んで受け入れたいとは誰も思っていないのです)
最近、テレビに、ケリー・ハーシー、タイラー・コンベリック、ライアン・ホフマン、レックス・レンドン、そしてスウェイらのデモ抗議活動の人間たちがよく出演するようになりましたが、それには一つの共通した特性があります。
多岐にわたるアメリカ国民が緊急に求めている要望やプログラムを系統立てて分りやすく伝える能力が絶対的に欠けていることです。
その代わり、まるでユートピアを夢見る子供のように、うっとりした嘆美的な話をして、テレビに出演している数分間を浪費してしまうのです。
切羽詰っている勤労者にとっては、こうした話に耳を傾けるだけの時間はないのです。
アメリカの勤労者たちは、仕事を見つけること、担保流れを防ぐこと、健康管理をしっかりやること、そして学生ローン地獄から抜け出すことこそ、今すぐにでも必要としていることなのです。
誰が、こんなスポークスマンたちを選定したのでしょう?
これまでのところ、ウォールストリートのデモ抗議者は、これらの難問を抱えているアメリカ人に対して、実質的には何も明るい材料を提示していません。落ちない約束手形以外は。
サム・シーダー(失敗したエア・アメリカ・ネットワークとオバマ後援者の立場に立っていた元キャスター)は、「この運動は、具体的な要求を持ち出すべきではない」と主張しています。
これは、オバマに都合のよい選択です。
この抗議運動が、アメリカの困っている人たちの代表として、いったい何と戦おうとしているのか、アメリカの人々にちゃんと話ができないのであれば、逆にオバマ再選キャンペーンのために集った労働者たちの集会になってしまうのです。
こうしたことが、なすがままにされていることは、あまりにも大きな賭けです。
もし、この抗議運動が失敗すれば、ファシズムが人々が考えている以上に近づいてくるかもしれません。
これは成功させなければなりません。
それを成功させるためには、ただちに明瞭で分りやすいゴールを示す必要があるのです。
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ここから管理人
この曖昧な人たちが推進しているOWS運動は、計画的に自滅・収縮させられる?
タプリー博士の記事の冒頭の記述。
「the Occupy Wall Street(ウォール街占拠)デモ」のメディア・スポークスマンは、この参加者の総会は民主的な議論に従っているものであり、全体的には透明性のある開かれた運動である」と主張しています」。
OWS運動は、20人の謎の人間たちが先導しています。
まず、ほとんど無名の思想家、Peter Gelderloosが考え出した「合意規則」で総会を縛りつけ、全員一致に至らない事案については何も進まないようにしてしまっているのです。
その「全員」とは、この謎の20人であることは言うまでもありません。
このヒエラルキー構造は何かにそっくりです。
エホバの証人、モルモン教、フリーメーソン、イルミナティ(世間で言われている「イルミナティ」というのは現実には存在しないが)…。いずれも最上部には、秘密の連中が君臨しているのです。
このデモ運動を推進する「20人の匿名の不可解な人々」は、テレビ番組に出ていながら、何も訴えないのです。
彼らは、理念を語ることもなく、学生ローン地獄から若者を解放するために、ウォール街の売上税を使うべきである、といったような具体的な要求をつきつけるわけでもなく、単なる愚痴を並べ立てているだけです。
そして、このデモ運動の総会の決まりごとは、「合意形成」の規則。
全員が一致しなければ、この運動が間違いであったと気がついてもリカバリーできないような仕組みになっているのです。
このまま、ひたすら長期戦で、ダラダラ「大人しい抗議」を続けるだけ。
結局、ウォール街は、今までと同じように、略奪的で獰猛な金融マフィアとして活動を続けていくのでしょう。
なぜ、「20人の匿名の不可解な人々」をウォールストリート占拠運動の“統治体”に据えたのか。
ジョージ・ソロスは、こんな体たらくのデモ運動体を「これは素晴らしい」と称讃しているのです。
きっと、ジョージ・ソロスにとっては、ジュリアン・アサンジ同様、「20人の匿名の不可解な人々」も、単なる使えるバカなのでしょう。
テレビに出演して話すことといったら、愚痴ばかり。こうした連中こそ「使える」のです。
経済的な難題を抱えて頭を悩ましている一般のアメリカ人にとって、このデモ運動が「大げさなイベントショー」に過ぎないことが分ったとき、彼らは、何を決意するでしょう?
自暴自棄になる?
一部の人たちは、失望のあまり、そうなるでしょう。
しかし、大部分の人たちは、こうした若者たちに任せてはおけないとばかり、今度は自分たちが立ち上がるかも知れません。
そのときにも、「中途半端に人の良いオバマ」は、彼らの打倒目標として明確に位置づけられているのでしょうか。
このデモ運動の奥の、そのまた奥で操っている人々の本当の狙いは、一般的なアメリカ人たちをアメリカ革命に導くことです。
そして、アメリカをいったん終了させる道を彼ら自身が、それも喜んで選択するように仕向けることであるはずです。
その結果、生まれるのはアメリカ、カナダ、メキシコからなる北米連合。
体制は社会主義になるはずです。
そのアメリカ革命のトリガーとなるのは、誰でしょう。
ここに格好の男が出てきました。
その男の名前は、ミット・ロムニー。
彼は、モルモン教徒であり、モルモン教の強大な支援を受けて大統領選に出馬。
彼が大統領になれば、さらに米国経済は悪化するでしょう。
なぜなら、とてもではないが信用できる人物ではないからです。
ウォールストリート占拠運動を推進している中心的な人物の中には米軍関係者がいるようだと、デモの観察者たちが報告していてます。
かねてから、米軍、CIAの若手にはモルモン教徒やフリーメーソンが多数いると言われています。
フリーメーソンがインターネットを通じてリクルートを始めたと、ウォールストリートジャーナル電子版の10月11日付け記事が報じています。
(日本の関連記事:「秘密結社」フリーメイソンがベール脱ぐ 情報発信しフェイスブックで会員集め
表向きの理由は、「会員数減少のための補充」だそうです。
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